【売り手市場?】IT業界の求人倍率の現状と今後
近年、IT業界は売り手市場だということを聞いたことがあり、プログラマーやエンジニアへの転職を考えているという方はいませんか?
売り手市場なら転職も失敗しにくいのではないかと考えている方も多いでしょう。
しかし、IT業界は本当に売り手市場であり、将来的な観点から見ても働いてもいい業界なのでしょうか?
今回は、IT業界の求人倍率の現状と共に、IT業界の今後を予想しながら今転職すべきかを解説していきます。
現在の転職事情
まず、IT業界の前に現在の転職事情についてご紹介していきましょう。
現在、転職市場は全体的に求人数も増えており、転職を希望している人にとっては選択肢が多い環境が広がっています。
これは今年に入ってから見られる傾向というわけではなく、実は2014年頃から徐々に転職市場が拡大し、売り手市場になってきているのです。
また、企業側が転職者側に求めているレベルも幅広くなってきています。
転職というとある程度経験がないと働けないというものがあります。
これは、主に即戦力として活躍してもらいたいという企業側の願いであり、今でもそのようなレベルを期待している企業は少なくありません。
最近では即戦力として活躍することが難しいとされる未経験者の応募も行われるようになりました。
特に人手不足に陥っている業界・企業だと、経験者のみをターゲットに求人を出してもなかなか人が集まらないため未経験者可の求人も増えてきているのです。
「未経験でもITエンジニアに転職できるの…?」と不安に思っている方へ!
転職成功率98%の【DMM WEBCAMP】
✔︎受講者の97%が初心者!
✔︎独自開発の教材と一人一人に寄り添った転職支援で安心サポート
✔︎万が一転職できなかった場合は、全額返金の転職保証!
\未経験からITエンジニアを目指す方は必見!/
IT業界の求人倍率
転職市場全体が現在売り手市場であることをご紹介しましたが、IT業界の求人倍率はどうなっているのでしょうか?
IT業界の求人倍率を見てみると、2018年4月現在で6.15となっており、近年は6~8前後を推移している傾向にあります。
求人倍率というと有効求人数/有効求人登録者数で求められ、求人倍率が1より多ければ求人数が多く、1より少なければ就職・転職先を探している人が多いことになります。
IT業界の値を見ると6.15ということで、求人数が就職・転職先を探している人の数を上回っているのです。
ちなみに、他の業界を見てみるとサービス業が2.70、メディアが2.20、メディカル関連が1.90ということで、IT業界が圧倒的に求人倍率の高い業界であることが分かります。
このことから、IT業界では転職市場の中でも特に売り手市場だということが言えるでしょう。
IT業界の今後を予想
上記でご紹介したとおり、IT業界は他の業界と比較してもかなりの売り手市場であると言えます。
しかもこの状態が近年続いている状態であり、今後も売り手市場が続いていくのではないかと考えられます。
IT業界が売り手市場になっている要因としては、エンジニアが不足していることが一番の理由と言えるでしょう。
エンジニアというとシステムの開発などを思い浮かべる方も多いかと思いますが、エンジニアは開発だけではなく運用やセキュリティなど、システムがスムーズに機能するため幅広く業務をこなしています。
また、最近では大手企業でも製品・サービスにAIやIoTなどの最先端テクノロジー技術を用いるため、エンジニアを採用する企業も増えてきました。
内製化の推進も関わっており、これまで外注で依頼していたものを自社で行うようになっています。
外注に依頼するコストを削減できるというだけでなく、サービスや事業とITの関係性がより密になってきていることから、エンジニアが各企業で求められるようになっていったのです。
これまでIT関連企業だけがエンジニアを採用していたものが、各業界でもエンジニアが求められるようになり、IT業界での人手不足がますます進行しているのだと考えられます。
「未経験でもITエンジニアに転職できるの…?」と不安に思っている方へ!
転職成功率98%の【DMM WEBCAMP】
✔︎受講者の97%が初心者!
✔︎独自開発の教材と一人一人に寄り添った転職支援で安心サポート
✔︎万が一転職できなかった場合は、全額返金の転職保証!
\未経験からITエンジニアを目指す方は必見!/
IT業界が売り手市場でも転職しやすいわけではない?
現在人手不足が続いており、売り手市場になっているIT業界へ転職を考えている方の中には、他の業界に比べると求人倍率も高いので簡単に入社できるのではないかとイメージされている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
確かに人手不足であるため、IT業界では「未経験者可」の求人を見かけることが増えてきています。
しかし、IT業界というところは、非常にサイクルの早い業界であり、不満のない転職が必ずできるかというとそういうわけではありません。
IT業界は人手不足であると共に、市場規模の拡大を見せる業界でもあります。
大手企業・中小企業がある中で、年々IT業界に参入しているベンチャー企業もみられます。
例え人材が不足している状態だとしても、将来的にも戦力にならない人を雇うよりも今いる人材でやりくりしていった方が良いと考える企業は多いです。
ですから、いくらIT業界が売り手市場だからといって、何も対策せずに安易に転職活動をしていると、なかなか転職が決まらないという自体に陥ってしまう可能性も考えられるでしょう。
では、そういった中でも売り手市場であるIT業界に転職したい場合、どうすれば転職活動をうまく進めていくことができるのでしょうか?
IT業界で転職活動をうまく進めていくためには?
IT業界で転職活動をうまく進めていくためには、やはり企業側が最低限求めているスキルを身に付けることは重要です。
即戦力になるほどの知識やスキルがなかったとしても、全くの未経験者を雇うよりも企業側としては雇用後戦力にならないというリスクを回避することができます。
IT業界で働くなら、プログラミングを学んでおくと良いでしょう。
独学でも学ぶことは可能ですが、一人で学ぶことに不安を感じている方はプログラミングスクールなどの活用がおすすめです。
また、IT業界では幅広い業界の顧客とコミュニケーションを取っていくことも重要なスキルの一つなので、コミュニケーション力も身に付けておいた方が良いです。
他にも身に付けておきたいスキルとして、ネットワークのリスクマネジメントやセキュリティに関する知識が挙げられます。
これらは企業にとって需要の高いスキルであり、ネットワーク社会である今、企業にとって無視できない分野でもあります。
IT業界で活躍できるだけでなく、他業界の企業からも応募が見つかるかもしれないので、これらの知識・スキルを身に付けておいて損はないでしょう。
IT業界は他業界と比較してもトップクラスの売り手市場であり、毎年多くの求人が出ています。
しかし、売り手市場だからといって必ず転職がうまくいくというわけではありません。
IT業界で戦力になりやすい知識やスキルをあらかじめ身に付けておくことも大切なのです。