「プログラミングに本はいらない」と言われる5つの理由を解説!活用方法も紹介

公開日: 2021.02.10
更新日: 2024.01.11
「プログラミングに本はいらない」と言われる5つの理由を解説!活用方法も紹介

年々、プログラミング学習に取り組む人が増えています。

プログラミングの学習方法はさまざまですが、なかには「プログラミングに本はいらない」という声があることをご存知でしょうか。

「どうしてプログラミングに本はいらないと言われるの?」
「プログラミングを本で学ぶメリットは?」

と疑問に思う方もいるでしょう。

そこで今回は、

  • 「プログラミングに本はいらない」と言われる理由
  • プログラミングを本で学習するメリット
  • プログラミング学習で本を活用する方法
  • 初心者におすすめの本

などについてご紹介します。

「プログラミングを本で学ぶのって実際どうなの?」という方は、ぜひ最後まで読み進めてくださいね。

「プログラミングに本はいらない」と言われる5つの理由

プログラミングをする人々のイメージ

さっそく、「プログラミングに本はいらない」と言われる理由を見ていきましょう。

プログラミングを学ぶときに、本は有効な学習手段の1つです。
ベテランのエンジニアであっても、必要に応じて本で学ぶことは少なくありません。

にもかかわらず、「いらない」と言われるのには、理由があります。

ここでは、「プログラミングに本はいらない」と言われる5つの理由をご紹介します。

  1. 分厚くて途中で読まなくなる
  2. 本を開きながらコードが打てない
  3. お金がかかる
  4. 結局ネットで調べる
  5. 学習サイトが充実している

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1.分厚くて途中で読まなくなる

プログラミングに関する本は、考え方や技術が詳細に説明されています。
そのため、分厚くて途中で読まなくなることがあるでしょう。

「どうせ読まなくなるなら本はいらない」と考えてしまうかもしれません。

しかし、本の使い方は人それぞれです。
最初から最後までを読まなくとも、わからないことがあるときに参照する使い方もあります。

また、自分が学びたい内容だけ読むという使い方もありますよね。
本は書かれていることをすべて読まなければならないわけではありません。

「最後まで読まないなら不要」と考えるのではなく、必要に応じて本を活用するといいでしょう。

2.本を開きながらコードが打てない

本で学びながらコードを打って学びたいときに、本を開きながらコードが打てないと使いにくいですよね。

コードを打つときは両手をキーボードの上に置いているので、本を開いて見やすい状態にすることが難しいです。

そのため、「参照しながらコードが打てないなら、本はいらない」と言われてしまいます。

ただし、ブックスタンドやブッククリップ、書見台などを使えば、本を開いた状態にしてコードを打つことは可能ですよ。

3.お金がかかる

プログラミングの技術書のなかには、数千円する高価な本もあります。
お金がかかることを避けるため、本を使わずに学ぼうとする人もいるでしょう。

プログラミングにはあらゆる言語や分野があり、学ぶことはたくさんあります。
それらすべてについてそれぞれ本を購入していては、総額がいくらになるのかわかりません。

最近は本にお金をかけなくても、インターネット上にプログラミングの情報がたくさんあり、無料で学べる環境が整ってきました

あえて本を買わずに無料で学ぶ人も増えていることから、「お金がかかるから本はいらない」と考える人も多いでしょう。

本はインターネットの情報に比べ、情報が体系的にまとまっているというメリットもあります。
学習にかける予算に応じて、教材を使い分けるといいですね。

4.結局ネットで調べる

本でわからないことがあったときはどうするでしょうか。
結局インターネットで調べるなら、最初から本はいらないと感じる人もいます。

最近はわからないことがあると、なんでもすぐにインターネットで調べられますよね。
なにかの分野について、YouTubeなどの動画を教材にして学ぶという人もいます。

しかし、本は情報が順序立ててまとめられ、なにもわからない状態から基本知識や全体の概要を理解するのには非常に有効です。

「結局ネットで調べるから本はいらない」と考えるより、それぞれを目的に応じて使いこなせると言いでしょう。

5.学習サイトが充実している

最近は、プログラミングが学べる学習サイトが充実してきました。
インターネットで検索すると、いくつもの学習サイトを見つけられます。

学習サイトはそれぞれ特徴があり、コードを打ち込んで学べるサイトや、動画で学べるサイト、ゲーム感覚で学べるサイトなどさまざまです。

学習サイトは無料や低価格でわかりやすく学べるので、本よりも気軽に学びやすいと感じる人もいます。

「学習サイトがあるから本はいらない」と考えることも不思議ではありません。


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プログラミングを本で学習するメリット3つ

プログラミングを本で学習するメリットのイメージ

「プログラミングに本はいらない」と言われる理由をご紹介しました。
さまざまな理由から、本は不要と考えられていることがわかります。

しかし、プログラミングを本で学ぶことには、メリットも大きいです。

ここでは、プログラミングを本で学習するメリットを3つご紹介します。

  1. 時間を有効活用できる
  2. 体系的な知識を身につけられる
  3. 正しい情報を得られる

詳しく見ていきましょう。

1.時間を有効活用できる

プログラミングを本で学ぶと、時間を有効活用できます。

本は情報がわかりやすく順序立ててまとめられているので、1冊読めばある程度の知識を身につけることが可能です。

途中でなにを学べばいいかを迷うこともないので、短時間で基礎を固めることができます。

インターネットなどで学ぶ場合、情報が細切れになっていて網羅されていないことがあり、全体を理解しにくいです。

知識がほとんどない状態から時間を有効活用して学びたいなら、本は最適な学習方法です。

2.体系的な知識を身につけられる

本は情報がまとまっているので、体系的な知識を身につけられるというメリットがあります。

内容のつながりやまとまりがあり、初心者でも理解しやすいのです。

もしまとまりのない情報を学んでいると、1つ1つの知識はあっても、全体像が見えなくなります。

3.正しい情報を得られる

本で学ぶメリットとして、正しい情報を得られることも挙げられるでしょう。

本はその分野に精通した人が書いており、編集社などの校閲を経て出版されているため、正しい情報が掲載されています。

一方で、インターネットの情報は誰でも発信できるため、信憑性に欠けることが懸念点です。

「確かな知識や方法を学びたい」と考えるなら、本で学んだほうが安心できますよ。

プログラミング学習で本を活用する3つの方法

プログラミング学習で本を活用するイメージ

プログラミングを本で学ぶメリットについてご紹介しました。
全体の概要をつかみたい、効率的に学びたいときは本がおすすめです。

「プログラミング学習に本が有効なのはわかったけど、実際にはどのように本を活用すればいいの?」という疑問を持つ方もいるでしょう。

いざ本で学ぼうとしても、活用方法がわからなければ効果的に学びにくくなりますよね。

ここでは、プログラミング学習で本を活用する3つの方法をご紹介します。

  1. 基本を理解してから読む
  2. 何冊も手を出さない
  3. 読んだらアウトプットする

順番に見ていきましょう。

1.基本を理解してから読む

プログラミングの本には、専門用語などが頻繁に出てきます。
まずは初心者向けの本を選ぶなど、基本を理解して読むようにしましょう。

わからないことは調べ、理解しながら読み進めることを意識するといいですよ。

基本を理解できていない状態で専門性の高い本を読むと、難しくて挫折の原因になります。

まずは基本知識を身につけて、少しずつ本を読みましょう。

2.何冊も手を出さない

プログラミングを本で学ぶときには、一度に何冊も手を出さないように注意しましょう。
あれもこれもと複数の本を読みかじるより、1冊をしっかり読み込むほうが知識は身につきます。

本は情報がよくまとまっているので、1冊を学ぶだけでもかなり知識が得られるもの。

何冊もの本を並行していると、情報をまとまりで理解しにくいので、むしろ学習効率は落ちてしまいます。

自分が学びやすそうな本を見つけたら、まずはその本に集中して取り組んでみましょう。

3.読んだらアウトプットする

本を読むと知識を得られます。
さらに知識をプログラミングスキルとして身につけるには、読んだ後にアウトプットすることが必須です。

たとえば、本で読んだ内容をもとに実際に実行環境を構築してみる、コードを書いてみるなど、手を動かして実践しましょう。

頭では理解できていたつもりでも、実際にやってみるときちんと覚えておらず、うまくいかないことがあります。

使えるスキルとして身につけるためには、頭のなかだけの理解では不十分です。

積極的にアウトプットを行い、学んだことを自分の手でできるようにしましょう


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初心者が本を読むなら技術書よりも仕組みを理解できる本がおすすめ

仕組みを理解できる本をすすめるイメージ

プログラミング学習における本の活用方法についてお伝えしました。
基本を理解して1冊を読み込み、アウトプットまで行うことで効果的に学習できます。

プログラミング学習を始めるときに、どんな本を選ぶべきか迷いますよね。

プログラミング初心者が本を読むなら、技術書よりも仕組みを理解できる本がおすすめです。

それぞれ次のような違いがあります。

  • 技術書:プログラミングの書き方や文法についての内容
  • 仕組みを理解できる本:「なぜプログラムは動くのか?」「生活に役立つプログラミング的思考とは?」などの内容

プログラムの仕組みや考え方がわかると、プログラミングにいっそう興味を持ちやすくなり、楽しみながら学べます。

最初にプログラミングについて大きく理解できることで、細かな内容がわかりやすくなりますよ。

プログラミングの本を選ぶときには、ぜひ参考にしてみてくださいね。

初心者におすすめの本3選

初心者におすすめの本のイメージ

初心者がプログラミングについての本を選ぶときは、仕組みや考え方が分かる本がおすすめです。
最初にプログラムを大まかに把握できるようになります。

では、具体的にどんな本を読めばいいのでしょうか。

ここからは、初心者におすすめの本3選をご紹介します。

  1. ちゃんと使える力を身につける Webとプログラミングのきほんのきほん
  2. プログラムはこうして作られるプログラマの頭の中をのぞいてみよう
  3. プログラミング入門講座――基本と思考法と重要事項がきちんと学べる授業

どれもプログラミングの考え方がつかめる本です。

初心者で「どの本を選べばいいかわからない」という方は、選ぶ参考にしてみてください。

それでは、1冊ずつ見ていきましょう。

1.ちゃんと使える力を身につける Webとプログラミングのきほんのきほん

最初にご紹介するのは、大澤文孝著の『ちゃんと使える力を身につける Webとプログラミングのきほんのきほん』です。

プログラミング初心者が最初にぶつかる壁として、「どのプログラミング言語を選んだらいいんだろう」「1つの言語を学んでも、ほかの言語では学び直しになるのが面倒だな」という悩みを持ちがち。

本書では次のような内容で、Webとプログラミングの初心者が知っておきたいことがわかりやすく解説されています。

  • インターネットの仕組み
  • Webページがコンテンツを表示する仕組み
  • Webサーバの環境設定・構築
  • プログラミングの基本知識
  • 実際の現場で使われている技術

例としてPHPやJavaScriptのプログラミング言語を取り上げながら、さまざまな言語に共通する基本部分を中心に学習できますよ。

プログラムに関する一連の仕組みをまとめて理解できるので、長く使える知識を身につけられます。

2.プログラムはこうして作られるプログラマの頭の中をのぞいてみよう

次にご紹介するのは、平山尚著の『プログラムはこうして作られる プログラマの頭の中をのぞいてみよう』です。

本書はパソコンを使ってインターネットで調べものをしたことがある人なら誰でも取り掛かりやすい、プログラミング初心者のための1冊となっています。

順を追って丁寧に説明してくれるので、思考が追いつきやすくわかりやすいです。

Sunabaというオリジナル言語を使って、テトリスをゼロから組み立てていく内容を通して、プログラムの作り方や考え方を身につけられます。

プログラミング初心者はもちろん、プログラミングにある程度慣れた方でも楽しめますよ。

3.プログラミング入門講座――基本と思考法と重要事項がきちんと学べる授業

最後にご紹介するのは、米田昌悟著の『プログラミング入門講座――基本と思考法と重要事項がきちんと学べる授業』です。

ビル・ゲイツやマーク・ザッカーバーグなどがプログラミング学習を勧めているのはご存知でしょうか。
世界中の成功者がプログラミングの基本を学んでいる理由と、具体的な学び方が分かる1冊です。

「プログラミングとはどういうものか」「プログラミングスキルがなぜ必要なのか」についてわかりやすく解説されており、初心者のプログラミング学習への取り組み方がわかります。

イラストを用いながらプログラム作成の手順も解説しており、楽しみながら学べますよ。
さらに学習サービスの紹介があり、子供向けのプログラミング学習サイトを通じてプログラミング体験ができます。

プログラミングの基本を効率よく学びたい人にはおすすめです。

本での学習につまづいたらプログラミングスクールも検討してみよう

プログラミングスクールのイメージ

プログラミング学習におすすめの本をご紹介しました。
自分に合った本を見つけて、学習に取り入れてみてくださいね。

プログラミングを学ぶ人のなかには、「本での学習につまづいてしまった」という方もいるでしょう。
そんな方には、プログラミングスクールで学ぶのもおすすめです。

本でつまづく理由は、「習慣化が難しい」「解説が不十分でわからない」などがあります。
プログラミングスクールに通えば、学習を生活の一部にでき、わかるまで説明してもらえますよ

プログラミングスクールには、無料の相談や体験授業を受けられることも多いです。
気になることを質問したり、授業の雰囲気を見てみたりすると、学習のイメージがつかめます。

「目的を持ってプログラミングの習得を目指している」「本格的にプログラミングを学びたい」という方は、プログラミングスクールを一度検討してみてはいかがでしょうか。

まとめ:うまく使えば本はプログラミング学習に有効

今回は、プログラミング学習に本はいらないのかについてお伝えしました。

「結局ネットで調べる」「お金がかかる」など、さまざまな理由から「本はいらない」と言われています。
しかし、本は基本的な知識を体系的に学ぶには最適の教材です。

教材を選ぶときには、目的に合っているかが重要。
選択肢の1つとして、本で学ぶ方法もプログラミング学習に有効ですよ。

「お金をかけずに学びたい」なら学習サイトなどがあります。
「本で学ぶよりもっと学習環境を整えたい」ならプログラミングスクールもおすすめです。

あなたの目的に合わせて、学習方法を取り入れてみてくださいね。

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