【自分のせいだけじゃない?】仕事のオーバーワークを防ぐ6つの対処法と原因となる性格の特徴
「毎日のように残業させられてつらい」
「仕事のストレスで眠れない…」
「日々の仕事が多すぎる」
世界の中でも労働時間が長いと言われている日本では、このようにオーバーワークが原因で悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、
- オーバーワークに陥りやすい人の特徴
- オーバーワークを防ぐ対処法
- オーバーワークになる原因
などについてくわしく解説していきます。
オーバーワークは、ストレスがたまるだけではなく知らない間に心と体に大きな負担を与えます。
取り返しのつかないことになる前に、解決策を一緒に考えていきましょう。
オーバーワークの意味とは?
日本語で「過度の労働」や「働きすぎ」を表す言葉「オーバーワーク」。
仕事以外の分野であれば「やりすぎ」の意味として使われます。
どんな分野であっても、やりすぎは心と体に大きなストレスを与えてしまいますよね。
ここでは、
- 仕事におけるオーバーワーク
- 筋トレのオーバーワーク症候群
この二つに分類してくわしく解説していきます。
仕事におけるオーバーワーク
(出典:厚生労働省・諸外国における「過労時間が49時間以上の者」の割合(平成30年))
仕事におけるオーバーワークは長時間労働や、抱えきれないほどのノルマを課せられる企業に勤めた場合に陥りやすいのが特徴。
日本は、諸外国と比較しても平均労働時間が長く、週に49時間以上働いている労働者の割合が高いとされています。
グラフを見ると、特に日本人男性の労働時間の割合が高いことがわかりますね。
また、月80時間の残業が過労死ラインとされており、この基準を超えた仕事量によって健康障害が出た場合には労災認定となります。
今の勤め先で、月に80時間以上の残業をしているのならオーバーワークといって間違い無いでしょう。
筋トレのオーバーワーク症候群
オーバーワークは仕事だけに限らず、筋トレのオーバーワーク症候群というものもあります。
筋トレのオーバーワーク症候群とは、心身ともに十分に回復できていないまま過度なトレーニングを続けて、日常的に疲労感を感じてしまうこと。
- 疲れがとれない
- 意欲が低下する
- イライラする
このような症状が表れた場合、筋トレのオーバーワーク症候群になっている可能性があります。
自覚があるようなら、「トレーニングを控える」「しっかりと休息をとる」などの対策をおこなうようにしましょう。
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オーバーワークになりがちな人の4つの特徴
ここからは、
- 仕事を頼まれたら断れない
- 周囲に相談するのが苦手
- 責任感が強く抱え込みがち
- 完璧主義すぎて時間がかかる
これらの、オーバーワークになりがちな人の4つの特徴について見ていきましょう。
自分に当てはまる項目がないか、確認しながら読み進めてくださいね。
1.仕事を頼まれたら断れない
仕事を頼まれたら断れない人は、オーバーワークに陥りがちです。
頼まれたら断れないタイプの人は、
- お人好し
- 真面目
- 責任感が強い
これらの性格に当てはまる傾向にあります。
この中でも特に、相手の気持ちを尊重しすぎてしまうお人好しタイプの人は、思いやりの気持ちが強く頼まれたら断れません。
自分の仕事が倍になっても、相手のためならと思い無理をすることでオーバーワークになってしまうのです。
2.周囲に相談するのが苦手
次に挙げられるのは、周囲に相談するのが苦手な人。
- 人を信用できない
- 相談したら迷惑だと思っている
- プライドが高い
これらに当てはまる人は、全てのことを一人でこなそうとするので自然とオーバーワークになりがちです。
3.責任感が強く抱え込みがち
また、責任感が強くなんでも一人で抱え込みがちな人は「自分で解決しなければ」という気持ちが強いため、オーバーワークになりやすいでしょう。
責任感が強いことは良いことですが、ときには周りの人を頼ることも大切です。
4.完璧主義すぎて時間がかかる
完璧主義すぎて時間がかかってしまう人も、オーバーワークになりやすいでしょう。
完璧主義の人は、
- プライドが高い
- 他人の評価が気になる
- 理想が高い
などの傾向があります。
このような方は、細部までこだわりすぎて時間内に終わらないということが良くあるのではないでしょうか?
時間内に終わらないことで、自然と残業が続きオーバーワークとなってしまいます。
オーバーワークを防ぐ6つの対処法
オーバーワークの状態が続くと、ストレスや疲労から体の抵抗力が落ちて体調を壊しやすくなります。
さらに、うつ病などの精神的な病気にかかってしまう危険性もあるため、できるだけ早く対策を打つことが大切。
ここからは、オーバーワークを防ぐ
- 自分の仕事量を把握する
- 無理して引き受けない
- スキルアップで効率化を測る
- 早い段階で上司や同僚に協力を仰ぐ
- 休日や定時後は仕事から離れる
- 睡眠をしっかりと取る
これら6つの対処法についてくわしく解説していきます。
1.自分の仕事量を把握する
オーバーワークを防ぐためにも、自分の仕事量を把握することが大切です。
オーバーワークに陥る大きな原因は、自分の許容範囲を超えた仕事も受け入れてしまうことにあります。
自分の仕事量が把握できれば、無理な仕事を承諾することもなくなるはずです。
2.無理して引き受けない
自分の仕事量が把握できたら、無理をして他の人の仕事を引き受けないようにしましょう。
自分の許容範囲がわかれば、明確なスケジュールを立てることができるはずです。
無理に他人の仕事を肩代わりして、あなたの心身が疲労してしまうようでは元も子もありません。
オーバーワークで体を壊さないためにも、自分ができる仕事量以上の業務は断ることが大切です。
3.スキルアップで効率化を測る
オーバーワークを防ぐためも、スキルアップで効率化を測りましょう。
新しく資格を取得するのも良いですが、日々の仕事への取り組み方や、業務マニュアルを改めて見直すこともスキルアップに繋がります。
業務効率化をおこなうには、
- どうしたら仕事を早く終わらせられるか?
- 無駄な動きはないか?
- 利用できるツールはないか?
などのように、今の業務状態を把握して無駄な部分を洗い出すことが大切です。
仕事がなかなか終わらないことに悩んでいる方は、こちらの記事も参考にしてください。
仕事が終わらない原因とは?【辛いサイクルから抜け出す5つの方法】4.早い段階で上司や同僚に協力を仰ぐ
オーバーワークになりそうなら一人で抱えこまずに、早い段階で上司や同僚に協力を仰ぐようにしましょう。
仕事は多くの人と協力し合うことで、業務が楽になるだけではなく、信頼関係も深まります。
自分だけで解決しなくてはいけないと凝り固まらずに、周りの人の力をかりることも大切です。
5.休日や定時後は仕事から離れる
休日や定時後は意識して仕事から離れることも大切です。
疲れが溜まると、ストレスが増えるだけでなく、作業効率も悪くなってしまいます。
また、仕事だけではなく家族との時間や趣味の時間などの、プライベートを大切にすることで自然とオーバーワークの改善に繋がるはずです。
オーバーワークが続いているのなら、休息を取ったりプライベートに楽しみを作るなどのように、リフレッシュすることを心がけましょう。
6.睡眠をしっかりと取る
睡眠不足は、ビジネスマンにとって大敵です。
良質な睡眠が取れていないと、仕事のパフォーマンスが下がるだけではなく体調を壊す原因にも繋がります。
十分な睡眠をとっているのにもかかわらず、体が重くてだるいという人は睡眠の質が悪いのかもしれません。
睡眠の質を上げるためにも、
- アルコールやカフェインなどの過剰接種をさける
- 規則正しい生活を意識する
- 快適な睡眠環境を整える
などの工夫をおこなうことをおすすめします。
また、ストレスが原因で睡眠不足になることも考えられます。
ストレスを解消したい方は、こちらの記事も参考にしてください。
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オーバーワークの原因は個人の問題だけじゃない
オーバーワークの原因は、個人だけの問題ではない可能性があります。
ここからは、
- 職場の慢性的な人手不足
- 非効率で無駄な仕事が多い
- 上司のパワハラで残業が増える
これらの、職場環境によってオーバーワークになっている3つの原因を見ていきましょう。
職場の慢性的な人手不足
まずは、職場の慢性的な人手不足です。
仕事量に対して充てられた人員があきらかに少なく、従業員一人あたりが抱える仕事量が多い場合、どうしても一人ひとりの残業や長時間労働が増えてしまいますよね。
繁忙期などの短期的なオーバーワークは仕方がないかもしれませんが、慢性的に長時間労働を強いられているようなら考えものです。
非効率で無駄な仕事が多い
仕事を進めるうえで、「この作業は必要?」と疑問に感じたことはありませんか?
会社によっては、
- 朝礼や終礼
- 無駄な書類作成
- 意味のない会議
など、時間の無駄と言わざるをえない業務があるかもしれません。
非効率で無駄な仕事が多い職場で働いていると、無駄なことに時間を取られ、肝心な作業が終わらずに残業に繋がってしまうのです。
上司のパワハラで残業が増える
さらに、上司のパワハラが原因で残業が増えることも考えられます。
「毎日のように罵声を浴びさせられる」「無茶なノルマを課せられる」なんてことはありませんか?
度を越したパワハラは犯罪です。
厚生労働省でも、業務中のパワハラが原因で体に支障をきたした場合には労働災害とされています。
(出典:厚生労働省)
上司の行動があまりにもひどいようなら、証拠を揃えて社内や社外の信頼できる人に相談することをおすすめします。
まとめ:職場が原因なら転職も視野に入れよう
オーバーワークの状態を続けていると、最悪の場合、心や体の病気にかかってしまうこともあります。
オーバーワークになってしまう原因には、
- 自分の特徴
- 職場の環境
この2つが考えられます。
オーバーワークになりやすい特徴にあてはまった人は、ぜひ今回ご紹介した6つの対処法を参考にしてみてくださいね。
また、職場の環境が原因でオーバーワークになっている方は転職も視野に入れることをおすすめします。
なぜなら、
- 職場の慢性的な人手不足
- 非効率で無駄な仕事が多い
- 上司のパワハラで残業が増える
これらの項目に当てはまる企業は、ブラック企業である可能性が高いからです。
自分の力ではオーバーワークを改善できない企業に勤めているのなら、心身を壊す前に転職を考えることも大切です。