プログラマー向けにプログラミングノートのメリット・デメリットや書き方を解説
「プログラミングにノートが必要なのか知りたい」
「プログラミング学習にノートを取るなら手書きとパソコンのどっちが良いんだろう」
と思うことはありませんか?
プログラミングの学習にノートを取ろうとしても、何を書いておけば良いのか迷ってしまいますよね。
では、ノートの必要性や書き方にはどのようなものがあるのでしょうか?
そこで今回は、
- プログラミングの勉強でノートを取るメリット・デメリット
- プログラミングノートをパソコンで取るべき理由
- プログラミングノートで書くべきこと
について詳しく解説します。
この記事を読めば、プログラマーとして働きながら、どのようにノートを取るべきかがわかります。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
プログラミングの勉強でノートを取るメリット6選
こちらでは、プログラミングの勉強でノートを取るメリットを紹介します。
そもそも取るべきかどうかは、メリットを感じるかどうかが大切です。
- アウトプットとなり、身に付きやすい
- インプットの質が上がる
- 後で見返せて復習になる
- 学習を実感できる
- 同じミスを繰り返しにくい
- 記憶に頼らずにすむ
それぞれ見ていきましょう。
1.アウトプットとなり、身に付きやすい
プログラミングの学習で、ノートを取ると、アウトプットとなり、身に付きやすくなります。
なぜ身に付きやすくなるかというと、以下のような理由が挙げられます。
- 記憶に残りやすくなる
- 知識や情報が整理される
- 人に見てもらってフィードバックがもらえる
もしインプットだけだと、情報が多すぎて記憶に留めておくのが難しいです。
プログラミングノートを活用し、アウトプットの機会を意識的に増やしていけば、ほかの人よりも早く成長が実感できるでしょう。
2.インプットの質が上がる
プログラミングノートを活用すると、インプットの質も上がります。
インプットの質が上がる理由は、アウトプットすることで頭が整理されて、自分がどの程度理解しているのかを正確に把握できるからです。
学習する度にノートに書き出す癖をつけておけば、どんな情報が自分に足りないのかが見えてきます。
そのため、結果的にインプットの質が向上するのです。
3.後で見返せて復習になる
後で見返せて復習になるのも、ノートを取るメリットといえます。
記憶に頼っているだけでは、日々の情報の中から、ピンポイントで必要な情報を見つけるのは非常に難しいでしょう。
ノートを取るときは少し大変でも、後での時間削減や成長に繋がります。
プログラミング学習の理解を深めるためにも、ノートを上手く活用してください。
4.学習を実感できる
ノートを取ると、継続して学習してきたことを実感できます。
なぜかというと、学べば学ぶほどノートも増えてくるので、どれだけ勉強したかが明確になるからです。
継続してプログラミング学習のノートを取るようにしておくと、気づいたときには膨大な量の情報がたまっています。
たくさんのノートを見れば、自分がどれだけやってきたかを実感でき、達成感を感じられるでしょう。
5.同じミスを繰り返しにくい
学習ノートを作ることで、同じミスを繰り返しにくくなります。
その理由は、ノートを取ることで、失敗を記憶に留めておきやすくなるからです。
何度も同じミスをしていると、周りからの信頼を失います。
プログラミングは小さなミスでもバグに繋がるため、同じミスを繰り返さないためにも、ノートの活用はおすすめです。
6.記憶に頼らずにすむ
ノートがあると、すべて覚えておく必要がなくなります。
なぜなら、必要なときにプログラミングノートを見れば良いからです。
結果として、今必要な情報だけに集中でき、より想像や発想に力を入れられるので、仕事の効率を上げられます。
プログラミングは少しずつ学ぼう!7つの習得のコツや勉強方法を解説プログラミングの勉強でノートを取るデメリット4選
こちらで紹介するのは、プログラミング学習でノートを取るデメリットです。
メリットだけでなく、デメリットも理解すれば、ノートを書くことがあなたに合っているかがわかります。
- コツを覚えるまでが大変
- ノートで技術は向上しない
- 整理するのに時間がかかる
- 情報量が多くなる
ひとつずつ見ていきます。
1.コツを覚えるまでが大変
プログラミングの勉強でノートを取るのも、コツがわかるまでは大変です。
ノートのコツがわからないうちは、統一感のないノートになってしまいます。
結果として、後から見返しても内容がわかりにくいノートになってしまうのです。
ポイントとしては、
- ノートには何を書くべきか
- どんな順番で書くか
- どのタイミングで書くか
など、後から見返しても、わかりやすくなるような書き方で統一することです。
2.ノートで技術は向上しない
プログラミングノートを取るデメリットとして、ノートを取って満足してしまう可能性があります。
ノートを取るのにも時間がかかるので、書き終わると、一仕事終わったような気になってしまうのです。
ノートはあくまでも学習を補助するものであるので、手を動かしてコードを書かなければ、プログラミング技術は向上しません。
ですので、ノートを取ったことに満足しないように気をつけましょう。
3.整理するのに時間がかかる
プログラミングノートを取るデメリットのひとつとして、整理するのに時間がかかることが挙げられます。
なぜ時間がかかるのかというと、ノートにはいろいろな種類の情報が混ざっているからです。
- エラーの解決方法
- 今後も使えるコード
ノートには多くの情報が、順不同で記載されているため、事前にルールを作らなければ、予想以上の時間がかかることになってしまうでしょう。
4.情報量が多くなる
情報量が多くなりすぎるのも、ノートを取るデメリットです。
継続してプログラミングの学習をすればするほど、ノートが増え、情報がたまっていきます。
後で必要なことを見つけようと思っても、探しにくくなってしまうのです。
そのため、事前に書き方や書く内容についてのルールを決めておきましょう。
プログラミングノートを作るならパソコンを活用すべき理由3選
プログラミングノートを作る際には、パソコンを活用すべきです。
その理由を、こちらではお伝えしていきます。
- 紙のノートは不便なことも多い
- 欲しい情報にアクセスできる
- コミュニケーションが取れる
紙のノートにすべきか迷っているのであれば、目を通しておくことをおすすめします。
1.紙のノートは不便なことも多い
ノートをパソコンで取るようにすると、紙のノートではできないことができるようになります。
例えば、紙のノートでは以下のようなことができません。
- 部分的に文言を書き換える・削除する
- 過去の文章をコピペ
- すでに書いた内容の順番を入れ替える
デジタルで保存するのと比べて、紙のノートでは不便なことが多いのです。
2.欲しい情報にアクセスできる
欲しい情報にアクセスがしやすいのも、パソコンでノートを取る理由のひとつといえます。
なぜなら、デジタルの情報では、ワード検索が使えるので、欲しい情報に簡単にたどり着けるからです。
紙のノートであれば、どこに書いたのかを記憶に頼らなくてはいけません。
結果として、随分と多くの時間をかけてしまうことになります。
3.コミュニケーションが取れる
パソコンでノートを取ると、コミュニケーションが取れるというメリットがあります。
ツールによっては、下記などが簡単にできるからです。
- コメントを書き入れる
- 修正を入れる
パソコンの機能を活用して、デジタルで作成したノートをチームで共有しながら、知識や経験を積み上げていくことが可能です。
プログラミングノート作りに適したツール3選
プログラミングのノート作りに、適したツールを紹介します。
さまざまなツールがあるので、自分に合ったものから選ぶことが大切です。
- Notion
- Evernote
- Boostnote
それぞれ見ていきましょう。
1.Notion
Notionとは、メモ機能だけでなく、ビジネスに必要な機能が多く備わっているクラウドツールです。
Notionの機能は、以下のようなものがあります。
- メモ機能
- タスク管理
- 個人的管理ページ
- 目標管理
チームでの共有機能もあるので、学習内容をノートに取りながら、コミュニケーションツールとしても活用できます。
2.Evernote
Evernoteとは、ノートを中心に、タスク管理などの機能も兼ね備えたクラウドツールです。
Evernoteに保存したメモは、スマホやパソコンのどこからでもアクセスできます。
- メモ・ノート機能
- スキャン機能
- タスク管理機能
- Webページクリップ機能
プラグインをインストールしておけば、ワンクリックでEvernoteにページをコピーできるため、プログラマーに便利なツールといえます。
3.Boostnote
Boostnoteは、マークダウン機能付きのメモアプリです。
Boostnoteの特徴は、以下のとおり。
- ダウンロード型アプリ
- 保存先はローカルとクラウドで選べる
- Markdown機能付き
プログラミングのノート作りが目的なら、Boostnoteはおすすめです。
【初心者必見】プログラミング学習に必要な知識・学習ツールプログラミングのノートで書くべきこと4選
プログラミングのノートで、書くべきことを解説していきます。
何を書くのか決めておくと、情報が多くても整理できるので、見返したときに便利です。
- エラーとその解決方法
- よく使うコードやその用途
- 学習し、発見したこと
- 頻繁に使う設定ファイルの内容
ひとつずつ見ていきます。
1.エラーとその解決方法
書くべきことのひとつとして、エラーとその解決方法がおすすめです。
その理由としては、コードを書いていると、同じような場面でミスが起きる可能性が高いことが挙げられます。
エラーと解決策をメモしておけば、2回目以降は時間をかけずに解決できるでしょう。
2.よく使うコードやその用途
よく使うコードやその用途も、書いておきましょう。
学習を継続していくと、覚えることも多くなるので、後で見返せば良いものはノートに頼るべきです。
プログラミングコードは、一文字でも間違えると上手く動作しません。
細かいところはノートに頼って、正確なコーディングを目指しましょう。
3.学習し、発見したこと
学んだことや、発見したこともノートに書いておくべきです。
その理由は、誰かに教える立場になったときなどの参考にできるから。
一度できるようになると、わからなかったときのことはすぐ忘れてしまいます。
学習して、できるようになったことなどをノートに記しておきましょう。
4.頻繁に使う設定ファイルの内容
ノートに書くべきこととして、頻繁に使う設定ファイルの内容も挙げられます。
なぜなら、設定ファイルの内容は、プロジェクトをまたいで同じ内容になることが多いからです。
時間の削減にも繋がるので、設定ファイルの内容は必ずノートに書いてください。
ノートを活用してプログラミング学習を加速させるために大事な3つのこと
プログラミング学習を効率的におこなうには、どのようなコツがあるのでしょうか。
ここでは、プログラミング学習で意識すべきことをお伝えします。
- 人に伝える
- 暗記に頼らない
- ノートだけに頼らない
それぞれ見ていきましょう。
1.人に伝える
ノートを取ったら、第三者にその内容を伝えてみましょう。
なぜなら、ノートの内容が相手に伝わらなければ、未来の自分が読み返しても同じことになるからです。
後で見返したときに困らないよう、事前にわかりやすい内容かを人に伝えてみてください。
2.暗記に頼らない
プログラミングノートには、できるだけ細かく書くことをおすすめします。
今はわかっていることも、暗記に頼ってしまうと、後から見たときに内容が不十分なノートとなってしまうからです。
例えば、ノートに書いた情報がいつ役に立つかがわからなくなることもあります。
なので、プログラミングノートを取るときは、暗記に頼らず知っている情報を書き記すようにしましょう。
3.ノートだけに頼らない
プログラミングノートを取りながらも、ノートだけに頼らないことを意識してください。
なぜなら、ノート以外にも、やるべきことはたくさんあるからです。
- 実際にコードを書いて学習する
- わからないことをきちんと質問する
プログラミングノートは、あくまでも学習を支えるツールと考えて、ノートをまとめた後はやるべきことに目を向けて取り組みましょう。
プログラミングは独学で大丈夫?初心者向けに習得手順とコツをわかりやすく解説まとめ:プログラマーがプログラミングノートを活用すると良いことが多い
当記事では、プログラマーのノート活用方法やそのメリット・デメリットについて解説してきました。
- ノートは、後で見返せるだけでなく、書くことでインプットにも良い影響がある
- プログラミングのノートには、パソコンで使えるツールを活用するべき
- プログラミングノートに正しく記載すれば、後々の時間削減につながる
ノートを取るのには時間がかかります。
とはいえ、将来に目を向けると、プログラミングノートを取る習慣は、無駄な時間を削減できる可能性が高いです。
プログラマー向けの使いやすいツールを選んで、できるところからノート作りを始めてみてください。