2022.05.16
成長あり、涙あり。卒業生コミュニティ ハッカソンレポート

2022年3月、WEBCAMP ENGINEER COMMUNITY(以下、コミュニティ)史上初となる「ハッカソン」を開催しました。
ハッカソンとは、限られた時間の中でテーマに沿ったサービス・システムなどを作り、参加者チームで競い合うイベントです。
コミュニティ初となるハッカソンは、3名6チーム計18名のDMM WEBCAMP卒業生が出場者として参加。
「プログラミング学習を楽しくするWebアプリケーション」というテーマのもと、各チームがアイディアや技術を競い合いました。
今回のハッカソンの様子を、出場チームである「ソフトドラゴンズ」の皆さんのインタビューを交えながら
レポートしていきます。
ソフトドラゴンズ:メンバー紹介

さいとうさん
ソフトドラゴンズの愛されリーダー。
DMM WEBCAMPエンジニア転職 専門技術コースを卒業し、
2022年4月から業務系システム開発をメインとした受託企業で、バックエンドエンジニアとして働く。

さかもとさん
ソフトドラゴンズのアイディアマン兼ムードメーカー。
DMM WEBCAMP PRO(現DMM WEBCAMPエンジニア転職 就業両立コース)を卒業し、
2021年1月から福祉関連の会社にてたった一人の社内エンジニアとして働く。

2月。ハッカソン開催と同時に、コミュニティメンバー専用のSlackで出場者募集の案内が出されました。
ソフトドラゴンズの皆さんは、各々が出場者としてエントリーしました。
エントリーの理由や心境について話を聞いてみました。
1つは、開発者としての総合的な力試しをしたかったためです。
私はエンジニア2年目になりますが、今まで自分のレベルを試す機会がなかったんですよね。
なので、良い機会だと思って参加を決めました。
もう1つの理由は、参加賞として貰える「レッドブル12本セット」が欲しかったからです!どちらかというとこちらの方が理由としては大きいですかね(笑)
仕事も忙しく事前勉強や準備がしっかりとできる自信がなかったですし、
何より人見知りなので、面識がない方とチームを組まなければならないことに抵抗がありました。
ただ一方で、「苦手なことから逃げていると成長しないのかな」という思いもあり、少しモヤモヤしていました。
ちょうどその時に、主催の堀越さんから「出場してみないか」と連絡がきたんです。
悩みましたが、「やらない後悔より、やる後悔のほうがいいや」と踏ん切りがつき、思い切ってエントリーしました!
実務経験がないので、「絶対無理だ」と思って、主催の堀越さんからのお誘いも断ったんです。断る理由を作るために、東北旅行を計画したくらいです(笑)
それで、最後の1名がなかなか集まらない状況が2〜3日続いたんですよね。
ちょうどそのとき、コロナで旅行の計画がなくなり
「これはハッカソンに出場せよ、という神様からのお告げだ」と悟り最後の1名として参加を決意しました。
タイミングが後押しになったきっかけではあるのですが、
「実務未経験なのに、ハードルの高いハッカソンに出場する決意ができたら、今後の自信にきっと繋がる」と内心思ったことが覚悟を決めた理由になります。
三者三様の想いでエントリーをした皆さん。
出場者が決定した後、運営によりチーム編成が行われ、ソフトドラゴンズが結成されました。
顔合わせと準備期間。
チーム編成が行われた後、チームメンバー内でキックオフを行いました。
そしてどのようなWebアプリを作り、どのように技術構築をしていくのか各々のチームで話し合いが設けられました。
ー準備期間のエピソードを教えてください。
そのときに、リーダーを決めたのですが、さいとうさんがリーダーに立候補してくださって滑り出し順調でしたよね!
次のMTGで、具体的に何を作るかを決めることになっていて、私は2案提案しました。
1つ目は「簡単でよく見るWebアプリ」
もう1つは「斬新だけど作り終わらるか分からないWebアプリ」
を考案しました。
お二人にどちらがいいか聞いてみると両者一致で「後者のWebアプリを作りたい」と仰ったので、
ーーーおおお、チャレンジすることにしたんですね!
アプリをRuby on Railsで作成する話にまとまった段階で、しばらくRailsに触れていない私はお二人にお世話になる未来が見えていましたが、このチームなら大丈夫だと思いました。
この時点でひそかに入賞できると思っていました。
ーーーこの時点ですごい自信!!作ることになったWebアプリについて教えてください。
何を作ろうか考えていたときに、丁度スマホの画面に「SUPER MA○IO MAKER」というゲームが目に入ったんです。
このゲームは、ユーザーが好きなゲームコースを作り、作ったコースは世界中のユーザーがプレイできるという仕組みになっています。この仕組みと「プログラミング学習」を繋げられれば楽しくなるのではと考え、閃いたのがこの「TOI TOIメーカー」です。
それを利用して、「自分が学んだことを問題にする→解く」ができるWebアプリにしようと思いました。
さらに、先ほどのゲームの仕組みを利用して、作った問題を他のユーザーが解けるようにし、ポイント数でユーザーランキングが出るような仕組みにしました。
ーーー「ゲーム感覚で楽しみながら、学習をする。」ランキングが公開されるとなると、ついつい電車の中でやってしまいそうですよね。作るWebアプリが決まった後は、何をされたんですか?
さかもとさんがフロントエンド、こまつざきさんと私がバックエンドを担当することになりました。
私は当日の実装で戦力になれる自信がなかったので、事前準備の段階でなるべく出来ることは頑張ろうと思っていました。
ーー良いチームワークで進められていたのですね!大変なことはありましたか?
コミュニティが提供するバーチャルオフィス空間「oVice」を利用して、チームでコミュニケーションを取りながら準備を進めていました。
ハッカソンの1週間前からは、DMM WEBCAMPの現役エンジニアメンターに相談が可能に!
良いWebアプリを完成させるため、各チームが積極的にメンターへ質問していました。
いよいよハッカソン当日!!実装期間のスタート
3月19日、午前中に開会式を行い、午前10時からWebアプリの実装をスタートしました。
タイムリミットは翌日の13時、27時間です!
ーー実装中のエピソードを教えてください!大変でしたか?
分からないところが出てくると未熟さを感じましたし、タイムリミットが刻一刻と迫る焦りで、メンタル的にはけっこうしんどかったですね。今思い出しても胸がキュッとなります…(苦笑)
ただ、つらいという気持ちはなく、むしろすごく集中力が上がりどこまでも開発できそうな感じでした。
アドレナリンがどんどん出ている感じがしましたね、レッドブルを飲んでいないのに(笑)。
企画段階から良いアプリになると思っていたので、なんとしても完成させたくて必死でした。
私は当日も熱が出ていたので休ませてもらいながら作業をしていたのですが、意外と頭は冷静でした。
やるべきことをしっかりとやろう、というマインドで粛々と作業していましたね。
ーー様々な心境で実装されていたのですね…!いろいろな想いを抱えながらも、Webアプリが完成したときはどのように感じましたか?
実際に完成したアプリを試してみたんですよ。そしたら、思った以上にサクサク動き、使ってみたときの爽快感が半端なかったです。
良いアプリを作った後の気持ち良さは忘れられないです!
僕も出来上がった瞬間は嬉しかったですね。
ただ、プレゼンの担当が私だったので、TOI TOIメーカーの凄さを伝えなければというプレッシャーも同時に生まれました。
喜ぶのも束の間、手伝ってもらいながらプレゼン原稿の準備を急ぎました。
完成したTOI TOIメーカーがこちら!
自分で問題を作って解くことができるだけでなく、他のユーザーにも問題を公開できます。
さらに、正答数に応じてポイントが付与され、ランキングまで表示される仕様に!
いよいよ発表会!TOI TOIメーカーは狙い通りDMM WEBCAMP賞を獲得できるのか!?
3/20(日)、ついにWebアプリを発表する時間がやってきました。
当日はDMM WEBCAMPの卒業生、現在受講している在校生の皆さん、運営会社の社員やメンターなど150名もの視聴者が集まりました。
ソフトドラゴンズの発表は4番目。
オンラインでの発表の様子。発表者はリーダーのさいとうさん!
多くの視聴者がプレゼンを興味深く聞いていました。
ただ、自信作を多くの人を前に発表するのはすごく楽しかったです。
発表時間が5分間だったのですが、このアプリを作った想いや背景を話しすぎてしまったため、肝心のメイン機能の説明がとても短くなってしまいました。優勝は絶対無理だと思いましたね。。
でも、色々な感情が込み上げているんだろうな、と思って微笑ましくプレゼンを聞いていました。
ーーとても伝わる良いプレゼンでしたよね!!
全チームの発表が終わり、いよいよ結果発表。
運営会社(株)インフラトップの代表取締役CEO 大島と、執行役員(現在は取締役)の永谷、(株)プラムザCTOの小林さんもゲストにお招きし、審査を行いました。
ソフトドラゴンズは、、、
見事DMM WEBCAMP賞を授賞しました!!!!!!
ーーDMM WEBCAMP賞の授賞おめでとうございます!授賞したときの心境をお聞かせください。
最後までチーム名が呼ばれず、「あぁ、最悪だ…」と思っていたところに、DMM WEBCAMP賞でチーム名が呼ばれたので本当に驚きました!びっくりしすぎて咳が止まらなかったです。
なので、まさかのDMM WEBCAMP賞で、思わずうるっとしてしまいましたね。嬉しかったです!
講評で、アプリの拡張性の高さやマネタイズの発展性を評価いただけたので、企画段階での発案と練り上げがうまくいったことが確証され嬉しかったですね。
ちなみに、DMM WEBCAMP賞の賞品として、Echo Show5とSwitchBotを獲得されました!
参加賞のレッドブルも、ぜひ頑張りたい時にお召し上がりください!
ーー最後に、今回のハッカソン出場の感想をお聞かせください。
あとは、企画段階では完成するかどうか不安でしたが、必死にやった結果思い描いていたWebアプリが出来上がったのが本当に嬉しかったです。
お二人がバックエンドをしっかりと組み立ててくださったので、エラーがほとんど出なかったんですよ。そのおかげで私はフロントエンドに集中できたので、本当にありがたかったです。
ただ、ハッカソンを通じてお二人と出会い、一緒に良いものを作ることができたのは大切な思い出になりましたし、最後までしっかりとやり切れたことは自信にもなりました。
逃げずに挑戦してよかったなと思います。
入社前で実務経験のない中、実際に現場で仕事をしているエンジニアの先輩方と一緒に開発できるのはプラスになりますし、100名を超える大人数へのプレゼン機会もなかなかあることではありません。
今入社時研修を受けているところですが、ハッカソンの経験が良い自信になっています。
同時に、ハッカソンの中で自分の力不足を改めて感じ、悔しさと実力不足への焦りが勉強のモチベーションをさらに上げてくれています。
なので、結果としてハッカソンに参加してよかったなと思います!
次回ハッカソンが開催されることになれば、現場にまだ出ていない方こそ挑戦してみる価値があるのではないかと思います。
ーー皆さん、貴重なお話を聞かせていただきありがとうございました!!
WEBCAMP ENGINEER COMMUNITYは、DMM WEBCAMP卒業生が無償で入会できるエンジニアコミュニティです。
今回紹介したハッカソンをはじめ、DMM WEBCAMP卒業生の皆さんが助け合い切磋琢磨しながら、技術力向上・キャリアアップができる機会を提供しています。
コミュニティを通して、一人ひとりの理想のキャリア実現ができるよう、メンバーの皆さんと共に活動を今後も行っていきます。
今後も定期的にコミュニティの情報や卒業生の皆さんの成長の様子を発信していきますので、どうぞご期待ください。
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