プログラミングの変数とは?3つのメリットや使い方を初心者にもわかりやすく解説
プログラミングを学んでいると、意味がよくわからない単語に出会うことがあります。
「変数ってどういう意味?どう使うの?」
「変数と定数の違いがよくわからない」
そんな疑問を持っていないでしょうか。
基本的な専門用語や知識を身につけることは、プログラミング学習を進める上で大切です。
今回は、
- 変数の意味
- 変数の型
- 変数の使い方
- 変数と定数、配列との違い
などについてご紹介します。
変数はプログラミングでも頻繁に活用するものなので、しっかりと理解しておきましょう。
「変数を理解して、プログラミングで使いこなしたい!」という方は、ぜひ最後まで読み進めてくださいね。
プログラミングの変数とは?
変数に数値を入れることを「代入する」と言うので覚えておきましょう。
変数は、名前をつけたり、変数同士を足したり、変数の中の数値によって処理を変えたり、さまざまなことができます。
まずは変数を理解することが、プログラミング習得の第一歩と言えます。
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変数のメリット3つ
変数はどういうものかについてお伝えしました。
変数の理解はプログラミング習得においてとても重要です。
プログラミングに欠かせない変数ですが、使用するとどんなメリットがあるのでしょうか。
変数のメリットを知ることで、プログラミングにどのように役立つのかが理解できます。
ここでは、変数のメリットを3つご紹介しましょう。
- 繰り返し利用ができる
- 可読性が上がる
- 保守性の向上
それぞれ詳しくご説明します。
1.繰り返し利用ができる
変数を使うと、コードを簡単に繰り返し使うことができます。
たとえば、「total_price」と名前をつけた変数に「100+200+300」という値を代入するとしましょう。
すると変数「total_price」を書けば何度でも「100+200+300」の値を呼び出すことができます。
何度も使用するコードは変数でまとめておけば、簡単にすぐ呼び出せるので、プログラミングが楽になり作業効率も上がりますよ。
プログラミングでは簡単に書けることが大きなメリットになるため、変数は使いこなせるようにしておきましょう。
2.可読性が上がる
変数を使えば、可読性が上がるので誰でも読みやすくなります。
同じコードが何度も出てくると、全体的に長く、読みにくくなるでしょう。
しかし、変数を使って名前をつけ、シンプルにまとめれば、重複する部分が少なくなり、ぐっと読みやすくなります。
プログラミングでは自分1人だけがコードを触るわけではなく、ほかのプログラマーも関わることが多いです。
そのため、誰でも読みやすく、修正しやすいコードを書くために、変数は欠かせないのです。
3.保守性の向上
変数を利用すれば、コードの保守性が上がります。
プログラミングにおける「保守性」とは、維持管理のしやすさのことです。
変数を使うことで、プログラムした内容を維持したり、新しい機能を追加したりしやすくなりますよ。
たとえば、コードに新しい機能を追加するため書き換えが必要な場合、変数を使っていれば変数の値を変えるだけで、変数を用いたすべての部分を一度に変更できます。
しかし、変数を用いずにコードを書いていると、1つ1つ修正しなければならず、ミスも発生しやすくなるでしょう。
このように、変数を使えばコード全体を管理しやすくなります。
変数の「型」とは?
変数のメリットについてお伝えしました。
読みやすさや保守性を高めるためにも、変数はなくてはならないものです。
変数には、特定の「型」があります。
「型」は「データ型」とも呼ばれ、変数の特性を決定づける役割を持つものです。
つまり、変数のデータ型に適した値のみ入れることができます。
たとえば、データ型「文字列」の変数に数字を入れることはできません。
変数を利用するときには、型の性質を忘れず、適した変数と値を使うことが大切です。
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代表的な変数の型
変数には「型」があることをお伝えしました。
型を理解することで、変数を適切に扱えるようになります。
ここでは、プログラミングで用いられる代表的な型をご紹介しましょう。
代表的な方をいくつか知っておくと、いざプログラミングをするときにすぐ活用できるようになりますよ。
今回ご紹介する代表的な変数の型は次の3つです。
- 整数型
- 浮動小数点型
- 文字列型
順番にご説明します。
1.整数型
整数型は、整数の値を入れられる型です。
英語で整数は「integer」と言い、変数として使うときには「int」を用います。
変数名をつける場合は、「int」の後に空白(スペース)を入れて、変数名とセミコロンを書くだけです。
変数名は原則として自由につけることができますが、最初の1文字は英字である必要があります。
たとえば、「int」を使って変数に「data」と名前をつけ、整数「1」を代入する場合は、次の通りです。
- int data;
- data=1;
イコール(=)は数学の「右辺と左辺が等しい」という意味とは違い、「右辺の値を左辺に代入する」という意味になります。
2.浮動小数点型
浮動小数点型は、float型とも呼ばれる、少数の値を入れられる型です。
浮動小数点型の変数は「float 変数名 = 小数点を含む数値f;」という形で定義します。
数値を代入するときに、数値の後に「f(F)」をつけて浮動小数点型の代入であることを示すことを忘れないようにしましょう。
3.文字列型
文字列型は、その名の通り文字や文字列の値を入れられる型です。
最もよく使われる型の1つで、変数として使うときには「string」を用います。
文字列型を定義するには、「string 変数名=”文字列”;」と記述します。
ほかの型と異なり、文字列型の場合は値を「”」で囲うので、注意しましょう。
変数の3つの使い方
代表的な変数の型についてご紹介しました。
まずは整数型、浮動小数点型、文字列型の3つを覚えておきましょう。
ここからは、変数の使い方をご説明します。
変数は、次の3つの使い方がありますよ。
- 宣言
- 代入
- 参照
それぞれ見ていきましょう。
1.宣言
変数を使うときに最初に必要なことが、「宣言」です。
まずはコンピュータに「これからこの変数を使うよ!」とわかるように記述します。
たとえば、年齢を入れる整数型の変数を使いたいときには、次のように記述することで宣言できますよ。
int age;
「age」は変数名なので、ほかの文字列でも問題ありません。
しかし、年齢を入れる変数を使うなら、中身がわかりやすい名前をつけることが大切です。
変数を使うときには、必ず最初に宣言が必要だということを理解しておきましょう。
2.代入
変数を宣言したら、次は変数に値を「代入」します。
「この変数にこの値を入れる」ということを記述するのです。
先ほどの例で、整数型の変数に年齢「18」を代入するときには、続けて次のように書きます。
int age;
age=18;
このように記述すると、「age」という変数に数字の18が代入されますよ。
ここでは整数型の「int」を使っているので、代入する値は必ず整数を用いましょう。
3.参照
変数に代入したデータを取り出すことを「参照」、あるいは「取得」と言います。
変数に入れた値を取り出すには、変数名を記述するだけです。
先ほどの例なら、「age」と記述するだけで「18」の数値を取り出せます。
変数の注意点2つ
変数の使い方をご紹介しました。
宣言、代入、参照の3つの使い方によって、変数を使いこなしてみてくださいね。
変数を使うときには、注意が必要なポイントがあります。
注意点を守らなければ、正常に動作せずエラーが発生する可能性があるので、覚えておきましょう。
ここでは、変数の注意点を2つご紹介します。
- 固有の名前が必要
- プログラミング言語によって違いがある
さっそく見ていきましょう。
1.固有の名前が必要
変数を使うときには、固有の名前を設定することが必要です。
固有の名前をつけなければ、変数を使うことができません。
また、名前はわかりやすいものを選びます。
わかりにくい名前をつけてしまうと、変数名だけでは何を代入した変数化がわからなくなってしまうためです。
コードは多くの人が扱うため、自分しかわからない名前をつけるのは避けましょう。
2.プログラミング言語によって違いがある
変数の使い方はプログラミング言語によって違いがあります。
すべての言語で同じように使えるわけではないので、注意しましょう。
自分が学ぶ言語が決まったら、その言語での変数の使い方を学ぶことが大切です。
基本的な変数の考え方は同じですが、記述の仕方など細かい点はよく確認しましょう。
複数の言語を学ぶ場合は、言語ごとの変数の使い方を理解する必要がありますね。
プログラミングの「変数」と「定数」の違いとは?
ここまで、プログラミングの変数についてご説明してきました。
プログラミングを学んでいると、「変数」とは別に「定数」という言葉を見かけることがあります。
プログラミング初心者の方なら、「変数と定数、どう違うんだろう?」と疑問に思うかもしれません。
一見すると似ている変数と定数ですが、両者の違いを理解するのは簡単です。
次の通りしっかり区別できるようにしておきましょう。
- 変数:値を何度も書き換えられる
- 定数;値を一度入れると変えられない
変数は値を何度も書き換えられるので、後から応用することもできる便利な機能でした。
一方で、定数は値を入れると後から変更できません。
定数は、「値が基本的に変わらないもの」を入れるときに役立ちます。
間違えて値を変えることがないので、複数人の開発などでもミスが起こりにくくなるのです。
自分が書いたコードでも、間違えて中身の値を変えてしまうことはあります。
基本的に値が変わらないものを使うときには、定数を活用してみるといいですよ。
プログラミングの「変数」と「配列」の違いとは?
変数と似ている言葉には、「配列」もあります。
「変数と配列の違いは?」という疑問も解消しておきましょう。
プログラミングにおける「配列」は変数が進化したようなイメージです。
- 変数:値を入れられる
- 配列:複数の値を入れられる
このように、配列の場合はいくつかの値をまとめて扱うことができます。
コードで表すと次の通りです。
hairetu=[“‘one”,”two”,”three”];
上記の例では、「hairetu」という変数に「one」「two」「three」の3つの文字列が入っています。
配列では値を「,」で区切って並べることで、複数の値を入れることができますよ。
まとめ:変数はプログラミングの基本知識
今回は、プログラミングの変数についてご説明しました。
プログラミング初心者の方は、最初は変数が難しく感じられるかもしれません。
しかし、慣れるとプログラミングには欠かせない、便利な機能であることがわかります。
変数はプログラミングの基本であり、コードを書くときには必要な知識なので、今からしっかりと理解しておきましょう。
変数のメリットや型を知っておけば、実際にプログラミングをするときに適切に活用できるようになりますよ。
変数を理解し、プログラミング学習をどんどん進めていってくださいね。