プログラミングはクロームブックでもできる?モデル選びの4つのポイントも解説

公開日: 2023.03.01
更新日: 2024.01.11
プログラミングはクロームブックでもできる?

「プログラミングってクロームブックでもできる?」
「プログラミングにおすすめのクロームブックが知りたい」

と思うことはありませんか?

クロームブックでプログラミングに取り組もうと思っても、相性や適性がわからなければ始められませんよね。

では、クロームブックではどの程度プログラミングができるのでしょうか?

そこで今回は、

  • クロームブックとプログラミングの相性
  • クロームブックを使うメリット・デメリット
  • クロームブックを選ぶときのポイント

について詳しく解説します。

この記事を読めば、クロームブックでプログラミングを始める準備が整います。

ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

クロームブックとプログラミングの相性

クロームブックでプログラミングをする男性

プログラミングをするにあたっては、パソコン選びが非常に重要です。

スペック不足のパソコンを選んでしまうと、思うようにプログラミングができません。

  1. クロームブックでもプログラミングはできる
  2. 外部アプリで機能を補う必要性も

ここでは、プログラミングとクロームブックの相性に関して解説します。

1.クロームブックでもプログラミングはできる

クロームブックであっても、基本的にプログラミングはできます。

なお、クロームブックとはGoogleが開発したパソコンであり、Chrome OSが搭載されています。

価格も安く入門に最適なモデルとして開発されているため、プログラミング初心者にはおすすめです。

PythonやJavaなど、主流のプログラミング言語はクロームブックで対応できます。

2.外部アプリで機能を補う必要性も

クロームブックでプログラミングをおこなう場合、外部アプリで機能を補う必要があるケースもあります。

なぜなら、機能を補わないと複雑な作業に対応できないからです。

クロームブックは入門には最適のモデルですが、だからこそ高度な作業には不向きという短所があります。

モデルによっては、外部のアプリやシステムに対応していないものも。

自分のプログラミングの目的を考慮したうえで、適切なクロームブックを選びましょう。

クロームブックを使う5つのメリット

クロームブックを使いこなす男性

クロームブックを使うことで、どのようなメリットがあるか気になっている方も多いでしょう。

具体的なメリットが把握できれば、自分がクロームブックを使うかどうか判断できます。

  1. 価格が安い
  2. 動作が軽く作業がスムーズ
  3. データがすぐにGoogleドライブに保存される
  4. セキュリティ機能が高い
  5. Google Playのアプリが利用可能

ここでは、クロームブックを使う5つのメリットについて詳しくみていきましょう。

1.価格が安い

クロームブックの大きなメリットとして、価格の安さが挙げられます。

クロームブックの相場は3~5万円ほどで、高いモデルでも6~7万円ほど。

一般的なパソコンの相場が10~12万円程度なので、かなり安いことがわかります。

さまざまな理由から、なるべく費用を抑えてプログラミングを始めたいという方もいるでしょう。

リーズナブルなパソコンを求めている方には、クロームブックはとてもおすすめです。

2.動作が軽く作業がスムーズ

動作の軽さも、クロームブックを使うメリットのひとつです。

プログラミングにおいて、動作の軽さは欠かせない条件といえます。

なぜなら、動作が重いと読み込みなどに時間がかかり、快適に作業できないからです。

プログラミングは大量の情報やデータを処理するため、動作が軽いことが欠かせません。

その点、クロームブックはストレスなく作業ができるパソコンです。

3.データがすぐにGoogleドライブに保存される

クロームブックのデータは、すぐにGoogleドライブに保存されます。

この点も、プログラミングをする人にとって大きなメリットです。

というのも、すでにクラウドにデータが保存されているため、バックアップをとる必要がないから。

新人のエンジニアは、データの破損に備えてバックアップを取るように指示されます。

しかし、クロームブックを使えば、毎回バックアップをとる必要はありません。

4.セキュリティ機能が高い

クロームブックは、非常にセキュリティ機能が高いパソコンです。

クロームブックには、サンドボックスというセキュリティ機構が搭載されています。

このサンドボックスが、パソコンを不正な操作から守ってくれるのです。

パソコンが不正に操作されると、プログラミングができなくなる可能性があります。

とくに初心者の場合は、セキュリティ機能の高いクロームブックがおすすめです。

5.Google Playのアプリが利用可能

クロームブックはGoogleが開発しているパソコンのため、Google Playのアプリが利用可能です。

具体的には、

  • Gmail
  • Googleドライブ
  • Googleスプレッドシート

などが利用できます。

クロームブックで使用できるGoogle Playのアプリは、ビジネスの場面で便利なものばかりです。

また、ビジネス関係以外にも、YouTubeやゲームなど、娯楽系のアプリも多数。

クロームブック1台あれば、仕事も娯楽も充実したものにできます。

クロームブックを使う5つのデメリット

クロームブックを使いこなせない男性

クロームブックを使うことには、デメリットもあります。

購入した後のミスマッチを防ぐためにも、デメリットはあらかじめ把握しておくべきです。

  1. WindowsやMac用のアプリやシステムは使用できない
  2. 高度なプログラミングには対応できない
  3. データの容量が少ない
  4. 日本語の入力には向いていない
  5. オフライン作業がしにくい

ここでは、クロームブックを使うことの5つのデメリットについて詳しくみていきましょう。

1.WindowsやMac用のアプリやシステムは使用できない

クロームブックでは、基本的にWindowsやMac用のアプリやシステムは使用できません。

使用できるアプリは、Google Playからリリースされているもののみです。

したがって、以前にWindowsやMacを使っていた場合、同じアプリで仕事をすることは原則できません。

クロームブックを買う前に、使用するアプリも含めて自分の作業環境を見直してみましょう。

2.高度なプログラミングには対応できない

クロームブックの場合、高度なプログラミングには対応できないことがあります。

たとえば、ゲームエンジンが必要なゲームプログラミングには不向きです。

また、プログラミング以外にも、動画編集や株の取引きなどは、クロームブックではスペック不足の可能性があります。

そのため、プログラミング上級者であれば、拡張機能の活用やWindowsやMacの使用を検討してみましょう

3.データの容量が少ない

クロームブックは値段が安い分、データの容量が少なくなっています。

パソコンの容量が不足すると、

  • ファイルやデータのダウンロードができない
  • ページの読み込みに時間がかかる
  • 全体的に動作が遅くなる

などのトラブルが発生します。

プログラミングはデータの容量を消費するため、容量はなるべく大きい方が望ましいです。

クロームブックを使用するにしても、容量が大きいモデルを選ぶようにしましょう。

4.日本語の入力には向いていない

クロームブックでのプログラミングは、日本語の表示や入力にあまり向いていないというデメリットもあります。

クロームブックでのプログラミングをおこなうには、Linuxというシステムをインストールしなければなりません。

このLinuxは、デフォルトの状態では日本語の表示と入力ができません。

もちろん、環境さえ整えれば日本語で入力できますが、少し手間がかかるのは事実です。

5.オフライン作業がしにくい

クロームブックは、オフラインでの作業がしにくいパソコンです。

なぜなら、クロームブックは、データがクラウド上にオンラインで保存される仕組みだから。

基本的には、クロームブックはオンラインでの利用が前提で設計されています。

ただ、メールのチェックなど一部の作業は、オフラインでもおこなうことが可能です。

プログラミングに必要なパソコンのスペックとは。プログラミングに必要なパソコンのスペックとは。選び方のコツとおすすめPC5選を徹底解説

クロームブックにおすすめのプログラミング言語3選

プログラミング用パソコン

クロームブックでプログラミングを始めようとしても、言語の選択に迷う方は多いです。

プログラミング言語は多種多様なので、自分に合った言語を選ぶことが大切。

  1. Python
  2. Ruby
  3. Java

ここでは、クロームブックにおすすめのプログラミング言語を3つご紹介します。

1.Python

Pythonは、プログラミング初心者から人気が高い言語です。

その理由は、作りがとてもシンプルで、初心者でも学びやすいから

シンプルな言語であるため、クロームブックのスペックでも十分対応できます。

さらに、Pythonはデータの収集やアプリ開発など、幅広い用途を持っています。

どの言語を学ぶか迷っている方は、まずPythonからスタートしてみるのもおすすめです。

2.Ruby

Rubyは、まつもとゆきひろさんによって作られたプログラミング言語。

Webサイトの制作やSNSの開発など、稼ぎやすい分野の仕事に活用できる点が強みです。

実際、レバテックの調査によるとプログラミング言語の月単価ランキングで2位を獲得しています。(参照:IT media NEWS)

くわえて、Rubyは比較的難易度の低いプログラミング言語です。

プログラミングでしっかり稼ぎたい方は、ぜひRubyをマスターしてください。

3.Java

Javaは、プログラミング言語のなかでもトップレベルの人気を獲得している言語です。

なぜ人気かというと、ひとつにはJavaの扱いやすさにあります。

クロームブックでも対応できるシンプルな作りでありながら、安定性や保守性も抜群。

また、Javaはとても広範囲な仕事ができる言語です。

  • アプリ開発
  • IoT開発
  • ソフトウェアやAIの開発

など、Javaでできることは多岐にわたります。

海外でも人気の高い言語であるため、世界に通用する技術を身につけたい方におすすめです。

クロームブックを選ぶときの4つのポイント

クロームブックを選ぶ

クロームブックを選ぶときに、どのようなポイントに気をつけるべきなのでしょうか?

ポイントを押さえずに選んでしまうと、自分とは合わないクロームブックを選んでしまう可能性も。

  1. メモリは8GB以上
  2. Linuxに対応している
  3. 画面の大きさは13インチ以上
  4. 持ち運びやすい大きさを選ぶ

ここでは、クロームブックを選ぶときの4つのポイントについて解説します。

1.メモリは8GB以上

クロームブックを選ぶときは、メモリの大きさは8GB以上を目安にしましょう。

なぜなら、8GB以下のメモリは、プログラミングをおこなうには容量不足だからです。

8GB以下のメモリになると、作業をしながらほかの画面を開きにくくなります。

1画面でプログラミングを完結させるのは、現実的ではありません。

したがって、8GB以上のメモリを搭載したパソコンを選ぶようにしてください。

2.Linuxに対応している

クロームブックを選ぶときは、Linuxに対応しているモデルを選びましょう。

LinuxとはOSの一種であり、Linuxをインストールすることで快適にプログラミングをおこなう環境が整備されます。

しかし、とくに昔のモデルの場合、Linuxに対応していないモデルがあります。

非対応のモデルを選んでしまうと、快適な作業ができません。

購入のときは、Linuxに対応しているモデルであるかを確認しましょう。

3.画面の大きさは13インチ以上

クロームブックの画面の大きさは、13インチ以上を選ぶようにしましょう。

というのも、小さい画面の場合、一度に表示できる情報量が少なくなって作業効率が落ちるからです。

もちろん、小さい画面でもプログラミング自体はできます。

ただ、できるだけスムーズに、かつ快適に作業を進めるためにも、13インチ以上の大きな画面がおすすめです。

4.持ち運びやすい大きさを選ぶ

持ち運びやすい大きさを選ぶことも、クロームブックを選ぶときのポイント。

出先で作業をするときに、あまり大きすぎるモデルだと不便だからです。

持ち運びできない大きさのモデルを選ぶと、家や仕事場でしか作業ができなくなります。

クライアントとの打ち合わせなどで、外にパソコンを持ち運ぶ機会は多いです。

したがって、無理なく持ち運べる大きさのクロームブックを選ぶようにしましょう。

【2024年最新】プログラミング向けパソコン人気おすすめ15選!購入するときの選び方も徹底解説

プログラミングとクロームブックに関する2つの質問

クロームブックを知りたい男性

プログラミングとクロームブックに関して、まだ疑問や不安が残っている方も多いでしょう。

ミスマッチや挫折を防ぐために、疑問や不安はなるべく解消しておくべきです。

  1. 複雑な仕事でもクロームブックは使える?
  2. プログラミングにおすすめな拡張機能は?

ここでは、プログラミングとクロームブックに関する2つの質問に回答していきます。

1.複雑な仕事でもクロームブックは使える?

原則的に、クロームブックは複雑な仕事には対応できません。

事実、動画編集や画像の処理・加工は、クロームブックには不向きと言われています。

クロームブックはリーズナブルなパソコンである一方、高度で複雑な作業とは相性が悪いです。

したがって、複雑なプログラミングをする場合は、WindowsやMacを購入することをおすすめします。

2.プログラミングにおすすめな拡張機能は?

クロームブックで必要な拡張機能は、作業の目的によって異なるので人それぞれ。

ただ、すべての人に共通しておすすめの拡張機能は、Wappalyzerです。

Wappalyzerを使えば、今開いているサイトの言語配置やフレームワークが瞬時にわかります。

自分がプログラミングをするときに、これは大きな参考になるでしょう。

ひとつの拡張機能で作業の内容や密度は大きく変わるので、ぜひWappalyzerを活用してください。

グーグル拡張機能の導入方法から使い方まで非公開: Google拡張機能「HTML5 outliner」導入方法から使い方まで1分解説

まとめ:自分に合ったクロームブックでプログラミングに取り組もう

本記事では、プログラミングとクロームブックの相性やモデル選びのポイントについて解説してきました。

  • クロームブックでもプログラミングはできる
  • クロームブックはリーズナブルで動作が軽い
  • モデル選びはポイントを押さえることが大切

クロームブックであっても、基本的にプログラミングはできます。

PythonやJavaなどの人気言語も、クロームブックで対応可能です。

また、クロームブックは非常に安価で動作も軽いため、とくに初心者にはおすすめ。

ぜひこの記事を参考に、自分に合ったクロームブックを選んでください。

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