効率のいい勉強法10選!モチベーションを保つコツとおすすめ本も紹介
資格や受験に向けて、いざ勉強をはじめてみても、
「勉強してるつもりなのに、思うように結果がでない…」
「モチベーションが続かず、ついだらけてしまう…」
「自分に合った勉強法がわからない…」
このように悩む方が多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、
- 効率の悪い間違った勉強法5選
- 効率よく学ぶコツ
- おすすめの勉強法10選
- 勉強のモチベーションを保つポイント
- 勉強法を身につけるのにおすすめの本
などについてくわしく解説していきます。
学習スキルは、学生だけでなく社会人になってからも必須のスキル。
今よりも効率よく勉強できる方法が知りたい方は、ぜひ最後まで読み進めてくださいね。
実は効率の悪い間違った勉強法5選
勉強はしっかりしているはずなのに、なかなか結果につながらなくて悩んではいませんか?
それはもしかすると、気がつかないうちに間違った方法で勉強していることが原因かもしれません。
ここでは、効率のわるい間違った5つの勉強法をご紹介していきます。
思い当たる節がないかどうか、一緒に確認しながら読み進めてくださいね。
1.ノートにまとめる作業だけで学んだ気になっている
教科書や問題集に載っていることをノートにまとめていると、なぜか学べたような気持ちになりますよね。
たしかにノートにまとめることで、内容が頭に入る場合もあります。
しかし、作業自体がゴールになっていると、知識がインプットされていない可能性があるのです。
ノートにまとめるのは、あくまでも準備運動のようなもの。
作業自体に満足するのではなく、どれだけ自分の知識として吸収できているかを重要視しましょう。
2.問題集は採点だけして見直していない
問題集を解くときには、採点だけして終わりにしていませんか?
採点が終わったら、見直しまですることがとても大切です。
見直しをすることで、
- なぜ間違えたのか?
- どこを理解できていなかったのか?
といったように、自分の弱点を知れて知識が深く定着します。
つまづいたポイントを理解したら、間違えた問題を解き直してみましょう。
苦手な箇所を重点的に繰り返すことで、結果的には効率よく知識を身につけられますよ。
3.暗記することを避けてしまう
たくさんの知識を暗記するのは時間もかかり、根気が必要ですよね。
「わからないことがあれば、すぐに調べればいい」と、ついつい暗記することを避けていませんか?
暗記は一見、効率が悪いように思えますが実は違います。
知識がないと解けない問題もありますし、覚えていないポイントが問題にでてくれば、いちいち調べなくてはいけません。
このように、知識量が少ないことでやらなくてはいけない工程が増え、結果的に効率が悪くなるのです。
効率を重視している人こそ、根気よく暗記に取り組んでいきましょう。
4.一度ですべてを覚えようとしている
「一度読んだだけで、すべての知識が頭に入ってくればいいのに…」誰もがこのように思ったことがあるのではないでしょうか。
しかし現実では、一度ですべてを覚えられる人はそうそういませんよね。
脳は、何度も同じ情報が繰り返しインプットされることで「大切な情報」だと認識します。
寝る前に暗記したことを、朝起きてからもう一度復習することで、より深く知識としてインプットされた経験がありませんか?
これも時間をおいて復習したからこそ、脳に記憶が深く定着されたのです。
暗記が必要な教科こそ、何度も繰り返し復習していきましょう。
5.睡眠時間を削ってしまう
忙しい日々のなかで、勉強時間を捻出しようと思うとついつい睡眠時間を削ってしまうことがありますよね。
「明日は試験があるから、今日1日は徹夜で勉強しよう!」と思うのであればなんとか乗り切れるかもしれません。
しかし、半年、1年と、ある程度長期的に勉強をつづけるのは難しいことですよね。
毎日眠気と戦いながら、集中力のないままに勉強しても、かえって時間がかかり非効率です。
しっかりと勉強に向き合いたい時こそ、健康的な生活を送ることを意識しましょう。
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効率よく学ぶコツはデキる人の勉強法を真似すること!
あなたの会社や学校にも、難しい資格を持っていたり、いつもテストで高得点をとっている人がいませんか?
効率よく学ぶためには、デキる人の勉強法を真似することが大切です。
結果や実績を出している人の勉強法を知って同じように勉強していけば、あなたも効率よく知識を身につけられるでしょう。
とはいえ、「周りに直接聞けるような人はいない…」といった方もいるかもしれませんね。
そのような場合には、独学ではなくスクールに通うのも一つの手段です。
スクールに通うことで、正しい知識が効率よく身につきます。
効率を重視する方こそ、検討してみてはいかがでしょうか?
効率よく学べる!おすすめの勉強法10選
ここからは、デキる人が習慣的におこなっている10の勉強法についてくわしく解説していきます。
ご紹介する勉強法は以下のとおりです。
- 時間帯別勉強法
- 音読勉強法
- 録音勉強法
- 教科書7回読み勉強法
- 1冊3周勉強法
- ストップウォッチ勉強法
- 分散学習勉強法
- ライトナーシステム勉強法
- アクティブリコール勉強法
- インターリービング勉強法
数ある勉強法の中で、「これなら出来そう」と思えることから試してみてくださいね。
それではさっそく見ていきましょう。
1.時間帯別勉強法
時間帯別勉強法は、脳の働きを利用した効率的な勉強方法。
勉強の目的や内容に応じて、最適な時間帯を意識するという方法です。
起床から3時間は、脳の集中力が高まる時間帯。
脳がクリアな状態となるため、記憶力や創造力が高まり、勉強をするゴールデンタイムとも言えます。
昼食後〜夕方にかけては、交感神経やホルモン分泌の関係で気力・体力ともに、もっとも高まる時間帯。
午前に次いで頭が働く時間帯です。
そして夜〜就寝前の時間帯は、もっとも暗記に適した時間帯。
私たちの脳は、睡眠中に情報が整理され、記憶として定着されます。
そのため、単語や専門用語などは寝る前に記憶するとよいでしょう。
このように、脳の仕組みを理解したうえで学習することで、より効率のよい勉強に繋がるのです。
2.音読勉強法
音読勉強法とは、やる気のでない時にもとにかく音読してみる勉強法です。
不思議なようですが、音読をすることで自然とやる気がアップします。
これは、脳の側坐核という部位が刺激されることでやる気が引き出されるといった脳のメカニズムを利用したやる気アップ方法なのです。
音読は他にも、「声に出すことで記憶が定着しやすい」といったメリットもあります。
やる気が起きない時こそ、どこでもすぐにできる音読勉強法を試してみましょう。
3.録音勉強法
すきま時間に気軽にできる勉強法として知られている録音勉強法。
教科書を目で読むのではなく、教科書を読み上げて録音し、その音声を耳で聞くというシンプルな方法です。
耳で聞くだけであれば、外出先の空いた時間や電車での通勤途中など少しの時間でも勉強できますよね。
また、録音する際には、一度すべて「音読」する必要があります。
「自分で音読して、さらにすきま時間に耳で聞く」この一連の作業だけでも、記憶の強化に繋がるのです。
4.教科書7回読み勉強法
7回読み勉強法とは、教科書を7回読むことで記憶の定着を強化させるという勉強法。
東京大学法学部を首席で卒業し、現在は弁護士やタレントとして活躍している山口真由さんが提唱している勉強法です。
方法は簡単。
1回目〜3回目まではテキストの内容を理解しようとせずに、サラサラと読み、テキストの全体像をぼんやりと把握します。
4回目以降から、理解度が急激に上がり、7回目にはテキスト全体を細部まで覚えられるという勉強法です。
一冊の教科書を完璧に仕上げたい時に、適している方法といえます。
5.1冊3周勉強法
1冊の参考書を完璧に理解仕上げることを基本とする、1冊3周勉強法。
1冊3周といっても、ただ何も考えずに繰り返すだけでは身につきません。
1回目は、自分のわかるポイントとわからないポイントが一目でわかるように、ページに色づけしていきます。
2回目は内容を理解しながら読んでいき、3回目には本文を熟読する。
このように、回数ごとに方法を変えることで、学習効率がアップし、自然と知識が身についていくのです。
マーカーで色をつける際には、
- ピンクのマーカー:よくわからない
- ブルーのマーカー:理解した
- イエローのマーカー:復習が必要
といったように、自分の理解度が一目でわかるようにするのがポイント。
たくさんの参考書を買ったけど、どれも中途半端に終わらせてしまっている人におすすめの勉強法です。
6.ストップウォッチ勉強法
ストップウォッチ勉強法とは、ストップウォッチで時間を計測しながら勉強する方法。
東京大学薬学部を卒業し、現在はタレントとしても活躍している木村美紀さんが、実際に受験勉強で行っていた勉強法です。
ストップウォッチ勉強法には
- 1日の勉強時間を記録していくことで、努力の成果を視覚化できる
- 制限時間を決めて勉強を進めることで、効率を上げる
- すぐに始められる
といったメリットがあります。
最近ならストップウォッチがなくても、スマートフォンがあればできますよね。
ストップウォッチ勉強法は手軽にできて、効果の高い方法と言えるでしょう。
7.分散学習勉強法
一夜漬けのような集中学習よりも効率的な勉強法だと言われている分散学習勉強法。
勉強する頻度の間隔を一定期間おき、何度も勉強を繰り返すという方法です。
覚えたことを忘れそうになったタイミングで復習を行うことで、記憶の定着力を上げ効率よく知識を身につけられます。
しっかりと記憶したい時こそ、分散学習勉強法がおすすめです。
8.ライトナーシステム勉強法
分散学習勉強法のひとつであるライトナーシステム勉強法。
ドイツの科学記者セバスチャン・ライトナー氏が作った、単語を効率よく覚えるための勉強法です。
ライトナーシステム勉強法では、
- 1〜5の番号を振った5つの箱
- 覚えたい単語を書いたカード
を、まず用意します。
単語カードを確認したら、間違えた問題は1の箱、正解した問題は2の箱に入れます。
つづいて、2の箱に入っている単語カードを復習し、再び正解したら3の箱に移します。
逆に、間違えた問題は1の箱に戻します。
あとはこれを繰り返すだけです。
1の箱が一番間違えやすく、5の箱に近づくほど正解率が高いということが分かりますよね。
ここでポイントなのが、箱によって復習間隔を変えること。
たとえば、1の箱は毎日、2の箱は2日おき、3の箱は3日おき、と、5の箱に近づくほど復習する間隔を長くします。
間違えやすい問題をより多く復習し、正解した問題は忘れてしまう頃に復習できるので、効率よく記憶を定着できる勉強法なのです。
9.アクティブリコール勉強法
ライトシステムと併用することで、より一層高い効果が期待できるアクティブリコール勉強法。
アクティブリコールの実践方法は、以下のとおりです。
- 暗記したい本やテキストをひととおり読む
- 読んだ文章を基に、一問一答を作っていく
- 自分で作った問題を解く
- 全て解き終えたら、答え合わせをする
- 間違えたところを中心に本やテキストを読み直す
- 2〜5を繰り返す
1度読んだ本やテキストの内容を思い出したい際に、またはじめから読み直すのは非効率です。
アクティブリコールを活用すれば、自分で作った問題を解くことで苦手箇所をすぐに復習できます。
自ら問題を作成する必要があるため手間はかかります。
しかし、アクティブリコールはそれだけ記憶も定着しやすく勉強効率が格段に上がる方法なのです。
10.インターリービング勉強法
インターリービング勉強法は、分散学習勉強法のひとつ。
具体的には、同時進行で関連性のある分野を勉強していく方法です。
たとえば、英語の学習であればリスニングと一緒にライティングやリーディングの学習を行います。
つまり、リスニング、ライティング、リーディングを1日の間に並行して進めるということです。
このように、同時進行で学習していくことで複数のスキルを効率よく身につけられます。
より短期間でスキルや知識をつけたい時に、インターリービング勉強法が役立つでしょう。
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勉強のモチベーションを保つ4つのポイント
勉強するには、モチベーションを保つことも大切ですよね。
とはいえ、モチベーションをコントロールするのは意外と難しいものです。
そこで、ここからは勉強へのモチベーションを保つ4つのポイントをご紹介していきます。
- 逆算して勉強計画を立てる
- どれだけ積み上げたか可視化する
- 適度に休憩をとる
- 睡眠時間は十分に取る
それではさっそく見ていきましょう。
1.逆算して勉強計画を立てる
あなたが勉強をする目的や目標は何でしょうか?
たとえば、資格取得だったりスキルアップのためかもしれません。
目的を達成させるためには 、最終目標を定めそこから逆算して明確な勉強計画を立てることが大切。
明確な計画を立てることで、ひとつひとつクリアしていく達成感が生まれ、勉強を継続させるモチベーションが保てるのです。
2.どれだけ積み上げたか可視化する
どれだけの勉強量を積み上げてきたかを可視化するのも、モチベーションを保つために大切なポイントです。
そこでおすすめなのが、塗り絵勉強法。
手順は簡単で、
- 方眼用紙の1マスごとに日付を書き込む
- 15分勉強をするごとに1マスずつ塗っていく
という方法です。
この時、勉強の科目ごとに色分けするのがポイント。
色を分けることで、勉強に費やした時間が一目で分かり、さらに勉強した科目のバランスも分かります。
自分の努力を可視化しモチベーションを保つためにも、ぜひ塗り絵勉強法を活用してみてください。
3.適度に休憩をとる
人の集中力はそう長くつづかないもの。
一般的には、90分ごとに、脳の活動レベルは休息を必要とするレベルまで下がることが証明されています。
(出典:Stress Management for Patient and Physician)
長時間、勉強をしつづければ当然集中力も落ち疲れてしまうでしょう。
楽しんで勉強に取り組むためにも、60分〜90分に1度は軽い休憩をとることが大切です。
休憩時間をリフレッシュさせるには、
- 昼寝をする
- ストレッチや散歩をする
- お気に入りの音楽を聞く
などの方法がおすすめ。
自分が1番リフレッシュできる方法で、適度に休憩をとるようにしましょう。
集中力を高める方法について知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
4.睡眠時間は十分に取る
「睡眠時間はいつもバラバラ、毎日のように寝不気味…」このような状態では、勉強に集中できませんよね。
生活リズムが崩れ、睡眠不足になれば、集中力や記憶力が低下します。
モチベーションを保つためには、規則正しい生活をおくり、1日のリズムを意識することが大切なのです。
勉強法を身につけるのにおすすめの本4選
ここからは、勉強法を身につけるのにおすすめの本をご紹介していきます。
紹介する本は以下のとおりです。
- 勉強大全 ひとりひとりにフィットする1からの勉強法
- 最短の時間で最大の成果を手に入れる 超効率勉強法
- 「超」勉強力
- 東大医学部在学中に司法試験も一発合格した僕のやっている シンプルな勉強法
どの本も、今日から実践できる実用性の高い知識が学べるのでぜひ参考にしてください。
勉強大全 ひとりひとりにフィットする1からの勉強法
東京大学出身のクイズ王としても有名な伊沢拓司さんの著書。
体験に基づいた勉強ノウハウを、勉強の本質から学べる本です。
著者本人による手書き図版も用いて解説されているのも嬉しいポイント。
勉強法はもちろん、仕事や生活に関わることまで参考になります。
受験生だけでなく、社会人の方にもおすすめの一冊です。
最短の時間で最大の成果を手に入れる 超効率勉強法
こちらはメンタリストDaiGoさんの著書。
この本では、科学的な根拠に基づいた、より短期間で成果を出す勉強法を学べます。
図解も織り交ぜながら解説されているため、本が苦手な方もスラスラ読めるでしょう。
学生から社会人まで、全ての人に実用性のある一冊です。
「超」勉強力
https://www.amazon.co.jp/%E3%80%8C%E8%B6%85%E3%80%8D%E5%8B%89%E5%BC%B7%E5%8A%9B/dp/B0871YV94Y/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&dchild=1&keywords=%E3%80%8C%E8%B6%85%E3%80%8D%E5%8B%89%E5%BC%B7%E5%8A%9B&qid=1588090067&s=books&sr=1-1
東京大学出身、現在は認知神経科学者、評論家として活躍している中野信子さんと、東京大学出身、弁護士として活躍している山口真由さんの著書。
東京大学卒業後も学びに触れつづけるふたりから、真に役立つ学習思考を学べる一冊。
学びの本質から実践的な勉強方法が知りたい方におすすめです。
東大医学部在学中に司法試験も一発合格した僕のやっている シンプルな勉強法
東大医学部在学中に司法試験にも一発合格し、TV番組「頭脳王」での優勝など数々の実績を持つ河野玄斗さんの著書。
この書籍では天才だけでなく、誰にでも使えて結果を出せる超効率的な勉強法が学べます。
まとめ:自分にあった勉強法を見つけて効率よく学ぼう!
学生だけでなく、社会人にも資格取得やスキルアップなどのさまざまな場面で学習スキルは必要となります。
今回はさまざまな勉強法をご紹介していきましたが、大切なのは自分に合った勉強法を見つけて実践していくことです。
ぜひいろいろと試してみて、自分にあった勉強法で効率よく勉強していってくださいね。
「社会人としてもっとスキルアップしたい」という方には、こちらの記事もおすすめです。
休日におすすめしたいスキルアップ14選【できる社会人になる方法】