エンジニア採用の難しい3つの理由とは。成功の道や失敗例も解説
「エンジニア採用したいけど難しそう」
「エンジニア採用するためのコツはあるのかな」
と思うことはありませんか?
これからエンジニア採用を始める人にとって、採用活動で失敗はしたくありませんよね。
では、エンジニア採用の確率を上げるために、具体的に何をしたらいいのでしょうか。
そこで今回は、
- エンジニア採用が難しいとされる理由
- エンジニア採用に有利な媒体やエージェント
- エンジニア採用で成功や失敗する会社の特徴
について詳しく解説します。
この記事を読めば、エンジニア採用の知識が得られ、スムーズに採用まで進められます。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
エンジニア採用の現状
エンジニア採用が難しいとされる根本的な原因は、深刻な人材不足です。
まず、IT人材には、どれほど需要と供給の違いがあるのでしょうか。
2019年は約25万人のIT人材が足りないとされていましたが、2030年には約50万人のエンジニアが不足するという仮説が挙げられています。
ほかにも理由があり、
- 少子高齢化により、新卒採用が少ない
- 多くの企業がIT技術を取り入れることになったため、大幅に需要拡大
- IT技術の進化により、技術不足も原因
など、すぐに解決が難しい理由が挙げられているのです。
このように、IT人材の需要に対してエンジニアが追いついていない状況ことから、現状を理解した上で採用の対策を練ることが必要と言えます。
アプリケーションエンジニアの年収を詳しく解説!年収を高める方法やおすすめの3つの資格も紹介エンジニア採用が難しいとされる3つの理由
次に、エンジニア採用が難しいとされる理由を紹介していきます。
エンジニアの採用が難しい原因は、深刻な人材不足とありますが、企業側やエンジニア側との相違も関係しているのです。
- 企業と求職者の求める条件が合わない
- 優秀なエンジニアの見極めが難しい
- 即戦力を求める企業が増えている
以上の3つを詳しく見ていきましょう。
1.企業と求職者の求める条件が合わない
エンジニアの市場価値の需要が上がっていることで、エンジニアの給与や待遇条件が高まっている状況です。
そのため、スキルの高いエンジニアを求めたとしても、十分な給与や待遇が用意できず、内定までもっていけないケースが多発しています。
例えば、技術の高いエンジニアを求めて、今出せる精一杯の条件を提示しても、ほかの企業に負けてしまうことも。
企業側が、エンジニアの価値を十分理解していないことから、条件が合わないケースがよくあるのです。
2.優秀なエンジニアの見極めが難しい
エンジニア採用に関して、一番の難関といえるのが優秀なエンジニアの見極めです。
採用担当のほとんどは、技術関係の責任者が請け負うことにはなりますが、初期段階である程度見極めができないといけません。
最悪の場合は、社内に技術責任者がいない場合の採用です。
「エンジニアならできるだろう」とすり合わせもせず採用した結果、すぐに解雇する羽目になってしまうケースもあります。
3.即戦力を求める企業が増えている
どの業界でも即戦力のある人材を採用したいと考えるでしょう。
なぜなら、エンジニアは実力主義社会と言われるほどキャリアが優先されるからです。
例えば、複数の企業が、技術力のある人材を求め、取り合いとなることもあるため、未経験者やキャリアが浅いと採用するところは少ないです。
企業側が求めている技術力に、エンジニアが追いつけていないことも理由のひとつでしょう。
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それでは、エンジニア採用の手段について詳しく解説していきましょう。
さまざまな採用方法がある中、主要な6点を紹介します。
- 求人サイト
- エージェント
- SNS採用
- 業務委託(フリーランス)
- ダイレクトリクルーティング
- リファラル採用
自社にぴったりな採用手段を見つけ、参考にしてください。
1.求人サイト
企業の求人情報を掲載してもらう、求人サイトが多く存在します。
求人サイトに掲載するメリットは、下記のとおり。
- さまざまな媒体からアクセスが集まる
- 求人条件などすべて記載できるので、意見の相違も防げる
- 広告を出してしまえば、あとの手間はかからない
逆に、求人サイトのデメリットもあります。
- 企業の掲載数が多く、競争率が高い
- 社名などの知名度が低いと、応募が集まらない可能性がある
- 求人サイトによっては、費用がかかる
ある程度の企業の知名度があり、手間も最小限にしたいと考えるのであれば、求人サイトのメリットは高いと言えるでしょう。
2.人材エージェント
人材エージェントとは、希望する人材の条件を出し、希望に沿った人物を紹介してくれるサービスのことを言います。
人材エージェントのメリットは、
- 紹介してくれる人材のレベルが高い
- 紹介されて採用までが、スムーズかつ迅速
- 採用担当者の負担軽減
など、たくさんのメリットが挙げられますが、その分デメリットとして費用が多くかかってくることを頭に入れておきましょう。
3.SNS採用
ソーシャルリクルーティングとも呼ばれ、InstagramやTwitterなどを用いたSNSでの採用方法があります。
SNS上で求人募集や気になる人にスカウトもできるため、近年使われている方法です。
そんなSNS採用のメリットは、
- SNSでのやり取りなので、ほとんど費用がかからない
- 拡散力が高く、たくさんの人の目に止まりやすい
SNSが活発になってきているからこそ、できる方法になります。
しかし、デメリットとしてほかの採用方法より遥かに手間と労力がかかるのが難点です。
それでも、SNS上でしっかりとやり取りができ、コミュニケーションを深めていけば、企業に合った人材に出会えるでしょう。
4.業務委託(フリーランス)
フリーランスとは、特定の企業に所属しておらず、自らの技術を売りに活動している個人事業主のことです。
フリーランスを雇う場合は、働き方や対価は交渉次第となりますが、一時的に雇えるのでおすすめ。
そんなフリーランスのメリットを挙げていくと、下記のとおりです。
- 個人で活動できるだけの力量をもっているため、教育の必要がない
- 毎月の固定費がかからない
- 一時的や一部分だけの依頼ができる
一方、デメリットとしては、
- 継続的に依頼を受けてくれるかわからない
- フリーランスを探す手段が少ない
など、フリーランスを探すことから苦労します。
とはいえ、見つけることができれば、技術面やコミュニケーション能力も兼ね備えている人に当たりやすいでしょう。
5.ダイレクトリクルーティング
ダイレクトリクルーティングとは、企業から求職者にアプローチする採用方法のことです。
WantedlyやGreenなどのスカウト型のサイトを利用することで、直接求職者にメッセージを送れます。
ダイレクトリクルーティングの主なメリットは、
- 求職者の情報を吟味して、ターゲットを絞ることができる
- 知名度が低くとも、やり取り次第で優秀な人材を見つけられる
- ほかと比べると、比較的安く利用できる
スカウトしたい求職者に個別に連絡しなければならないため、採用担当者の手間と労力がかかるのはデメリットといえます。
それでも優秀な人材を見つけるのには、有効な手段となるので、採用人数が少ない場合は利用するといいでしょう。
6.リファラル採用
リファラル採用とは、自社の社員から友人や知人を紹介してもらう方法です。
実際にリファラル採用を導入している企業もあり、注目を浴びている方法ですが、メリットやデメリットが存在します。
リファラル採用のメリットとは、
- 自社を理解している社員からの紹介なので、採用率が高い
- 採用コストが低く、手軽に始められる
自社の社員からの紹介だと、その人の人柄なども聞けるので、よりよい人材に巡り会えるでしょう。
一方でデメリットでは、
- 社員が紹介することはほとんどないため、見つかりにくい
- 紹介料などの特典を用意したり、会社内で周知させなければいけない
といった、いつ出会えるかわからないので、すぐに人材がほしい場合はこの手は使ってはいけません。
ほかの採用方法と並行しながら、サブ的役割として考えておきましょう。
クラウドエンジニアの需要が高い3つの理由を解説!将来性や必要なスキル6つも紹介エンジニア採用に強い3つの媒体(求人広告)
次に、エンジニア採用にとくに強い媒体を3つ紹介していきます。
求人広告の媒体を考えている人は、参考にしてください。
- doda
- rype
- FIND JOB!
それぞれ特色が違った媒体となるので、自社に合ったものを探してみましょう。
1.doda
大手転職サイトであるdodaは、エンジニアITに特化した媒体となります。
エンジニアIT系の掲載数は3万件以上取り扱っており、非公開の求人が多いためその分登録者が多いです。
キャリアアップをしたいと考えている人が集まっているので、広告の内容次第では、たくさんの応募が集まってくることでしょう。
都市部だけでなく、地方でも強みのある求人広告サイトです。
2.rype
エンジニア経験者の採用に強みを持っている媒体となります。
会員数は約340万人超えで、その中でもエンジニア経験者の割合が高い特徴があるからです。
エンジニア経験者の比率で見ても、大手総合媒体の約3倍もあるため、経験者が集まる媒体といえます。
とくに中小企業からの支持が高く、エンジニア採用が初めてでも、採用ノウハウが豊富なので手厚いサポートが期待できるでしょう。
3.FIND JOB!
FINDJOB!は、ITやWEB業界に特化しているエンジニアに強い媒体になります。
一番の強みは、登録ユーザーの約80%が20〜30代という若手の多さです。
若手や新人エンジニアを採用したい場合はFINDJOB!の利用をおすすめします。
また、企業と求職者の相性をわかりやすく数値化できるなど、企業側にとって嬉しい特典が豊富でしょう。
エンジニア採用に強いエージェント3選
エンジニア採用を成功させるためにも、まず採用に強みのあるエージェントを見つけることが、成功の鍵となります。
それでは、エンジニア採用に強いエージェント3選を紹介していきましょう。
- レバテックキャリア
- Geekly
- パソナテック
自社に合ったエージェントをぜひ探してください。
1.レバテックキャリア
レバテックキャリアとは、業界歴15年以上のITエンジニア・デザイナー専門エージェントサービスです。
技術理解の高いコンサルタントが在籍しており、求職者の経験とスキル、さらには経歴書だけではわからないことまで細かくヒアリングしてくれます。
また、求人情報の7割近くが年収600万円以上と設定されているため、エンジニア経験者が多いです。
技術力の高い経験者を求めるのならば、レバテックキャリアがおすすめでしょう。
2.Geekly
Geeklyは、IT・Web・ゲーム業界の人材紹介に特化しているエージェントです。
エンジニア採用のノウハウがわからない企業でも、10年以上の実績を誇るエージェントがアドバイスをしてくれます。
一番の強みが、Geeklyの登録者の約85%が即戦力人材となるので、ほとんどが経験者。
そのため、優秀な人材を求めている企業には、おすすめのサイトです。
3.パソナテック
パソナテックは、IT・エンジニアに特化した人材サービスをおこなっており、東証一部上場企業が運営しているため、信頼度の高いサイトです。
求職者の数も、約4万6000人もの中から企業に合うおすすめの人材を紹介してくれます。
また、エンジニア不足や採用単価の高騰が問題である中、グローバル人材を活用した開発も支援があるので、気になる人は検討してみてください。
エンジニア採用が失敗する会社の特徴3選
具体的にどのような会社が、エンジニア採用に失敗するのでしょうか。
ここでは、エンジニア採用に失敗する会社の特徴について解説していきます。
- 採用基準となる条件が合わない
- 会社情報の開示が少ない
- 給与や待遇が悪い
自社が当てはまっていないか、確認してみましょう。
1.採用基準となる条件が合わない
採用の担当者が思うエンジニアと、エンジニアの条件が合わないのは、いくつかの例が挙げられます。
- 専門性の高いスキルと知らずに、相場より低い報酬を設定していた
- 技術力のない人が集まってしまった
- エンジニアが求めていた給与や待遇が高く、企業が希望を叶えられなかった
など、上記のようなケースで、採用を見合わせる企業がいるのが現実です。
2.会社情報の開示が少ない
ある程度、会社情報の開示をしなければ、求職者側も「この会社は信用して大丈夫なのか」と不安になります。
なので、もし会社情報の開示を要求されたら、情報が足りないのかもしれません。
会社情報の開示が少ないと、逆に怪しまれて、求職者が離れてしまうケースもあるため、ほかの企業と同じくらいの情報開示はしましょう。
3.給与や待遇が悪い
給与や待遇が悪いとエンジニア採用は難しくなります。
偶然エンジニアを採用できたとしても、入社後にほかの企業に目移りしてしまうこともあるからです。
そのため、エンジニアの給与や待遇の相場をしっかりと確認した上で提示をしましょう。
求職者側から給与や待遇の変更をしたいと要望があった場合は、できるだけ要望に添えることもひとつの手です。
エンジニア採用への成功の道3選
最後に、エンジニア採用への成功の道を紹介していきましょう。
- 企業が求める人物像と募集要項を一致させる
- 多様な働き方を採用する
- SNSを活用する
エンジニアの技術が日々進化していくに従って、エンジニア採用も変化が求められます。
以上の3つを意識しながら、エンジニア採用を勝ち抜いていきましょう。
1.企業が求める人物像と募集要項を一致させる
企業が求める人物像は、エンジニアの技術や人柄などを意味しますが、きちんと明確にしないと求める人材には巡り会えません。
人物像を明確にした上で、募集要項に書き込むことを第一に考えましょう。
採用担当者も、面接時に瞬時に見分けるのは難しいと思いますが、既存のエンジニアがいれば相談してみるなど、会社内の確認も大事です。
2.多様な働き方を採用する
近年ではフリーランスや副業など、多様な働き方を採用する企業が増えてきています。
正社員のエンジニアを雇うほかに選択肢を持つことで、エンジニア採用の幅は増えてくるでしょう。
正社員の場合でも、出社はたまに自宅で仕事ができるようにすれば、エンジニアのストレス緩和に繋がります。
最近、主流となっているエンジニアの働き方を把握することで、採用の確率も上がるでしょう。
3.SNSを活用をする
エンジニア採用に参入してきているのが、SNSを活用することです。
社内ブログや、企業のSNSアカウントを見たエンジニアは、「ここの会社はオープンにしている」と安心する材料にもなります。
また、SNSからスカウトや、募集をしてエンジニア側から連絡が来る可能性もあるため、これから活用してほしい内容です。
まとめ:エンジニア採用を成功するためには、採用のコツを学ぶこと
本記事では、エンジニア採用を考えてる方に向けて、難しい理由や採用のコツについて詳しく解説しました。
- 深刻な人材不足により、エンジニア採用が年々難しくなっている
- エンジニア採用が失敗する企業には特徴があるので、気をつけよう
- エンジニアの技術が進化していくに従い、エンジニアの採用方法も新しく考えよう
エンジニアの採用が難しいと言われる理由は、人材不足や企業側が求めるレベルが高くなっていることにあります。
とはいえ、エンジニアの市場価値や知識をわかった上で行動すれば、自社に合うエンジニアはきっと見つかるはずです。
採用方法はさまざまありますが、SNSの繋がりも大切にすることが秘訣。
もし最初に上手くいかなくても、採用活動に何度も挑戦してみましょう。
何度も経験することで、自社に合ったエンジニアが見つかります。
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