エンジニアの語学力に英語が必要な理由は?おすすめの勉強法とメリットも解説
「エンジニアに英語力って必要なんだろうか」
「英語力があるとどんなメリットがあるの?」
と思うことはありませんか?
エンジニアで英語力を身につけようとしても、メリットがなければ身につける必要がないのでどうしようか迷ってしまいますよね。
では、エンジニアに英語力が必要な理由にはどのようなものがあるのでしょうか?
そこで今回は、
- エンジニアが英語力を必要とする理由3選
- 英語力があるエンジニアのメリット5選
- 英語力があるエンジニアと名乗れる最低レベル
について詳しく解説します。
この記事を読めば、エンジニアに英語力が必要な理由がわかります。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
エンジニアに英語力が必要なのか
結論からいえば、エンジニアに英語力は必須ではありません。
なぜなら、英語力がなくても支障をきたさない業務だってあるからです。
実際に、英語力がないエンジニアの方が多く、今のところは大きな問題はないでしょう。
とはいえ、今後はIT業界で活躍するには英語力を求められるのも事実です。
理由については、下記で詳しく解説していきます。
エンジニアに英語力が必要な3つの理由|おすすめの勉強法も紹介
エンジニアに英語力が必要な3つの理由
エンジニアに英語力が必要な理由について解説します。
- 英語力を求める企業の増加
- ITの最新情報を入手するには英語力が必要
- 海外進出を視野に入れるグローバル企業への対応
それぞれ見ていきましょう。
1.英語力を求める企業の増加
近年になって、英語力を求める企業が増加しています。
その理由は、社内公用語を英語にするためです。
事実、すでに大手企業は社内公用語の英語化に取り組んでおり、採用基準に「TOEIC700点以上」「英検3級以上」などと設けているケースがあります。
加えて、ITは英語発信の情報が多いです。
そのため、エンジニアが活躍する場であるIT企業は、社内公用語の英語化がさらに進むと予測できます。
今はまだ英語力が必須ではないですが、近い将来エンジニアの必須条件に加わる可能性もあるでしょう。
2.ITの最新情報を入手するには英語力が必要
ITの最新情報を入手するには英語力が必要です。
ITのニュースやトレンドは海外発信がほとんどなので、英語力がないと内容を理解できないからです。
そもそも、情報が日本に入ってくる頃には、英語力があるエンジニアはすでに最新情報を入手しています。
そして、その最新情報を分析しつつ、業務に取り入れたり発信したりと先手を打っているのが実情です。
そのため、動向の激しいIT業界で稼ぐためには最新情報を入手する必要があります。
とくに、上流工程に携わるエンジニアは、高収入を目指すための必須条件といえるでしょう。
3.海外進出を視野に入れるグローバル企業への対応
海外進出を視野に入れるグローバル企業が増えてきたのも理由のひとつです。
そもそも、海外でやり取りをするには、世界共通語となる英語力がないと成り立ちません。
また、海外進出をしない企業でも、オフショア開発といって海外企業に開発業務を委託する企業もあります。
そうすると、やり取りする上流工程はもちろん、開発業務に携わるエンジニアが責任者として現地に行く可能性もあるでしょう。
とくに、日本はIT人材が不足しているので、より一層オフショア開発が増加すると予測されています。
そのため、今後は開発業務に携わるエンジニアも英語力が必要になる可能性が高いです。
IT企業のニーズに応え、活躍の場を増やすためにも英語力を身につける努力をしていきましょう。
エンジニアが英語力を身につける5つのメリット
エンジニアが英語力を身につけるメリットを解説します。
- 海外の企業で働ける
- プログラミングがスムーズになる
- 外国人の同僚とコミュニケーションが取れる
- キャリアアップしやすい
- 転職が有利になる
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
1.海外の企業で働ける
英語力があると、海外の企業で働けます。
世界共通語である英語は、アメリカだけでなくヨーロッパやアジアなど世界中の企業で使われている言語だからです。
海外の企業で働ければ、年収アップが見込めたり今後のキャリアが有利になったりします。
加えて、日本で海外に支店をかまえているグローバル企業でも働くことも可能です。
英語力があるだけで、活躍の場が一気に広がるでしょう。
2.プログラミングがスムーズになる
プログラミングがスムーズになるのも、メリットのひとつです。
プログラミングのコードは英語がベースになっているためです。
事実、英語が読めないと、コードを記憶したりスペルを調べたりしなくてはなりません。
もちろん英語力があってもコードを記憶する必要はありますが、スペルがわかるだけでスムーズさが大幅に変わります。
結果的に、スキルの高いエンジニアへと成長し、さまざまな企業から求められる人材になれるでしょう。
3.外国人の同僚とコミュニケーションが取れる
英語力を身につけることで、外国人の同僚とコミュニケーションが取れるようになります。
日本語を覚えた外国人とはいえ、英語で会話した方がコミュニケーションがスムーズになるからです。
とくに、近年はIT人材不足とあって、外国人を雇用する企業が増えています。
今働いている企業に外国人がいなくても、今後は開発現場や上流工程など多くの業務に外国人を配置する可能性が高いです。
そのため、業務の円滑化を図るためには、英語がないと成り立たない部分も出てきます。
今のうちから英語力を身につけておけば、企業の方針が変わっても対応しやすいです。
4.キャリアアップしやすい
英語力を身につけることで、キャリアアップがしやすくなります。
今は開発現場で働くエンジニアでも、英語力があれば年収水準の高い上流工程の仕事に携われるからです。
これからは海外企業や外国人とやり取りするケースが増えてくるので、上流工程に携わるには英語力が求められます。
一方で、まだ英語力があるエンジニアが足りていないのが現状です。
そのため、今のうちから英語力を身につけておけば、上流工程に携わるエンジニアにキャリアアップできる可能性が高まります。
将来的には英語力が当たり前の時代に突入していくので、ニーズのある今だからこそよりチャンスといえます。
5.転職が有利になる
スキルの低いエンジニアでも、英語力があれば転職が有利になります。
そもそも、未経験者やキャリアの短いエンジニアが転職する場合は、給与や待遇面で良い条件を提示されるとは限りません。
いくらIT業界が人材不足とはいえ、スキルの低いエンジニアを雇用するのは企業にとってリスクでしかないためです。
ただし、英語力があれば開発現場以外でも業務ができることから、転職先の幅が広がります。
よって、英語力はエンジニアの価値を高める重要なスキルでもあるので、未経験から転職する方は身につけておきましょう。
未経験からIT転職は難しい?狙える職種や勉強方法とは?コツを紹介!
エンジニアで必要とする英語力のレベル
エンジニアで必要とする英語力のレベルについて解説します。
- 日常会話ができる
- IT用語がわかる
- 上級者はTOEIC700点以上
- 英検3級は最低レベル
それぞれについて、詳しく解説します。
1.日常会話ができる
日常会話ができる英語力は、エンジニアにとって最低条件といえます。
エンジニアで英語を必要とする仕事は、文面でのやり取りではなくコミュニケーションを取るための会話だからです。
よって、日常会話ができないなら、英語力があるエンジニアとは名乗れません。
外国人との会話で意思疎通ができる英語力は身につけておきましょう。
2.IT用語がわかる
IT用語がわかるのも、エンジニアの英語力における最低レベルになります。
なぜなら、IT用語がわからないと業務に支障をきたすからです。
さらに、ここでいうIT用語は、日本で使う和製英語ではありません。
日本人同士で会話するために英語力を身につけるわけではないので、外国人に伝わるIT用語として覚える必要があります。
むしろ、今まで使っていたIT用語は外国人と会話する際に誤解を招く可能性があります。
そのため、正しい英語としてIT用語を勉強していきましょう。
3.上級者はTOEIC700点以上
上級者になると、TOEIC700点以上が求められます。
高いレベルの英語力を求める企業では、TOEIC700点以上を採用条件にしているからです。
TOEIC700点以上がどのくらいのレベルなのかは、下記になります。
- TOEIC受験者の上位30%以内
- A~Eの5段階評価のうちB評価
- どんな状況でも適切なコミュニケーションを取れるレベル
- 年間の受験者では8%未満
受験者の平均は約650点なので、英語力の高さを証明するには有効的です。
また、日本の一般企業では高いレベルですが、グローバル企業だとTOEIC700点以上は最低条件といわれています。
海外で働くことも視野に入れているなら、最初のステップとして目指しても良いでしょう。
4.英検3級は最低レベル
英語力の資格を提示するなら、最低でも英検3級がないと意味がありません。
英検3級は英語の基礎を理解しているレベルなので、それ以下だとスキルの証明にならないからです。
英検3級がどのくらいのレベルなのかは、下記になります。
- 中学卒業レベル
- TOEIC500点程度
- 簡単な英会話ができるレベル
英検3級は、社内で英語を取り入れていないIT企業に提示できるレベルです。
そのため、すでに英語力があるエンジニアを求めている企業では、ほとんど証明にならないかもしれません。
とはいえ、今から英語の資格を取得する方は、最初のステップとして受験しやすいです。
英検3級に合格後、高卒レベルといわれる英検2級やTOEIC700点以上を目指すと、英語力のロードマップが作りやすいでしょう。
エンジニアにおすすめの英語力の身につけ方5選
エンジニアにおすすめの英語力の身につけ方を解説します。
- 英語本で勉強する
- Web教材を利用する
- 英会話スクールに通う
- 英語版のドラマや映画を見る
- 英語のニュースを見る
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
1.英語本で勉強する
書籍や参考書を購入して、英語の本で勉強する方法があります。
英単語を覚えることからスタートできるので、英語をはじめて勉強する方にはとくにおすすめです。
また、すでに英語力がある程度身についている方は、書籍を読んでみると文章の理解力がアップします。
加えて、英語専門のIT用語の本で勉強すると、実務で使える英語力も身につけられるでしょう。
2.Web教材を利用する
Web教材は、英語を一から覚える人とある程度知識がある人の両方で取り組みやすい勉強法になります。
英語専門の教材になるので、効率よく覚えられるのはもちろん、会話力も身につけるためにも効果的です。
また、Web教材とは違いますが、YouTubeの動画で勉強するのもよいでしょう。
なかには資格取得を目的としたWeb教材もあるので、ぜひ利用してみてください。
3.英会話スクールに通う
英会話スクールに通うと、日常会話がスムーズにできるようになります。
加えて、英会話を勉強していくうちに、コミュニケーション力もアップするでしょう。
とくに、IT業界の英語で会話ができないと意味がないので、英会話スクールに通う時間があるなら積極的に利用していきましょう。
4.英語版のドラマや映画を見る
英語版のドラマや映画を見ると、耳で聞きながら英語力を高められます。
ただし、いきなり英語版の映画を見ても内容が理解できないはずです。
そのため、まずは字幕付きの映画やドラマを見て、内容が理解できたときに字幕を外してみるとよいでしょう。
最終的に、一本の映画を字幕なしで見れるようになれば、耳で聞く英語力はマスターしています。
忙しいときはイヤホンを付けてリスニングだけといった勉強法もできるので、さまざまな活用法を試してみてください。
5.英語のニュースを見る
英語のニュースは、英語力を高めながらIT業界の知識も深められる勉強法です。
見る方法は、海外のサイトやアプリに登録すると、動画で見れたり文面で見れたりします。
また、海外のラジオを聞ける環境を作り、食事や睡眠のときにリスニングするのも方法のひとつです。
ただし、海外のサイトに登録すると、場合によっては情報を悪用される可能性があります。
そのため、身につけた英語力を活かして安全なサイトなのか確認したうえで、利用するようにしましょう。
エンジニアの語学力によくある質問
エンジニアの語学力によくある質問に回答します。
- 英語力が役立つ職種は?
- 仕事しながらでも英語力は身につく?
- 英語以外に必要な語学力はある?
それぞれについて、詳しく解説します。
1.英語力が役立つ職種は?
英語力が役立つ職種は、ブリッジSEです。
オフショア開発のやり取りをする専門家であり、英語力がないと成り立たない職種でもあります。
その他だと、システムエンジニアも英語力が役立つ職種です。
今後は外国人とやり取りするケースが増えるので、同じシステムエンジニアで働く人より好条件を提示される可能性も高いといえます。
2.仕事しながらでも英語力は身につく?
仕事しながらでも英語力は身につきます。
外国人のエンジニアがいる場合はもちろんですが、社内公用語に英語を使っている企業もあるので、仕事をしながら英語力を高められるからです。
ただ前提として、日常会話ができる英語力が必要になります。
内容が理解できないまま英語を聞いても理解できないので、自分で勉強をしながら仕事で実践していくとよいでしょう。
3.英語以外に必要な語学力はある?
英語以外で特別必要な語学力はありません。
なぜなら、海外の企業でも世界共通語である英語をベースに使っているからです。
とはいえ、海外企業の現地に行って働くときには、その国の語学力があるとコミュニケーションで役立ちます。
そのため、特定の国で働きたい場合に、その国の語学力を身につけるくらいでよいでしょう。
まとめ:エンジニアは英語力を身につけてキャリアアップを目指そう
本記事では、英語力を身につけたいエンジニアに向けて、英語力が必要な理由とメリットを解説してきました。
- 将来的にはエンジニアも英語力が求められる可能性が高い
- 英語力があればキャリアアップが有利になる
- IT用語で日常会話ができるのが英語力の最低レベル
今はまだ英語力が必須ではありませんが、将来的には求められるスキルになる可能性が高いです。
また、英語力があればキャリアアップが有利になるので、ぜひ身につけておきたいスキルでもあります。
とはいえ、IT用語を使って日常会話ができるレベルでないと、英語力があるエンジニアとは名乗れません。
一から英語を勉強する方にはハードルが高いですが、その分メリットも大きいので、時間を有効活用しながら学習を進めていきましょう。
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