美容カウンセラーを辞めたい5つの理由とは?円満退職のコツとおすすめ転職先を紹介
「美容カウンセラーはきついので辞めたい」
「退職した後の仕事はどうすればいいんだろう」
と思うことはありませんか。
美容カウンセラーは、受付業務のほかにカウンセラー業務もおこなうので、施術内容を覚えることが大変と感じる方が多いです。
では、美容カウンセラーを辞めてこれから転職したい、という方は一体どうすればいいのでしょうか。
そこで今回は、
- 美容カウンセラーを辞めたい理由
- 美容カウンセラーを上手く辞めるコツ
- 美容カウンセラーにおすすめの転職先
について、解説していきます。
この記事を読めば、美容カウンセラーを辞めたい人の悩みを解決でき、転職までにやることがわかります。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
美容カウンセラーを辞めたい5つの理由
美容カウンセラーは、美容外科やエステサロンなどで、受付と患者様のカウンセリングをおこないます。
未経験や資格を持っていなくてもできる仕事ですが、業務の幅が広いことから辞めたいと思う人は多いのです。
- 女性同士の人間関係がきつい
- クレームが多くてつらい
- 業務外で知識の習得や勉強に追われる
- 残業が増えるが手当は支給されないこともある
- 通勤時間がかかる
それぞれ順番に見ていきましょう。
1.女性同士の人間関係がきつい
美容カウンセラーの職場は、女性スタッフが多いため人間関係が良くないことがあります。
なぜなら、インセンティブのあるクリニックだと売上やノルマを比べてしまうため、劣等感や負けたくない気持ちが出てくるからです。
ほかにも、下記のような悩みがあります。
- 陰口を言われている
- お昼の時間が苦痛に感じる
- 困ったことを気軽に聞けない
- 性格の合わない女性スタッフがいる
このような小さなストレスは我慢ができなくなることもあり、しだいに辞めたい気持ちに繋がるでしょう。
2.クレームが多くてつらい
受付業務では、クレームを付けてくるお客様の対応もしなければなりません。
お客様によっては、施術に不満があり、
- 泣きながら訴えてくる方
- 精神を病んでしまった方
- 激しい憤りを抱えている方
など、幅広くもいるので、それぞれの対応を求められます。
カウンセラーの立場からも、お客様の話を遮るのではなく傾聴するので、長時間のクレーム対応はかなりきついものがあるでしょう。
口の悪い方もいるので、仕事と割り切っていても、クレーム対応で疲れ切ってしまう人もいます。
3.業務外で知識の習得や勉強に追われる
美容カウンセラーは、ただの事務員ではなく、美容に対する専門的な知識が求められる仕事です。
お客様が医師に相談できなかった美容整形の悩みも美容カウンセラーで拾っていく必要があるからです。
例えば、美容カウンセラーの業務内容には下記があります。
- 治療メニューの問い合わせに回答する
- カウンセリング予約に繋げる誘導をおこなう
- 施術内容の予約に間違いはないか確認する
- 希望に答えるために高額な施術を提案するときもある
お客様がわかる言葉で施術内容を説明するため、毎日勉強に追われ辞めたくなる人もいるのです。
4.残業が増えるが手当は支給されないこともある
繁忙期の場合は受付業務とカウンセリング業務で院内を走り回ることもあります。
クリニックによっては、そんな忙しい時期に残業代の未払いがみられることもあるのです。
具体的には、サービス残業や早出があっても上司から何も言われなくて、残業することが当たり前になっています。
過重労働は心身ともに疲れてしまうので、さらに未払いがあるとすぐに辞めたくなるでしょう。
5.通勤時間がかかる
職場と自宅が離れていると、通勤時間がかかって毎日通うのがしんどくなります。
通勤時間がかかる分、家のことや、仕事の勉強時間を確保しなければいけないからです。
仕事量が多かったり距離が遠かったりすると、睡眠を削ることになります。
スタッフの中には遠方のクリニックに人事異動があることもあるので、職場まで遠いと悩みの種になるでしょう。
楽で給料が高い仕事(女性版)を徹底解説!条件の良い会社に入るために求められるスキルとは?美容カウンセラーを辞めたいときの対処法3選
美容カウンセラーを辞めたいときは、下記の行動を試してみてください。
- 辞めたい理由を整理する
- 退職理由の解決策と代替え案を考える
- メンタル不調に気を付ける
辞めたいときでも、なるべく円満に物事が進むように、行動することが大切です。
1.辞めたい理由を整理する
美容カウンセラーを辞めるなら、退職届を出す前にもう一度考えてみてください。
もしすぐに辞めると、下記のリスクが考えられるからです。
- 転職先が決まらない場合もある
- 次の目標が曖昧だと、キャリアアップを逃す恐れがある
- 次の面接で「すぐ辞めそう」と思われてしまう
- 転職すると退職金と年金が不利になる
辞めたい理由を整理するには、自分を見つめる時間が必要です。
なので、どうして辞めたいのか、辞めた後はどのような会社へ転職したいのかを、自分自身でわかるようにしていきましょう。
2.退職理由の解決策と代替え案を考える
辞めたいときは、すぐに転職しなくても良いケースもあります。
人間関係を見直すことで、職場の居心地が良くなり悩みを解決できることもあるからです。
ほかにも解決策として、下記があります。
- 勤務時間を見直す
- 業務内容を調整する
- わからないことを解決する
- 勤務地を変更する
- 仕事と割り切って業務に専念する
このように、美容カウンセラーの辞めたい理由には上司に理解してもらったり、ひとりで解決できたりすることもあります。
なので、退職理由と照らし合わせて考えてみてください。
3.メンタル不調に気を付ける
多くの人は、退職時に不満やストレスを抱えているでしょう。
そのため、メンタル不調になる前に自分を労うことが大切です。
- ゆったりとした気持ちで過ごす
- 好きなことに没頭する
- 睡眠と休息を多く取る
もし、メンタル不調などで心療内科に通っている場合は、医師に仕事を辞めたい旨を相談してみることもおすすめ。
病気やケガで辞めた際は、傷病手当金を受給できるので、医師に診断書を書いてもらっても良いでしょう。
この仕事を抜け出すにはどうすればいい…?メンタルが持たないときに出る限界サインと打開策を解説美容カウンセラーを円満に辞めるための注意点3つ
美容カウンセラーを辞める決意ができたら、下記の手順で退職を進めましょう。
- 前向きな退職理由を伝える
- 伝えるタイミングは1か月前など、契約内容に従っておこなう
- お世話になったスタッフに感謝を伝える
今の職場に不満がある場合も、なるべく円満退職をおこなう方が転職も前向きにいけます。
それぞれ順番に見ていきましょう。
1.前向きな退職理由を伝える
美容カウンセラーは女性の職場なので、寿退社などの嬉しい出来事も多いでしょう。
寿退社以外でも、前向きな辞める理由を伝えることはメリットが多いのでおすすめです。
- 自分を肯定できる
- 相手に説得力を持たせる
- 転職を意欲的に進められる
- 次の採用面接で高い評価に繋がる
「自分を成長させたい」などの前向きな辞めたい理由は、人間関係などほかに嫌なことがあって辞めるという、退職理由と違って周りが納得できます。
ですので、何かを言い訳にしていないか、なるべく客観的な視点で辞めたい理由を考え、伝えると良いでしょう。
2.伝えるタイミングは1か月前など、契約内容に従っておこなう
退職願は、法律上少なくとも退職を希望する日の14日前までに出すように定められています。
急に辞めることは、社会人として無責任で許される行動ではないからです。
ほどんどの場合、美容カウンセラーの雇用契約を結んだときに、就業規則で「30日以上前」と定められています。
なので、事前に上司と相談して契約内容に従っておこないましょう。
3.お世話になったスタッフに感謝を伝える
仕事を通してお世話になった人には、感謝の気持ちを伝えましょう。
医師や看護師、美容カウンセラーの先輩、同期などの多くの人に支えられて続けてこれたからです。
親しいお客様なら、辞めるのを寂しく思うこともあるので、退職を伝えても良いでしょう。
お客様の多くは、コンプレックスの悩みを抱えており、あなたの接客に勇気づけてもらった方もいるのです。
美容カウンセラーを辞めて上手く転職するコツ3選
とくに20代、30代の若い人なら誰もが転職しますが、上手くいく人と失敗する人の違いはどこにあるのでしょうか。
ここでは、上手く転職するコツについて解説します。
- 自分のやりたいことを明確にする
- 転職先に必要な条件を具体的に分析する
- 自分が活かせる強みを理解する
今の状況に自信のない方は、ぜひ参考にしてみてください。
1.自分のやりたいことを明確にする
美容カウンセラーの仕事を続けながら、転職活動をすると決めたら、まずやりたいことを明確にします。
美容カウンセラーは未経験かつ無資格でなれるため、専門職と比べると今後のキャリアが幅広く選択できるからです。
ですので、下記を参考に計画を立て、いつまでにやりたいことを明確にするのかを決めましょう。
- 退職時期
- 求人応募時期
- 就業規則の確認(退職手続きなど)
退職時期は、会社の繁忙期は避けて、なるべく迷惑をかけないようにするのがポイントです。
2.転職先に必要な条件を具体的に分析する
転職先に求める条件がわかると、仕事を決めるときに職種や雇用形態、勤務地から絞り込めます。
必要な条件を具体的に出せないと、どのように転職活動を進めていいかわからなくなるからです。
例えば、転職先に必要な条件には下記があります。
- 家から通勤30分以内
- 残業がなく定時で帰れる
- 給与は25万くらい欲しい
高給与を求めるなら、必要なスキルを学習したり、活躍できる分野で転職先を探す選択肢も出てくるでしょう。
3.自分が活かせる強みを理解する
「自分に合った仕事がわからない」と悩む方は多いです。
そのため、自分の強みを理解する方法として、専門家に相談することもできます。
- キャリアカウンセリングを利用する
- 転職エージェントに登録する
- ハローワークで相談する
自分がこれまで何を身に付けてきたのか、強みを理解していると、自分のセールスポイントがわかるので、スムーズにいきやすいでしょう。
仕事にやりがいを見出す5つの方法と自己分析のやり方を徹底紹介!美容カウンセラーの経験を活かせるおすすめな転職先3選
ここからは、具体的に美容カウンセラーの経験が活かせる転職先を解説していきます。
- エステサロンを独立開業する
- 化粧品販売スタッフ
- 営業職
美容カウンセラーは、事務職とワンランク上の接客(カウンセリング)ができるので、経験を活かした転職ができるでしょう。
それぞれの特徴を解説していきます。
1.エステサロンを独立開業する
エステサロンを開業すると、お客様のコンプレックスを解消する仕事に携われるので、美容カウンセラーと同じやりがいを感じられます。
主に、エステサロン開業に必要なものは下記のとおりです。
- 開業届
- 施術するための技術取得
技術を取得するためには、独学や専門スクールに通う必要がありますが、さらに深い知識を学べるでしょう。
美容カウンセラーとしての年齢が気になってきた方でも、エステサロンなら個人でできるのでおすすめです。
2.化粧品販売スタッフ
化粧品販売スタッフは、美容好きの美容カウンセラーに向いています。
化粧品販売スタッフから、美容カウンセラーになる方もいますが、どちらもお客様に高い接客マナーで対応する点は似ているからです。
最新コスメやトレンドをいち早く試せるので、メイクレベルも上がり、綺麗になる方が多いでしょう。
ただし土日出勤もあるので、デメリットを踏まえた上で検討する必要があります。
3.営業職
美容カウンセラーは、相手に共感でき提案もできるので、営業職もおすすめです。
お客様に合った商品を提供する営業職は、美容カウンセラーと共通点があるからです。
ほかにも、美容カウンセラーのコミュニケーション能力や事務処理力も強みになるでしょう。
転職する際には、ノルマのない職場を選ぶことをおすすめします。
美容カウンセラーとは違う仕事がしたい人に、おすすめな転職先3選
下記3つは、美容カウンセラーとは異なる転職先です。
- 一般事務
- オンライン秘書
- Webデザイナー
自分に合った転職先は美容業界のほかにもあるので、ぜひ参考してみてください。
1.一般事務
一般事務は、基本的なPCスキルがあれば、誰でもできるのでおすすめです。
仕事内容もあらかじめ処理の手順が決まっているので、マニュアルに沿って対応できるメリットがあります。
- 電話、来客対応
- 専用システムへの入力
- 商品受発注業務
- 書類の整理
収入アップを希望するなら、経理の知識や語学力があると重宝されます。
一般的には高い給与ではないため、副業と掛け合わせることで収入を増やせるでしょう。
2.オンライン秘書
オンライン秘書は人気の職業のひとつです。
オンラインでおこなう業務に限りますが、クライアントの業務をWeb上で代行するサービスになります。
オンライン秘書になるメリットは、自宅で事務スキルを活かせる点です。
現に、事務全般を幅広く受注できる特徴があります。
- スケジュール管理
- メール対応や資料作成
- 経理や人事
- 営業事務
- Web系業務
在宅ワークが主流になっているため、オンライン秘書の需要は高まっているのです。
3.Webデザイナー
Webデザイナーをおすすめする理由は、未経験からでもなれる点や、働き方を選べる所です。
いちど会社勤めで働き、その後フリーランスとして独立もできます。
美容カウンセラーの方は、美容のセンスがありおしゃれな女性が多い印象です。
そのため、ロゴ作成やWebサイトをデザインする能力も、メイクをする美的感覚でやっていけるでしょう。
Webデザイナーは食べていける?需要を高める6つのステップを紹介美容カウンセラーを辞めるか悩みを抱える人に、おすすめな転職サービス3選
ここでは、美容カウンセラーを辞めるか悩んでいる人への転職サービスを解説していきます。
- リクルートエージェント
- パソナキャリア
- マイナビエージェント
転職エージェントは、ハローワークと比べて企業が求人を出す際にお金を出します。
なので、お金を払ってでも良い人材を欲しい大手企業や、待遇の良い会社が多く存在するのです。
1.リクルートエージェント
リクルートエージェントは、転職支援実績No.1の転職エージェントです。
キャリアアドバイザーからの求人紹介を受けれるので、仕事をしながら効率よく転職活動ができます。
- 10万件以上の非公開求人を持っている
- 面接対策を受けれる
- 平日夜や週末も対応している
職務経歴書の書き方の指導が受けられるので、効率よく転職活動ができるでしょう。
2.パソナキャリア
パソナキャリアは、ハイクラスの転職に特化したコンサルタントがいる転職サービスです。
主な利用の流れは、下記のとおり。
- 申し込み登録
- 面談によるキャリア分析、希望職種選定
- 求人情報の提供
- ノウハウ指導
- 応募、面接、企業への推薦
- 内定、入社
転職のプロが、マンツーマンでサポートしてくれるので心強いです。
3.マイナビエージェント
マイナビエージェントは、20代の転職エージェント満足度No.1の実績があります。
各業界に対応した専任アドバイザーがいるので、はじめての転職でも効率よく情報収集できます。
- 年代別の転職サービスが受けれる
- 転職活動のプランを一緒に考えてくれる
- 人気の条件から検索して探せる
自分の職歴や希望条件をサイトに登録しておけば、担当者が条件に合う求人を探して連絡してくれるので、効率的なのです。
まとめ:美容カウンセラーを辞めたい方は、退職後のプランを明確にしよう
本記事では、美容カウンセラーを辞めたいと思った方に向けて、辞めたい理由やおすすめの転職先を紹介しました。
- 美容カウンセラーは、施術内容などをお客様に説明するため、日々勉強に追われてきつい
- 美容カウンセラーを辞めても経験を活かせるので、活躍の場は豊富にある
- 美容カウンセラーを辞めるときは、転職サービスを活用して効率的に進めよう
美容カウンセラーは、お客様のカウンセリングをおこなうことから、カウンセリングスキルも必要な職業です。
患者様のコンプレックスに寄り添い、一緒に納得する答えを出していくスキルは、転職先でも高く評価されやすいでしょう。
ですので、この機会に自分に合った職場を探していきましょう。
自分に合った転職先がわからないときは、転職サービスを活用するのもおすすめ。
転職サービスを利用してご自身の強みを活かせる場所を探してみてください。