【距離を置く勇気も】人間関係が難しいと感じる7つの原因と改善するための対処法
「周りとの関わり方が難しい…。」
「どうしたらうまく人付き合いができるんだろう?」
と思うことはありませんか?
周囲の環境を変えたとしても、人間関係はどこでも付きまとうので難しい問題ですよね。
では、いい人間関係を築くために努力できることには、どんなものがあるのでしょうか。
そこで今回は、
- 人間関係が難しく感じる7つの原因
- 人間関係を改善するための対処法
- 人間関係に悩んだ時にやってはいけない3つのこと
- 悩みを解決するおすすめの本3冊
について詳しく解説します。
この記事を見れば、いい人間関係を築くためのヒントが見つかります。
人間関係に難しさを感じている方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
人間関係が難しいと感じてしまう7つの原因とは
人間関係がうまくいかない時は人によってさまざまです。
原因を大きく分けると、以下のようなことが考えられます。
- 自分に自信がない
- 口下手である
- 気にしやすい性格である
- 感情の起伏が激しい
- 過去に裏切られた経験がある
- 人に気を使いすぎてしまう
- 精神的な余裕がない
人間関係は複雑なので、まずは自分の中にある要因に目を向けてみることがポイントです。
もし自分の中に原因があるとしたら、自覚することで克服できる可能性があります。
自分に当てはまるところはないか考えながら、読みすすめてみましょう。
1.自分に自信がない
自分に自信がない人は、人付き合いにストレスを感じてしまいがちです。
そのストレスが人間関係が難しくなる原因となります。
自分の意見にも自信が持てないことで、
- 自分の意見を伝えられない
- 相手の意見が間違っていても言い返せない
- 意見できても心配になる
など、ストレスを感じる場面が多くなってしまいます。
上記のようなことが多くなると、人間関係に悩むことが増えてくるため注意が必要です。
2.口下手
多くの口下手な人が会話することに苦手意識を持っています。
そのため、人間関係を築くのが難しいと感じやすいのです。
口下手なことから、
- 自分の意見や気持ちを相手にうまく伝えられない
- すぐに言葉が出てこない
- 会話のスピードについていけない
- 相手の会話に押されてしまう
など、会話のキャッチボールがうまくできずにストレスを感じてしまいます。
上記のことから、口下手でコミュニケーションが円滑に取れない人は、人間関係の構築に難しさを感じがちなのです。
3.気にしやすい
気にしやすい性格の人は、他人の行動に影響されやすい特徴があります。
- 人のささいな言動に意識が向いてしまう
- くよくよと考え続けてしまう
- 人から嫌われることを恐れている
など、さまざまなことが気になって疲れてしまいがちです。
「周りの目を気にしなればならない」と無意識に気を張ってしまうことが、人間関係が難しいと感じる原因となります。
4.感情の起伏が激しい
感情の起伏の激しさは、人を遠ざけます。
いつの間にか人が離れてしまうことで、人間関係の難しさを痛感することもあるでしょう。
感情が豊かなことは素晴らしいことですが、
- いきなり怒り出す
- 酷く落ち込む
- 気持ちに任せて言葉を発する
といったことがあれば、相手を困惑させてしまいます。
とくにビジネスの場では「冷静に話ができない人」だと信頼を失う可能性もあるでしょう。
一方的に感情をぶつけていては、いい関係を築くことはできません。
5.過去に裏切られた経験がある
過去に裏切られた経験がある人は、既に人間関係の難しさを身をもって感じています。
その辛い経験は、
- なかなか人を信用できない
- また裏切られる恐怖から人付き合いを遠ざける
- 人に心を開けない
というようにずっと尾を引き、人間関係の難しさを感じつづけることになってしまいます。
「もうあんな思いをしたくない」という気持ちから、人間関係の築き方に迷っている方も少なくないでしょう。
6.人に気を使いすぎている
人に気を使いすぎて疲れてしまい、人間関係に難しさを感じてしまう人もいます。
もちろん「周りに気を使う」こと自体は素敵なことです。
しかし、無理を続けると相手にも伝わってしまい、逆に相手に気を使わせてしまう可能性もあります。
また、気を使えない人に対して「私はこんなに気を使っているのに」と負の感情を抱くこともあるでしょう。
- 自分を押し殺してまで人を優先する
- 気を使い続けて心が休まらない
となると、それは度を超しています。
周りとの関わり方に難しさを感じたら、知らず知らずに周囲にアンテナを張りすぎていないかの自己分析が大切です。
7.精神的な余裕がない
仕事の締切りに追われている・金銭的な不安があるなど、精神的に余裕がない場面もあるはずです。
そんな時は人と関わること自体がストレスになり、人付き合いの難しさを感じがちです。
精神的な余裕がないと、
- 普段気にならない言葉にイライラする
- 人の善意を素直に受け取れない
など、普段とは違う自分が出てしまいがちです。
周りに強く当たってしまった結果、自分の嫌な面を知ることでもイライラして、悪循環に陥ってしまいます。
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難しい人間関係を改善するための対処法9選
難解に感じがちな人間関係も、ちょっとした心がけで改善に繋がる可能性があります。
ここからは、難しいと感じている人間関係を改善するための対処法をご紹介します。
- 笑顔や挨拶を心がける
- 運動で気持ちをリフレッシュする
- 自分をよく見せようとしない
- 正直な気持ちを打ち明ける機会を作る
- 相手のことを好きになる
- 人の気持ちを考えすぎない
- 無理をしてまで相手に合わせない
- 全員に好かれようとしない
- 苦手な人と距離をとってみる
人と良好な関係を築くための重要なポイントが詰まっています。
「今の悩みに合う対処法はあるか」「取り組めそうなことはあるか」など、自分の状況を思い浮かべながら、細かく見ていきましょう。
1.笑顔や挨拶を心がける
周囲と接する時には笑顔を意識してみましょう。
自分から挨拶することも人間関係を良好にする秘訣です。
元気な挨拶や笑顔はそのままあなたの印象として相手に残り、良好な関係を築きやすくなります。
笑顔でいることで、以下のような効果が期待できます。
- 人の警戒心をとく
- 安心感を与える
- 心地良さを感じさせる
「挨拶はできて当たり前」のように思いがちですが、意外とできない人も少なくありません。
ストレスを感じている相手に対しても笑顔を向けてみれば、相手の反応も変わる可能性があります。
2.運動で気持ちをリフレッシュする
一旦嫌なことから離れて運動することで、気持ちを切り替えることも大切です。
運動に集中する時間は悩みや嫌なことから解放されます。
運動には、
- リフレッシュ効果
- 自信を回復する効果
- 体が温まることによるリラックス効果
- 睡眠障害を改善する効果
といった効果があります。
運動不足は脳と体の疲れのアンバランスを生み、睡眠障害を引き起こすことがあります。
適度な運動はストレス軽減の効果もあるため、取り入れてみましょう。
3.自分をよく見せようとしない
「認められたい」という感情は、どんな人でも少なからず持っているはずです。
とはいえ、見栄を張りすぎないように気をつけましょう。
自分を大きく見せようとすることは、
- 口にすることと実際の中身が伴わない
- 口ばかりで行動しない
- 言動が大げさになって虚言癖がつく
といった言動に繋がります。
中身の伴わない言動を見抜かれれば、周りにいる人たちの信頼を失うことになります。
背伸びをした振る舞いをしたい気持ちはこらえて、理想の姿になれるよう努力を積み重ねましょう。
4.正直な気持ちを打ち明ける機会を作る
人間関係に行き詰まった時には、本心を打ち明けられる時間を作りましょう。
どんなに過ごす時間が長くても、心が通う会話が少なくなれば、人間関係が向上することはありません。
- 「建前」だけで話すことを控える
- 相手の「本音」にも真剣に耳を傾ける
上記の内容を意識するだけでも、お互いの理解を深める会話ができます。
まずは自分から正直な気持ちを打ち明けて、心を開いている姿勢を見せるところから始めてみましょう。
5.相手のことを好きになる
相手のいい部分に目を向けて、「好きになる努力をする」ことも大切です。
人には必ずいい面と悪い面があります。
関わる人のネガティブな部分ばかり見ていると、どうしても人間関係に難しさを感じてしまうものです。
- 「相手の悪いところ」を一旦フラットに見つめ直す
- 「自分には持っていない長所」を見つける
上記のような心がけを取り入れてみると、見方が変わってくることもあるはずです。
「嫌な奴だ」と決めつけることなく、いい面を積極的に見つける姿勢を持ち続けましょう
部分的にでも相手を好きになれば、その気持ちは相手に伝わって良好な関係を築くきっかけになります。
6.人の気持ちを考えすぎない
人への思いやりは大切ですが、過度に人の気持ちを考えすぎないようにしましょう。
- 相手の顔色を気にしてばかりいる
- 自分の気持ちを出せない
思いやりは度を超えると、上記のような相手に合わせてばかりな状態になってしまうからです。
「本音がわからない」「気を使われすぎている」と思われないよう、対等な立場でのコミュニケーションが良好な関係を築くということも心がけましょう。
7.無理をしてまで相手に合わせない
仲良くしたいからと、無理をしてまで相手に合わせるのはやめましょう。
自分の大切にしている考え方まで相手に合わせると、いずれ辛くなる時期がきてしまうかもしれません。
相手に合わせることでいい関係を築けたとしても、
- 偽りの関係がむなしくなる
- 本来の自分とのギャップに苦しむ
など、表面上の付き合いでしかないことに気がつくときがきます。
最初から無理をせず、等身大の自分で人間関係を作るよう心がけましょう。
8.全員に好かれようとしない
関わる人全員に好かれようとするのは控えましょう。
誰にでも、合う人と合わない人はいるものです。
人間関係の難しさを感じている人は、
- どうしても好きになれない人がいる
- 価値観が合わない人がいる
この2点をあえて割り切って、人付き合いをおこなってみることがおすすめです。
「合う人と合わない人がいるのは当たり前のこと」と開き直ることで、気持ちが楽になるはずです。
うまくいかなくて当たり前と思えたら、人間関係の難しさが和らぎます。
9.苦手な人と距離をとってみる
苦手な人とうまくいかずに悩み続けているなら、思い切って距離をとってみましょう。
人間関係を改善したくても、自分の努力だけではどうにもならない時もあります。
とはいえ、相手を変えることはもっと難しいことです。
苦手な人と関わりを減らすことで、
- ストレスにさらされる機会が減る
- 一度離れることで相手を冷静に見ることができる
というメリットが得られます。
職場が同じなどの理由で距離を取れない場合は、転職することもひとつの手段です。
人間関係に問題を抱えながら仕事を続けると、心身が病んでしまう可能性があります。
「距離をとって自分を守るのは決して恥ずかしいことではない」と心に留めておきましょう。
人間関係が難しいと感じていてもやってはいけないこと3つ
人間関係にいくら悩んでいても、やってはいけないことがあります。
誤った行動を起こしてしまうと、さらに関係をこじらせてしまうことになりかねません。
こちらでは、やってはいけない3つの言動を紹介します。
1.ネガティブな発言をする
不用意に相手に対する愚痴や悪口を言うのはやめましょう。
どんなに相手に非があったとしても、あなたの印象が悪くなってしまいます。
人に話すことでストレス解消したい場合は、
- できるだけ明るい話題として取り上げられるか
- たとえ第三者の話だとしても、受け手が嫌な気持ちをしないか
などを意識するようにしましょう。
また、人間関係の話を持ち出す際は「相手と全くつながりがない人」にしておいた方が無難です。
同じコミュニティ内で口に出してしまうと、思わぬ形で本人に伝わってしまう可能性があります。
ネガティブな発言は、人間関係を悪化させるリスクがあることを覚えておきましょう。
2.自分の考えを押し殺す
「我慢すればいいや」と、自分の気持ちを押し殺してまで、関係を維持することはおすすめできません。
相手の言いなりになってしまっては、対等で良好な関係が築けないからです。
- 自分の意思が蔑ろにされていないか
- 表面上の付き合いになっていないか
こういった内容がエスカレートしていないか、見つめ直してみることも大切です。
相手をつけあがらせる原因にもなりうるので、自分の意見が押しつぶされていないか再度確認してみましょう。
3.いきなり関係を断ち切る
どんなに人間関係に悩んでも、いきなり関係を断ち切ることは避けましょう。
断ち切った結果、関係を悪化させることはあっても、改善することはあり得ません。
いきなり関係を断ち切るという行動は、
- 感情にまかせて行動してしまう人
- 常識に欠ける人
という印象を与えてしまいます。
相手だけではなく、周りの人にまでそう思われてしまうのはマイナスでしかありません。
付かず離れずの程よい距離感で乗り切る工夫をしましょう。
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難しい人間関係に悩んでいるときに読むべき本3冊を紹介
最後に、人間関係に悩んでいる人におすすめの本を3冊ご紹介します。
- 嫌われる勇気
- 内向型人間が無理せず幸せになる唯一の方法
- 幸福のための人間のレベル論
この3冊を読めば、あなたの悩みを解決する・気持ちが楽になる手がかりを見つけられるはずです。
それぞれの内容を見ていきましょう。
1.嫌われる勇気
「嫌われる勇気」は、200万部を突破した自己啓発書のベストセラーです。
アドラー心理学の先生「哲人」と自分を卑下する若者「青年」の対話形式で、アドラー心理学の考え方が分かりやすく書かれています。
すべての悩みは対人関係にあるという前提で書かれており、人間関係の難しさを解決するヒントが眠っています。
この本は、
- 人間関係の悩みの本質を知りたい人
- 変わりたいけど変われないと悩んでいる人
におすすめです。
すべてを実践するのは難しくても、考え方を変えるだけで楽になるのだと思える書籍です。
2.内向型人間が無理せず幸せになる唯一の方法
「内向型人間が無理せず幸せになる唯一の方法」は、メンタリストDaiGo氏が熱烈推薦する、全米でミリオンセラーを達成した書籍です。
決して内向的な人が外交的な人に劣っているわけではないと教えてくれます。
- 内向的な性格に自信を持てない人
- 内向的な人に向いている環境を知りたい人
- 外交的な人と比べて劣等感がある人
上記のような悩みを持つ人にとって、この本を読むことは非常に有効です。
内向的な人の特性や強みを理解して、ぜひ良好な人間関係を築くことに活かしてください。
3.幸福のための人間のレベル論
「幸福のための人間のレベル論」は、恋愛カウンセラーの著者が自身の経験をもとに、真の幸せをつかむ方法を紹介している書籍です。
人間の幸福レベルが9段階に分けられていて、自分はどのステージにいるのだろうと考える過程で自分を客観視することができます。
この本は、
- 自分の弱みを知りたい人
- 現状を変えたいけど方法が分からない人
におすすめです。
自分の立ち位置を確認するだけでなく、相手にも当てはめて考えることで、人間関係の改善に役立てましょう。
まとめ:人間関係が難しいと感じる理由から対策を見つけよう
人間関係に行き詰まった時は、つい感情的になりがちです。
しかし感情的な行動はマイナスに働くことが多いので、まずは冷静に原因を考えてみるようにしましょう。
その原因が自分自身の問題なのか、もしくは周りの人の問題なのかで対策は変わってきます。
そして対策を考えた時に、
- 前向きに努力できる範囲である
- 努力できる範疇を超えている
上記2点のどちらに該当するのか、しっかり判断してみましょう。
前向きに努力できる範囲なら、自分が変わることで相手も変わり関係が改善していきます。
努力できると範疇を超えていると判断したら、相手や環境から距離をおく勇気も必要です。
自分を大切することを忘れずに、良好な人間関係を築いていきましょう。