【HTML入門】超基本!マークアップの意味やタグの書き方などを解説

HTMLを勉強していて、
「HTMLはプログラミング言語じゃないって聞いたけど本当?」
「マークアップするって良く聞くけどういう意味?」
と思ったことはありませんか?
マークアップとは何か理解することで、よりHTMLを理解して使うことができるようになりますよ。
今回は、以下の内容がわかる記事になっています。
- プログラミング言語とマークアップ言語の違い
- プログラミングを学ぶ上で必要な用語
- マークアップの方法
実際にマークアップのやり方も解説していきますので、HTMLを本当の意味で正しく使えるようになりたい!
という方は、ぜひ最後まで見てくださいね。
HTMLはプログラミング言語じゃない!?
まず初めに、HTMLはマークアップ言語であるということを理解しておきましょう。
あれ?プログラミング言語じゃないの?
と思った方もいるでしょう。
プログラミング言語は、以下のようにコンピューターに計算処理などを指示する言語のことで、主にJavaScriptやPHPなどの言語のことを意味しています。
// JavaScript
var test = 5 + 3;
console.log(test);
マークアップ言語とは何か?については、他の基礎用語と合わせて、次で詳しく解説します。
HTMLを学ぶ上で覚えておきたい超基礎用語
マークアップとは、人間の言語をコンピューターがわかるようにHTMLを使って翻訳することです。
人間の言葉はコンピューターにとっては理解できないものなので、HTMLのタグによってはじめて意味が付けられるのです。
具体的には、以下のようにHTMLのタグを使ってそれぞれの言語に意味を付けていきます。
<h1>これは大見出しです</h1>
<h2>これは小見出しです</h2>
<p>これはテキストです</p>
タグにはそれぞれ意味があるので、「このタグで囲まれた箇所は○○という意味なんだ」とコンピューターが理解できるようになるのです。
マークアップ以外にも、HTMLを学ぶ上でよく使用する基礎用語をがあります。
以下2つの用語も一緒に覚えておきましょう。
マークダウン
マークアップと似ている言葉で「マークダウン」という用語があります。
似ているのは名前だけでなく用途まで同じで、マークダウンもテキストに意味付けをすることを指します。
マークアップと異なる点は、タグではなく「特殊記号」を用いて意味付けを行っていること。
具体的には、以下のように記述します。
#これは大見出しです
##これは小見出しです
これはテキストです
先ほどのマークアップのサンプルコードと、ブラウザ表示は同じになります。
記述が少なくて済むのでマークダウンを好んで使う人もいますが、主流はマークアップなどで初心者の方はマークアップから覚えましょう。
コーディング
「コーディングする」「マークアップする」
などの言葉が使われていますが、両者の違いを分からずに使用している人も多いでしょう。
コーディングはソースコードを記述すること自体を意味するので、テキストに意味づけを行うことであるマークアップとは意味が違ってきます。
JavaScriptやPHPなどのプログラミング言語を記述することも「コーディング」に当てはまります。
つまり、ソースコードを記述するコーディングの中でにマークアップを行う作業があるということです。
HTMLのマークアップをやってみよう!
では、実際にどのようにHTMLタグを使ってマークアップするのか見ていきましょう!
以下のテキストをマークアップしていきます。
Webサイトのタイトル
Webサイトのディスクリプション(要約)
ヘッダー。Webサイトの名前やメニューバーなどを記載します
大見出し
テキスト
小見出し
リスト1
リスト2
sampl.jpg
https://web-camp.io/magazine/
フッター。Webサイトの名前やサイトマップなどを記載します
最低限覚えておきたい基礎タグを用いて、マークアップする方法を解説していくので、初心者の方は実際にやってみてくださいね。
1.HTMLの枠組みの基本タグ
まずは、HTMLページを作る枠組みを作っていきます。
<html>
<head>
</head>
<body>
<header>
</header>
<footer>
</footer>
</body>
</html>
それぞれのタグには、以下のよな意味があります。
htmlタグ | HTML文書 |
head | 文書に関する情報(ヘッダ情報) |
bodyタグ | 文書の本体 |
headerタグ | イントロダクションやナビゲーショングループ |
footerタグ | Webサイトに関する情報(著作権、関連文書へのリンク、誰が書いたのかなどの情報) |
では、それぞれに先ほどのテキストをマークアップしていきましょう。
2.headタグ内をマークアップ
<html>
<head>
<title>Webサイトのタイトル</title>
<meta name="description" content="Webサイトのディスクリプション(要約)">
</head>
・
・
・
headタグ内には、Webサイトのタイトルや使用している言語の指定など、文書全体の情報を定義する内容を記述します。
ブラウザ上に表示されませんが、SEO対策で重要なタグです。
bodyタグ内をマークアップ
・
・
・
<body>
<header>ヘッダー。Webサイトの名前やメニューバーなどを記載します</header>
<div>
<h1>大見出し</h1>
<p>テキスト</p>
<h2>小見出し</h2>
<ul>
<li>リスト1</li>
<li>リスト2</li>
</ul>
<img src="img/sample.jpg">
<a href="https://web-camp.io/magazine/"></a>
</div>
<footer>フッター。Webサイトの名前やサイトマップなどを記載します</footer>
</body>
</html>
bodyタグ内に記述されたコードはブラウザ上に表示されます。
bodyタグ内で使用される要素の代表的な例と、それぞれの意味は以下の通りです。
divタグ | ひとかたまりの範囲として定義 |
h1~h6タグ | 見出し。数値が小さいほど高いランクの見出し |
pタグ | 一つの段落 |
ulタグ | 順序のないリストを表示する |
liタグ | リストの項目 |
imgタグ | 画像を表示する |
aタグ | ハイパーリンクを指定する |
h1タグの大見出しや、imgタグの画像など用途が決まっている要素以外に、divタグなど特に意味を持たない要素も存在します。
divタグは、いくつかの要素をグループで囲い、CSSでスタイリングしたい場合などに利用されます。
また、headerタグやfooterタグには、上記のような文書ではなく、以下のようなものを記載する意図で使用されます。
【headerタグ】 ・会社のロゴ ・Webサイトの名称 ・ナビゲーションバー ・SNSのリンク
【footerタグ】 ・著作権についての記述(copyright…など) ・関連文書へのリンク ・サイトマップ ・SNSへのリンクなど
マークアップの意味を理解して適切にHTMLのコーディングをしよう!
今回は、マークアップについて詳しく解説しました。
以下は、この記事のまとめです。
- HTMLはプログラミング言語ではなくマークアップ言語
- マークアップすることでコンピューターが理解できる意味が付く
よく耳にする「コーディング」や似ている言葉の「マークダウン」との違いをしっかり理解しておくことが大切です。
正しくマークアップすることは、Webサイトを正確に表示するだけでなく、SEO対策としても重要。
今回ご紹介した以外にも様々なタグが存在しているので、わからない箇所は調べながらマークアップしてみてくださいね。