IT業界用語47選!ジャンルを4つに分けて覚えておくべき言葉を解説

公開日: 2021.03.26
更新日: 2024.01.06
IT業界用語47選!ジャンルを4つに分けて覚えておくべき言葉を解説

IT業界に転職すると、聞き慣れない用語に戸惑うことが多いです。

オフィスで使われる専門用語がわからず、コミュニケーションに不具合が生じることも少なくありません。

「おさえるべきIT業界の用語について知りたい!」
「アサイン?セグメント?分野ごとの専門用語を覚えたい!」
「IT業界で踏まえるべき職業について知りたい!」

そう感じている方もいるでしょう。

今回は、

  • 【基本】IT業界で覚えておくべき用語
  • 【Web制作系】IT業界で覚えておくべき用語
  • 【プログラミング系】IT業界で覚えておくべき用語
  • 【職業系】IT業界で覚えておくべき用語

について、分野ごとにご紹介します。

「IT業界の用語を知って仕事に活かしたい!」という方は、ぜひ最後まで読み進めてくださいね。

IT業界は覚える用語が多い

IT業界で働く人のイメージ

IT業界は、ほかの業界と比較して覚えなければならない用語が多いです。

情報への感度が高く、技術的に専門性の高い業界であることが理由でしょう。

ほかの業界からIT業界に転職する場合、わからない用語があると仕事がスムーズに進みません。

IT業界で頻出する用語を整理して、覚えておきましょう。
まずは基本の用語をおさえ、次第に分野や職業の用語も覚えていくといいですよ。

今回ご紹介する用語のほかにも、たくさんの用語があります。
わからない用語は積極的に調べるよう習慣づけると安心です。


プログラミングやパソコンを使って働きたい!

そのように考え、成長しているIT業界への転職を考えている方も増えてきました。

『IT業界に興味はあるけど、よくわからない…』
『パソコンとかそもそも苦手なのに私なんかにできるのかな』
『エンジニアって聞くけど難しそう』

反対にこのような声も聞く事があります。

そう考えている方は、一度ぜひ転職に成功したエンジニアの方のインタビューをご覧ください!

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【基本】IT業界で覚えておくべき用語15選

会話をするIT業界の人々

まずは、IT業界で覚えておくべき基本の用語をご紹介します。

ここでご紹介する用語は、IT業界の企業ならよく用いられるものばかりです。

オフィスでの日常会話として使われることが多いので、よく覚えておきましょう。

IT業界で覚えておくべき基本の用語15選は次の通りです。

用語は、あいうえお順になっています。

順番に見ていきましょう。

1.アサイン

「アサイン」は、割り当てる、対応させるという意味です。

一般的には、次のようなシーンで使うことが多いでしょう。

  • 人を役職や担当に任命する
  • 人を部署やチームに配属させる
  • 人に業務や作業を割り当てる

また、「F1キーを押したらコピーする」という対応づけを「F1キーにコピー機能をアサインする」とも言います。

キーボード上のキーに文字や機能を割り当てることを「キーアサイン」というので、覚えておきましょう。

2.アジェンダ

「アジェンダ」は、英語の「agenda」から来ており、行動指針・議題・目次・提案内容などを意味します。

ビジネスシーンでの使用例は次の通りです。

  • 「本日の会議のアジェンダはこちらです」
  • 「まずはアジェンダをご覧ください」
  • 「アジェンダを決めておくと、ブレずに業務遂行ができるよ」

日本のオフィスではあらゆる文脈で用いられるため、意味を覚えにくいかもしれません。

英語の「agenda」が「予定表」を意味する言葉だと理解しておくと、わかりやすいですよ。

3.エビデンス

「エビデンス」とは、事象の証明、証拠を意味します。

IT業界では、コンテンツの製造後あるいは修正後の試験の証明を意味することが多いです。

また、バグの改修前に、その時点でのバグを記録することを目的に取得するエビデンスを「修正前エビデンス」「障害エビデンス」ということもあります。

エビデンスの取得方法はさまざまで、一例としては次の通りです。

  • 画面キャプチャ:画面全体、あるいは部分的に画像として残す
  • ログ:ログファイルそのもの、あるいはログファイルから該当部分を抜粋する
  • DBダンプ:データベースの内容をデータに出力する

企業によってエビデンスの取得方法は異なります。

「エビデンスとってもらえる?」と指示されたときなど、エビデンスを取得するときには方法を確認しましょう。

4.クラウド

「クラウド」は、「クラウドコンピューティング」の略語で、コンピュータがインターネットを通じて必要なものを必要なときに利用する形態のことです。

クラウドでは、データがパソコンの中ではなく、インターネット上に存在します。

クラウドサービスの代表例は次の通りです。

  • 「Yahoo!メール」などのWebメールサービス
  • 「Googleドキュメント」などの文書作成ツール
  • 「Slack」などのSNSサービス

世の中にはたくさんのクラウドサービスがあります。

特にIT業界では、企業内で活用することも多いでしょう。

5.クリティカル

「クリティカル」は、きわめて危ない状態・重大な・致命的な・批判的なという意味で用いられます。

ビジネスシーンでの使用例は次の通りです。

  • 「クリティカルなバグが発生して対応に追われている状況です」
  • 「早急に対処しなければ、クリティカルな問題に発展しかねません」
  • 「なぜ彼はあれほどクリティカルな態度をとるのだろう」

また、クリティカルのつく用語として「クリティカルエラー(致命的な誤作動)」や「クリティカルシンキング(批判的思考)」などがあります。

あわせて覚えておくと役立つでしょう。

6.コミット

「コミット」は、英語の「コミットメント(commitment)」の略語で、責任を持つ、密接に関わる、真剣に向き合う、約束するという意味です。

よく耳にする「結果にコミットする」は、「結果を約束する、結果に責任を持つ」という意味になります。

ビジネスシーンでの使用例は次の通りです。

  • 「プロジェクトの成功にコミットします」
  • 「その企画には積極的にコミットさせていただきます」
  • 「目標に対してコミットが足りていません」

コミットという言葉を使うことで、より熱意や意欲を伝えられるでしょう。

7.ジョイン

「ジョイン」は、組織などに参加することを意味します。

チームや会社などのメンバーの一員になることを「ジョインする」と言うことが多いです。

ビジネスシーンでの使用例を見てみましょう。

  • 「◯◯株式会社にジョインしました」
  • 「(サービス名)の運営チームにジョインしています」
  • 「新規事業のプロジェクトチームにジョインすることが決まっている」

特にIT系のスタートアップ企業などで使う人が多いです。

8.バッファ

「バッファ」は、いざというときのための資源的予備・ゆとり・緩衝材のことです。

コンピュータ用語としては、コンピュータが処理しきれないデータを一時的に保持するための記憶領域という意味もあります。

ビジネスシーンでの使用例は次の通りです。

  • 「プロジェクト管理ではバッファをどれくらい持たせるかの判断が大切だ」
  • 「バッファがほとんどなかったため、ギリギリの納品になってしまった」
  • 「契約先の協力を得られるよう、先方からの信頼があるあなたにバッファとなって進めてほしい」

文脈によって意味合いが変わるため、前後の意味とあわせて理解しましょう。

9.フィックス

「フィックス」は、製品やサービスにおける不具合の修正、未定だった事柄の最終確定、調整を意味します。

ビジネスシーンでの使用例を見てみましょう。

  • 「プログラムにバグが見つかったから、フィックスしてもらえる?」
  • 「プログラムの仕様をフィックスするまで、どれくらいかかりますか」
  • 「急遽の予定変更に対応できるよう、スケジュールをフィックスした」

慣れるまで、文脈による意味の判断が難しい用語です。

異なる意味で理解しないよう、注意しましょう。

10.ブレスト

「ブレスト」は、「ブレインストーミング(brainstorming)」の略語で、あるテーマについて思いつくアイデアをとにかく出すことです。

ノートやホワイトボードに書き出す、付箋に書いてあとでグループ分けするなどの方法が一般的でしょう。

アイデアを求めているときに効果的な手法として、会議などでよく用いられます。

ビジネスシーンでの使用例は次の通りです。

  • 「一度ブレストして、いい案がないか見てみよう」
  • 「目的を理解することで、より良いブレストができる」
  • 「ブレストしてメンバー全員のアイデアを洗い出そう」

ブレストは、1人でも複数人でもできます。

頭のなかで考えているだけでは出てこなかったアイデアが浮かぶこともありますよ。

行き詰まりを感じたときにもおすすめなので、覚えておきましょう。

11.ブラッシュアップ

「ブラッシュアップ」は、磨き上げるという意味で、現状を見直してより良いものに仕上げる、完成度を高めるということです。

実際の使用例を見てみましょう。

  • 「会議の資料、もう少しブラッシュアップできそうだね」
  • 「まだアイデアがふんわりしているから、来週までにブラッシュアップしておこう」

よく使われる用語なので、覚えておくとコミュニケーションがスムーズになります。

12.リスケ

「リスケ」は、「リスケジュール(reschedule)」の略語で、スケジュールを組み直す・予定変更という意味です。

ビジネスシーンでは、次のように用いられます。

  • 「急遽クライアントと会うことになったから、午後のミーティングはリスケでお願い!」
  • 「進捗が思わしくないので、この予定はリスケしてもらえますか?」
  • 「リスケばかりすると相手の信用を落とすから、注意しなさい」

リスケはIT業界以外でもよく用いられるため、覚えておくといいでしょう。

13.リソース

「リソース」は、何かを実現するために必要な資源のことです。

主なリソースとして、次のものがあります。

  • 人材
  • 資金
  • 時間
  • メモリ
  • CPU

リソースはIT業界に限らず、ビジネスの場でよく用いられる言葉です。

14.ローンチ

「ローンチ」は、新しい商品やサービスを開始することを意味します。

「立ち上げる、打ち上げる、参入する」などを意味する「launch」という英単語が由来です。

ビジネスシーンでの使用例を見てみましょう。

  • 「競合のサービスより早くローンチさせたい」
  • 「話題の商品がついにローンチしたらしい」
  • 「ローンチはいつ頃を予定しているのでしょうか」

IT業界以外でも、製薬会社が新しい薬を発売するとき、金融機関が有価証券を発行するときに用いられますよ。

15.to B/to C

「to B」「to C」は、それぞれ「Business to Business」「Business to Customer」の略語で、法人向けのビジネス、消費者向けのビジネスという意味です。

ビジネスシーンでは、次のように使われます。

  • 「to Cの新しいビジネスサービスをご提案します」
  • 「この商品はto CだからSNS広告などをうまく活用しよう」
  • 「to Bのサービスは、企業が抱える課題を解決するものでなければなりません」

どんな相手を想定した商品・サービスなのかは、ビジネスにおいて基本です。

to B、to Cを覚えて、すぐに把握できるようにしておきましょう。

【Web制作系】IT業界で覚えておくべき用語15選

会話をするWeb制作系の人々

IT業界の基本の用語についてお伝えしました。
どの分野で働くかにかかわらず、覚えておきたいですね。

IT業界の分野の1つに、Web制作があります。
Web制作は、WebサイトやWebサービスを作ることがメインです。

Web制作の仕事に携わるなら、よく用いられる用語について知っておきましょう。

ここでは、IT業界で覚えておくべきWeb制作系の用語15選をご紹介します。

それでは、1つずつ見ていきます。

1.アクセシビリティ

「アクセシビリティ」は、Webサイトにおける情報取得や接続のしやすさ、利便性を意味します。

アクセシビリティは高い、低いと表現されるのが一般的です。

Webサイトはアクセシビリティが高いほど、多くの人に利用されやすくなります。

ビジネスシーンでの使用例を見てみましょう。

  • 「Webサイトのアクセシビリティを高める施策として、2つの案を検討しています」
  • 「このWebサイトは情報の質は高いものの、アクセシビリティが低い」
  • 「Webサイトの閲覧数を上げるには、アクセシビリティを高めることが大切です」

Webサイトの品質を高めるためにも、アクセシビリティは重要な要素です。

2.サイトマップ

「サイトマップ」は、サイト全体のページ構成を地図のように1ページにまとめたものです。

ユーザーや検索エンジンにサイトの内容をわかりやすく伝える役割を持ちます。

ビジネスシーンでの使用例は次の通りです。

  • 「サイトマップを作成して、ユーザーが目的のページにたどり着きやすくしよう」
  • 「検索エンジンに認識されて検索結果に表示されるためにも、サイトマップは必須だ」

特に、ページ数が多いWebサイトや外部リンクが少ないWebサイトでは、サイトマップの作成が大切になりますよ。

3.サーバ

「サーバ」は、顧客の要求に対して必要なデータ・サービスを提供するものです。

リクエストに対してレスポンスを返すデバイス、あるいはその上で動くプロセスとも理解できます。

サーバには、次のように機能によってさまざまなものがありますよ。

  • ファイルサーバ:ファイルの共有や保管をする
  • プロントサーバ:プリンターの共有管理をする
  • メールサーバ:電子メールを管理する
  • Webサーバ:ブラウザにWebページを表示させる

コンピュータを活用する上で、サーバへの理解は必須です。

4.セグメント

「セグメント」は、集団やまとまりを区切った区分という意味です。

マーケティングにおけるセグメントでは、「購買に至るまでの行動が似ている顧客層の集団」を意味します。

ターゲットとも似ている用語ですが、違いは次の通りです。

  • セグメント:ある市場のなかで似ている属性を持つ顧客群
  • ターゲット:セグメントのなかでもさらに中心的な標的

なお、何かをセグメントに分けることは「セグメンテーション」というので、あわせて覚えておきましょう。

5.ファーストビュー

「ファーストビュー」は、ユーザーがWebサイトにアクセスしたときに最初に目に入る部分のことです。

Webサイトはファーストビューによって読むか読まないかを判断されやすいため、デザインや内容に気を配る必要があります。

ユーザーの興味を引くファーストビューであれば、そのままスクロールして閲覧される可能性が高いでしょう。

たくさんのユーザーに見られるWebサイトにするために、ファーストビューは重要な要素と言えます。

6.プロトコル

「プロトコル」は、「手順」を表す言葉で、主にコンピュータ同士が通信するための手順や規定、規格を意味します。

のちほど紹介する「HTTP/HTTPS」も通信プロトコルです。

ビジネスシーンでの使用例を見てみましょう。

  • 「パソコンが故障したのかと思ったら、プロトコルが設定されていなかったようです」
  • 「プロコトルは双方一致したものでなければ通信できません」

プロトコルにはさまざまな種類があります。

Web制作に携わるなら、少しずつ知っていくといいでしょう。

7.マークアップ

「マークアップ」は、文章構造(テキスト)や視覚表現(装飾)などの情報を、コンピュータが正しく認識できるようにタグを用いて意味づけすることを意味します。

人がチラシやパンフレットを見たときには、自然と「これがタイトルで、これが見出し、これは本文だな」と判断できるでしょう。

しかし、コンピュータは文書の内容や意味が判断できず、構造を認識できません。

そこでタグを使って「タイトルはここからここまで、見出しはここからここまで、本文はここからここまで」と指定することで、コンピュータが構造を認識できるようにするのです。

ビジネスシーンでの使用例を見てみましょう。

  • 「マークアップ言語で代表的なHTMLとCSSを習得すると、自分でサイト制作ができますよ」
  • 「マークアップをすることで、SEO対策になります」

Webサイト制作では頻繁に使われる用語なので、覚えておきましょう。

8.レスポンシブデザイン

「レスポンシブデザイン」は、スマホ・タブレット・パソコンなどあらゆる端末からの閲覧に対応したデザインのことです。

対応していないWebサイトの場合、スマホなどからページを閲覧すると、デザインが崩れて正常に表示されないことがあります。

レスポンシブデザインなら、端末に合わせたデザインでWebサイトを表示できるため、ユーザーにとって見やすくなりますよ

ユーザーはスマホからWebサイトを見ていることが多いため、レスポンシブデザインはとても重要です。

レスポンシブデザインをはじめとするWebデザインについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

Webデザインとは?3つの必要なツールや求められるスキル、学習方法まで徹底解説Webデザインとは?3つの必要なツールや求められるスキル、学習方法まで徹底解説

9.ワイヤーフレーム

「ワイヤーフレーム」は、Webサイトの設計図のことです。

Webサイト制作は、次のような流れでおこないます。

  • どんなサイトにするかという要素を洗い出す
  • サイトの設計図(ワイヤーフレーム)を作る
  • 設計図をもとにコーディングでサイトを作る

そのため、Webサイト制作においてワイヤーフレームは重要です。

Webサイト制作やデザインの流れについて、さらに詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

Webデザインのやり方を4つのステップに分けて解説!勉強方法や書籍も紹介Webデザインのやり方を4つのステップに分けて解説!勉強方法や書籍も紹介

10.CMS

「CMS」は、「コンテンツマネジメントシステム(Content Management System)」の略語で、Webサイトなどの設計が簡単にできるシステムを意味します。

CMSを使わない場合と使う場合では、次のような違いがありますよ。

  • CMSを使わないサイト制作:HTMLやCSS、Javascriptなどのプログラミング言語によって、1ページごとに0から完成形まで作成・管理
  • CMSを使ったサイト制作:Webサイトに必要な画像やテキスト、テンプレートなどの要素を一元管理でき、自動生成によって簡単にWebページを作成

CMSを利用すると、Webサイト制作の期間を短縮でき、管理しやすいメリットがあります。

また、Webサイトに掲載する記事の原稿をライターが直接CMSに納品する「CMS入稿」も覚えておきましょう。

11.ECサイト

「ECサイト」は、「electronic commerce site」の略語で、インターネット上で商品を販売するWebサイトです。

本来はeコマース(電子商取引)をおこなうWebサイトを総称する用語で、

  • ネットショップ
  • ネットオークションサイト
  • コンテンツ配信サイト
  • オンライントレードサイト

など、あらゆる形態があります。

ただし、一般的にはネットショッピングができるサイトという意味で使われることが多いので、「ECサイト=ネットショップ」と考えても問題ないでしょう。

12.HTTP/HTTPS

「HTTP」「HTTPS」は、ホームページのURLの頭に「http://」「https://」とついて、どんな通信手段を用いるのかを表しています

それぞれ「Hypertext Transfer Protocol」「Hypertext Transfer Protocol Secure」の略語です。

次のような意味を持ちます。

  • HTTP:通信内容が暗号化されない
  • HTTPS:通信内容が暗号化される

HTTPで通信する情報は第三者がのぞき見たり、勝手に書き加えたりすることが可能なため、セキュリティの安全性が低くなります。

一方で、HTTPSで通信する情報は暗号化されているため、セキュリティの安全性は高いです。

例えるなら、HTTPは「はがき」で、HTTPSは「封書」のようなものと考えるといいでしょう。

13.OS

「OS」は、「オペレーティングシステム(Operating System)」の略語で、システム全体を管理する基本のソフトウェアのことです。

パソコン向けのOSには「MacOS」「Windows」、企業向けサーバのOSには「Linux」などがあります。

一方で、スマートフォンでは「Android」「iOS」が多いです。

14.PV

「PV」は、「ページビュー(Page Views)」の略語で、Webページが閲覧された回数です。

最も基本的なアクセス数の指標の1つとして用いられます。

Webページを1画面開けば1PVです。

ちなみに、同一のユーザーによる一連のページ閲覧を1つとして数えるものを訪問数(ビジット、Visit)といいます。

たとえば、あるユーザーがWebサイトを訪れて、3つのページを閲覧してほかのサイトに移ったとき、訪問数は1Visit、閲覧数は3PVです。

15.UI/UX

「UI」「UX」は、それぞれ「ユーザーインターフェース(User Interface)」「ユーザーエクスペリエンス(User Experience)」の略語です。

意味は、次の通りになります。

  • UI:ユーザーの視覚に触れるすべての情報
  • UX:ユーザー体験

インターフェースは「接点」という意味で、ユーザーとコンピュータの間にあるもののことです。
Web制作におけるUIは、Webサイトのデザインやフォントなどがあたります。

エクスペリエンスは「体験」という意味で、ユーザーが製品やサービスを通して得られる体験のことです。
「使いやすい」「便利」など、ユーザーが感じたことすべてがあたります。


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【プログラミング系】IT業界で覚えておくべき用語10選

会話をするプログラマーの人々

IT業界で覚えておくべきWeb制作系の用語についてお伝えしました。
サイトやデザインに関する用語が多いですね。

IT業界と聞くと、プログラミングをするイメージを持つ方もいるでしょう。

プログラミングは専門性が高く、用語も高度です。

システム開発など、プログラミング系の分野に携わるなら、用語を理解しておくといいですよ。

ここでは、IT業界で覚えておくべきプログラミング系の用語10選をご紹介します。

上記の用語について知っておけば、プログラマーとも円滑なコミュニケーションがとれるでしょう。

さっそくご説明していきます。

1.オープンソース

「オープンソース」は、ソースコードを無償で公開して、誰でも自由に利用することを認める概念または開発方式のことです。

IT業界ではオープンソースという概念があることで、高品質なソフトウェアをコストをかけずに入手しやすい環境にあります。

IT業界で働き始めると、オープンソースソフトウェアを活用する機会もあるでしょう。

2.オブジェクト指向

「オブジェクト指向」は、データや処理手順をオブジェクトと呼ばれるまとまりで定義し、さまざまなオブジェクトの組み合わせによってシステム全体を構築する手法です。

オブジェクトは「モノ」であり、「属性(どんな性質か)」と「操作(どう動くか)」を持っています。

「オブジェクト(モノ)」に注目して世界を表現しようとする考え方がオブジェクト指向だと覚えておきましょう。

3.関数

「関数」は、与えられた値をもとに決まった処理をおこない、結果を返すものです。

プログラミングでは、使用頻度の多い処理手続きなどを関数として用意し、効率的にコードを記述します。

4.ソースコード

「ソースコード」は、コンピュータプログラムのもととなるテキストデータを意味します。

プログラミング言語を用いて、コンピュータに「どんな動作をさせたいか」という処理の内容を記述したものです。

ちなみに、人間が理解できる言語で書いたソースコードを、コンピュータが認識できる言語(バイナリコード)に翻訳することを「コンパイル」というので、あわせて覚えておきましょう。

5.デバッグ

「デバッグ」は、コンピュータプログラムのバグを修正するための作業です。

不具合の原因を突き止め、取り除いて正常に動作させるためにおこないます。

プログラミングでは、1つでもバグがあるとコンテンツが正常に動作しません。

デバッグは問題のないコンテンツを生み出すために必要不可欠です。

6.バグ

「バグ」は、コンピュータのプログラムにおける不具合を意味します。

ビジネスシーンでの使用例を見てみましょう。

  • 「バグの修正は24時間以内におこないます」
  • 「バグが発生しにくいよう、あらかじめ記述を工夫しました」
  • 「アプリケーションのバグは順調に改善されています」

プログラミングでは、バグの発生をおさえ、質の高いプログラムを構築することが大切です。

7.フレームワーク

「フレームワーク」は、「枠組み、骨組み、構造」という意味で、システム開発を効率化するためのプログラムのひな形のことです。

プログラミングでは、同じようなことを実現するシステムには同じような機能が必要で、同じようなプログラムを書きます。

そのため、基本的に必要な機能を揃えたプログラムのひな形として、フレームワークが作られるのです。

フレームワークを活用すれば、手間をなくし、簡単にシステムを開発できますよ。

8.ライブラリ

「ライブラリ」は、便利なプログラムの機能を集めてまとめたファイルのことです。

ライブラリには、関数などのデータも集められています。

プログラミングでライブラリを活用すれば、必要な機能をすぐに引き出せるので便利です。

9.IoT(アイオーティー)

「IoT(アイオーティー)」は、「Interneto of Things(モノのインターネット)」の略語で、あらゆるモノがインターネットに接続されることを意味します。

たとえば、次のものはIoTの事例として代表的です。

  • 自動運転システム:自動車がインターネットの情報をもとに自動で目的地に向けて走行する
  • スマート家電:外出時に家電のスイッチを入れる、声によって操作するなどができる

今後はIoTの分野がますます発展していくでしょう。

10.WordPress

WordPress

「WordPress」は、ブログやサイトの管理を便利にしてくれるCMSです。

世界でも最も人気があるCMSであり、Web上の約40%のWebサイトがWordPressで作成されています。

企業の公式サイトなども、WordPressで作成されているケースは多いです。

基本的に無料で使用できます。
必要に応じて無料・有料のテーマを活用することで、優れたWebサイトを簡単に作れますよ。

詳しく知りたい方は、WordPressの公式サイトをご覧ください。

【職業系】IT業界で覚えておくべき用語7選

話し合うIT業界の人々

IT系で覚えておくべきプログラミング系の用語についてお伝えしました。
言葉だけでは理解しにくい用語もありますが、ある程度の意味を覚えておけば問題ないでしょう。

IT業界には、さまざまな職業があります。
文字を見るだけでは仕事内容がつかみにくい職業もありますよ。

IT業界の職業を知ることで、人材活用やキャリア構築の役に立ちます。

ここでは、IT業界で覚えておくべき職業系の用語7選について見ていきましょう。

それぞれ詳しくご説明します。

1.カスタマーエンジニア

「カスタマーエンジニア」は、ユーザー対応をメインとしてシステムの保守・点検・修理をおこなう職業です。

主に次のような業務を担当します。

  • 導入するIT機械の選定
  • 客先にIT機械を設置・導入するサポート
  • 保守や点検

ユーザーのトラブル対応をすることもあり、現場での臨機応変な対応力が求められますよ。

2.システムアナリスト

「システムアナリスト」は、企業の経営戦略などを分析し、最適なコンピュータシステムの構築・導入をおこなう職業です。

「システムプランナー」や「システムデザイナー」と称されることもあります。

システムアナリストとして働くには、国家資格を取得する必要がありますよ。

3.システムエンジニア(SE)

「システムエンジニア(SE)」は、クライアントの要望に応えるシステムを開発する職業です。

主に次のような業務を担当します。

  • 要件分析・要件定義
  • 基本設計
  • 詳細設計
  • テスト

システムエンジニアについて詳しく知りたい方は、こちらの記事でも紹介しているのでご覧ください。

システムエンジニア(SE)の3つのメリットとは?仕事内容や平均年収も徹底解説システムエンジニア(SE)の3つのメリットとは?仕事内容や平均年収も徹底解説

4.プログラマ

「プログラマ」は、コンピュータが実行するプログラムを構築し、システムを開発する職業です。

システムエンジニアと似ていますが、業務範囲が異なります。

システムエンジニアはクライアントのヒアリングからこまかい調整などのシステム設計をおこなう一方、プログラマは設計書に沿ってプログラミングをすることがメインです。

5.プロジェクトリーダー/マネージャー

「プロジェクトリーダー」「プロジェクトマネージャー」は、プロジェクトを成功に導くために責任を果たす職業です。

それぞれ、次のような役割の違いがあります。

  • プロジェクトリーダー:定められたスケジュール通りにプロジェクトが進むよう働きかける
  • プロジェクトマネージャー:プロジェクトの企画段階から参加し、完遂するまでプロジェクト全体を管理する

プロジェクトリーダーは現場で作業内容や人員管理をおこない、プロジェクトマネージャーは全体を管理することを覚えておきましょう。

6.ネットワークエンジニア

「ネットワークエンジニア」は、コンピュータネットワークの構築・保守・管理をおこなう職業です。

主に次のような業務を担当します。

  • 設計
  • 構築
  • 運用
  • 保守

コンピュータネットワークを利用しない会社はほとんどありません。

社内の快適な通信環境を整え、守ることがネットワークエンジニアの重要な役割です。

7.SIer(エスアイヤー)

「SIer(エスアイヤー)」は、システム開発を請け負い、技術力を提供する企業のことです。

システムエンジニアなどの技術者を雇用し、技術力を必要とするクライアントに派遣します。

業務内容はクライアントによってさまざまで、あらゆる経験が積めるでしょう。

SIerについて詳しく知りたければ、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。

SIerをわかりやすく解説!SE・自社開発との違いや5つの問題点も紹介SIerを徹底的に解説!SE・自社開発との違いや5つの問題点も紹介

まとめ:用語を理解すると業務がスムーズになる

今回は、IT業界でよく用いられる用語について、分野ごとにご紹介しました。

用語を理解すると、オフィスでのコミュニケーションに役立ちます。
業務もスムーズにおこなえるようになるでしょう。

IT業界用語を覚えて、仕事にぜひ活かしてくださいね。

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