「営業を辞めたい」と感じる13の理由とは。悩んだ時にすべき5つのことや転職のポイントも解説
自社の商品やサービスを売り込み、契約を獲得するのが仕事である営業職。
営業の仕事をしている人の中には、
「営業職が向いていないかも…」
「このままずっと仕事をつづけていける自信がない」
「営業を辞めたいけど転職できるか不安だな…」
といったように、悩んでいる人も少なくないでしょう。
もう辞めたいと思いながらも働きつづけるのはとても苦痛ですよね。
そこで今回は、
- 営業を辞めたくなる理由
- 営業職を辞めたいと思った時にやるべきこと
- 営業職から転職する際に知っておくべき5つのポイント
- 営業経験が活かせるおすすめの職種5選
などについて解説していきます。
転職を考えた際に必要になる面接での回答例も一緒にご紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
営業を辞めたくなる13の理由
営業を辞めたくなる理由にはどのようなものがあるのでしょうか?
原因がわかれば、気持ちも整理しやすくなります。
まずは、営業を辞めたくなる13の理由について見てみましょう。
- ノルマのプレッシャーがきつい
- 営業成績が上がらない
- 断られる・怒られることでストレスが溜まる
- 飛び込み営業や電話が苦手
- セールストークが上手くできない
- 自社の商品に自信がない
- 移動が多く体力的に辛い
- 残業が多く拘束時間が長い
- 休日も関係なく連絡が来る
- お客様との人付き合いが負担
- 社内の人間関係で困っている
- 結果だけで評価されてしまう
- 将来性を感じられない
あなたに当てはまるものがないか、確認しながら読み進めてくださいね。
それでは順番に見ていきましょう!
1.ノルマのプレッシャーがきつい
営業といえば、ノルマやプレッシャーがきついイメージを持つ人も多いのではないでしょうか?
とくにノルマの厳しい会社で働いていると毎日のように仕事に追われる傾向があります。
そのような毎日では、当然ストレスも強くなってしまうでしょう。
比較的達成できそうなノルマであればやる気に繋がるものの、達成不可能なノルマを課せられてはプレッシャーも大きくなりますよね。
「このまま何年も今のプレッシャーが続くと思うと、耐えられない」と転職を考える人も少なくないでしょう。
精神的に楽な仕事に興味がある方は、こちらの記事もぜひ参考にしてください。
精神的に楽な仕事ランキング15選!ストレスフリーで働こう2.営業成績が上がらない
営業成績は給料にも直結する重要なことですよね。
とくにノルマが設けられている会社では、ノルマの成績が給料に反映されることが多いです。
また、会社によっては社員のモチベーションを上げるために、毎月の成績上位者を発表するケースも。
このような会社に在籍していると、成績が上がらないことへのプレッシャーも大きくなりますよね。
「周りの同僚はノルマを達成しているのに、自分だけができない…」といった状況では、精神的にも辛くなってしまいます。
3.断られる・怒られることでストレスが溜まる
営業の仕事をしていると、毎日のように顧客に断られることも珍しくありません。
また、時には顧客から怒られることもあるでしょう。
営業の仕事をしている限り、何度断られても諦めずに繰り返しセールスをしていかなければいけません。
このような職業がら、人から断られるのが苦手な人にとっては大きなストレスになるでしょう。
精神的に辛くなってしまうことから、営業職が嫌になってしまう人も多くいます。
4.飛び込み営業や電話が苦手
新規顧客を獲得するためのスタンダードな営業手段は、飛び込み営業や電話営業です。
飛び込み営業とは、見知らぬ会社や一般家庭に約束をとらずに営業すること。
とくに、飛び込み営業に苦手意識を持っている人は多いのではないでしょうか。
約束がないのにわざわざ出向いて断られることの方が多いのでは、嫌になってしまっても無理がありませんよね。
ある意味、無謀ともいえる営業スタイルに嫌気がさして仕事が嫌になってしまう人も多いでしょう。
5.セールストークが上手くできない
営業の仕事をするうえで欠かせないスキルであるセールストーク。
商談を成立させるには、何といってもトーク力が大切です。
もともとあまりコミュニケーションスキルに自信がない人にとっては、仕事が向いていないと思ってしまう原因になるでしょう。
セールストークが上手くできないと、成績にも繋がりにくく悪循環となってしまうかもしれません。
6.自社の商品に自信がない
営業の仕事とは、簡単にいうと他人に商品やサービスをすすめて購入してもらうことです。
そのためには、少なくとも自分が扱う商品やサービスに対して自信を持っていなければいけません。
しかし、中には自社の商品に自信が持てなかったり、好きになれない人もいます。
自信を持って商品をすすめられなけば、営業成績も上がりにくい傾向があるでしょう。
営業活動をするモチベーションが上がらない状態がつづけば、自然と仕事がつまらなく感じてしまうかもしれません。
7.移動が多く体力的に辛い
営業は内勤中心の事務とは違って、基本的には外勤が中心であることが特徴です。
顧客のもとに出向いて営業をするのが本来の仕事ともいえるため、移動が多く体力的にしんどいと感じる人もたくさんいます。
外で歩き回った後に、会社へ戻って事務作業をして、またアポイントをとって…このような毎日では体がついていかないと思っても仕方がないでしょう。
体力面での不安が消えないことから転職を考える人も多くいます。
8.残業が多く拘束時間が長い
営業の仕事は、ただアポイントをとって外回りに行くだけではありませんよね。
外回りから帰ってきたら、会社に戻って事務作業まで行わなくてはいけません。
また、営業は販売から納品まで関わったり、フォローをすることも多いため、仕事をつづけていくほど業務量が増えていませんか?
気がついたら22時過ぎまで職場にいる…なんてことも珍しくないかもしれません。
残業が多く拘束時間が長いと、いくら仕事が好きでも前向きに考えにくくなってしまうでしょう。
9.休日も関係なく連絡が来る
営業職は、休日にも仕事の電話がかかってきやすい傾向があります。
なぜなら自分は休日でも、取引先の企業や責任者を務める店舗は営業していることが多いからです。
そのため営業職の人は、休日の電話に悩みを抱えている方も多いでしょう。
とはいえ、休日にも電話対応をする義務はありません。
あまりにも休日に電話が多くかかってくるようなら、会社側に相談してみるのもおすすめです。
それでも改善されない場合には、精神的に辛くなってしまう前に転職を考えるのもよいでしょう。
10.お客様との人付き合いが負担
営業マンといえば、人付き合いが好きでコミュニケーションスキルが高いイメージがありますよね。
しかし、実際にはそうでない人も多いもの。
実際に、お客様との人付き合いへの疲労が原因で仕事が嫌になってしまう人も多いのです。
たとえば営業時間外に問い合わせがきたり、突然内容の変更を要求してくるクライアントもいます。
こういった顧客への対応は悩ましいものですよね。
とくに、仕事と休日にメリハリをつけて働きたい人にとっては苦痛に感じてしまうでしょう。
11.社内の人間関係で困っている
社内の人間関係が原因で、営業職が嫌になってしまった人もいるでしょう。
職場での人間関係のトラブルはどのような職業にもつきものです。
しかし、営業にはノルマや営業成績によって上司や先輩からパワハラを受けやすい傾向があるのも否定できません。
たとえば、
- 過剰なノルマの強要
- たくさんの人がいる前での人格否定
- 社内いじめ
など、残念ながらこのような問題は実際に起きています。
もしもパワハラが原因で悩んでいるなら、転職を考えましょう。
職場の人間関係を改善する具体的な方法について、くわしく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
【すぐに使える】職場での人間関係を改善する方法13選を徹底解説12.結果だけで評価されてしまう
営業マンのストレスの多くは、ノルマからではないでしょうか?
人事評価もほとんどの場合に数字が指標になります。
そのため、言い訳は許されずに結果がすべての厳しい世界でもあるのです。
中には営業成績が上がらないことが原因で上司から叱られたり、同僚からの評価が下がったりと、社内での居心地が悪く感じてしまう人もいるでしょう。
自身も目標を達成できるかできないかで、自己肯定感がかなり変わります。
思うように結果が出ずに評価をされないでいると、徐々に仕事へのモチベーションも下がってしまうでしょう。
13.将来性を感じられない
どんな仕事であっても将来性を感じられなければ、仕事に充実感を感じにくくなってしまいますよね。
とくに営業職の場合は業界や職種にもよりますが、さまざまな不安を抱えやすい傾向があるでしょう。
たとえば、
- 会社の存続の不安
- 昇給が望めない不安
- やりがいを感じない不安
などです。
今のご時世、大企業ですら倒産しない保証はありません。
そんな中で、このような不安を抱えている人も少なくないでしょう。
不安感から脱出するには、会社に依存せずに自分自身で稼いでいける力を身に付けることも大切です。
個人で稼ぐ力を身に付ける方法について興味がある方は、こちらの記事もぜひ参考にしてください。
自分で「稼ぐ力」を身に付けたい!知らないと損するおすすめスキル5選
エンジニア転職で、自由な働き方を実現させませんか?
✔経産省認定の転職支援型プログラミングスクール【DMM WEBCAMP】
✔プログラマーへの転職成功率98%! 最短3か月で正社員へ!
✔受講料最大56万円をキャッシュバック!
\理想のキャリアに合わせて選べる3パターン/
「営業を辞めたい」と悩んだ時にすべきこと5選
営業は体力面、精神面共に負担がかかりやすい傾向があります。
そのため、仕事が合わないと感じる人がいるのも仕方がないでしょう。
とはいえ、そう簡単に辞められるものでもありませんよね。
また、反対に「辛いこともあるけど、やっぱり営業を頑張っていきたい」と思う人もいるかもしれません。
そう思えるのであれば、営業をつづけていくのも一つの手段です。
そこでここからは、営業を辞めたいと悩んだ時にやってみてほしい5つのことについて解説していきます。
今日からでもできることばかりですので、ぜひ実際に試してみてください。
1.仕事ができる人の真似をする
「頑張っているつもりなのに、成績がなかなか上がらない」と悩んでいる人もいるでしょう。
仕事の上手なやり方がわからずに悩んでいるなら、仕事ができる人の真似をしてみるのがおすすめです。
もちろん人によって適している仕事のやり方があり、同じ方法を試したからといっていきなり上手くいくものではありません。
しかし、仕事ができる人には何かしら上手くいっている理由があるはずです。
仕事ができる人に直接相談するのもよいですし、普段の行動を観察してみるのもよいでしょう。
仕事ができる人の考え方や行動を知れば、業務に活かせるよい方法が見つかるかもしれません。
優秀な人の特徴や共通点に興味がある方は、こちらの記事もぜひご覧ください。
2.営業スタイルを変えてみる
営業が上手くいかないと感じているのなら、営業スタイルを変えてみるのもおすすめです。
たとえば書店の営業コーナーであれば、さまざまな営業方法が紹介されている書籍があります。
そこで気になる営業方法があれば試してみるのもよいでしょう。
営業スタイルを変えれば仕事が上手くいき、驚くほど楽しくなるかもしれません。
ただし、営業スタイルを変えるのは簡単なことではありません。
日々一歩ずつ着実に学習と訓練をつづけていくことが大切ですよ。
仕事に役立つおすすめ本に興味がある方は、こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。
仕事に役立つおすすめの本30選!思考能力や習慣など6つのジャンル別に紹介3.自分へのご褒美を用意する
仕事へのモチベーションを高めるためにも、あらかじめ自分へのご褒美を用意するのもおすすめ。
楽しい予定を前もって入れておけば、多少仕事が辛くても頑張れるものです。
自分が心の底から楽しめることを前もって予定に入れておき、効果的に仕事に活かしましょう。
たとえば「週末は思いっきり趣味を楽しむ」だったり、「数ヶ月後に旅行へ行く計画を立てる」のもよいでしょう。
自分へのご褒美があればモチベーションが上がり、想像以上に効果があらわれるはず。
だまされたと思ってぜひやってみてください。
4.他人に相談してみる
1人で悩みや不安を抱え込んでしまっていては、解決策が見つからずどこまでも落ち込んでしまうもの。
勇気を出して、他人に相談してみるのも1つの方法です。
その際には友人や家族、恋人など信頼できる人に相談するようにしましょう。
気兼ねなく相談できる相手に話せば、気持ちも楽になるはずです。
また、思わぬアドバイスをもらえることもあるでしょう。
もしも気軽に話せる人が近くにいないなら、産業カウンセラーなどに話を聞いてもらうのもおすすめです。
1人で抱え込まずに、誰かに相談する手段も考えてみてくださいね。
5.他部署への異動を希望する
他部署への異動が可能であれば、会社を辞めるよりもリスクが少なくすみます。
会社は好きだけど営業の仕事だけが辛いのであれば、他部署への異動を希望してみましょう。
その際には営業として働いていた経験を活かしやすい、営業事務などの部署なら比較的希望が通りやすいかもしれません。
一度、上司などに相談してみてはいかがでしょうか。
また、小さい企業など他部署への異動が難しい場合には、転職を視野に入れるのも1つの方法です。
営業職の人におすすめの転職先について興味がある方は、こちらの記事もぜひ参考にしてください。
営業に向いてない人とは?【その理由とおすすめの転職先について解説!!】営業を辞めて転職する場合のポイント5つ
いろいろと行動を起こしてみても、「やっぱり気持ちは変わらない」と思う人もいるかもしれません。
気持ちを切り替えるのはそう簡単ではありませんよね。
そこでここからは、営業を辞めて転職する場合の5つポイントについてご紹介していきます。
- なるべく在職中に転職活動をする
- 転職活動のスケジュールを立てる
- 職場の人には転職活動をしていると言わない
- 転職の目的となりたい将来像を明確にする
- 複数の転職エージェントを活用する
それでは順番に見ていきましょう。
1.なるべく在職中に転職活動をする
退職後から転職活動を行うと、どうしても職歴にブランクが発生してしまいますよね。
転職のための離職期間とはいえ、ブランクがあれば企業によってはマイナスなイメージを与えてしまう可能性があります。
少しでも応募企業の人事担当者への印象をアップさせるためにも、できるだけ在職中に転職を始めましょう。
また、在職中に転職活動を行えば、限られた時間の中でも転職活動を進められる計画性をアピールできます。
転職活動が長引いてしまうリスクを回避するためにも、在職中の転職活動がおすすめです。
2.転職活動のスケジュールを立てる
営業職に就いていると、ノルマに追われたり顧客とのやりとりに疲れてしまったりなど、どうしても気持ちに余裕がなくなってしまいがち。
営業を辞めたいと思った時こそ、まずは感情的にならないことが大切です。
転職を成功させるためにも、冷静になりしっかりとスケジュールを立てましょう。
転職活動を開始するタイミングやその活動内容を事前に考えておけば、迷う気持ちもなくなります。
感情的になるあまりに短絡的にならないように注意しましょう。
3.職場の人には転職活動をしていると言わない
転職活動をしていることを現職の人に話すと、さまざまなデメリットが生じる可能性があります。
具体的には、
- 転職活動を妨害されるリスク
- 転職先が決まらないまま退職に追い込まれるリスク
- 同業他社へ転職させないよう脅されるリスク
などです。
なお、上記の転職妨害はすべて違法です。
万が一、転職妨害を受けているなら厚生労働省の相談窓口に相談してみましょう。
ろこつな転職妨害を受けなかったとしても、ネガティブなアドバイスに振り回される危険性もあります。
さまざまなデメリットを考えても、職場の人には転職活動をしていることを言わない方が賢明です。
4.転職の目的となりたい将来像を明確にする
転職を考える時には、5年後、10年後といったように理想の将来像を描いておくことが大切です。
なぜなら、転職活動はその会社に入社することが目的ではないから。
入社後に自分が思い描いた通りの理想の人生を送ることが目的ですよね。
そのため、転職の目的と今後のキャリアについてもしっかりと考えておきましょう。
自分の理想の将来像がはっきりしていれば、目標に向かって頑張れます。
また、ゴールを定めれば転職に失敗するリスクも減らせるでしょう。
5.複数の転職エージェントを活用する
転職を効率よく行いたいなら、転職エージェントの活用がおすすめです。
転職エージェントは、簡単にいうと転職のプロ。
転職を希望している個人と、新たな人材を求めている企業をマッチングさせてくれるサービスです。
具体的には、
- 最適な求人の提供
- 面接や応募書類のサポート
- ブラック企業の回避
- 非公開求人への応募
- スケジュール調整
など、転職に関わるほとんどのサポートを無料で行ってくれます。
できるだけ早く転職したい人にとっては大きなメリットになるでしょう。
また、転職エージェントを利用する際には、担当者との相性がとても大切です。
できるだけ相性のよい人に担当者になってもらうためにも、複数の転職エージェントへの登録がおすすめですよ。
おすすめの転職エージェントについては、こちらの記事もぜひ参考にしてください。
将来性の高い”IT業界”に転職するため、必須のITスキルを身につけませんか?
✔︎経済産業省認定のプログラミングスクール【DMM WEBCAMP】
✔︎受講生の97%はプログラミング未経験!独自のカリキュラムで未経験でも挫折なく続けられる
✔︎IT業界への転職成功率は業界最高水準の98%
\生活スタイルに合わせた3パターン/
営業経験が活かせる5つの職種
転職をするなら、今までの経験をしっかりと活かしていきたいですよね。
ここからは営業職からの転職を考えている方向けに、おすすめの5つの職種をご紹介していきます。
ぜひ参考にしてくださいね。
それではさっそく見ていきましょう!
1.営業事務
書類作成にデータ入力、電話対応や来客対応など、幅広い仕事を任せられる営業事務。
女性に人気のある職業でもあります。
営業職と比較すると、基本的には時間の管理がしやすいでしょう。
さらにノルマを気にせずに働けるため、安定して働きたい方にもおすすめです。
ただし、事務職は人気の職種であるため、ややハードルが高いかもしれません。
未経験から転職を希望する際には、求められるスキルに合わせた資格取得を目指すのもおすすめです。
2.経理
日々の売上げや仕入れの管理、給与や保険料の計算などを行うのが経理の仕事です。
経理といえば、デスクで黙々と仕事をするイメージがありますが実際には異なります。
顧客や経営層などともやりとりを行う必要があるため、高いコミュニケーションスキルも必要です。
また、数字を意識して仕事をする点は、営業と経理の似ているポイントでもあります。
営業で数字を意識して計画的に行動していた点などをアピールすると、よい印象を与えられるでしょう。
3.人事
人事は、新卒や中途採用、新人研修などを行う仕事です。
仕事を通してさまざまな人と関わるため、営業で培ったコミュニケーションスキルが活かせます。
人の育成に興味があるなら、人事の仕事が向いているでしょう。
ただし、規模の小さな企業だと人事部がないことも。
人事への転職を考えているなら、転職エージェントへの相談がおすすめです。
4.企画・マーケティング
企画やマーケティングも、営業職の人が経験を活かしやすい職業でしょう。
商品やサービス開発の手前にあたる新しい提案をしていくのが、企画職の仕事。
また、マーケティングは市場調査やデータ分析が主な仕事です。
新しい商品やサービスには常に消費者の声があります。
その声を聞いてきた営業での経験は、商品企画やマーケティングにも活かせるでしょう。
5.SE
SE(システムエンジニア)もおすすめな職種の一つです。
SEはエンジニアとしてのスキルや知識はもちろん必要ですが、それ以上にチームをまとめるマネジメント力が問われます。
営業経験があればチームの人間関係の構築に、苦手意識が生まれにくいのではないでしょうか。
また、SEは顧客訪問などの仕事にも携わります。
SEとして顧客訪問を行う際には営業での経験が活かせるでしょう。
システムエンジニアの仕事内容について興味がある方は、こちらの記事もぜひご覧ください。
プログラマー(PG)とシステムエンジニア(SE)の5つの違いを解説!面接での回答例3つ
最後は、営業職から異業種に転職をする際に、面接でよく聞かれる質問と回答例をご紹介します。
ぜひ、転職活動の参考にしてくださいね。
1.転職回数が多い
採用担当者は転職回数が多い応募者に対して、自社でも長くつづかないのではないかと考えこの質問をします。
たとえば、「転職回数が多いですが、何か理由があるのですか?」といったように質問されることが多いでしょう。
この場合の回答例は以下の通りです。
はい。確かにご指摘の通り転職回数が多いと思います。
これまで経験した3社のうち2社は、業績不振による事業部門の閉鎖でした。
転職回数は多くなりましたが、法人、個人といったさまざまな営業を経験できました。
これまでの経験を活かして、腰を据えて頑張りたいと考えております。
まずは面接官の指摘を認めたうえで事情を適切に話しましょう。
転職回数が多いことのプラス面をアピールすれば印象もよくなります。
2.在籍期間が短い
在籍期間が短いと、自社でも同様にすぐに辞めるのではないかと考えられる傾向があります。
この場合には、「短期間で前職を辞めているようですが、何か理由があるのでしょうか?」といったように質問されることが多いでしょう。
この場合の回答例は以下の通りです。
前職では正社員の募集で入社しました。
しかし、入社後に契約社員ということがわかったため、3ヶ月で退職しました。
入社前にきちんと確認しなかったわたしにも落ち度があると思います。
それでも、正社員として長く勤務し会社に貢献していきたいと考えていたため、転職を決意しました。
まずは、退職には明確な理由があったことを伝えましょう。
そのうえで、退職を必要以上に気にせずに会社に貢献していきたい意思を伝えるのがポイントです。
3.なぜ違う職種に転職するのか
転職では実務経験が重視されます。
そのため、異業種からの応募者に対しては業界への理解度が判断される傾向があるでしょう。
この場合には、「どうして、この職種を選んだのですか?」といったように質問されることが多いでしょう。
この場合の回答例は以下の通りです。
営業として働くうえで、売上げや利益など数字と向き合う機会も多くありました。
もともと数字を管理することに興味があり自分自身と向き合った結果、経理への転職を決意しました。
未経験ですが、現在すでに簿記2級の資格は持っております。
今後は長く勤め、成果を上げていきたいと考えております。
過去の職業との接点や、転職理由などを適切に答えましょう。
また、転職するためにどのような努力をしてきたかを伝えるのもポイントです。
関連して、実際の営業職の方の口コミを参考に、転職する方法を知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
参考 【営業を辞めたい】転職するには?口コミを元に徹底解説しますJobQまとめ:「なぜ営業を辞めたいのか」を明確にすることが大切
今回は、営業を辞めたいと考えている方に向けて知っておくべきポイントや、おすすめの転職先などについてお伝えしてきました。
営業職は大変なこともあるものの、顧客から直接感謝をしてもられるやりがいのある仕事でもあります。
とはいえ、環境や状況による事情が原因で、つづけるのが難しいと感じてしまう人もいるでしょう。
もしも転職を考えているのなら、営業から転職したい自分なりの答えを明確にすることが大切です。
しっかりと自分自身と向き合ったうえで答えを出せば、後悔することもないでしょう。
ぜひこの機会に、あなただけの理想のキャリアプランをしっかりと考えてみてくださいね。
転職で失敗しないためのよくある質問30選について興味がある方は、こちらの記事もぜひ参考にしてください。
転職時の面接でよくある質問30選!失敗しないための5つのコツについても紹介