仕事がきついと思う7つの原因とは。起こりえる悪影響や対策についても解説
「仕事がきつくやめてしまいたい…」
「どうしたらいいかわからない」
「会社にいくのもつらい」
そう思ったことはありませんか?
仕事へのストレスがあまりにも大きくなってしまうと、気がつかない間に心身に大きなダメージを受けている可能性があります。
ストレスに耐えきれなくなると、最悪の場合にはうつ病などの病気にかかってしまうことも。
取り返しのつかない事態になる前に、対策法を考える必要があります。
そこでこの記事では、
- 仕事がきついと感じたときの効果的な対処法
- 「きつい」といわれやすい7つの職業
- 仕事がきついことで起こりえる悪影響
などについてくわしく解説していきます。
この記事を読めば、仕事のストレスから開放される具体的な方法がわかりますよ!
ぜひ最後まで読み進めてくださいね。
仕事がきついと感じる主な原因7つを紹介
仕事がきついと感じる理由は人によってさまざま。
根本から悩みを解決するためにも、まずは原因を見つけることが大切です。
そこでここでは、多くの人が仕事をきついと感じやすい原因をくわしく解説していきます。
あなたに当てはまる項目がないか確認しながら読み進めてみてくださいね。
それではさっそくみていきましょう!
1.肉体労働
肉体的な負担が多い仕事は、きついと感じる原因になります。
とくに、建築現場の労働はかなり過酷です。
どんな炎天下の中であっても、1日中外で作業をおこなうのは当たり前。
どんなに若い人であっても、体力的にきついと感じてしまうでしょう。
肉体労働をつづけていると、腰を壊してしまうなど体に支障をきたしてしまう危険性もあります。
あまりにもきついと感じるのであれば、転職を考えるのもひとつの方法です。
仕事に疲れたと感じるときの原因や対処法について興味がある方は、こちらの記事も参考にしてください。
【もう休みたい…】仕事に疲れたと感じるときの原因と5つの対処法2.仕事量が多い
仕事量が多いことで、きついと感じる人も多くいます。
繁忙期などの忙しい時間帯での残業ならまだしも、毎日のように残業を強いられる職場では、多くの人がきついと感じてしまうでしょう。
キャパオーバーの状態がつづけば、体調を崩すなどさまざまな悪影響がおこりやすくなります。
また、仕事に追われる日々に嫌気がさして、会社に行きたくないと感じてしまう人もいるでしょう。
オーバーワークを防ぐ具体的な対処法についてくわしく知りたい方は、こちらの記事もぜひ参考にしてください。
【自分のせいだけじゃない?】仕事のオーバーワークを防ぐ6つの対処法と原因となる性格の特徴3.単純作業の繰り返し
毎日が同じような作業の繰り返しだと、仕事が退屈に感じてしまいますよね。
たとえば工場勤務や、接客業などの職種ではどうしても一定の作業がメインになりがちです。
はじめは仕事が楽だと思えても、だんだんとやりがいを見つけるのがむずかしくなる傾向があります。
成長の機会を見つけられなければ、しだいにモチベーションを保てなくなり仕事が嫌になってしまう人もいるでしょう。
4.人間関係が悪い
職場の人間関係が悪い場合にも、会社に通うのがつらいと感じてしまう原因になるでしょう。
職場の人間関係が悪化してしまう原因には、さまざまなケースがあります。
その中でも、
- 上司からのパワハラ
- 職場内でのいじめ
- 慢性的に職場の雰囲気が悪い
などの場合には、今の職場をやめることを検討した方がよいでしょう。
職場の人間関係で悩んでいる方は、こちらの記事もぜひご覧ください。
職場の人間関係で悩むあなたに。6つのヒントで働きやすい環境を整える5.成長が実感できない
「仕事をとおして成長したい」と思っている人にとって、成長が実感できない職場は苦痛に感じてしまうもの。
とくに、向上心の高い人にとって自分の力を生かしきれない職場や、評価を受けられない職場ではやる気を失ってしまいやすいでしょう。
何年たっても状況が変わらないようであれば、転職を視野にいれた方がいいかもしれません。
転職を決断するべきベストなタイミングについて興味がある方は、こちらの記事も参考にしてください。
転職しないリスク10選|転職を迷った時の判断基準とは6.ノルマが多い
どんな職種にも、ある程度のノルマはつきものですよね。
しかし、あまりにもノルマが多い職場の場合には、仕事がきついと感じてしまうでしょう。
とくに、
- 金融
- 保険
- 人材
- 商社
- アパレル
などの業界では、ノルマがきつくなる傾向があります。
ノルマが達成できないことで減給や降格などがあれば、さらにストレスを感じてしまうでしょう。
あまりにもノルマがきついようなら、転職を視野にいれるのもひとつの方法です。
7.労働時間が長い
労働時間が長いと、仕事ばかりに時間をとられてしまいますよね。
仕事は人生の中でも多くの時間を費やしますが、仕事だけが生きがいという人はそう多くないでしょう。
ほとんどの人が、家族や友達との時間、ひとりの時間も大切にしたいと考えるものです。
労働時間が長ければ、ワークライフバランスが崩れて今の仕事がきついと感じてしまうでしょう。
「今の仕事がきつくてもう嫌だ…」という人は、今のつらい状況をすぐに変える方法を解説しているこちらの記事もぜひご覧ください。
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きついと言われる具体的な仕事7つ
では、きついと言われる職業にはどのような仕事があるのでしょうか?
人によってきついと感じるポイントは異なりますが、ここでは肉体的にも精神的にもつらさを感じやすい7つの職業をご紹介していきます。
それでは順番にみていきましょう!
1.工事現場の職人
工事現場の職人は、基本的には肉体労働であることから体力的にきつい仕事といえるでしょう。
屋外の作業しかない職種の場合には、常に直射日光を浴びたり、雨に打たれたりと、どのような状況であっても仕事をする必要があります。
真夏や真冬など季節によっては、どんなに経験がある人でもきつく感じるでしょう。
さらに、高所作業や建設機械を使用した作業では最悪の場合、命を落とす危険性も考えられます。
実力をつけて現場ではなく管理をする立場にならない限りは、いつまでもきついと感じてしまうかもしれません。
2.物流ドライバー
物流ドライバーも一般的にはきつい仕事といわれています。
もともと、
- 勤務時間が不規則
- 長時間運転
- 体力仕事もある
などの理由から、体力的にも精神的にもきつい仕事といわれているのです。
また、最近ではインターネット通販利用件数の増加により、運送業界は慢性的な人手不足に陥っています。
そのため、年々運送ドライバーひとりひとりにかかる負担が急増し、きつい状態へと追い込まれているのです。
3.飲食店での接客
飲食店での接客も、きつい仕事のひとつです。
きついといわれる理由には、
- 平均年収が低い
- 年間休日数が少ない傾向がある
- 長時間勤務である場合がある
- 不規則なシフト
などが挙げられます。
また、お客様からのクレームを受けることもあり、精神的にもきつい面もあるのです。
求人数が多く入社しやすい反面、きつい面が多い職種といえます。
4.介護職
高齢者が安心して生活できるように、さまざまなサポートをおこなう介護職。
利用者さんを抱えたり、支えたりする機会が多いことから、体力が必要な仕事です。
また夜勤勤務がある場合や、入浴介助などの業務内容から、心身ともにきつい仕事と言われることも多くあります。
高齢化社会が深刻な問題となっている日本では、必要不可欠である介護職。
大変な面もありますが、社会貢献となっている面ややりがいを感じやすい職業であることから、きつくてもつづけたいと感じる人も多いでしょう。
5.保育士
子ども達の生活全般のお世話をする保育士。
実際にはお世話をするだけでなく、基本的な生活習慣を身につけさせるといった、子どもの成長にとって重要な役割も担っています。
保育士がきつい仕事といわれる理由には、
- 給料が低い傾向がある
- 1日中休む暇もなく、体力的にもきつい
- 不規則なシフトになりやすい
などが挙げられます。
また、保育士はどのような保護者に対しても対応しなければいけません。
すぐにクレームをいう親や神経質な親などに対しても、気持ちのよい対応をしなければいけない点は、精神的にきついと感じる人が多いでしょう。
6.引っ越し作業員
とにかく体力が必要な引っ越し作業員。
荷物をもってトラックと家の間をひたすら往復するため、体力的にきついのは間違いありません。
また、引っ越し作業は1日に2〜3件の現場を回るのが一般的。
そのため、拘束時間が長くなる点も引っ越し作業員がきついといわれる理由のひとつです。
日当や時給が高い場合の多い引っ越し作業員ですが、そのぶんきつい面も多い職業といえます。
体力、精神面ともに自信のある人でなければ長くつづけるのはむずかしいでしょう。
7.営業職
ノルマがきついことの多い営業職。
営業職自体がきついというイメージをもつ人も多くいるのではないでしょうか。
営業職がきついといわれる理由には、
- 自分から率先して商品を売る必要がある
- 成績が悪いと会社にいづらくなる
- クレーム対応がある
- 飛び込み営業がある
- 常に成績を意識させられる
などがあります。
さまざまな理由の中でも、成績や数字を意識する必要がある点に精神的な負担を感じている人が多い仕事です。
仕事がきついことで起こりえる5つの悪影響とは
「きつい仕事だけど、やりたいことだから頑張れる」と多少の無理をしながらも、つづけようとする人もいるかもしれません。
しかし、きつい仕事を長期間つづければ多くの人が心身にダメージを受けてしまいます。
キャパオーバーになってしまうと最悪の場合には、今の仕事をつづけられなくなってしまう可能性も。
取り返しのつかない事態に陥ってしまう前に、仕事がきついことで起こりえる5つの悪影響についても知っておきましょう!
- 体調不良
- うつ病
- 不眠症
- 情緒不安定
- 過労死
それぞれくわしく解説していきます。
1.体調不良
肉体的にも精神的にもつらい仕事には、大きなストレスがかかります。
たとえば、会社に行こうとすると頭痛がひどくなる、腹痛が起きるなどの場合は危険信号かもしれません。
仕事が原因で体調不良を感じているのであれば、一度立ち止まって身体と心からのSOSに耳を傾ける必要があるでしょう。
2.うつ病
体調不良が慢性化することで、うつ病などの病気にかかってしまう危険性もあります。
うつ病と聞いても、自分は大丈夫と思う人もいるかもしれません。
しかし、うつ病は特別な人がかかる病気でなく、誰でもかかる可能性のある身近な疾患なのです。
うつ病は心身のエネルギーを低下させ、さまざまな病気の原因になったり、最悪の場合には自殺の恐れもでてきます。
うつ病は早期発見、早期治療が大切です。
少しでもうつ病に心当たりがあるようなら、精神科や精神神経科と書かれている医療機関でみてもらうようにしましょう。
3.不眠症
精神面の不調において、よくみられる症状のひとつである不眠症。
仕事がきつい状態がつづくと、ストレス過多になり不眠症になってしまう人も多くいます。
- なかなか寝付けない
- 夜中に目が覚めてしまう
- 昼間に眠気がつづく
- 睡眠中の異常行動
- 朝早く目が覚めてしまう
などの症状があれば、不眠症の確率が高いでしょう。
不眠症の症状がつづくのは、うつ病であるケースも考えられます。
眠れない日々がつづいているようであれば、専門家に相談するようにしましょう。
4.情緒不安定
大きなストレスを感じたときや、うつ病や不安障害などの精神疾患にかかった際などにおこりやすい症状のひとつである、情緒不安定。
悲しい気持ちになったかと思えば、急激にイライラするといったアップダウンの激しさが情緒不安定な状態といいます。
誰しもがときには情緒不安定な状態になってしまうこともありますが、慢性的につづいているようであれば身体や心からのSOSといえるでしょう。
「急に涙が出る」「ささいなことでイライラする」など、急激な感情の変化が起きてしまうのであれば注意が必要です。
少しでも心あたりがあれば、専門医に相談するようにしましょう。
5.過労死
過度な長時間労働や、毎日のような残業が原因で死亡してしまうことを指す過労死。
体力、精神的にきつい仕事を原因とする「脳卒中」「心筋梗塞」による死亡を指します。
「どうして過労死するまで働いてしまうんだろう?」「自分は大丈夫」と思う人もいるかもしれません。
しかし、過労死してしまう人は責任感が強かったり、うつ病などの精神疾患にかかっていたりと、本人にしかわからない状況に立たされていることがほとんど。
「身体が慢性的にだるく、何をしても楽しくない」このような状態がつづくようであれば注意が必要です。
「仕事のストレスがもう限界…」という方は、ぜひこちらの記事も参考にしてください。
仕事のストレスがもう限界!働き方を変える3つのポイントと今すぐ可能な解決策とは?
「今の働き方に不満はあるけど、日々の業務が忙しくてゆっくり考える時間がない…」
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仕事がきついと感じたときにおこなう対処法5選
きつい仕事が原因で起こりえる悪影響は、想像以上にこわいことばかりですよね。
体は資本であり、健康があってこそしっかりと仕事に打ち込めます。
あなたの大切な心身を健康に保つためにも、仕事がきついと感じたときにおこなうべき5つの対処法についてもみていきましょう。
ぜひ実際に試してみてくださいね。
それでは順番にみていきましょう!
1.まとまった休みをとる
「仕事がきつくて本当につらい」
このようなときには、思いきってまとまった休みをとるのもひとつの方法です。
有給がとりにくいのであれば、休職を視野にいれるのもよいでしょう。
企業に勤めていて、健康保険に加入している人であれば傷病手当金が受け取れる可能性もあります。
本当につらいときには、一度仕事を切り離してゆっくり休むことも大切ですよ。
「今日は仕事を休みたい」
そんなときに使えるいいわけや対処法について、くわしく知りたい方はこちらの記事もぜひ参考にしてください。
2.仕事を断る
嫌な仕事を無理に引き受けることで、大きなストレスを感じる人もいます。
ストレスを減らすためにも、嫌な仕事はきっぱりと断るようにしましょう。
仕事を断れずにいると、
- 残業が増える
- 他人の仕事で手一杯になる
- 断れない自分が嫌になる
などのデメリットが多くあります。
引き受けたくない仕事は、断ることも大切です。
「スケジュールが厳しい」など、理由を伝えたうえではっきりと断ることで角を立てずに断れます。
自分もまわりの人も大切にできるような断り方を身につければ、自然とストレスを減らしていけるでしょう。
3.こまめな休憩
仕事に追われていると、休憩の時間すら惜しく感じてしまうときもありますよね。
しかし、休憩をとらない長時間労働は心身に大きなダメージを与えます。
さらには疲れがたまることで集中力が落ち、かえって効率が下がってしまうデメリットも。
こまめな休憩をはさめば、作業効率が上がり仕事のミスを減らせる効果も期待できます。
身体に疲労をためないためにも、どれだけ忙しくても適度な休憩を取り入れるようにしましょう。
- ストレッチをする
- 15分程度の昼寝をとる
- 散歩をする
などをするだけでもリフレッシュ効果があり、疲労を軽減できますよ。
4.同僚や人事に相談
仕事内容や働くこと自体に悩んでしまったときには、信頼できる同僚や人事に相談するのもひとつの方法です。
ひとりで悩んで退職や休職を決めるのもいいですが、できれば誰かに相談することをおすすめします。
なぜなら、ひとりで悩んでいるとどうしても感情的になり、冷静な判断ができなくなってしまうからです。
人に話してみることでストレスが軽減されたり、抱え込んでいた悩みが解決される可能性もありますよ。
5.どうしても改善できないなら転職を考える
「そもそも小規模な企業では、誰かに相談すらできない」「誰にも相談できないほど関係がこじれている」など、中にはどうしても改善できないケースもあるでしょう。
このような場合には、転職を考えるのもひとつの方法です。
転職をすればリセットでき、つらい状況を抜け出せる可能性もあります。
考えすぎて嫌になってしまう前に、転職を視野にいれてみましょう。
ストレスを感じにくい精神的に楽な仕事について興味がある方は、こちらの記事もぜひ参考にしてください。
精神的に楽な仕事ランキング15選!ストレスフリーで働こうまとめ:仕事がきつくて耐えられなくなったら転職を視野に
人生の中でも多くの時間を占める仕事。
仕事がきつくてつらいと感じてしまうと、人生自体が嫌になってしまう可能性も考えられます。
最悪の場合には仕事でのストレスが原因で、うつ病や過労死に陥る危険性もあるのです。
まずは仕事がきついと感じる原因を見つけ、改善していきましょう。
そのための方法として、転職を視野にいれるのもおすすめです。
業界や職種が変われば、新しいキャリアの形成にもつながります。
転職をすることで、仕事が楽しくなり充実した毎日を過ごせるかもしれませんよ。
働きやすい職場を見つけるポイントについても興味がある方は、ぜひこちらの記事も参考にしてください。
知って得する!働きやすい職場の7の特徴と探し方のポイントを解説