Webデザインにおけるヒアリングシートとは?必要な7つの項目や3つの注意点を解説
「ヒアリングシートって必要なの?」
「どんな項目を記載すべきなんだろう」
と、思うことはありませんか?
クライアントのニーズを叶えるために、ヒアリングシートは重要な要素です。
ではどんなヒアリングシートを作成すれば、しっかりと要望聞くことができるのでしょうか?
そこで今回は
- ヒアリングシートの重要性
- ヒアリングシートに記載すべき項目
- ヒアリングシートの作成で注意すべきポイント
について解説していきます。
この記事を読めば、ヒアリングシートの活用方法を知ることができます。
ぜひ最後まで読んでみてください。
Webデザインに必要なヒアリングシートとは
ヒアリングシートとは、Webデザインを制作する際だけではなく営業などにも使用されています。
理由としては、ヒアリングシートを使用することで、クライアントのニーズを実現することができるからです。
ヒアリングシートは、以下のような細かく・的確なヒアリングをおこなうための役割を果たしています。
- クライアントの現状・課題把握できる
- 提案がスムーズにできる
- お互いのイメージを共有できる
なので、クライアントにとっても、制作側にっても必要なものになるのです。
WEBデザイナーを目指すなら必要なプログラミングスキル。
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ヒアリングシートを作成する3つのメリット
ヒアリングシートは、作成する手間がかかるというデメリットはあるかもしれません。
しかし、クライアントに喜ばれる提案ができるならメリットのほうが大きいですよね。
- クライアントの問題・要望を深く理解できる
- 情報漏れを防ぐ
- 問題解決を早める
また、ヒアリングシートは無料ツールで作成できるのでコストもかかりません。
それぞれのメリットをみていきましょう。
1.クライアントの問題・要望を深く理解できる
ヒアリングシートは、クライアントが抱える問題や、要望に答えることができます。
なぜかというと、ヒアリングシートに記載してもらうことで、細かい設計のポイントや悩みを書き出してもらえるからです。
また、クライアントと制作側の意図を合わせておくと、クレームの発生を防ぐこともできます。
ヒアリングシートを活用して、イメージの共有をしておきましょう。
2.情報漏れを防ぐ
ヒアリングシートを作成しておけば、クライアント情報漏れを防ぐことができます。
理由としては、ヒアリングシートには会話の主軸・必要な情報をある程度固めてあるからです。
例えば会話だけのヒアリングをおこなっていると、連想や論理によって様々な話題に逸れていくことがあります。
しかし、ヒアリングしたい内容を固めておけば、会話の軸を戻すことが可能です。
要するに、必要な情報を得ることができなかったなど”抜け”が起こるなどの失態を防ぐことができます。
3.問題解決を早める
ヒアリングシートは、クライアントの問題を早く解決することに繋がります。
なぜなら、会話で質問をするよりもヒアリング効果を高めることができるからです。
クライアントは、悩みを解決したくてもどこに課題があるのかがわかりません。
例えばこちらが、「改善してほしい箇所を教えてください」と質問しても、曖昧な返答を聞くことしかできません。
細かく問題点をヒアリングできれば、クライアントが抱える問題の課題・改善策が明確になりなりますが、この、「細かくヒアリングをする」ことは、会話だけではできないのです。
なので、ヒアリングシートは問題解決を早めます。
【Webデザイン用】ヒアリングシートに追加すべき7つの項目
Webサイトの制作に必要なヒアリングシートの項目は以下です。
- Webコンテツ構築の目的
- 狙うターゲット
- どんな情報をいれたいのか
- デザインの仕様
- Webコンテンツの現状
- システムの仕様
- 予算・納期
Webサイトの制作は、デザインだけではなくリンクページの設定や複雑な構成が必要になります。
細かくヒアリングシートを作成しましょう。
それぞれの項目をみていきましょう。
1.Webコンテツ構築の目的
Webサイトを何のために構築するのか、目的を知る必要があります。
理由としては、クライアントはWebサイトを作ることが目的ではなく、Webサイトを作ることで得られる効果を目的としているからです。
具体的には、以下のような目的があげられます。
- 売上・集客のアップ
- ブランディング効果
Webサイトをつくる目的を明確にすることで、どんなWebコンテンツを作るのかという方向性を決めることができます。
2.狙うターゲット
Webサイトを構築する目的と同じく、「ターゲット」も聞き出しましょう。
売上を伸ばしたい・集客をしたい、の要望に沿ってデザインするだけでは、誰に向けて訴求しているの不明です。
どんな人の興味を引きたいのか、情報を届けたい層によってターゲットを明確にすることでサイト設計の方向性が変わってくるからです。
例えば「女性向け」よりも、「婚活中の未婚女性向け」のほうが、目標とするターゲットには刺さりやすいですよね。
- 年齢層
- 性別
- 地域や言語
- 職業
など、より具体的な方がサイトのイメージはつきやすいです。
つまり、どのようなWebサイトにしたいのかイメージのすり合わせをするためには、ヒアリングをしてターゲットを明確にする必要があるのです。
3.どんな情報をいれたいのか
目的・ターゲットを明確にしたら、どんな情報を入れたいのかヒアリングしましょう。
コンバージョンしたいターゲットに、何を伝えたいのかを知る必要がありますよね。
具体的には、「このユーザー層には自社の商品を買ってほしい」などです。
訴求する情報をしることで制作側は、ターゲットに刺さるためのにデザインを考えることができます。
4.デザインの仕様
企業にとって、Webサイトはブランディングに必要な要素です。
コンテンツの情報がターゲット層にささっていても、デザインによってユーザーから見た企業のイメージが変わるからです。
例えばコカ・コーラのコーポレートカラーは「赤」であり、誰もが親しみやすいイメージです。
しかし、ユーザーがコカ・コーラの公式サイトを閲覧した際に「黄金色の高級感あふれるデザイン」だとしたら、困惑しますよね。
- コーポーレートカラー
- 使用したい画像
- 参考にしたいサイト
など具体的に希望するデザインのイメージを聞き出して、クライアントのイメージを壊さないようにしましょう。
Webデザインに必要な基礎知識3つを解説!ツールやおすすめの本7選も紹介5.Webコンテンツの現状
現在サイトの情報を記載してもらうことで、クライアントが気づいていない課題に気づくことができます。
Webサイト上のデザインなどは、クライアントからも認識できますが、見えない専門的なことはスキルを持った人にしか理解できないからです。
現状サイトの情報とは下記のようなことです。
- ドメインの有無
- サーバー管理
- サイト規模
- アクセス解析
クライアントが気づかない課題を見つけてあげれば、 クライアントからの評価は高くなります。
6.システムの仕様
システム仕様を改善することで、ユーザーの使用感を考慮したWebサイトを制作することができます。
システム仕様とは、具体的に下記のことを言います。
- 対応デバイス
- 対応ブラウザ
- 上位表示させたいキーワード
クライアントの要望だけではなく、仕様するユーザーの目線に立って改善策を考えましょう。
7.予算・納期
予算と納期は必ず記載してもらいましょう。
クライアントの予算・納期を把握しておくことでトラブルやクレームを防止します。
- 予算が足りないので作り直し
- 納期を把握していなかったので、Webサイト公開日に間に合わない
クライアントの予算内で制作できるWebをデザインし、希望納期から逆算して、スケジュールを立ていきましょう。
スキマ時間に効率よくプログラミングを学習したいという方には、プログラミングスクールがおすすめです。
受講料はかかってしまいますが、短期間で効率よくプログラミングスキルを習得することが可能です。
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また、学習を進めていく中で分からないことが出てきたときは、 チャットもしくはビデオ通話でメンター(講師)に好きなだけ質問をすることができます。
オンラインと教室受講のどちらも可能なので、あなたのライフスタイルに合わせて好きなコースを選択してみてください。
Webデザインにおけるヒアリングシートの作り方
ヒアリングシートはコストはかかりませんが、どうしても時間と手間がかかります。
ですから、質の良いヒアリング製作にを制作するために、ツールを仕様しましょう。
最適なツールとしてGoogleフォームをおすすめします。
Googleフォームは、Googleのアカウントがあれば、無料で製作することができるツールです。
普段からGoogleを使っていれば、割と簡単に使いこなすことが出来るでしょう。
ヒアリングシートを作成するときに注意するべき3つのポイント
ヒアリングシートを作成するときに注意するべきポイントは、以下の3つです。
- ヒアリングシートは打ち合わせ前に記入してもらう
- 無駄なヒアリングをしない
- クライアントが理解しやすいように記載する
これらのポイントを注意することで、スムーズにWebサイト制作を進められます。
それぞれみていきましょう。
1.ヒアリングシートは打ち合わせ前に記入してもらう
作成したヒアリングシートは、打ち合わせの間に記入を行ってもらいます。
以下が具体的な理由です。
- 事前にクライアントについて情報整理ができる
- 質の高い打ち合わせになる
- 提案ができる
事前に記入してもらったヒアリングシートをもとに、打ち合わせをおこなうことで、クライアントの要望や悩みを深く聞くことができます。
また、はじめてお会いする方なので緊張してうまく聞き出せなかった、などの改善にも繋がります。
2.無駄なヒアリングをしない
ヒアリングシートでは、無駄な質問をしないように気をつけましょう。
ヒアリングとは両者のギャップを失くすために、必要な作業ですが簡潔にまとめなければなりません。
なぜなら、ヒアリング自体がクライアントの時間を奪っているからです。
クライアントは時間をかけずに、質の良いWebサイト制作するための依頼しています。
あまりにも時間を奪われるのはクライアントにとって「依頼した意味がない」と思わせてしまいます。
3.クライアントが理解しやすいように記載する
ヒアリングシートはクライアントが理解できるように記載するようにしましょう。
あまり難しい専門用語などで質問すると、クライアントの悩みをしっかり聞き出すことができません。
選択肢を用意したりして、クライアントが回答しやすくする工夫も必要です。
まとめ:Webデザイン制作にヒアリングシートは必要不可欠
本記事では、Webデザインにおけるヒアリングシートを解説しました。
- ヒアリングシートはクライアントの悩みを解決できる
- ヒアリングシートは的確な質問をする必要がある
- ツールを使用して、効率良く作成する
うまく活用することができれば、クライアントにとって理想のWebサイトを制作することができます。
制作側にとってもヒアリングシートがあることで、スムーズに作業を進行できるので、必ず取り入れるようにしましょう。