【整備士を辞めたい人必見】辞められない3つの理由とおすすめの転職先5選を解説
「整備士として働いてるけど正直辞めたい」
「辞めた後の転職先はどこがいいんだろう」
と思うことはありませんか?
整備士の仕事を辞めたいと思っても、引き留められて辞められなかったり、次にどのような職場で働けばいいのか悩んでしまいますよね。
では、整備士を円満に辞める方法やおすすめの転職先は、実際にどのようなものがあるのでしょうか?
そこで今回は、
- 整備士を辞めたい理由や辞められない理由
- 整備士を辞める際に考えるべきこと
- 整備士におすすめの転職先
について詳しく解説します。
この記事を読めば、整備士を辞めるべきなのか、どのような手順でキャリアチェンジの方法がわかります。
ぜひ最後まで読んでみてください。
整備士を辞めたい5つの理由
整備士の仕事はやりがいがある一方で、離職率は高い傾向にあります。
具体的には下記のような理由で、辞めたいと感じている人が多いようです。
- 給料が安い
- 人間関係に不満がある
- 休日が少なく、残業が多い
- 肉体労働がきつい
- 将来的な不安がある
給与面での構造上の問題もあれば、自動運転の普及による整備士需要の不安も挙げられるので、順番に見ていきましょう。
1.給料が安い
整備士を辞めたい理由の多くは、待遇面への不満です。
毎日遅くまで残業があるのにも関わらず周りの異業種と比べ給与が安く、割に合わないケースも少なくありません。
特に新人の場合「残業60時間しても手取りが14万円程度しかもらえない」といったようなことも。
このような状況では、いくら仕事が好きだとしても将来的な生活の不安が大きく、転職を決断する人もいます。
2.人間関係に不満がある
整備士の仕事を辞めたくなる理由のひとつとして、職場の人間関係に不満がある場合も多いです。
少人数のチームで仕事をする整備士は同じメンバーで仕事をする事が多く、馬の合わない人がいるとそれだけでストレスになるでしょう。
また、整備士の現場では特にベテランの従業員の存在が大きく、良くも悪くもチームの雰囲気を左右します。
ベテランの従業員の性格に問題がある場合、
- 聞こえるところで陰口を言われる
- 些細なミスを大声で注意される
- 仕事の責任を追わせられる
など、トラブルが起きやすく、辞めたくなる原因に挙げられます。
3.休日が少なく、残業が多い
休日が少なく、さらに残業が多いことも整備士の特徴です。
整備士の待遇は以前と比べて良くなっていると言われていますが、思うように休日が取れない職場も多いようです。
また人手不足や、業務の忙しさから残業が多くなることもあるでしょう。
整備士のチームは予算などの関係でギリギリの人数で業務をおこなっていることが多く、整備の予約が一度入ってしまえば簡単に休みが取れない状況が頻発します。
したがって、忙しすぎて休めず、働いてばかりという悪循環にな事例が多いことから辞めたい理由に繋がります。
4.肉体労働がきつい
整備士を辞めたい理由として、肉体労働のきつさが挙げられます。
ただ重たいものを持ち上げるだけではなく、中腰の姿勢のまま作業を続けたりするなど、さまざまな要素から疲労がたまるからです。
肉体労働がきつい状態で働き続けることによって疲れが蓄積され、仕事に支障が出てしまうことも。
悪化することにより、せっかくの休みも体を動かせずに病院へ行かなければいけないケースもあります。
5.将来的な不安がある
整備士を辞めたいと考えてる人の中には、将来的な不安を感じている人も多いです。
なぜなら自動運転技術などが発達していることから、整備士の仕事が失われつつあるからです。
そのため「このまま整備士を続けても未来はあるのか」と悩む方々は少なくありません。
今後の仕事が減ってしまう可能性から、将来に不安を抱えて整備士の退職を考える人は多いです。
【意外にホワイト?】IT業界の離職率の実体を紹介整備士の離職率
自動車整備士の離職率は、日本の全ての職業の離職率から見ても高い傾向にあります。
それには、下記のような要因があります。
- 少子高齢化によって、自動車の需要が減っている
- 仕事の拘束時間が長く、体力仕事である
- 給料が低く、今後の年収アップも見込めない
「忙しいわりに給料は安い」と感じる人が多く、新卒では手取り13~14万円程度しか稼げません。
仮に10年働いても、手取りは5万ほどしか増えないといった事例もあります。
そのため、今までのスキルや経験を活かして転職する自動車整備士が多いです。
整備士を辞められない3つの理由
整備士を辞められない理由に関しては、以下の内容が挙げられます。
- 引き留め
- パワハラ
- 退職後に不安がある
辞めたいものの退職を決断できない人は、同じ悩みを抱えていないか見ていきましょう。
1.引き留め
上司や会社から引き留めに合うことで、辞められない方が多いです。
昨今、整備士の数は減少傾向にあることから、退職時期を引き伸ばしにされやすいからです。
そのため現場もギリギリの人数で運営されていることも多く、辞めたいと伝えるものの引き留められて辞められないことはよくあります。
お世話になった会社や上司への情もあり、退職を伝えることに難しい悩む方も多いでしょう。
2.パワハラ
職場によっては、いまだにパワハラが横行しているところもあります。
整備士は職人気質の人が多いこともあり、不愛想な上司や辛辣な物言いをする先輩がいると、退職を伝えるだけで一苦労です。
今は退職代行といったサービスもあるので、どうしても切り出せない場合は最終手段として使うことをおすすめします。
3.退職後に不安がある
退職後の経済的な不安やキャリアへの不安で、退職に踏み込めないケースもあります。
今まで整備士の業界のみで働いていたことによって、新しい職場で働くことにハードルが高いと感じているからです。
不安に感じる方は、自身がどのような自身を持っているか、何に不安を感じているか紙に書き出すことがおすすめ。
漠然と抱えている不安を浮き彫りにして、ひとつずつ解消していくことで「本当に働きたい仕事はなにか」理解できます。
自身の新しいスタートを切り出すために、自己分析から始めていきましょう。
仕事中に起こるパワハラはどうすべき?被害に遭う人の特徴と対策を徹底解説整備士を辞める前に考えるべき2つのこと
整備士の業務に限界を感じて感情的に辞めてしまうと、後悔するケースもあります。
辞める前に下記のことを考えて、自分と向き合う時間を取るようにしましょう。
- 辞めたい理由を明確にする
- 整備士という職歴に後悔が無いのか確認する
退職は人生において最も大きな決断のひとつなので、必ず計画性をもって行動しましょう。
1.辞めたい理由を明確にする
整備士の業界は、給与や対人関係の問題で辞めたいと考えている人も少なくありません。
「なんとなく嫌になったから辞めたい」と考える前に、まずは辞めたい理由を明確にすることが大切です。
辞めたい理由を明確にすることで、勢いで辞める考えを整理できます。
「辞めたはいいが次のことを全く考えていなかった」という事態を避けるために、どうして今辞めたいと考えているのかを見つめなおして、準備していきましょう。
2.整備士という職歴に後悔が無いのか確認する
整備士を辞めたいと考えている人の中には、異業種への転職を目指す人もいます。
こういった場合、整備士という職歴に後悔がないかを自身の中で確認する必要があります。
整備士としてのキャリアを辞めて大丈夫か、人生の大きな決断になるのは間違いありません。
年齢にも拠りますが、異業種への転職は未経験で仕事を始めることになるので、給料は低くなることもあるでしょう。
キャリアチェンジの際はそれらをしっかりと加味した上で、決断していくことが重要です。
整備士を円満退職するための4つの手順
整備士を退職する決意したら、円満に辞めるための準備をしていきましょう。
具体的には、下記の点に気を付ける必要があります。
- 伝える人の順番とタイミングを間違えない
- トラブルにならない退職理由を考える
- 引き継ぎをしっかりおこなう
- お世話になった人に挨拶をする
今の職場の人達に、いつどこで再会するかわかりません。
辞めた後に嫌な印象を持たれないようにするために、職場に不満がある場合でもできる限り円満退職を心がけましょう。
1.伝える人の順番とタイミングを間違えない
整備士を円満に退職する上で重要なのは、退職を伝える人の順番とタイミングです。
伝える順番やタイミングを間違えてしまうと、後々転職で不利になったり、場合によっては訴えられ二度と整備士として働けなくなることも。
そのため、繁忙期以外に直属の上司へ退職の意向を一番最初に伝えましょう。
もしも繁忙期に退職を伝えるとあまり良い印象を持たれないので、可能な限り忙しくない時期に伝えることが大切です。
トラブルなく円満退職し、気持ちよく転職活動をおこなうために上司のスケジュールを確認しておきましょう。
2.トラブルにならない退職理由を伝える
仕事がきつい・給料が安いなどの理由を正直に伝えてしまうと、角が立ちトラブルの原因になります。
退職の際には、やむを得ない理由や前向きな理由を伝えましょう。
具体的には、以下のような理由がおすすめです。
- 新たにやってみたい仕事ができた
- 病気の発症・持病で療養が必要になった
- 親の介護や家庭の事情で退職せざるを得なくなった
たとえ本音であっても、会社への不満は口に出さないことが大切です。
退職をしてからも前職の人との繋がりが発生することもあるので、できる限り穏便に済ませることを心がけてください。
3.引き継ぎをしっかりおこなう
整備士を円満退職するためには、職員に対して引き継ぎをおこなうことです。
引き継ぎを完璧にした後は、有給休暇を取って辞めることを考えても良いでしょう。
引き継ぎは退職者にとって一番の仕事です。
後任の職員はもちろんお客様にも迷惑がかかることのないよう、抜け漏れのない引き継ぎをおこないましょう。
4.お世話になった人に挨拶をする
退職するときは、お世話になった人への挨拶を忘れてはいけません。
将来もしも整備士として復職する可能性を考えると、感謝の気持ちを強く表して円満退職した方が自分のためになります。
また退職理由が仮に「低賃金」「労働環境の悪さ」「休暇条件の悪さ」などと言った場合でも、円満退職を望むのであれば、ネガティブな発言は避けるべきでしょう。
残された人たちに不快な思いをさせないためにも「立つ鳥跡を濁さず」を意識することが重要です。
「仕事を辞めたい」辞めてもいい8つの判断ポイントと円満退職について徹底解説整備士におすすめの転職先5選
ここでは、整備士のスキルや実績を活かせる転職先を5つ紹介します。
- 自動車整備士学校
- カーディーラー
- カー用品ショップ
- ドライバー
- プログラマー
今の業務知識をそのまま使える仕事もあれば、整備士の資質が活かせる仕事もあります。
「自分が希望する条件にあうのはどんな職場なのか」イメージしながら、見ていきましょう。
1.自動車整備士学校
人に整備の知識などを教える自動車整備士学校の講師は、整備士の転職先におすすめです。
整備士のセカンドキャリアとして整備士学校の講師がおすすめな理由は、整備士として今まで獲得してきた知識や技術がそのまま使えるからです。
ですが自動車整備士学校の求人情報は極端に少ないので、転職サイトなどで情報を取得しましょう。
後輩に知識や技術を教えることが好きな整備士は、講師でも十分に通用できます。
2.カーディーラー
町の自動車整備工場、つまり民間整備士は一般的に待遇が良くないケースが多いです。
苦労して取得した整備士資格を活かしてスキルアップを狙うのであれば、待遇が良いと言われているカーディーラーも良いでしょう。
カーディーラーは、新車や人気車の点検や整備をすることもあり、現職のスキルを活かして働けます。
ほかにも、メーカーならではの最新技術を研修で学べる事が多く、スキルや年収アップに繋がりやすい業種です。
3.カー用品ショップ
人とのコミュニケーションが苦でない・接客が得意な場合は、カー用品ショップも転職先としておすすめです。
なぜかというと、カー用品ショップでは基本的な自動車整備作業をおこなうので、整備士としての経験は転職の際に有利だからです。
お客様に自動車についてアドバイスもするので、コミュニケーションが苦でなく接客が得意であれば、自動車の整備やカスタマイズについて専門的な知識のある整備士は強みになるでしょう。
また、カー用品ショップは大手企業の正社員としての求人も多いため、安定を求める人にもおすすめです。
4.ドライバー
車の運転を仕事にするドライバーは、整備士の転職先におすすめです。
ひとくちにドライバーといっても、
- 荷物を届ける宅配業者のドライバー
- タクシードライバー
- バスドライバー
など、働き方は多岐にわたります。
そのため、車そのものが好きで整備士になった人には特におすすめの職業です。
ですが将来のことを考えると、自動運転技術の発達によって仕事が減ってしまう可能性は否めません。
また1日中座っていなければならないため、腰痛やヘルニアに悩んでいる方も多いので、長時間座ることを苦痛に感じない人に向いているでしょう。
5.プログラマー
整備士からの転職先として、おすすめの業種としてプログラマーが挙げられます。
整備士よりも高収入が見込める魅力があるからです。
プログラマーは一昔前まではブラックだと言われていましたが、フリーランス系のプログラマーが台頭してきたことで、収入面での魅力度は大きく上がりました。
また在宅勤務ができることや、時間や場所に縛られず自分のペースで働けるので、プログラミングに興味がある人は挑戦してみることも面白いでしょう。
実力が伴えば、フリーランスのプログラマーとして自由に働ける確率も上がります。
プログラマーは知識ゼロでも就職できる?働く前にスキルを身につけるべき理由を解説まとめ:整備士を辞めたいときは計画的にプランを考えてから行動していく
本記事では、整備士を辞めたい理由や円満退職できる方法、おすすめの転職先について解説しました。
- 整備士は労働環境の悪さや給料面から退職を考えてる人は多い
- 整備士を辞める前に、今後のキャリアの計画を立てるべき
- 円満に退職するために納得される退職理由を考える
整備士のキャリアや実績を活かせる職場は豊富にあるので、整備士の働き方や将来に疑問を感じている方は、ほかの業界で働くことを検討してみましょう。
また時間や場所に縛られず、自分のペースで働きたい方はプログラミングがおすすめです。
数ヶ月間の勉強は必要ですが、DMM WEBCAMPでは転職までをサポートしてくれるプログラミングのカリキュラムを準備しています。
気になる方は一度カウンセリングを受けてみてください。