高卒が活躍できる仕事とは?【就職・転職の成功法を徹底解説】
「高卒だから転職できるか不安…。」
「高卒でも採用されやすい業界はある?」
「高卒でも高年収を狙いたい。」
高卒であることをコンプレックスに感じ、このように悩む方も少なくないのではないでしょうか?
高卒であったとしても、選ぶ業界や職種次第で大卒に負けない年収を稼ぐことが可能です。
この記事では、高卒の方が就職や転職を成功させるための方法を解説していきます。
学歴に不安を感じている方は、ぜひ最後まで読み進めてみてください。
高卒の仕事はないって本当?就職率の現状
高卒者の中には、就職できないのではないかと悩んでいる方も少なくないかもしれません。
しかし、高卒が原因で就職や転職が厳しい時代はもう終わりました。
今は、少子高齢化の問題による人手不足の影響もあり、多くの企業が学歴に関係なく求人を出しています。
また、就職を希望するほとんどの高卒の方が、就職を成功させていることからも、学歴はそこまで関係がないことがわかります。
それでは実際の就職率はどうなのでしょうか?
文部科学相の「平成31年3月高等学校卒業者の就職状況」で公表されたデータを基にみていきましょう。
【就職希望者数・就職者数】
卒業者 | 1,056,847人 |
就職希望者 | 187,342人 |
うち就職者 | 183,891人 |
うち未就職者 | 3,451人 |
【就職率】
こちらは、先ほどの就職希望者数・就職者数から出した就職率です。
全体 | 98.2% |
男子 | 98.5% |
女子 | 97.6% |
上記データを見ると、就職成功率は98.2%と非常に高水準です。
このデータから、ほとんどの就職を希望する高卒の方が、就職に成功していることがわかります。
男女のデータにはほとんど違いがなく、性別による就職率に差がないことも読みとれます。
また、高卒と大卒での就職率の差はどうなのでしょうか?
文部科学省の「平成30年度大学等卒業者の就職状況調査」によると、大学を卒業した人の就職率は、97.6%とされています。
この結果から、高卒者と大卒者の就職率はほぼ同じということがわかりました。
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高卒の仕事の平均年収と初任給
高卒者の平均年収や初任給はどれくらいなのでしょうか。
ここでは、厚生労働省のデータを基に解説していきます。
学歴・男女別初任給
まずは高卒者の初任給からみてみましょう。
【学歴別・男女合計】
大卒 | 207,000円 |
高卒 | 166,000円 |
【学歴別・男性合計】
大卒 | 210,000円 |
高卒 | 167,000円 |
【学歴別・女性合計】
大卒 | 203,000円 |
高卒 | 162,000円 |
出典:厚生労働省「平成30年賃金構造基本統計調査結果(初任給)の概況」
上記のデータを見ると、初任給には大卒と高卒で差があることがわかります。
男女合計を見ても、大卒は207,000円なのに対し高卒は 166,000円です。
学歴での年収の差は否めませんが、その分大卒者は大学への多額な費用を支払っています。
一方高卒者は、高校卒業までの学費までしか費用がかかっていません。
また、高卒者は、大卒者よりも早く社会に出て仕事を始めているので、その分スキルや経験をつけられるメリットもあります。
年代男女別・高卒の平均年収
つづいて、年代別に高卒者の平均年収を見ていきましょう。
【年代別・高卒男性の平均年収】
- 〜19歳 :180万円
- 20〜24歳:201万円
- 25~29歳:227万円
- 30~34歳:255万円
- 35~39歳:281万円
- 40~44歳:308万円
- 45~49歳:331万円
- 50~54歳:352万円
- 55~59歳:352万円
- 60~64歳:256万円
- 65~69歳:224万円
- 70歳~ :212万円
【年代別・高卒男性の平均年収】
- ~19歳 :173万円
- 20~24歳:184万円
- 25~29歳:197万円
- 30~34歳:203万円
- 35~39歳:208万円
- 40~44歳:219万円
- 45~49歳:227万円
- 50~54歳:228万円
- 55~59歳:230万円
- 60~64歳:195万円
- 65~69歳:189万円
- 70歳~ :202万円
出典:厚生労働省「平成30年賃金構造基本統計調査 学歴別」
上記のデータを見ると、男女とも平均年収のピークは50歳〜59歳となっています。
- 高卒男性:50~54歳の352万円
- 高卒女性:55~59歳の230万円
また、大卒男女の平均年収のピークは以下の通りです。
- 大卒男性のピーク:50〜54歳の535万円
- 大卒女性のピーク:70歳以上の401万円
このデータから、大卒と高卒では男女ともに大卒の平均年収の方が高いことがわかります。
一般的な平均年収では、大卒の方が高年収を稼いでいるようです。
とはいえ、高卒者でも学歴が関係ない業界ではスキル次第で高年収を狙うことができます。
高卒者で高い年収を稼ぎたいなら、実力が評価される業界を選ぶようにしましょう。
高卒でも採用されやすい仕事【おすすめ業界と職業をご紹介】
高卒者にも、採用されやすい仕事は沢山あります。
ここからは、高卒者でも採用されやすいおすすめの業界と職業について詳しくご紹介していきます。
- IT業界
- 不動産業界
- 保険業界
- 飲食業界
- 介護業界
- 運送業
- 建築業
IT業界
IT業界は、学歴ではなく実力を重視する業界です。
IT業界のほとんどの職種が成果主義であることが多く、スキルが高い人ほど昇進や昇給をすることができます。
また、IT業界は需要の高さに反して人手不足の問題を抱えています。
ですので、未経験からの転職であっても挑戦できる業界です。
また、優秀なIT人材になればフリーランスとして高収入を稼ぐことも可能です。
高卒・未経験からプログラマーを目指したい人はこちらも合わせてお読みください。
高卒でも未経験でもプログラマーになれる!その年収や求人の探し方IT業界は大きく
- ITエンジニア系
- 営業・ITコンサルタント系
- マネジメント系
- 開発・研究系
の、4つにわけることができます。
ITエンジニア系
ITエンジニア系の職種は、IT業界の中でもっとも求人数が多い仕事です。
ITエンジニア系の職種には、
- システムエンジニア
- プログラマー
- インフラエンジニア
- Webエンジニア
- フロントエンドエンジニア
などがあります。
営業・ITコンサルタント系
営業・ITコンサルタント系の職種は、クライアントの問題を見極め、適切な改善策を提案する仕事です。
営業・ITコンサルタント系の職種には、
- ITコンサルタント
- セールスエンジニア
- ソリューションセールス
- SEOコンサルタント
などがあります。
これらの職種は、クライアントの問題解決をゴールとしているため、IT業界に関わる幅広い知識、コミュニケーションスキルが求められる仕事です。
マネジメント系
マネジメント系の職種は、プロジェクト全体を管理する立場にある仕事です。
ITスキルはもちろん、リーダーシップや交渉力も求められます。
マネジメント系の職種には、
- プロジェクトマネージャー
- プロジェクトリーダー
などがあります。
開発・研究系
製品開発・研究系の職種は、企業に属しサービスの開発や研究を行う仕事です。
高度な技術と知識が求められるので、IT業界の中でも年収が高い傾向があります。
開発・研究系職種には、
- 製品開発システムエンジニア
- プロダクトマネージャー
- 要素技術研究/製品研究開発
などがあります。
不動産業界
不動産業界は学歴がほとんど関係なく、実力次第で大きな収入を得ることができます。
特に、営業職は実力主義なため学歴は関係ありません。
就職をしてはじめの頃は、大卒の方が給料、仕事内容ともに有利なことが多いですが、最終的には実力で差がでる業界です。
不動産業界の職種は、
- 営業
- 企画・開発
- 管理
- 事務
の大きく4つにわけることができます。
営業
営業には、
- 販売営業
- 売買仲介
- 賃貸仲介
- 法人営業
などがあります。
営業は不動産業界の中でも最も人数が多い職種です。
一般的に、新入社員は営業に回されることが多い特徴があります。
企画・開発
企画・開発では、マンションやビルなどの企画開発を行います。
土地の仕入れから引き渡しの一連の作業を企画・開発する仕事です。
管理
ビルやマンションの管理を行います。
トラブルへの対応や修繕工事の実行も管理の仕事です。
事務
不動産業界の中にも、人事採用や総務などを行う事務職があります。
ノルマに追われたくない方は事務職を選ぶと良いでしょう。
保険業界
保険業界も高卒者が就職・転職しやすい業界です。
生命保険会社や損害保険会社の中では、全くの未経験であっても採用してくれる企業が多く存在します。
また、ご存知の方も多いと思いますが、保険業界での業務のほとんどが営業職です。
保険業界は、学歴関係なく実力さえあれば大きく稼ぐができますが、ノルマが厳しい傾向があります。
そのため、
- プレッシャーに強い
- コミュニケーションスキルが高い
- 負けず嫌い
- 高収入を稼ぎたい
このような方に向いている業界です。
飲食業界
求人の選択肢も多く、就職先も多い飲食業界は、高卒の方が採用されやすい業界です。
飲食業界は慢性的な人手不足の問題があるので、学歴を問わず正社員を募集している企業が多くあります。
また、学歴の差で待遇が変わることがないのも飲食業界の特徴です。
料理を作ることや人と関わることが好きな人は、飲食業界でやりがいを感じやすいでしょう。
しかし、あまりに人手不足な職場はブラックな可能性があるので注意が必要です。
飲食業界で働く最大の注意点は、職場選びだということを忘れないでください。
介護業界
高齢化社会が進んでいることもあり、需要の高い介護業界。
介護業界では、学歴は関係ないことがほとんどです。
介護福祉士などの資格を持っていた方が就職に有利なことは確かですが、無資格であっても未経験から挑戦できる仕事は数多くあります。
また、介護資格の中でも代表的な
- 介護職員初任者研修
- 介護職員事務者研修
- 介護福祉士
などは、学歴に関係なく取得することが可能です。
将来的に資格取得を目指せばいいので、始めは未経験・無資格であっても就職することができます。
介護業界の仕事は、利用者・入居者の生活をサポートすること。
ですので、
- 健康で体力に自信がある
- 人の気持ちに共感できる
- 気配りができる
- 向上心をもてる
このような人には介護業界が向いています。
介護の現場では、様々な場面に立ち会うことが多いため、精神的な強さが必要です。
しかし、人の役に立っていることを日々感じられるやりがいのある仕事でもあります。
運送業界
運送業界は若手の人が少ないことから、高卒の人も就職・転職しやすい業界です。
運送業界で働く場合は、ドライバーになることがほとんどでしょう。
そのため、免許は必要不可欠ですが、自分のペースで働きやすく、稼げる仕事でもあります。
一口にドライバーの仕事といっても、
- タクシー
- バス
- トラック
などその職種は様々です。
職種は沢山ありますが、高卒の方は運転歴が浅いため、始めは選択肢が限られます。
建設業界
体力が必要な職種も多くある建設業界。
現在働いている人の高齢化が進んでいることもあり、若い人材が求められています。
建設業界では、基本的に学歴は関係なく実力が重視される業界です。
ですので高卒であっても、技術と経験を身につけていけば収入も上がっていきます。
未経験の建設作業員は力仕事がメインですが、将来的には、現場監督やデスクワークを目指すことも可能です。
- ものを作ることが好き
- 体力に自信がある
- 職人気質
このような方は、建設業界に向いています。
「今の働き方に不満はあるけど、日々の業務が忙しくてゆっくり考える時間がない…」
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高卒で就職・転職がしやすい仕事の特徴とは?
高卒で就職や転職がしやすい仕事にはどのような特徴があるのでしょうか。
ここでは、
- 学歴不問や高卒以上と記載されている
- 実力で勝負できる業界
- 若い人材を求めている会社
これら3つの特徴について詳しく解説していきます。
1.学歴不問や高卒以上と記載されている
高卒で就職・転職しやすい求人を見つけるためには、学歴不問や高卒以上と記載されているかに注目することが大切です。
今や多くの業界が人手不足の問題を抱えており、学歴不問や高卒以上と記載されている求人は意外にも多く存在します。
高卒であることが不利になる職業はそう多くありません。
条件に注意しながら、気になる仕事の求人に学歴不問や高卒以上と記載されていないか確認してみましょう。
2.実力で勝負できる業界
実力が評価される業界では学歴は関係ないことがほとんどです。
先ほど紹介した、学歴関係なく採用されやすい業界である
- IT業界
- 不動産業界
- 保険業界
- 飲食業界
- 介護業界
- 運送業界
- 建築業界
これらの職種は、実力次第で昇進や昇給ができます。
実力が評価される業界では、自分のスキルが上がるほど結果がでるので、やりがいも大きく、モチベーションを持って仕事に取り組むことが可能です。
3.若い人材を求めている会社
仕事をするうえで、若さは大きな武器です。
少子高齢化が進む現代では、若い人材を求める企業が数多く存在します。
高卒の方は、若手を積極的に採用し育てている業界を希望すれば、就職や転職に困ることはないでしょう。
高卒の転職活動に有利になる資格
高卒の転職活動を有利にするためには、資格取得を目指しましょう。
資格は就職活動において志望度の高さや、やる気のアピールに繋がるのです。
また、資格があることで一定のスキルの証明にもなり、転職できる仕事の幅も広がります。
ここでは業界別に、転職に有利になる資格について解説していきますのでぜひ参考にしてください。
全業界共通
まずは全業界に共通する資格を紹介していきます。
普通自動車免許
まずは普通自動車免許です。
運送業界を志望していなくても、普通自動車免許は多くの業界で活用できます。
例えば、
- 不動産業界
- 営業職
などでは運転免許が必須です。
また、身分証明書や通勤手段として必要になる機会が、社会人になるにつれて増えていきます。
運転免許を取得するには、一定の期間が必要なので時間に余裕があるうちに取得しておくのが賢明でしょう。
TOEIC/実用英語技能検定(英検)
TOEICや実用英語技能検定(英検)は、グローバル化が進んでいる現代社会では、外資企業に限らず全業界で活かせる資格です。
英語スキルはこれから益々重要視されることが予想できます。
余裕があれば資格取得を目指すといいでしょう。
日商簿記検定
日商簿記検定は、ビジネスにおける基礎的な経営管理や分析力が身につく資格です。
日商簿記検定を取得することで、会社の経営状態を把握するスキルや経理事務に必要な技能を身につけることができますよ。
現在では多くの企業が社員に対して日商簿記検定の資格取得を奨励しています。
取得しておくことで、転職時にも好印象を持ってもらえるでしょう。
IT業界
つづいて、IT業界への転職に活かせる資格をご紹介していきます。
ITパスポート
ITパスポートは、IT系の資格の中で最も初心者向けの国家資格。
IT業界を目指す人には必須な資格です。
ITパスポートを取得すれば情報処理に関する基礎的な知識を証明できます。
基本情報技術者試験
基本情報技術者試験とは、情報処理の促進に関する法律に基づく国家試験です。
ITパスポートよりも難易度は高いですが、IT業界を目指すならとっておいた方がいい資格の一つ。
基本情報技術者試験取得を目指すことで、ハードウェアやソフトウェアの基本、プログラム作成時の考え方など、IT業界で働く上で必要な内容を理解することができます。
不動産業界
つづいて、不動産業界への転職に活かせる資格をみていきましょう。
宅地建物取引主任者
宅地建物取引主任者は、通称「宅建」と呼ばれる資格です。
合格率は15%と国家資格の中でも難関資格であるため、取得するには努力が必要。
しかし、宅建資格を取得することで、不動産関連業界だけでなく他業界でも活躍できる可能性が広がります。
不動産鑑定士
不動産鑑定士は、不動産の価値を評価するために必要な資格です。
会計士と並ぶ、難関な資格であり合格率は2〜3%とされています。
難易度が高い分、持っていることで希少価値の高い人材として就職や転職に有利でなるでしょう。
飲食業界
つづいて、飲食業界への転職に活かせる資格をみていきましょう。
専門調理師
専門調理師は、調理師資格の上位資格とされています。
調理技能士は需要が高く、求人が絶えることがありません。
飲食店・飲食業界の求人企業から高評価をうける資格です。
食品衛生管理士
食品衛生管理士は、食品の衛生を管理する知識や能力を証明する資格です。
飲食店・飲食業界ではもっともメジャーな資格の一つ。
将来独立を考える方にもおすすめな資格です。
介護業界
最後に介護業界への転職に活かせる資格を紹介していきます。
介護職員初任者研修
介護職員初任者研修は介護業界の中でも最も取得しやすい資格です。
介護職員初任者研修を受けておけば、ある程度の介護に関する知識や技術がみにつきます。
また、介護職員初任者研修を修了していれば「有資格者募集」の求人に応募することが可能です。
介護福祉士
介護福祉士は、社会福祉専門職の介護に関する国家資格です。
介護福祉士の資格を持っていることで、介護に関する高度な技術や知識を持つことを証明することができます。
高卒で就職するメリット・デメリット
高卒で就職するのにはメリットもありますが、デメリットも存在します。
高卒で就職するのか、大学へ進学するかで悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
高卒で就職するメリット
それではまず、高卒で就職するメリットについて見ていきましょう。
- 社会人経験を早く積める
- やりたい仕事を見つけやすい
- 大学の学費を節約できる
1. 社会人経験を早く積める
高卒で就職する最も大きなメリットは社会人経験を早く積めることです。
社会人経験を早く積めることで、大卒よりも若いうちから技術を身につけることができます。
2. やりたい仕事を見つけやすい
高卒者は、自分のやりたい仕事を早く見つけやすいメリットがあります。
高卒者は大卒者よりも早く社会経験を積めるのでその分、自分の適職を見つけやすいのです。
もしも、高卒で就職した企業から転職をすることになっても、早く軌道修正をすることができます。
社会経験を通して自分に向いていない仕事がわかることで、やりたい仕事もみえてくるはずです。
3.大学の学費を節約できる
高卒者は大学に進まないことで、大学の学費を節約できています。
大学へ通うことで、明確な目標がある場合は学費を払ってでも大学を卒業するべきです。
しかし、大学の期間がやりたい仕事を探すだけの期間に終わってしまう人も少なくありません。
大学期間を無駄にしてしまうようなら、高卒で就職した方がメリットが多いでしょう。
高卒で就職するデメリット
つづいて高卒で就職するデメリットについてみていきましょう。
- 学歴制限のある企業へ応募できない
- 大卒よりも初任給が安い
- 転職の幅が狭くなることも
1. 学歴制限のある企業へ応募できない
高卒で就職するデメリットは、学歴制限のある企業へ応募できないこと。
企業によっては、採用条件として大卒であることを設定している企業があります。
高卒よりも大卒の方が職種や業界を幅広く選べることは否めません。
就職活動をする際には、事前に希望する業界が高卒でも可能なのかどうかを確認しておきましょう。
2. 大卒よりも初任給が安い
大卒よりも高卒の方が初任給が低いことがほとんど。
厚生労働省が公表する「平成30年賃金構造基本統計調査結果(初任給)の概況」によれば、高卒の初任給が166,000円なのに対して、大卒の初任給は207,000円とされています。
このデータによると、高卒よりも大卒は5万円近くも高い初任給を得ているのです。
また、業界や職種によっては学歴の差があるだけで、いつまでも高卒より大卒の給料が高くなる仕事もあります。
実力が評価される業界では、学歴は関係ありませんが、そうではない業界や職種があることも忘れないでください。
3.転職の幅が狭くなることも
学歴制限の企業があるとおり、高卒であることから転職の幅が狭くなる恐れもあります。
自分が進みたい業界に、どうしても大卒の資格が必要なのであれば大学へ進学するのが望ましいでしょう。
高卒では転職の幅が狭まるといっても、実力が評価される業界も沢山あります。
とはいえ、高卒で就職するか、大学へ進学するかは人生の大切な分岐点です。
自分がどのようなキャリアプランを進みたいのかをじっくり考えた上で、結論を出しましょう。
高卒の仕事探しを成功させる5つのポイント
ここからは、高卒の方が仕事を成功させるための5つのポイントを紹介していきます。
- 将来性のある業界で働く
- 自己分析をしっかりしてみる
- 絶対にやりたくないことを考えてみる
- どんな仕事があるのか探してみる
- ハローワークを利用する
1. 将来性のある業界で働く
就職を考える上で、将来性のある業界で働くことは重要なポイントです。
将来性のある業界で経験を積むことで、今後の可能性を広げることができます。
自分の目指す業界に将来性があるかどうかを見極めてから、就職活動を行うようにしましょう。
2. 自己分析をしっかりしてみる
就職や転職をきっかけに、じっくり自己分析をしてみましょう。
高卒者は大卒者よりも早く社会にでて、様々な経験を積んでいます。
転職を考えるのなら、まずは今までの働き方や仕事について振り返ってみてください。
そうすることで、これまでの経験を活かして、より良い転職を実現できるはずです。
3.絶対にやりたくないことを考えてみる
これまでの仕事の中に、今後は絶対にやりたくないと思ったことはありますか?
自分のやりたい仕事を見つける方法の一つに、やりたくないことを考えてみることも有効とされています。
転職を成功させるためにも、これまでの経験からやりたくないことを考えてみてはいかがでしょうか。
4.どんな仕事があるのか探してみる
ある程度やりたい業界が定まってきたら、どのような仕事があるのかを探してみましょう。
いろいろと調べてみることで、あなたの知らない仕事が見つかる可能性もあります。
広い視野をもって、転職活動に取り組むことが大切です。
5.ハローワークを利用する
ハローワークを利用するのもおすすめです。
ハローワークでは、転職へのサポートをしてくれる他、地元の求人を中心に多くの求人をみることができます。
高卒の仕事選び5つの注意点
高卒者の仕事選びには注意する点もあります。
就職や転職活動を行う前にぜひチェックしておいてください。
- 興味があるかどうか
- できるだけたくさんの仕事を探してみる
- 自己分析をしっかりする
- 条件を絞りすぎないない
- 就職の目的を明確にする
上記5つの注意点についてみていきましょう。
1. 興味があるかどうか
仕事選びをする上で、その業界や仕事に興味があるかどうかは大切なポイントです。
興味がある職種に就くことで、仕事に意欲を持ち続けることができます。
好きかどうかで仕事を決めるのはリスクもありますが、興味がない仕事であれば長続きしないかもしれません。
2.できるだけたくさんの仕事を探してみる
仕事を探す時は、できるだけ沢山の仕事を探しましょう。
インターネットで調べるだけではなく、気になる企業があれば積極的に説明会などに参加してみるべきです。
説明会へ行けば、実際に働いている社員の人にも直接質問することもできます。
3.自己分析をしっかりする
よりよい企業に就職するためにも、自己分析をしっかり行うことが大切です。就職活動では、応募書類や面接であなたの強みを企業に伝える必要があります。
自分をうまくアピールするには自己分析がかかせません。
あなたの可能性を広げ、納得のいく転職を実現するためにも自己分析をしっかり行うようにしましょう。
4.条件を絞りすぎない
転職活動の際には、条件を絞りすぎないことが大切です。
自分にはこの業界しかないと思い込んでいませんか?
応募する業界や企業を絞りすぎてしまうと、思うように内定をもらえないかもしれません。
あまり絞りすぎずに、視野を広げてみることが大切です。
そうすることで、まだ気がついていなかった業界に興味がでる可能性もあります。
5. 就職の目的を明確にする
就職をする目的を明確に設定していますか?
まずはどんな思いで、どのような企業に就職したいのかと目的を明確にすることが大切です。
目的を明確にできないと、気持ちがぶれてしまいます。
そのような気持ちは応募先の企業にも伝わるものです。
就職や転職を成功させるためにも、はじめから目的を明確にさせておきましょう。
高卒の人が求人を見つける3つの方法
高卒の人が求人を見つける方法は主に3つあります。
- 転職エージェントに登録する
- ハローワークを利用する
- 知り合いに紹介してもらう
上記の順番に解説していきますので、自分の取り組みやすい方法で探してみてください。
1.転職エージェントに登録する
一つ目は、転職エージェントを利用すること。
転職エージェントは転職に関する様々なことを無料でサポートしてくれるサービスです。
希望条件に合った求人を紹介してくれたり、必要書類の書き方や面接のサポートまで行ってくれるので、効率よく転職活動が行えます。
DMM WEBCAMPでは、プログラミングスキルを身につけるだけでなく、転職活動もサポートしています。
転職保証・全額返金保証もついているので、IT業界の転職に興味のある方はぜひ無料のキャリア相談にお越しください。
2. ハローワークを利用する
ハローワークを利用するのも一つの方法です。
ハローワークは、国が運営する公的職業紹介所で、学歴や年齢など関係なく誰でも利用することができます。
高卒向けの求人も多く取り扱っているので、家の近くのハローワークに気軽に相談してみるのもいいでしょう。
また、どのような求人があるのかをWebサイトで確認することもできます。
3.知り合いに紹介してもらう
親や親戚、知り合いに経営者がいる場合には、そこで働かせてもらうのも一つの方法です。
しかし、この場合には、
- 辞めにくい
- 甘えてしまう
などの注意点もあります。
親しい間柄だからこそ、仕事に責任を持って取り組むようにしましょう。
まとめ
今回は、高卒の方が就職や転職を成功させるための方法を解説していきました。
高卒も大卒もされぞれにメリットとデメリットが存在します。
この記事でも紹介してきた通り、高卒であっても活躍できる業界や職種は数多く存在します。
大切なのは、あなたに適した職種に就職することです。
就職・転職活動をする際には、ぜひこの記事を参考に理想の働き方を実現してくださいね。