クラウドソーシング協会とは|4つの活動内容と加入している大手サイト7選を紹介
「クラウドソーシング協会ってなんだろう」
「クラウドソーシング協会では、どんな活動を取り組んでいるのかな」
と思うことはありませんか?
クラウドソーシングを活用していても、クラウドソーシング協会については知らないことが多いですよね。
では、クラウドソーシング協会とは一体なんなのでしょうか?
そこで今回は、
- クラウドソーシング協会の概要
- クラウドソーシング協会の活動内容
- 協会に加入している、クラウドソーシングサイト
について詳しく解説していきます。
この記事を読めば、クラウドソーシング協会が目指していることが理解できます。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
クラウドソーシングとは
クラウドソーシングとは、インターネットを使って、不特定多数の個人に仕事を発注するシステムのことです。
人材不足やコスト削減を考える企業や人材が、多様なサイトを経由して業務を依頼し、個人が受注することで仕事が成り立ちます。
クラウドソーシングで取引される案件として、
- デザイン
- テスター
- ライティング
- 翻訳
- アイディア
- 裁縫
- 建築
- 音楽
など、幅広いサービスがあり、仕事を承る人は自分のスキルや得意分野を活かして、好きな時間に好きな場所で働くことが可能です。
つまり、依頼側、受注側の双方のメリットが成り立つ、新しい業務形態を指します。
自由な働き方ができるフリーランス。
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クラウドソーシング協会の概要
名称は「一般社団法人クラウドソーシング協会」と言います。
クラウドソーシングで働く人達がより快適に仕事に取り組めるように、クラウドソーシング業界の活性化・健全な発展の貢献を目的とした、2014年5月に設立した協会です。
代表する理事として、
- 株式会社クラウドワークス
- 株式会社パソナテック
- 株式会社ライフネス
- ランサーズ株式会社
- Crevo株式会社
- 株式会社リアルワールド
- ワークシフト・ソリューションズ株式会社
など、クラウドソーシングをおこなう企業の代表取締役が、体制を整えています。
2021年1月をもって解散し、一部機能を「一般社団法人シェアリングエコノミー協会」と統合していますが、ワークスタイルが変化している現代だからこそ、非常に大切な存在です。
クラウドソーシングの市場規模について解説|クラウドソーシングの活用事例4選も紹介クラウドソーシング協会の活動内容
クラウドソーシング協会の主な活動は、定期的な交流会や、セミナーの開催です。
ほかにも、クラウドソーシングに関する勉強会、課題解決のための提言などおこなわれています。
ここでは、その中でも取り組まれている協会の業務内容を解説していきます。
- 発注体験プログラム
- トラブルへの対応
- クラウドソーシング・プロデューサー
- 健全化に向けた働き方改革
順番に見ていきましょう。
1.発注体験プログラム
クラウドソーシング協会でおこなわれている「発注体験プログラム」とは、
- 特定テーマの案件を参加企業から出してもらう
- 全国のワーカーに向けて実際に発注をおこなう
といった、クラウドソーシングを使うか悩んでいる会社に寄り添うシステムのことです。
発注にかかる費用は協会が負担するため、企業としてはクラウドソーシングサービスを無料で体験可能です。
発注体験プログラムを実施することで、まだ利用したことがない企業が、クラウドソーシングを円滑に体感できるメリットが生まれます。
このような体験を通して、企業や人材がサービスを利用する機会を作ることになり、継続に繋がる取り組みを協会は推奨しています。
2.トラブルへの対応
クラウドソーシングで仕事をする上で、クライアントとのトラブルが起こることがあります。
一般的には労働基準法などの規定に守られることがないので、
- 報酬の未払い、減額
- 納品後の修正が多い
- 著作権を放棄された
- 依頼内容が明確ではない
- 依頼内容が大幅に変更になった
- クライアントと音信不通になった
など、ネットで取引するに当たる問題が、数多く発生します。
クラウドソーシング協会では、2016年3月に「クラウドソーシング活用ガイドライン」を策定し、公開することで問題解決に取り組んでいます。
協会のガイドラインを活用して、多くのクラウドソーシングサービスが実際に、さまざまなトラブルを対処しています。
3.クラウドソーシング・プロデューサー
クラウドソーシング・プロデューサーとは、人材不足に困っている企業にクラウドソーシングの認知度の向上や、働き方の紹介する制度です。
なぜ提案するのかというと、企業が仕事を発注することで、より多くの案件が発注されるようになり、業界の活性化に繋がるからです。
具体的には、
- 業種別の活用事例の公開
- 依頼の形式や受注の流れを具体的に書面で解説
- 女性やシニア層の潜在的労働力の新しい働き方の提案
- クラウドソーシングを利用した、フリーランスの成功事例の紹介
といった、市場活性化に向けての取り組みとして、各種企業にアプローチをおこなっています。
より多くの企業が参画することで、さらに多くの人材やフリーランスが活躍できるでしょう。
4.健全化に向けた働き方改革
受注者が働きやすいように市場の健全化を、クラウドソーシング協会では取り組まれています。
業界で働きやすい環境をつくることで、認知度を高めたり、利用者を増やしたりできるからです。
働き方を革新するために、
- 在宅ワーカー、フリーランスなどの仕事、教育、互助の環境整備
- 適切な規則、価格で取引されているか運営側の確認
など、安心して仕事ができる状況をつくるために考えられています。
クラウドソーシング協会では、企業だけでなく受注側の目線でも環境を整える、大切な役割をもっています。
フリーランスとして仕事を得るためには、自分にスキルや実績を持っておく必要があります。
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協会に加入している【7つのサイト】
クラウドソーシング協会には、活用促進・健全利用を目指している多くのサイトが入会しています。
ここでは、協会の理事が所属している大手サイトについて紹介していきます。
- クラウドワークス(株式会社クラウドワークス)
- Job-Hub(株式会社パソナテック)
- ライフネス(株式会社ライフネス)
- ランサーズ(ランサーズ株式会社)
- Crevo(Crevo株式会社)
- CROWD(株式会社リアルワールド)
- Workshift(ワークシフト・ソリューションズ株式会社)
ひとつずつ紹介していきます。
1.クラウドワークス(株式会社クラウドワークス)
クラウドソーシング協会に加入している企業のひとつに、クラウドワークスがあります。
クラウドワークスとは、業界で最大手かつ、多くの企業や人材が登録している人気のクラウドソーシングサービスです。
2011年に創業し、わずか11年で、
- 約480万人のユーザー
- 約300万件以上の仕事依頼数
など、他社のサイトと比較すると、人数や案件数が圧倒的に多いです。(2022年5月調べ)
クラウドソーシング協会の本部は、クラウドワークスのオフィス内にあるほど、協会内でも大きな力を持っています。
2.Job-Hub(株式会社パソナテック)
クラウドソーシング協会には「Job-Hub」が入会しています。
Job-Hubとは、株式会社パソナテック(人材派遣会社パソナグループ)が運営している、クラウドソーシングサービスです。
依頼を受注するユーザーが、プロフィールを登録するだけで、
- Job-Hubのスタッフが、仕事状況を確認
- ユーザーの条件に合う案件をオファー
といった流れで案件に取り組み、オファー後は作業指示を聞きながら、仕事ができます。
スタッフを仲介することで、トラブルや悪質クライアントも少なく、依頼側や受講者側が安心して活用できるでしょう。
人材派遣会社として40年の実績を持つ、クラウドソーシングサイトです。
3.ライフネス(株式会社ライフネス)
ライフネスも、クラウドソーシング協会に参加していました。
「ライフネス」というサービス自体は現在停止していますが、仕事が取れない障害を持っている方々への案件紹介をおこなっていました。
テレワークや在宅勤務など、新たな働き方をサポートする取り組みに注力しているサービスのひとつです。
4.ランサーズ(ランサーズ株式会社)
クラウドソーシング協会には、さまざまな成功事例を出している「ランサーズ」も加入しています。
ランサーズとは、全国利用者数を誇るクラウドワークスと、1位2位を争うほどの大手サイトです。
導入企業は大手・中小・ベンチャー含めて約35万社を超え、約350種類以上の仕事の発注が可能です。(2022年5月調べ)
クラウドソーシング協会の名刺デザインも、ランサーズの応募から完成された成果物のひとつ。
優秀なユーザーが豊富な、クラウドソーシングサイトと評判も高いです。
5.Crevo(Crevo株式会社)
「Crevo」という、クラウドソーシングを活用した動画制作を運営している株式会社も、クラウドソーシング協会に入会しています。
Crevoは設立9年目で、
- 約2000社以上の登録
- 4000枠以上の動画・アニメーション制作
といった、実績をもとに低価格と高品質を売りにした、動画制作を特化したサイトです。
動画を制作するクラウドソーシングだけでなく、
- 自社開発した制作管理ツールによる動画制作の効率化
- CM、SMSを始めとした動画形態に特化したスタッフの起用
- 多様化していく働き方に対する在宅ワーカー、フリーランスの環境を整備
など、新しい働き方も提案しています。
クラウドソーシング協会でも常に新しい改革を求められるため、方針が向いている企業です。
6.CROWD(株式会社リアルワールド)
クラウドソーシング協会に、CROWDが加入していました。
CROWDは、ライティング案件を中心に、全国の標識や企業の撮影調査といった案件を展開したクラウドソーシングサイトです。
クラウドソーシングの黎明期からサービス展開をしており、未経験者でも副業感覚で気軽に仕事ができます。
ですが、数年前に案件が大幅に減少し、現在ではほとんど活動がありません。
以前は高額案件なども扱う人気のサービスでしたが、サービス自体も一時停止しています。
7.Workshift(ワークシフト・ソリューションズ株式会社)
Workshiftとは、国内で唯一、日本と海外の取引を可能にした、総合型クラウドソーシングサイトです。
この企業も、クラウドソーシング協会に加入しています。
Workshiftは、
- 海外ビジネスを拡大したい
- インバウンドで外国人を呼びたい
といった企業を、海外に住む優秀な人材をネット上でマッチングさせ、多くの外国人登録者数を誇ります。
つまり、国内・海外問わずに安心して人材を活用できる人気のサイトです。
場所や時間、国籍に囚われない考えをもつため、クラウドソーシング協会との条件も調和しています。
協会とは別に、クラウドソーシング検定協会もある
「クラウドソーシング検定協会」という、クラウドソーシング協会と名前は似ていますが、中身が全く違う協会があります。
ここでは、クラウドソーシング検定協会の詳細や、メリットについて解説していきます。
- クラウドソーシング検定協会の概要
- WEBライティング技能検定(民間資格)や教材がある
- 「WEBライティング実務士」になれた際に、サイトによって特典がある
順番に紹介していきます。
1.クラウドソーシング検定協会の概要
名称は「一般社団法人日本クラウドソーシング検定協会」。
2015年7月に設立し、その目的として、
- クラウドソーシングにおける受注側の人材育成
- 受注者の社会的地位の向上
- 雇用機会の充実
など、受注者の仕事の上達と試験運営、資格発行を中心に活動している組織です。
日本クラウドソーシング検定協会の理事として、
- 株式会社ディテイルクラウドクリエイティブ
- ランサーズ株式会社
- リライアンス・データ株式会社
- 株式会社デジタルプラス
- 株式会社ウィルゲート
の代表取締役が運営し、サービスの活用も充実しています。
つまり、質の高い受注者をサービスに送り出すことで、納品物の向上や納品までの流れの安定化を目指しています。
2.WEBライティング技能検定(民間資格)や教材がある
2015年10月から開始された資格制度として、WEBライティング技能検定(民間資格)があります。
WEB上での文章スキルを評価し、認定する民間資格のオンライン試験です。
この試験を受けることで、依頼者から自分のスキルを高められ、多くの実績を積みやすくなり、高報酬の案件にも携われるようになるからです。
検定の詳細として、
- 社会人としてのマナーがあるか
- クラウドソーシングの働き方の理解しているか
- 十分なライティング能力があるか
などが問われ、合格率は「46.7%」です。(2022年5月調べ)
合格者は半分以下のため、試験に挑みたいときは、公式サイトから教材を購入して知識を蓄えましょう。
3.「WEBライティング実務士」になれた際に、サイトによって特典がある
クラウドソーシング検定協会が実施している、WEBライティング技能検定に合格することで「WEBライティング実務士」になれ、特権が得られます。
その理由は、WEBライティング実務士という資格があるということは、有能なライティングスキルを持つ証明になるからです。
クラウドソーシングサービスでは、
- ランサーズの場合、資格取得者向けにマガジンで人材紹介
- サグーワークスでは、プラチナ記事報酬が永久5%アップ、レベルが上がるたびに報酬2倍
- ポイントサイト「ちょびリッチ」は、200ちょびポイントをプレゼント
といった、合格者のみ貰える特典が付与され、仕事の受注率が向上できます。
合格することで、依頼者からの信頼度も高くなるので、実績数も増え報酬も上がるでしょう。
まとめ:クラウドソーシング協会は事業活性化・発展の貢献を目的としている
本記事では、クラウドソーシング協会の概要や、加入している大手サイトについて解説していきました。
- より多くの企業・人材に寄り添う、多様な活動を実施している
- クラウドソーシング協会には、多くの大手サイトが所属している
- クラウドソーシング協会と、クラウドソーシング検定協会は別物
クラウドソーシング協会では、サービスを活発に使われるために、社会全体の雇用や業務の問題解決に勤しんでいます。
またクラウドソーシング検定協会でおこなわれる、WEBライティング技能検定(民間資格)を合格することで、資格が取得できます。
資格を取得した際は、さらにクラウドソーシングサービスを活用できるでしょう。
ほかのスキルを学びたいときは、プログラミングスキルがおすすめです。
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