ITリテラシーが低い会社の特徴3つ|自社のITリテラシーを高める方法も解説
「ITリテラシーが低い会社には特徴があるのかな?」
「社内のITリテラシーを高めたい」
と思うことはありませんか?
ITリテラシーが低いと、社内にさまざまなデメリットが発生してしまいます。
では、どうすればITリテラシーを高めることができるのでしょうか?
そこで今回は
- ITリテラシーとは
- ITリテラシーが低い会社の特徴
- 社内でITリテラシーを高める方法
について解説していきます。
この記事を読めば、自社のITリテラシーのレベルを確認することができます。
ぜひ最後まで読んでみてください。
ITリテラシーとはITに関わる知識・能力のこと
ITリテラシーとは、ITに関わる事柄を自ら理解したり操作したりする知識や能力を指す言葉です。
例えば、
- パソコンやスマホを適切に操作する能力
- インターネットやセキュリティに関する正しい知識を保持している
このような状態をITリテラシーが高いと表したりします。
パソコンやスマホはいまや誰でも所有できる時代ですが「適切に扱えている」かと言える人は多くはないかも知れません。
インターネット上での情報漏洩や誹謗中傷、セキュリティソフトの導入が不十分でウイルスに感染してしまうなど、ITは便利さの裏に様々な危険を孕んでいます。
ITリテラシーを高めることは、それらへの対策として有用です。
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ITリテラシーが低い会社の3つの特徴
ITリテラシーが低い会社には、以下の3つのような特徴があります。
- 安全性が低い
- 効率が悪い
- 非整頓である
このような特徴が、自社に当てはまっていないか確認してみてください。
1.安全性が低い
ITリテラシーが低い会社の特徴のひとつは、安全性が低いです。
従業員や企業自体のITへの理解や操作能力が低い場合、個人情報が漏洩してしまったり、ランサムウェアなどのウイルスに感染してしまうことで、企業としての安全性がかなり低くなってしまうからです。
例えば、従業員に対して適切なIT教育をしていないとどうなるでしょうか。
- スパムメールやフィッシング詐欺に引っ掛かってしまう
- 大事な情報媒体を電車やお店に置いてきてしまう
- 個人情報を外部に漏洩させてしまう
これらのことを「悪いことだと知らない」ままやってしまうかもしれません。
従業員のITリテラシーを高めることで、これらの危険を回避できるのです。
2.効率が悪い
ITリテラシーの低い会社の特徴は、効率が悪いです。
書類の大量作成や、膨大な請求書の管理と言った煩雑な業務も、ツールやパッケージソフトを使えば難なくこなすことができる時代になりました。
しかし、それらのツールやソフトを扱う知識や能力が無ければ恩恵を受けることが出来ず、結局煩雑なまま業務をおこなうことになってしまいます。
例えば、表計算ツールを使えば簡単に出来る計算やグラフ作成を、手許の電卓や紙上で行っていては時間の無駄です。
また、従業員の住所変更への対応も専用のパッケージソフトウェアを使えばスムーズにおこなえるのに、わざわざ紙でやり取りすると業務の手間がかかります。
ITリテラシーを高め適切なツールやソフトを使えるようになることで、それらの問題を解決できるのです。
3.非整頓
ITリテラシーの低い会社の特徴として、非整頓であることがあげられます。
具体的には
- 各ファイルをファイルサーバー内のどのフォルダに置くか決められていないために、ファイルがどこに有るかわらなくなる
- パソコンの設定手順が決められていないために、新入社員がパソコンを使えるようになるまで時間がかかる
などがあります。
ファイルの保存場所を明確にすることで、情報がどこに管理されているのか社員にとって一目瞭然となるようにすることができます。
パソコンの設定手順を明確に定義することで、パソコンを使用するまでの時間を短縮することができます。
手順やルールを明確に定義することで、情報管理や教育コストを下げられるのです。
ITリテラシーが低いことで起きるテレワークでの課題
現在、新型コロナウイルスの流行により、テレワークを取り入れる会社が増えました。
しかし、ITリテラシーが低いことによって下記のような問題が起きています。
- ITツールの知識に格差が生まれる
- 情報が流出する可能性がある
テレワークを取り入れる会社は、このような課題が生まれないようにしっかりとITリテラシーを高める必要性があります。
1.ITツールの知識に格差が生まれる
ITリテラシーが低いと、ITツールの知識に格差が生まれます。
最新のツールがどんどん展開されていく昨今ですが、それらのツールを有効に活用することができればより効率的に業務を進められます。
しかし、ITツールに対して使用するための知識が無ければ、便利なツールがリリースされても結局使えないままになってしまいます。
つまり、ITツールへの知識が無いことは、様々な弊害を生むことになります。
身近な事柄で言うと「マイナポイント」がそうです。
マイナポイントを受け取る為にはスマホなどへのアプリインストールが必要になりますが、そもそも「スマホが使えない」「アプリって何?」となると結局マイナポイントを受け取れなくなります。
行政がデジタル化を進める中で、今後ITツールが使えないことで様々な恩恵が受けられない可能性があるのです。
2.情報が流出する可能性がある
ITリテラシーが低いことで生じるデメリットのひとつに、情報が流出する可能性があるがあげられます。
具体的には下記が原因で、情報が流出する恐れがあります。
- SNSに個人情報を投稿してしまう
- 情報媒体を紛失
- ウイルスに感染することでパソコン内の情報が持ち出されてしまう
例えば、SNSに投稿した内容で自他を問わずに個人が特定されてしまうトラブルは年々増加しています。
また、パソコン・スマホやUSBを何処かに置き忘れて紛失してしまったり、スパムメールを開いてしまってウイルスに感染し情報を持ち出されてしまうこともあります。
ITに対する十分な知識や能力が無いとこれらの問題を引き起こす可能性があり、自身や企業への信頼が損なわれる可能性があるのです。
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オンラインと教室受講のどちらも可能なので、あなたのライフスタイルに合わせて好きなコースを選択してみてください。
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ITリテラシーが低い会社の3つの原因
ここではITリテラシーが低い会社の原因を解説します。
- 社員への教育が不十分
- 社内にITの知識がある人がいない
- IT技術を取り入れていない
ITリテラシーが低い会社は、社員の能力がないわけでなく会社側にも原因があるのです。
1.社員への教育が不十分
ITリテラシーが低いのは、社員への教育が不十分なことが原因です。
一番大きな理由は、ITリテラシーが読み書きのように学校で教えられるものではなく、教育をおこわなければ身につけられないからです。
例えば、初めて使う道具が説明書がなく使い方を教える人もいない時は、どんな人でも自己流になってしまい時間がかかったりどこかに問題がある使い方になってしまいます。
ITに関する知識もそれと同様に、自己流でIT技術をあつかってしまうのです。
つまり、社内でITリテラシーを高めるには、一貫した社内教育をおこうなう必要があります。
2.社内にITの知識がある人がいない
企業のITリテラシーが低いひとつの原因として、社内にITの知識がある人がいないことがあります。
なぜなら、ITに関する知識および経験が十分な人がいない場合、社内のデジタル化やIT関連のトラブルへの対応が思うように進まないからです。
IT人材が足りないと、企業のデジタル化促進は難しくなります。
最新のツールを導入したくても、ツールの調査や導入の判断をする人がおらず、結局導入にいたらずそのまま非効率的に業務を進めるしかない場合があります。
また、ITに関するトラブルが発生しても対応できる人がいない場合、望まぬ情報流出やコスト負荷が発生し、企業としての信頼も損なわれてしまうでしょう。
3.IT技術を取り入れていない
ITリテラシーが低い原因としてmIT技術を取り入れていないことがあげられます。
そもそもITに触れる機会を作らなければ、当然ITについて学ぶ機会や実践する機会が作られないので、従来通りアナログな手法で業務を進めることになります。
IT技術の導入の検討や、実際に技術を使用してみなければITに関する知識や経験が深まることはありません。
身近なもので言えばスマートフォンも、最初は誰しも使ったことがなく知識もないですが、使い続けて経験を積んでいくことでその知識を深めることができます。
つまりIT技術についても同様で、最初は何も分からないかもしれないですが、使っていくことでその知識を深められます。
ITリテラシーを会社で高めればDXを推進できる
ITリテラシーを高めることができれば、DXを推進させることができます。
DXとは、IT技術を用いて生活やビジネスに変化をあたえることです。
具体的に、DXの推進には下記のようなメリットがあります。
- 生産性の向上
- 新しいビジネス開発
- 環境の変化に適応できる
DXの推進には、ITに詳しい人材が各部署に必要となり、社内全体で取り組まなければなりません。
つまり、社内にITリテラシーが高い人材が多く在籍しているほどDXが実現されるのです。
DX(デジタルトランスフォーメーション)とは?意味や定義、取り組むべき理由を解説ITリテラシーを会社で高める4つの方法
ITリテラシーを社内で高めていく4つの方法を解説します。
- 社内でITリテラシーのテストを実施
- IT教育をおこなう
- 共通のマニュアルを作成する
- 資格を習得をサポートする
これらを取り入れて、ITリテラシーが低いことで起きてしう危険を回避しましょう。
1.社内でITリテラシーのテストを実施
ITリテラシーを高める方法の一つとして、社内で従業員に対してITリテラシーのテストをする方法があります。
テスト内容としては、統計士や情報技術者試験(ITパスポートや基本情報技術者)を受験料補助で受験してもらうことなどです。
まずは、社員のITリテラシーのレベル感を把握したうえで、どのような対策をしていくかの方針を立てる必要があります。
2.IT教育をおこなう
ITリテラシーを高める方法の一つとして、社内で共通のIT教育をおこなうことが挙げられます。
なぜなら社内で統一した教育をおこなうことで、従業員の知識の差を埋めることができるからです。
例えば新しいIT技術を導入したときは、そのツールに詳しい人が作業をおこなうのでなく、従業員全体にツールの扱い方を教育することです。
そうすることによって、従業員みんなが最新のIT技術をあつかうことが可能になるので、効率や生産性が高まります。
3.共通のマニュアルを作成する
社内を通じて従業員が持っている知識やノウハウを共有する共通マニュアルを作成する必要があります。
なぜなら、共通マニュアルを作成して、実際に自分で操作及び応用したりする機会が増えればITに慣れることができるからです。
ITに慣れていくことにより自身の力で解決できるようになれば、自分への自信につながりなおかつヘルプデスクの負担も軽減できます。
ただしITリテラシーは常に変化しているのでそれに合わせて、マニュアルもアップデートをおこないましょう。
4.資格習得をサポートする
ITリテラシーを高める方法のひとつとして、IT関係の資格習得のサポートをすることです。
なぜなら、資格サポートすることによって社員のモチベーションもを高めながら、ITリテラシーを身につけることができるからです。
具体的には、資格取得における従業員へのインセンティブを制度として準備します。
- 受験料の補助
- 取得したときには一時金の支給
- 資格取得を昇進条件の一部にする
つまり、ITリテラシーを高めたいときは資格習得が最適な方法です。
まとめ:ITリテラシーを会社で高めるにはサポートが必須
本記事では、ITリテラシーが低い会社について解説しました。
- ITリテラシーとは、ITに関する知識や能力のこと
- ITリテラシーが低いと、会社にさまざまなデメリットが発生する
- ITリテラシーは高めることが可能
ITリテラシーが低い会社の特徴が自社に当てはまったという方は、すぐに改善をおこないましょう。
従業員に任せっきりではなく、会社側がしっかりサポートをおこなうことで社内のITリテラシーを高めることができます。