デザイン案件で稼ぐコツを徹底解説|人気のクラウドソーシング5選や案件の種類も紹介
「クラウドソーシングでデザイン案件を受注してみたい」
「どんなクラウドソーシングサービスがおすすめなのかな?」
と、思うことはありませんか?
クラウドソーシングには、多くのデザイン案件が公開されていますが、すべての人がデザイン案件で稼げるわけではありません。
では、これからデザイン案件で稼ぎたいと思っている人はどうすればいいのでしょうか。
そこで今回は、
- デザイン案件の種類や相場
- デザイン案件のメリットやデメリット
- デザイン案件で収集を得るコツ
について解説していきます。
この記事を読めば、これから案件を受注したい人がなにから始めるべきなのか理解できます。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
クラウドソーシングのデザイン案件の種類と報酬相場
クラウドソーシングに公開されているデザイン案件は、主に下記2種類に分けられます。
- イラスト
- Webデザイン
自分の受注したい案件の相場は、しっかりと確認しておきましょう。
それぞれ解説していきます。
1.イラスト
クラウドソーシングで募集されるイラストの案件は、漫画のイラストやYouTube広告用のイラスト制作、中にはサッカークラブの監督のイラスト制作なんてものもあります。
相場はコンペ式とプロジェクト式によって幅があります。
コンペ式では、1回の契約で約3万~4万円の報酬がもらえるものが豊富。
対して、プロジェクト式では1つの作品につき3000円~というものが多く、たくさん描けば描くほど報酬がどんどん増えていきます。
2.Webデザイン
Webデザインの代表的なものには、ロゴデザイン、ホームページデザイン、バナーデザイン、ecoverデザインなどがあります。
ロゴデザインは、クラウドソーシングサイトで募集されている案件の中で、最も人気のあるタイプでしょう。
なぜなら、ロゴは企業のブランディングにおいて非常に重要なものであり、潜在顧客が最初に目にするものであることが多いからです。
相場は、受注するデザインや企業の有名度よって大きく異なります。
ロゴデザインであれば1,5万円〜、サイトページであれば10万円〜、高額な案件だと30万を超えるものもあります。
デザイン案件が豊富なクラウドソーシング5選
下記5つのクラウドソーシングには、デザイン案件が多く公開されています。
- ランサーズ
- クラウドワークス
- ココナラ
- シュフティ
- MUGENUP
気になるサービスを見つけたら、使用感などを一度試してみましょう。
案件の多さも重要ですが、自分の使いやすいサービスを使うことで効率よく作業を進められます。
1.ランサーズ
ランサーズは、約110万人の登録ユーザー、約235万件の仕事依頼、35万社以上の利用企業を有する日本最大のクラウドソーシングサービスです。
- フリーランス
- 個人事業主
- 会社員
- 定年退職者
- 主婦
- 学生
上記のような人々が、時間や場所、年齢に関係なく働き、報酬を受け取れるサービスを提供しています。
取り扱う職種は、未経験者や主婦でもOKの作業系案件(データ入力、アンケート、ライティング)から、デザインの案件まで277種類以上あります。
2.クラウドワークス
クラウドワークスは、多くの受注・発注実績を持つ総合クラウドソーシングサービスです。
多くの有名企業が参戦していることもあり、高単価なデザイン案件も見受けられます。
例えば、
- 看板のデザイン制作
- ロゴデザイン
- 漫画イラスト制作
- SNS用作品の制作
など、さまざまな規模の案件があります。
サポート体制や、会員だけの特典なども充実しているため、初めてクラウドソーシングを利用する人におすすめのクラウドソーシングといえます。
3.ココナラ
ココナラは、ユーザーが自身のスキルやノウハウを販売できるクラウドソーシングサービス。
スキルと職務経験のあるデザイナーにとっては、スキルマーケットサイトであるココナラが、案件を多数求めるのに最適です。
具体的には、受注案件そのものの獲得を「ココナラ」が請け負ってくれることでデザイナーは業務に専念できる利点があります。
さらに、クライアントが受注者をプロ職のワーカーと認識するため、比較的高い報酬設定になることが多いという特徴もあります。
4.シュフティ
クラウドソーシングサイトのシュフティは、デザインの案件が豊富にあります。
- オリジナルキャラの作成
- パワーポイントの背景の制作
- デイサービスのチラシの作成
など、内容は多岐にわたり自分に合った案件を選べます。
また、シュフティは主婦層をターゲットにしているため、誰でもできる簡単な案件が多いことも特徴的。
なかなかまとまった時間が作れない、という主婦の方はぜひ検討してみてください。
5.MUGENUP
MUGENUPは、スキルに自信がない人でもデザイン案件を獲得できる可能性が高いです。
例えばドローだけを作業して、ペイントはほかのワーカーに引き渡します。
その後は、MUGENUP自身がほかのワーカーに分業するマネジメントをおこなってくれるのです。
デザイナーは不得手な点や分業だけで業務できる形になり、どこかしら未熟な点をデザイナー自身が抱えていたとしても、即、業務につくことができやすい仕組みです。
つまり、デザイナーの成熟度に合わせて仕事を与えてくれることが大きな利点でしょう。
クラウドワークスのデザイン案件の受注方法
クラウドソーシングによっては、下記2つの案件受注方法があるので覚えておきましょう。
- コンペ形式
- プロジェクト形式
価格帯でいうと、コンペ形式のほうが相場の高い傾向があります。
スキルを磨いて高収入を目指しましょう。
1.コンペ形式
コンペ形式は、クライアントが最も好条件の提案をしたワーカーに報酬を支払う仕組みです。
具体的には、クライアントから公開された条件に沿って、多くのイラストレーターが作品を提出します。
その中からクライアントのニーズに最適な作品が選ばれ、そのワーカーのみ報酬を受け取れるということ。
コンペ形式に応募する際、最低限知っておかなければいけない注意点が2つあります。
1つ目は、応募できるデザイン案は1つではないこと。
上限が設定されていない案件ならばいくつでも提案ができます。
2つ目は、当選しなければ報酬は0円。
当然ですが、どんなに時間をかけたくさんの提案をしても当選しなければ報酬はありません。
最低でもこの2つのことは知った上でコンペ形式へ挑戦しましょう。
2.プロジェクト形式
プロジェクト方式の案件は「時間単価制」と「固定報酬制」に分かれていますので、どちらの働き方が良いかを選んでおくと仕事を探しやすいでしょう。
希望の案件が見つかったら、報酬の見積りを送ります。
お互いに内容に合意できるようであれば、「業務委託契約」を結びます。
その後、仕事が開始されます。
また、オンラインでのやり取りが多いため、コミュニケーションの行き違いが発生しやすいので注意してください。
例えば、案件の内容に認識の違いが生じたり、報酬額が思っていたものと違ったりと、さまざまトラブルに繋がってしまいます。
そうならないように、契約内容はよくクライアントと確認をし合い、分からないことは必ずクライアントに確認をとるようにすると良いでしょう。
クラウドソーシングのデザイン案件を依頼・受注するメリット
クラウドソーシングのデザイン案件は、クライアント側、ワーカー側の双方にメリットがもたらされます。
- 企業側のメリット
- ワーカー側のメリット
それぞれ解説してきます。
1.企業側のメリット
最も明白なメリットは、コスト削減です。
デザインの仕事は、とくに専門の代理店やフリーランサーに依頼する必要がある場合、非常に高額になることがあります。
クラウドソーシングを利用すれば、その何分の一かのコストで高品質のデザインを手にできます。
また、幅広いイラストを選択できることも大きなメリットです。
2.ワーカー側のメリット
クラウドソーシングでデザイン案件を請け負うことには、多くのメリットがあります。
ひとつは、自分の作品の露出を増やせることです。
クラウドソーシングのデザイン案件では、あなたの作品が多くの人の目に触れることになるので、ポートフォリオの構築や新しいクライアントの獲得に役立ちます。
また、クラウドソーシングのデザインプロジェクトに参加することは、自分自身に挑戦し、クリエイティブの限界を押し広げる素晴らしい方法といえるでしょう。
クラウドソーシングのデザイン案件を依頼・受注するデメリット
昨今、クラウドソーシングが注目されていますが、利用に際しては注意も必要です。
クラウドソーシングでデザインを「依頼」する際のデメリットについて、確認しておきましょう。
- 企業側のデメリット
- ワーカー側のデメリット
それぞれ解説してきます。
1.企業側のデメリット
企業がデザイン作成をするあたり、イラストやWebデザインを任せられる社員がいなければ、外注することになります。
そこで選択肢にあがるのが、クラウドソーシングでの依頼です。
マッチングに成功すれば、個性的で宣伝効果の高いデザインを作成してもらえるでしょう。
反面、受注者の力量にバラツキがあるため、時間やコストを費やしても思い通りの効果が得られない場合も考えられます。
依頼の前に、代替案も準備しておきましょう。
2.ワーカー側のデメリット
ワーカーにとって最大のデメリットは、「目立ちにくい」ということです。
多くのデザイナーが同じ案件を競っているため、自分の作品を目立たせることが難しいのです。
その結果、多くの時間と労力を浪費し、フラストレーションが溜まってしまうことになるでしょう。
また、ワーカーに正当な賃金が支払われない可能性もあるので注意が必要です。
クラウドソーシングのデザイン案件で収入を得るコツ5選
クラウドソーシングのデザイン案件は、お金を稼ぐための素晴らしい方法ですが、成功したいのであれば、いくつかのことを心に留めておくことが重要です。
- ポートフォリオを作る
- 複数パターン用意する
- ユーザー目線でデザインする
- クライアントの傾向をリサーチしておく
- 採用されなかった場合「学ぶ機会」として受け入れる
登録したばかりだと、なかなか案件受注に結びつきにくいですが、上記を意識してコツコツと頑張りましょう。
1.ポートフォリオを作成する
クラウドソーシングのデザインの案件で収入を得るためには、先ずクライアントの興味と信頼を得る必要があります。
そこでワーカーはクライアントに判断基準となる、ポートフォリオを作成しましょう。
ポートフォリオとは、デザイナーの代表作を集めたもの。
デザイナーのスキルや能力をアピールしたり、新しいクライアントを獲得するために使用されます。
当たり前の話ですが、デザインの仕事である以上、口八丁だけで契約してくれるクライアントは存在しません。
- 自身の能力
- アイデンティティー
- 得意とするジャンル
などを、クライアントに示すために、過去作一覧や販売実績の詳細のわかるポートフォリオを作りましょう。
2.複数パターン用意する
ラウドソーシングの案件を獲得するためには、準備が重要です。
つまり、複数パターンのデザインを準備しておくことで、勝利するデザインを提供できるのです。
具体的には、さまざまな配色やスタイル、形式を盛り込むようにしましょう。
そうすることで、クライアントが求める外観を正確に作り出し、多才なデザイナーであることを示すことができます。
案件を獲得した後は、クライアントが求める高品質な作品を提供することが重要です。
3.ユーザー目線でデザインする
デザイン案件はクライアントの要望を叶えつつも、ユーザー目線でデザインしなければなりません。
当然、商用目的である場合、そのデザインはクライアントを飛び越えたユーザーのものであるためです。
つまり「売れなければ意味のないデザイン」であった場合、当然クライアントには無用のデザインである訳です。
クライアントとユーザー、双方から気に入られるデザインを試行錯誤しましょう。
4.クライアントの傾向をリサーチしておく
クライアントの傾向をリサーチしておくのも、とるべき一手である場合があります。
当然、クライアントのニーズがそこにあり、そこにデザイナーの収入の道があるからです。
念入りなリサーチをおこなうことで、クライアントの傾向から、目的を把握できます。
そこで得られた情報に沿って作製したデザインが、クライアントの望む通りにワーカブルであった場合。
そのデザイナーはクライアントに利益をもたらすデザイナーという評価になり、そこから安定収入にも繋がるでしょう。
5.採用されなかった場合も「学ぶ機会」として受け入れる
すべてのプロジェクトが報酬につながるわけではないことを覚えておくことが重要です。
時には、あなたがプロジェクトに適していないかもしれませんし、クライアントがあなたを雇うことを選択しないかもしれません。
それでもいいのです。
それぞれのプロジェクトを学習の機会として、クラウドソーシングを活用しましょう。
時間をかけてクライアントのニーズを理解し、どのようにすればクライアントに最も適したサービスを提供できるかを見極めが大切です。
たとえそのプロジェクトで採用されなくても、将来の機会に向けてより良い準備ができる一歩を踏み出せます。
クラウドソーシングで稼ぐには?おすすめの本や稼ぐためのコツを解説まとめ:クラウドソーシングのデザイン案件で稼ぐには地道な努力が必要
本記事では、クラウドソーシングで公開されているデザイン案件のついて解説しました。
- デザイン案件には、イラストとWeb制作がある
- デザイン案件は、コンペ形式とプロジェクト形式で募集される
- デザイン案件は、すべての人のアイディアが採用されるわけではない
ワーカーはクライアントの要望を満たす、質の高い作品を提供することが必要です。
クラウドソーシングでお金を稼ぐには努力が必要ですが、ワーカーにとっては、自分のスキルをアピールし、報酬を得るための素晴らしい方法となります。
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気になる方はぜひ一度カウンセリングを検討してみるといいでしょう。