古い営業スタイルから脱却するために、海外営業の商社マンがWebデザインを学ぶ理由とは?

2024.02.08

こんにちは、WebCamp(ウェブキャンプ)です。

今回は、貿易系総合商社に勤務しサウジアラビアに赴任予定の佐藤友希さんにお話を伺いました。

海外営業の商社マンの男性

グローバルに羽ばたく総合商社に勤務

ー どんなお仕事をされていますか?

貿易関係の総合商社にて海外営業として勤務しています。自動車の本体・部品、家電製品、BtoBの工場で使用する機械などの海外市場での拡販を担い、主に日本の製造業、時には韓国や中国のメーカーさんの海外進出や拡販のお手伝いをしています。

主に私が担当している地域はサウジアラビアで、日本や韓国メーカーの医療機器や、インドネシアのツナ缶、日本の建設設備などを扱っています。

今までは日本から出張でサウジアラビアやドバイに行っておりましたが、先日サウジアラビア赴任が決まったので、これから3年から4年ぐらいは駐在員として現地に赴任することになります。

ー 現地では英語ですか?

サウジの人は基本的にアラビア語ですが、ビジネスで使用するのは英語ですね。かなり訛ってはいますが、ネイティブではないため会話がゆっくりなのでなんとかやっています。

ー もともとサウジアラビア勤務を希望していたのですか?

サウジに絞っていた訳ではなかったのですが、もともと海外志向があるので、どこかに行くことが希望としてありました。そんな中でサウジの話が来て、自分にとっては悪くない環境なので、赴任を決意しました。今は正式な就労ビザが下りるのを待っているところです。

ー 広くて、ほとんど砂漠ですよね?

そうですね。一応、ダンマン・リヤド・ジェッダという経済や政治の中心地の3大都市があり、その都市部だったら食べ物や設備での生活面ではあまり困らないですね。日本と比べると劣悪ですが。。

仕事について話す男性

(ちなみに、サウジアラビアは世界一ビザの申請が厳しいらしいです。)

海外の勢いや熱さのある環境に関わっていきたい

ー なぜ今の会社を選んだのですか?

まず大学卒業後は、100年続く古くて規模の大きい東証一部上場の建設業界の会社で、国内営業をやっていました。時には、銀座とか新宿とか赤坂の高級クラブ接待などをしていました。

建設業界って、いまはオリンピックの需要などがあるんですけど、当時は新しい市場を開拓するのではなく、日本の狭い市場でパイを取り合っていたんですね。オセロで陣地を取り合うような。完全に価格競争でした。それだとあまりおもしろくないし、自分の成長にもつながらないと感じており、新しい選択肢を探していました。その当時からWeb業界等も自分の頭の中にあったんですけど、それこそ理系(情報系)の人がやるような専門的な分野だと思ってたんですよ。もうひとつの選択肢として、グローバルで厳しい環境の中で経験を積むことが自分の将来のために良いステップになると考え、そのような環境で働ける今の会社に転職しました。

ー いまの会社入ってどのくらいですか?

ほぼ2年です。ずっと英語は勉強していましたが、まだまだ語学力は足りないと感じています。英語以外でも、同僚の中には中国語やスペイン語などを話せる人がたくさんいますし。今後、日本にも海外からたくさんの労働者の方が来て、そういう人たちは英語も日本語も話せるので、ある意味私たち日本人はグローバル社会の中でその人たちと戦うという時代がきています。日本にいながらにしてもです。海外、特に新興国の地域の方々はめちゃくちゃ努力家で、高い意識をもってやっているのは現地にいくとものすごく感じます。熱量も違いますし、英語も達者で、ビジネスに対する姿勢も積極的で、そういった雰囲気を肌で感じると「ちゃんとやんなきゃな」って日本にいる時より実感しました。ですので、海外の勢いのある環境、海外の熱さの中で刺激を感じながら成長していきたいですね。

会社について説明する男性

古い業界で埋もれないために、従来の営業スタイルから新しいアプローチへ

ー Webデザインを学ぼうと思ったきっかけってなんだったんですか?

商社の営業スタイルって、接待とか休日にゴルフに行ったりするような古い面もあります。それはそれで一つの手段だとは思うのですが、個人的にそれだけに頼るのはどうなのかなという思いがありました。様々なことが激変している世の中で、例えばアマゾンや楽天などのネットを使ったサービスが出てきて、業界としても個人としても、お客様に対するアプローチを変えていかないと、簡単にものを売れないんじゃないかって思うようになってきていました。そのアプローチの方法を変える一つの方法として、Webを学ぼうと思いました。一見、全然関係ないって感じられるかもしれないですが、だからこそ社内でも業界内でも特異な存在になれるのかなと思いました。

また、Webスキルは業界に関わらず必要だという点もありました。

ー 会社内でWebの知識を学ぶ人はあまりいませんか?

いないですね。会社の中でもそうですし、業界としてもあまりいないですね。たぶんWebとかITの会社にいてWebデザインを学ぶ人はいると思うのですけど、この古い業界で興味がある人自体少ないと思います。そういう古い業界で、個人として埋もれない強みを作る何かを求めていました。

デザインについて話をする男性

講師に聴きやすい環境だった

ー なぜ、WebCampを選びましたか?

週一回の講義形式である点と、教室開放がある点ですね。スクールに赴くバランスが良かったんです。僕の場合は社会人で既婚者なので、正直毎日は行けないなって思っていました。講義と教室開放、合わせて週3回。これが僕にとってはすごくバランスが良かったです。

また、講師に聴きやすい環境というのが一番かもしれませんね。対面講義で20人という人数制限があり、さらにグループに分けて進むので、集中して聞ける環境だと感じ決断しました。

WebCampについて話す男性

詰め込まれる環境を望んでいた

ー 実際にWebCampに入ってみてどうでしたか?

詰め込まれました(笑)僕は一ヶ月で詰め込まれることを望んでいたので、結論すごくよかったです。ライザップじゃないですけど、10万円払って一ヶ月勉強して、教室開放も来て、本当に吸収できることは吸収したいなと思っていたので、それが達成できたのはすごくよかったです。ゆったりしていては追いつかないレベルで、本当に自習でやることがいっぱいありました。そういったスパルタな環境だからこそ、受講する本人の意識がしっかりあれば、確実にスキルを得られるカリキュラムだと感じました。

少人数制かつグループ分けがあるので、授業に行くと「みんながちゃんとやっているからやらなきゃ」って思うんですよね。そういう切磋琢磨する環境が、オンラインの授業や個人で自習をするカリキュラムだとないので、すごくよかったですね。

ー どのくらい勉強されましたか?

平日は一日3時間くらい勉強しました。土日も空けるようにして、日曜も6時間1000円の自習室を見つけて、ずっと篭って勉強していました。

ー ご自身のイメージ通りのサイトはつくれましたか?

そうですね。最終的には100%ではないですけど、一応形は整えられたかなと思います。最初の講義の予習の段階で、自身のサイトを作成をすることはわかっていたので、その段階でイメージしていたものを講義を通して具体的に学びながら形にしていきました。

スクールの感想を話している男性

ポートフォリオの解説

ー 佐藤さんにポートフォリオの解説をしていただきました。

自社サイトのサウジアラビア版のHPです。トップの画像はフリー素材のサウジアラビアの画像をPhotoShopで加工して、絵画のようなテイストにしました。

ポートフォリオの解説

このサイトのゴール・目的は、現地で新規のお客さんからコンタクトを得ることです。問い合わせが来るように、コンタクトの部分を目立たせました。

コンタクトの部分

その下には、日本や韓国のメーカーさんで実際に取引をさせていただいている会社さんのロゴを入れています。

ロゴの説明

これにも意図があります。海外の人やサウジの人は信頼性や実績を重要視するので、「何年やってます」とか「どんな会社と取引しています」など、客観的にわかる実績を伝えるために入れました。うちの会社が大企業であったり、しっかりとした企業と取引しているということをデザインとして表しています。

続いて、具体的にサウジ市場で何をやっているのかを記述しています。

BUILDINGEQUIPMENTSFOOD SUPPLY会社の説明 問い合わせページ

漠然とかっこいいものではなく、意図を持ったサイトになるように意識しました。自分の会社の紹介よりも、製品紹介を先にもってきたのは、そういう意図があります。海外の取引先には商社という概念があまりなく、「お前らがいて何ができるの?意味があるの?」というスタンスなんですね。そういった不安をなるべく解消し、うちと組むと何ができてどんなメリットがあるのかを伝えたかったんです。

地球が映るパソコン

本当はパソコンの中の地球を回したかったんですよ(笑)凝り性なので、もっとこだわってやりたい部分はありますね。

スキルを活かした今後の活動

ー 近い将来の目標などはありますか?

将来的には何かしらの形でWebスキルを仕事に生かしていきたいと思っています。最初の目標であった「営業のアプローチを変える」という部分で仕事に活かせるのが一番の目標ですね。サウジの現地の人がコーポレートを見て、お問い合わせがくるようなサイトにしたいです。また、既存のお客様に対しても、サービスの一つとしてWebサイトを構築することや、受発注システム等を作るということができれば、古いスタイルの営業よりも感謝されるんじゃないかと思っています。

ただ、仕事で活用する以前にも、自分がやっているサッカーチームのWebサイトだったり、友達や身近な人のサイトをなどが作れれば良いかなと思っています。

この一ヶ月のおかげで基礎的なことを教えてもらえたので、これからは自己学習でもっと深めていきたいです。それこそ、WebCampに参加する前は本を読んだり、ネットの無料学習サービスで勉強しても全くわからなくて進まなかったんです。コーディングの社会人勉強会などにも参加しようと思っていて、何もわからない状態だと顔を出せないじゃないですか?そういった世界に一歩踏み入れることができたので、とてもよかったです。

目標を話す男性

最後にこれから学習する方へ一言お願いします。

まずは一歩踏み出すことが重要なんじゃないかな、と思います。僕もまったくの初心者で、PhotoShopもコーディングも初めて触りましたけど、まずは一歩踏み出して違う世界・環境に身を置いてみることが良いと思います。

これから学習する方へ一言

ー 佐藤さん、本日はありがとうございました。


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