textareaはフォームの機能のひとつで、複数行の文章を入力できる入力ボックスです。改行するような長い文章の入力にも対応できます。今回はtextareaとはどのような役割をするのか、またどのような使い方があるのかを詳しくお伝えしていきます。
textareaとは?どのような役割をする機能か?
textareaとは、フォーム機能のひとつで複数行の文章を入力、送信できる入力機能です。ブラウザには四角い入力欄として表示され、inputタグのテキストボックスと違い改行もできます。複数行にわたって入力できるので、長い文章をデータで送信するときにも便利です。
textareaはtextareaタグにさまざまな属性を設定して使います。長さや行数、使用不可、読み取り専用など、さまざまな属性を設定可能です。またhtml5になってから大幅に属性が追加され、よりさまざまな用途に使用できるようになりました。

テキストボックス
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textareaの属性をご紹介
1行あたりの文字数を指定する
cols属性はtextareaの入力ボックスの1行あたりに入力できる文字数を設定します。入力できる文字数をcols属性の値に設定することで、1行に入力できる文字の最大値を設定可能です。初期値は20文字となっています。
<textarea col=”50”>
一方表示できる行数を指定する属性はrows属性です。表示したい行数の値をrows属性の値に設定することで、入力ボックスの縦の幅を制御できます。初期値は2行です。
<textarea row=”5”>
入力不可にする(可にする)
disabled属性をtextareaタグの中にそのまま書き込むことで、textareaが使用不可になります。使用可にしたい場合は、disabledを消去します。
<textarea disabled>
読み取り専用にする
readonly属性をtextareaタグの中にそのまま書き込むことで、textareaが読み取り専用になります。文字列を選択することはできますが、消去や書き込みができなくなります。
<textarea readonly>
固有の名称をつける
name属性に値を設定することで、textareaに固有の名称を与えることが可能です。name属性の値は文字列を設定します。データをサーバサイドに送信すると、サーバサイドでは固有の名前も同時に送信されてくるので、このtextareaのデータだと判断できるようになります。
<textarea name=”test01”>
html5から追加された属性はこちら
autocomplete
autocomplete属性に値を設定することで、自動的に入力文字列を補填する機能を使うことが可能になります。属性値がonのときは入力補填が使用可能に、offのときは入力補填が使用不可になります。
<textarea autocomplete=”off”>
autofocus
autofocus属性をtextareaタグの中にそのまま書き込むと、ページが表示されたときに最初からフォーカスが設定されるようになります。
<textarea autofocus>
dirname
dirnameで設定された値にテキストの入力方向が入力されています。右向きの場合はltr左向きの場合はrtlです。日本語は右向きなのでltr、アラビア語は左向きなのでrtlという値が入力されています。
<textarea dirname=”test01”>
form
textareaのデータを送信するときにどのformに関連付けるのかを指定することができます。
<textarea form=”test01”>
maxlength、minlength
textareaに入力可能な最大文字数と最小文字数を設定します。maxlengthの値が最大文字数でminlengthの値が最小文字数です。
<textarea maxlength=”1000” minlength=”100”>
placeholder
placeholderに値を設定することで、入力のヒントを表示させることができます。
<textarea placeholder=”入力ヒントです”>
required
textareaタグにrequired属性が設定されていると、未入力のままデータ送信できなくなります。空白のままsubmitボタンをクリックすると、警告が表示されます。
<textarea required>
wrap
データ送信をするときに入力データの改行を行うかどうかを設定できます。wrapの値にsoftと設定すると改行せずに送信され、hardと設定すると改行されて送信されます。
初期値はsoftなので、改行して送信してほしい場合はhardと設定しておくといいでしょう。
<textarea wrap=”hard”>
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まとめ
いかがでしたか?textareaの役割や使い方についてご理解いただけましたか?
textareaはinput属性のテキストボックスと役割が似ていますが、1行しか入力できないテキストボックスと異なりtextareaは複数行のテキストが入力可能です。
また属性もさまざまなものがあるので、多様な使い方ができます。textareaは長い文章を入力することができるので、多くの文章を入力してもらいたい場合に有効です。