エンジニアが海外移住して働くには?必要なスキルや仕事を探す方法を解説
「エンジニアの海外移住ってどうなんだろう」
「もしも海外で仕事をするときは、どんなスキルが必要なのかな」
と思うことはありませんか?
海外に移住して働きたいと考えても、エンジニアとして働けるかわからず、不安になりますよね。
では、エンジニアが海外移住するにはどうすればいいでしょうか?
そこで今回は、
- 海外移住するエンジニアの事情
- エンジニアが海外移住するために必要なスキル
- 海外移住したいエンジニアの仕事の探し方
について詳しく解説します。
この記事を読めば、エンジニアが海外移住するために必要なスキルや注意点が分かります。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
エンジニアが海外移住して働く4つのメリット
エンジニアが海外移住して働くメリットは何があるでしょうか。
海外で働くことによって、日本にはないメリットが存在します。
- 年収UPが狙える
- 労働条件の改善ができる
- 日本より安く暮らせる可能性がある
- グローバルな人材になれる
順番に見ていきましょう。
1.年収UPが狙える
海外でエンジニアとして働くことで、高年収が狙えることがメリットに挙げられます。
なぜかというと、海外と日本のエンジニアの年収を比較すると、日本のエンジニアの年収は圧倒的に低いからです。
具体例として、
- アメリカ:約1000万
- イギリス:約750万
- 日本:約400万
など、3カ国と比較しても、日本は低めの年収であることがわかります。
このようなことから、海外移住し海外でエンジニアとして働くことで、年収が大きく上がるでしょう。
2.労働条件の改善ができる
海外では会社や企業にもよりますが、日本より労働環境が整っているので、労働条件の改善が見込めます。
なぜなら、海外のエンジニアは残業や休日出勤がほとんどなく、休暇も取りやすい環境だからです。
例えば海外では、納期よりも品質を重視する傾向があり、結果残業や休日出勤がほとんどありません。
そのため、日本のようにストイックな働き方を求められないので、心と体に余裕を持って働けます。
3.日本より安く暮らせる可能性がある
移住先によって異なりますが、日本より安く暮らせる可能性がメリットに挙げられます。
その理由は、日本より物価の低い国が多く存在しているからです。
日本の生活費は約15万円ほどですが、IT先進国であるインドは物価が低いため、1ヶ月の生活費は約5万円程度と言われています。
そのため、物価の低い国に移住をすることで、日本に比べて安く生活できるでしょう。
4.グローバルな人材になれる
海外移住することにより、グローバルな人材になれることがメリットと言われています。
なぜかというと、海外での仕事の経験を積むことで、高い語学力やコミュニケーション能力を身に付けられるからです。
グローバル人材になれば、言語だけでなく宗教や国風にも柔軟な対応が可能。
ですので、多国籍化した世界でも、仕事ができる貴重な人材になれるでしょう。
ITエンジニアで年収1000万は実現できる?達成している人の7つの共通点エンジニアが海外移住して働く3つのデリメット
海外移住するデメリットを知らなければ、後々大きな後悔をする可能性があります。
ここでは、エンジニアが海外移住し働くデメリットを解説します。
- 実力がなければ生活できない
- 文化の違いに慣れる必要がる
- 移住先の法律を知る必要がある
詳しく見ていきましょう。
1.実力がなければ生活ができない
海外では、実力がなければエンジニアとして生活できません。
日本では終身雇用制度がありますが、海外では実力主義が一般的だからです。
会社が戦力にならないと判断すれば、解雇することが多いです。
そのため、海外でエンジニアとして生活したいのであれば、専門的知識や技術を高めましょう。
2.文化の違いに慣れる必要がある
エンジニアが海外で生活するときのデメリットとして、移住先の国風に慣れる必要があることです。
日本と海外では、文化やマナーが違うため、移住先のルールを受け入れなければいけません。
例えば、日本は家では靴を脱ぎますが、アメリカでは土足だったり、チップ制度があったりと、覚えることは多数です。
文化に順応できなければ、海外での生活は難しいので、事前に調べておきましょう。
3.移住先の法律を知る必要がある
当たり前ですが、海外は日本とは法律が違うので、移住先の法律を知る必要があります。
移住先の法律を知らなければ、罰金、最悪逮捕される可能性があるからです。
- 州によって法律が違う(アメリカ)
- 夜10時以降に男性は、立って用を足してはいけない(スイス)
- チューインガム禁止(シンガポール)
日本にはない法律もたくさんありますが「法律を知らなかった」では許されません。
なので、必ず移住先の法律を調べた上で、行動に移すべきか検討しましょう。
エンジニアとして海外移住するために必要なスキル3選
エンジニアとして海外移住するには、どのようなスキルが必要でしょうか。
- プログラミングスキル
- ビジネス会話程度の英語力
- コミュニケーション能力
足りないスキルを理解することで、海外で活動できるエンジニアに近づけます。
詳しく解説します。
1.プログラミングスキル
エンジニアとして海外で生活していくためには、プログラミングスキルは必須です。
なぜかというと、エンジニアとしての実力がない場合、不要と判断されれば、解雇される可能性もあるからです。
具体的に、
- どのようなスキルを持っているか
- 今までに携わった開発は何か
- 制作したポートフォリオはどのような内容か
といった、上司や先輩が一目でわかるものを作ると良いでしょう。
専門的知識や技術に特化していれば、海外へ移住してもエンジニアとしての生活を保証できる確率は高まります。
2.ビジネス会話程度の英語力
海外でエンジニアの仕事をするためには、ビジネス会話程度の英語力が必要です。
その理由は、世界共通語でほぼすべての国で英語が使われているからです。
ビジネス会話程度の英語力として、以下を参考に英語を理解すると良いでしょう。
- TOEIC700点以上
- 専門用語やビジネス用語を理解できる
日常会話とビジネス用語、専門用語の英語を理解できれば、スムーズに仕事をおこなえ、安心して生活もできます。
3.コミュニケーション能力
エンジニアが海外で仕事をする際は、コミュニケーション能力も重要なスキルです。
なぜかというと、クライアントとの円滑なやり取りが継続依頼や新しい仕事の鍵を握るから。
特に、海外でのヒアリングでは、自分の意見を主張しなければ押し流されてしまう事例もあるので、しっかり伝えましょう。
コミュニケーション能力が高ければ高いほど、周りの評価も高くなるので移住前に見直すことをおすすめします。
エンジニアに必要なコミュニケーション能力を確実に手に入れる!エンジニアが海外移住し仕事を探す4つの方法
海外移住したエンジニアが仕事を探す方法は、一体どのようなものがあるでしょうか。
ここでは、エンジニアが海外の仕事を探す方法について解説します。
- 日本企業に就職し海外支社に出向
- 転職エージェントを利用する
- 現地で就職活動する
- フリーランスとして活動する
間違った方法では、仕事探しに苦労してしまうので順番に見ていきましょう。
1.日本企業に就職し海外支社に出向
海外支社がある会社に就職し、海外支社に出向する方法です。
日本で就職活動をするため、リスクもありません。
転職サイトで、海外勤務できる会社を調べられます。
海外支社に出向する方法はおすすめの方法です。
2.転職エージェントを利用する
転職エージェントを利用し海外で仕事をする方法です。
転職エージェントは非公開求人を持っており、求人の特徴も把握しています。
そのため、ひとりでの転職活動では把握できない求人も知れるでしょう。
就労中でも利用できるので、リスクもなくおすすめな方法です。
3.現地で就職活動をする
海外移住し現地で就職活動する方法です。
手早く就職できるイメージですが、高いリスクをともなうこともあります。
スキルがあっても、すぐに仕事が得られるとは限りません。
仕事がなければ、生活するのも難しくなります。
貯蓄に余裕がある場合以外は、現地での就職活動は難しいでしょう。
4.フリーランスとして活動する
団体に所属せず仕事をする方法です。
フリーランスで海外移住する場合は、日本で安定してフリーランスとして収入を得られるようになってからにしましょう。
フリーランスは収入が不安定になることがあります。
不安定な収入で海外移住し、仮に仕事がなくなったら、生活することが難しいです。
リスクを減らすためにも、フリーランスとして安定してきてから海外移住を検討しましょう。
クラウドエンジニアが独立してフリーランスとして働くには?案件例や仕事の獲得方法を解説海外移住するときの注意点
海外移住を経験している人は多くありません。
ここでは、海外移住するときに注意点を解説していきます。
- お金に余裕を持つ
- 就労ビザを取る
- 時差に注意する
- 移住先について学ぶ
- 持ち家がある場合どうするか
非常に重要なことなので、確認を怠らないようにしましょう。
詳しく解説します。
1.お金に余裕をもつ
お金には余裕を持ちましょう。
海外移住にはお金がかかります。
- 渡航代
- 居住費
- 食費
- 交通費
上記以外にも、お金が必要なものはたくさんあります。
緊急事態も考えてお金には余裕を持っておきましょう。
2.就労ビザを取る
海外で働くには、働く国の就労ビザを取る必要があります。
国の経済を守るものなので、必ず就労ビザを取らなければなりません。
インドの就労ビザの取得条件を見てみましょう。
- 学歴:原則なし
- 実務経験:原則なし
- 年齢制限:原則なし
- その他条件:年収162万5,000ルピー以上必要
国ごとに就労ビザの取得条件が違うので、移住前に調べておきましょう。
3.時差に注意する
日本と海外では時差があるので注意が必要です。
海外で日本企業と仕事をしていると、時差の関係で連絡できる時間を考えなくてはいけません。
例えば、アメリカと日本では13時間時差があり、勤務時間中に連絡を取ることは難しい可能性があります。
ミーティングなどは時差に注意して、時間を設定しましょう。
4.移住先について学ぶ
海外移住するときは、移住先について調べましょう。
移住先について学べば、ミスマッチな移住を防げるからです。
- 気候
- 言語
- 人種
- 宗教
- 治安
- 通貨
- 文化
上記について調べておくとよいでしょう。
宗教観などは日本と大きく違うので、注意が必要です。
5.持ち家がある場合どうするか
持ち家がある場合は、どうするか考えましょう。
- 固定資産税
- 電気代
- 水道代
- ガス代
などの費用がかかるからです。
費用だけでなく、泥棒対策や管理は誰がおこなうのか問題になります。
これらのことから、持ち家は貸出や売却も可能なのでよく考えておきましょう。
まとめ:エンジニアが海外移住するには、さまざまな能力が必要
本記事では、海外移住しエンジニアとして働く方法を解説しました。
- エンジニアとして技術は必須
- ビジネス会話程度の英語が話せる
- 自分の意見を主張できるコミュニケーション能力
PC1台あれば仕事ができるエンジニアは、スキルがあれば場所を選ばず働けます。
海外でエンジニアとして、生活をしてみたいと思うこともあるでしょう。
要求するスキルも高いですが、自身の技術を高めて、好きな場所でエンジニアとして働いてみてはどうでしょうか?