プログラマーは高卒だと厳しい?採用されるための必要なスキル・ポイントも解説
「プログラマーは高卒からだと難しいのかな」
「高卒でプログラマーになるための方法を知りたい」
と思うことはありませんか?
高卒からプログラマーを目指そうとしても、採用されるかわからなくて決断するのに迷ってしまいますよね。
では、高卒からプログラマーになるための条件にはどのようなものがあるのでしょうか?
そこで今回は、
- 高卒からでもプログラマーになれる理由3選
- 高卒から目指す際の厳しい現実3選
- 高卒プログラマーになる3つの方法
について詳しく解説します。
この記事を読めば、高卒からプログラマーになる方法がわかります。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
高卒でもプログラマーになれる3つの理由
高卒でもプログラマーになれる理由について解説します。
- 実力主義の業界で学歴を問わない企業が多い
- 業界全体でIT人材が不足している
- 意欲を重視する企業もある
それぞれについて、見ていきましょう。
1.実力主義の業界で学歴を問わない企業が多い
ITは実力主義の業界で学歴を問わない企業が多いので、高卒でも採用される可能性は十分にあります。
なぜ学歴より実力を重視するかというと、プログラマーのスキルは高卒でも大卒でも差がないためです。
実際に、大学に進学したからといって、必ずしもプログラミングの学習があるとは限りません。
加えて、プログラマーのスキルは、就職後に実務を積んで身につける部分が多いです。
そのため、就職時に大きな差はなく、IT業界は学歴問わず採用する傾向にあります。
とはいえ、高卒は学力面のハンデがあるのは事実なので、就職できる確率をあげるためにもプログラミングスキルは身につけておきましょう。
2.業界全体でIT人材が不足している
業界全体でIT人材が不足しているのも、高卒でプログラマーになれる理由といえます。
人材不足を補うためには、学歴を問わず採用していかないと追いつかないからです。
事実、年々ITの需要は高まっているものの、供給が間に合っていません。
加えて、プログラマーの仕事は専門性が高いので、スキルを持った人材を発掘するのが難しいです。
そのため、高卒や未経験者を採用してでも、実務を通じてプログラマーを育てていこうと考えています。
つまり企業は、教育時間を長くできる若い人材がほしいわけです。
企業のニーズに応えることで採用率はアップするので、プログラマーに挑戦するなら若い今がチャンスといえます。
3.意欲を重視する企業もある
企業によっては、学歴よりも意欲を重視して採用するケースがあります。
意欲が向上心と挑戦する気持ちにつながり、成長に期待ができるためです。
ITは最新の情報にアップデートするのが早く、プログラマーはそのスピードに合わせてスキルと知識を高めていかなくてはなりません。
加えて、プログラマーの仕事は決して楽ではないので、就職後に辞めてしまう人が意外とたくさんいます。
向上心と挑戦心がなければ能力を高められず、意欲がなければ挫折しやすいことから、企業は学歴以外の部分も重視しているのです。
意欲が大事であることを踏まえたうえで、就職活動のときにアピールしていきましょう。
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高卒プログラマーが知っておくべきの厳しい3つの現実
高卒からプログラマーを目指すことに、デメリットはあるのでしょうか。
ここでは、高卒プログラマーが知っておくべき厳しい現実について解説します。
- 大手企業への就職は難しい
- 大卒に比べると年収が低い
- 仕事が多忙になる
ひとつずつ見ていきましょう。
1.大手企業への就職は難しい
高卒からだと、大手企業への就職は厳しいのが現実です。
大手企業は倍率が高いので、人材を選んで採用できるからです。
大手企業が高卒を採用しないのは、下記のような理由もあります。
- 上流工程の業務が多く、高卒だとできない仕事がある
- 上層部に年配の方が多く、学歴を重視する風習がある
- 高卒は社会人としての品性がないと誤解されやすい
これらの理由で、最初から採用条件に大卒以上を提示している企業が多いです。
また、下流工程となる開発業務を下請けに委託している大手企業だと、そもそもプログラマーを求めていないケースもあります。
いずれにしても、高卒から大手企業への就職は厳しいと考えておいた方がよいでしょう。
2.大卒に比べると年収が低い
大卒に比べると年収が低いのも、高卒プログラマーの厳しい現実といえます。
高卒は妥協して採用されている部分があるためです。
学歴でスキルに大きな差がないとはいえ、大卒を求めているのが企業の本音です。
そのため、大卒の給与基準を高く設定して、少しでも多くの就職希望者を集めようとしています。
また、昇給制度も同様で、大卒の方が優遇されているのは否めません。
とはいえ、高卒プログラマーがスキルを高めていけば、大卒を超える年収を稼ぐのは十分可能です。
なかには年収1000万円を超える高卒プログラマーだっているので、スキルアップを目指していきましょう。
3.仕事が多忙になる
高卒プログラマーは、仕事が多忙になりやすい現実があります。
仕事内容が、プログラマーでもっともきついといわれる開発業務になるためです。
実際に、残業や休日出勤が増えるケースも少なくありません。
また、就職先が下請け企業になると、所定労働時間を超えるブラック企業も少なからず存在します。
労働環境がととのった優良企業に就職できる人もいますが、就職先選びに失敗すると仕事が多忙になる可能性が高い事実を踏まえておきましょう。
高卒プログラマーに必要なスキル3選
高卒プログラマーには、どのようなスキルが求められるのでしょうか。
- プログラミングスキル
- ITの知識
- ビジネススキル
それぞれについて、下記で詳しく解説します。
1.プログラミングスキル
学歴のマイナスを補うためにも、プログラミングスキルは必要です。
プログラミングスキルを身につけておけば、高卒でも優遇されやすくなります。
高卒プログラマーで必要なプログラミングスキルは、下記のとおりです。
- 開発言語のスキル
- コードの読み書きができる
- 実務で使えるレベル
下流工程に携わるのが主となるので、開発言語をどれかひとつ選んでスキルを高めておく必要があります。
加えて、コードの読み書きができ、実務で使えるレベルに達しておくことも大切です。
プログラミングスキルがあれば差別化ができるので、就職活動をする前に身につけておきましょう。
2.ITの知識
ITの知識も高卒プログラマーに必要なスキルといえます。
ITの知識量が豊富だと、伸びしろがあると判断されるためです。
高卒プログラマーが必要なITの知識のレベルは、下記のとおり。
- IT用語の意味が理解できる
- ソフトウェアの知識
- インターネットの基礎知識
企業からすれば、イチからIT用語や知識を教えるのは大変です。
むしろ、大卒でもITの知識がないと採用されない可能性だってあります。
大卒に負けない人材とアピールするためにも、事前にITについて学習しておきましょう。
3.ビジネススキル
高卒からプログラマーになるためには、ビジネススキルを身につけておく必要があります。
高卒は社会人としてマイナスなイメージを持たれやすいためです。
高卒プログラマーが身につけるべきビジネススキルは、下記のとおり。
- 社会人としてのモラルとマナー
- コミュニケーションスキル
- 文章力
とくに、社会人としてのモラルとマナーは大切です。
あいさつはもちろん、言葉遣いや礼儀作法などは大卒より注目して見られます。
コミュニケーションスキルや文章力も実務するうえで必要なので、意識して身につけておきましょう。
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高卒からプログラマーになるための方法3選
高卒からプログラマーを目指すには、具体的に何から始めたらいいのでしょうか。
- プログラミングスクールに通う
- 教養本やWeb教材でITの学習をする
- ビジネス本を読む
それぞれについて、下記で詳しく解説します。
1.プログラミングスクールに通う
プログラミングスクールに通うのは必須といえます。
プログラミングスキルがないと、高卒から採用されるのは厳しいためです。
そもそも、プログラミングは専門性が高いスキルなので、独学で習得できるほど簡単ではありません。
そのため、独学でプログラミングを学習した人のほとんどが、途中で挫折しています。
一方で、スクールはわかりやすいカリキュラムのもと、挫折せずプログラミングスキルの習得が可能です。
加えて、実務で必要とするスキルや知識も学べるので、就職前から企業が求める人材に大きく近づきます。
就職活動を少し遅らせてでも、まずはプログラミングスキルをしっかりと習得しておきましょう。
2.教養本やWeb教材でITの学習をする
ITの知識を身につけるためには、教養本やWeb教材を活用しましょう。
ITの知識は、正しい情報のもと勉強しないと意味がないためです。
また、最新のITの情報はネットが最速ですが、基礎がわからないとそもそも理解できません。
プログラミングスクールに通いながら、ITの知識も独学で進めていきましょう。
3.ビジネス本を読む
空き時間を活用して、ビジネス本を読む習慣をつけておきましょう。
ビジネスで役立つ知識はもちろん、社会人としてのマナーも身につくためです。
実際に、社会に出れば、学生時代に知らなかったマナーが数多く存在します。
社会人としては当然のマナーなので、知らないままでいると失礼な人と捉えられる可能性が高いです。
とくに、高卒はマナーに関してマイナスなイメージを持たれやすいことから、ビジネス本で学習しておきましょう。
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高卒プログラマーが就職・転職する際の3つのポイント
高卒プログラマーは、どのようなことに気を付けていけばいいのでしょうか。
ここでは、高卒プログラマーが就職・転職する際のポイントについて解説します。
- 必要なスキルは身につけておく
- 転職エージェントを利用する
- 資格を取得する
それぞれについて、下記で詳しく見ていきましょう。
1.必要なスキルは身につけておく
プログラミングスキルやITの知識など、事前に身につけておく必要があります。
スキルがあることで、就職の幅が広がるためです。
加えて、大卒との差をスキルで埋められることから、採用される確率もアップします。
逆に、スキルがないまま転職すると、ブラック企業に採用が決まる可能性が出てきます。
メリットをつくるためにもデメリットを防ぐためにもスキルは必要なので、就職活動前に習得しておきましょう。
2.転職エージェントを利用する
転職エージェントを利用すると、就職の成功率がアップします。
高卒からプログラマーとして採用してくれる企業を紹介してくれるためです。
転職エージェントの特徴は、下記になります。
- 希望条件に合った就職・転職先を紹介してくれる
- 面接対策・書類添削などのサポートを受けられる
- 就職に足りないポイントをアドバイスしてくれる
面接での受け答え方法や、履歴書・職務経歴書の書き方までサポートしてもらえます。
転職エージェントは無料で利用できるので、職場探しに活用してみてください。
3.資格を取得する
資格を取得した方が就職成功率はアップします。
資格はスキルの証明になるからです。
そもそも、プログラマーとして就職する際には資格は必要ありません。
とはいえ、高卒未経験からの就職だと、学歴とスキルのなさは大きなハンデです。
ただ資格さえあれば、スキルの判断材料になるのはもちろん、努力の証でもあります。
高卒プログラマーにおすすめの資格は下記で紹介するので、取得を目指していきましょう。
高卒プログラマーにおすすめの資格3選
持っておくと有利になる資格はあるのでしょうか。
ここでは、高卒プログラマーにおすすめの資格を紹介します。
- ITパスポート
- 基本情報技術者試験
- Oracle認定Javaプログラマ
それぞれについて、下記で詳しく解説します。
1.ITパスポート
ITパスポートは、情報処理の基礎知識を証明できる国家資格です。
スキルの証明にはなりませんが、ITの知識があることをアピールできます。
ITパスポートの特徴は、下記のとおり。
- ITの基礎知識がある証明になる
- ハードルが低く、IT初心者向けの資格
- 基礎を固めることで、スキル習得に役立つ
ITパスポート単体で就職が有利になる可能性は限りなく低いです。
ただし、スキルの習得やこれからのキャリアに役立つ基礎知識になります。
合格率が約60%とIT業界への第一歩として取得しやすい資格なので、高卒プログラマーにおすすめです。
2.基本情報技術者試験
基本情報技術者試験は、ITの知識と技術面の証明になる国家資格です。
開発業務に関する問題も出題されるので、プログラマー初級者の資格といえます。
基本情報技術者試験の特徴は、下記のとおり。
- プログラマー初級者としての証明になる
- IT業界の就職が有利になる
- プログラミングのスキルアップの基礎となる
ITパスポートよりもランクが高く、就職で有利になります。
ただし、合格率が約30%と、難易度も若干高めです。
プログラミングや開発業務のスキルアップにも役立つので、取得を目指してみてください。
3.Oracle認定Javaプログラマ
Oracle認定Javaプログラマは、その名の通りJavaプログラマーとしての資格です。
日本オラクル社が主催する民間資格で、高い技術の証明になります。
Oracle認定Javaプログラマの特徴は、下記のとおり。
- ブロンズ・シルバー・ゴールドの3段階がある
- 世界共通の資格として就職が有利になる
- Javaプログラマーとして活躍できる
初級となるブロンズは独学でも取得可能ですが、シルバーは実務経験がないと合格できないレベルです。
ただし、それだけ難易度が高いことから、就職に大きく役立ちます。
とくに、Javaは多くの開発現場で使われる主流の言語でもあるので、今後のキャリアにもつながるでしょう。
高卒プログラマーによくある質問
高卒プログラマーによくある質問を紹介します。
疑問点を解消して、プログラマーの理解を深めましょう。
- 高卒の30代でもプログラマーになれる?
- 採用されるためのコツは?
- 未経験の高卒におすすめの求人は?
- 高卒プログラマーの仕事内容は?
それぞれについて、下記で詳しく解説します。
1.高卒の30代でもプログラマーになれる?
高卒30代でもプログラマーになれます。
ただし、20代よりも高いスキルを身につけておかないと、採用されるのは厳しいです。
また、40代になれば一気に採用率が下がるので、30代から目指すなら早めの挑戦をおすすめします。
2.採用されるためのコツは?
スキルの証明となる資格を取得することです。
また、面接での受け答えも大切になるので、言葉遣いやマナーも正しておかなくてはなりません。
そして、とくに大切なのがプログラミングスキルです。
採用における重要な判断材料になるので、プログラミングスクールに通ってスキルを習得しておきましょう。
3.未経験の高卒におすすめの求人は?
人気の求人は、フロントエンド系やアプリケーション系です。
ただし、人によって向き不向きがあるので、一概にどの職種の求人がおすすめとはいえません。
また、年収の相場も高卒の求人は大差ないのが実際のところです。
そのため、まずは得意分野を見つけてやりたい業務を定めていきましょう。
4.高卒プログラマーの仕事内容は?
主に開発業務に携わります。
コードの読み書きやエラーの対処法を先輩エンジニアに教わりつつ、ひとりで開発業務ができるまで研修を受けるのが一般的です。
そのため、いきなり自分だけで開発業務を任されることはありません。
ただし、ブラック企業になると、いきなり現場に放り出されて無理難題を押しつけられるケースもあります。
そうならないためにも、プログラミングスキルを身につけて就職先の幅を広げていきましょう。
まとめ:高卒からプログラマーになるにはプログラミングスキルを習得しよう
本記事では、高卒からプログラマーになりたい方に向けて、就職できる理由となるための方法について解説してきました。
- 高卒でもプログラマーになれるが、大手企業は厳しい
- プログラミングスキルの習得は必須
- スキルがないとブラック企業で働く可能性があるので要注意
高卒からプログラマーになるには、プログラミングスキルの習得は必須です。
とはいえ、独学でスキルを身につけられるほど、プログラミングは簡単ではありません。
間違いないスキルを身につけるためにも、まずはプログラミングスクールに通いましょう。
基礎を固めることで将来的に高年収を稼ぐこともできるので、ぜひ活用してみてください。
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