仕事に慣れないのはどうして?7つの対策と5つのストレス対処法
「仕事になかなか慣れずストレスが溜まってしまう」
「仕事に早く慣れるためには何をしたらいいか分からない」
と悩むことはありませんか?
会社に入ったものの、うまく仕事に慣れずにストレスが溜まって、どうしたらいいのか分からなくなりますよね。
そこで今回は、
- 仕事になかなか慣れない原因
- 仕事に慣れるための具体的な方法
この記事を読めば、仕事の慣れに関して悩まなくなり、あなたに適した解決策なども分かります。
ぜひ最後まで見てくださいね。
仕事に慣れないのはなぜ?仕事に慣れない人が抱える3つの原因
まずは仕事に慣れない原因を把握しておきましょう。
仕事に慣れない原因を把握すれば、自分の業務改善に繋がりやすくなります。
仕事に慣れない原因は、主に以下の3つです。
- 仕事が覚えられない
- 人間関係に慣れない
- 環境の変化に慣れない
以下では1つずつ個別に見ていきます。
1.仕事が覚えられない
当然ですが、業務内容を覚えていなければ仕事に慣れるのは難しいです。
転職や新卒で入社した人であれば、基本的に業務などはゼロベースから学ぶ必要もあり、ほかの社員と同じように手際よく仕事をこなせません。
業務内容を覚えていないと、仕事をしているときに
- 分からないことがあれば上司に聞く
- マニュアルを何度も見返す必要がある
業務内容を覚えていないと、仕事に慣れるのにも時間がかかってしまうのです。
2.人間関係に慣れない
職場の人間関係に慣れていなければ、なかなか仕事にも集中できません。
職場の人間関係は主に、
- 同僚や上司といった社内の人間関係
- 新たな取引先といった社外の人間関係
上記のような人たちと良好な関係を築けていないと、仕事のたびに余計な緊張な不安が生まれるものです。
そうなると、気を遣ってしまい伸び伸びと仕事もできなくなります。
職場の人間関係は、業務の慣れにも影響するのです。
3.環境の変化に慣れない
新卒や転職した人なら、環境の変化で業務どころではなくなる人もいるでしょう。
- 1人暮らしを始める人
- 田舎から都会にやってきた人
- まったく別の業種に転職した人
こうした人は、慣れない環境で生活するだけでも体力的に辛くなりやすく、仕事で全力を発揮できないこともあります。
業務以外のプライベートでの余計な不安は仕事にも悪影響を及ぼします。
「今の働き方に不満はあるけど、日々の業務が忙しくてゆっくり考える時間がない…」
そんな悩みを持つ方に向けて【DMM WEBCAMP】では無料のキャリア相談を実施しています。
ビデオ通話で相談をすることができるため、仕事で忙しい方でもスキマ時間に気軽にカウンセリングを受けることも可能です!
プロのキャリアカウンセラーと一緒に、今後のキャリアについて考えてみませんか?
仕事に慣れないのは当然のこと!みんなが仕事に慣れるまでの期間とは
仕事に慣れないからといって、落ち込む必要はまったくありません。
仕事に慣れるまでに時間がかかるのはむしろ当然のことで、多くの人は仕事に慣れるのに数か月ほどかかります。
以下のマイナビの調査結果をご覧ください。
入社1年目のとき、環境に慣れてきたのは入社後何ヶ月ごろでしたか?
第1位「6ヵ月後」66人(28.3%)
第2位「3ヵ月後」55人(23.6%)
第3位「1年後」34人(14.5%)
第4位「1ヵ月後」27人(11.5%)
第5位「5ヵ月後」25人(6.4%)
こうみると、仕事に慣れるのには半年くらいかかるのは仕方がないことが分かりますね。
また、dodaの報告によると以下のようなものも挙げられています。
転職が決まって不安を感じたことがあるのうち、転職後1カ月以内に不安を感じていた割合が9割にのぼるという結果がありました。一方で、「不安が解消した時期」について聞いたところ、1カ月~3カ月が19%、3カ月~半年が13%と回答し、不安を感じていたと回答した人の6割が半年以内に不安が解消したという結果が明らかになりました。
また、職場に溶け込めた時期について聞いたところ、不安が解消していない人は、時期に差はありながらも49%が職場に溶け込めたと回答。不安が解消した人に関しては、95%が職場に溶け込めたと回答しました。
調査結果を見る限り、半年を超えても仕事に慣れないときは、原因が自分以外にある可能性もあるといえるでしょう。
仕事に慣れない人が試したい早く慣れるための9つの方法
最初のうちは、仕事に慣れなくても心配する必要はありません。
しかし、早く仕事に慣れるための努力はするべきです。
あなたが仕事に慣れることで、周りも安心して仕事などを割り振ってくれるようにもなるからです。
仕事に早く慣れるために意識すべきことは次の9つです。
自分が意識できてないところは記事を読んでから、実践してみましょう。
ここからは、1つずつ詳しく説明していきます。
1.ミスを恐れずに挑戦して、わからないことは周りに聞く
仕事に早く慣れるためには、できるか不安なことにもたくさん挑戦して、上司などに質問しましょう。
挑戦して大きなミスをしてもそれは経験になるので、より早く仕事に慣れます。
むしろ上司からすれば、新人のあなたがミスするのは想定内の問題です。
たくさんチャレンジするなかで、疑問が出たときは以下のことを意識しながら質問しましょう。
- メモをとる
- 理解するまで質問する
真面目に取り組んでいる人から質問をされて、迷惑がる人などいません。
たくさんトライして経験を積み、分からないことを聞くことで、どんどん仕事にも慣れていくのです。
2.上司との報・連・相を心がける
仕事に早く慣れるためにも、報・連・相は必須です。
仕事に慣れてないときに起こる問題は、報・連・相を徹底してさえいれば解決できるものも少なくありません。
また報・連・相には以下のようなメリットがあります。
- 早い段階から解決策が見つかる
- 上司や同僚と良好な人間関係を作れる
報・連・相いずれの項目でも、できるだけ早く行動することが、周囲との関係を良好に保つ秘訣にもなります。
報・連・相は慣れない仕事や環境に適応するためにも有効なのです。
3.スケジュール管理を徹底し、効率をあげる工夫をする
新人のころは、与えられた仕事がどうしても多くあるように感じてしまいますよね。
ですがスケジュール管理をすれば、仕事にも早く慣れていけます。
スケジュール管理には
- やることが明確になり余計な不安やうっかりミスも減る
- 優先順位を考えられるようになり、仕事も効率化できる
といったメリットもあり、非常におすすめです
スケジュール管理としては、出勤後すぐにtodoリストを作成するとよいでしょう。
自分のスケジュールを把握しておくことで、もっと仕事ができるようになっていくのです。
4.仕事ができる人からコツを盗む
仕事に慣れるために、できる人の真似をするのは非常に有効です。
できる人と同じように作業すれば、効率よく仕事をおこなえるようになるのは当然のことでしょう。
コツの盗み方としては、
- 実際に仕事のできる人から聞く
- 普段の勤務中の様子をよく観察する
できる人が意識していることは積極的に取り込みましょう。
そうすれば、業務もスムーズにこなせるようになり、早めに仕事にも慣れるようになります。
5.自主的に学習して知識やスキルを身につける
知識やスキルの習得は仕事の効率化にもつながります。
ここでいう知識やスキルの習得には、以下のようなものがあります。
- 仕事内容に関するマニュアルの暗記
- 業務にかかわる資格の取得
- 業務で使うツールの理解度向上につながる学習
スキルや知識の習得は、業務を素早くできるようになるには必須です。
6.自分の仕事の限界を明確にする
自分でできる仕事量の限界は決めておきましょう。
限界を超える量の仕事は、遅くまでの残業の原因になり、体調不良やストレスにもつながります。
そうした状態では、業務もスムーズにこなせません。
限界を超えないようにするために、以下のことを意識するとよいでしょう。
- 業務に関する目標設定を高くしすぎない
- 無理そうだと感じたらすぐに相談して、仕事を割り振ってもらう
仕事に慣れるためには、限界を決めてあまり無理をしすぎないのも重要です。
7.頼れる人を職場に見つけて仲良くなる
新しい環境に身を置くとき、信頼できる人を早めに発見しておくことは大切です。
頼れる人がいるだけで、仕事の悩みも打ち明けられ、仕事に慣れるまでの速度も高まります。
頼るべき人としては、以下のような人がよいでしょう。
- 愚痴をこぼせるような人
- 仕事を熱心に教えてくれる先輩
8.職場の人間関係を観察する
職場の人間関係をしっかり把握できていると、仕事にも慣れやすくなります。
社内の人間関係の把握は良好な人間関係の形成に役立つからです。
人間関係の把握としては、以下のようなポイントがあります。
- よく業務に関する相談されている人は誰か見極める
- 避けられている人は誰かを観察する
職場の人間関係を把握することは、仕事の慣れにも影響しているのです。
9.積極的に周囲とコミュニケーションをはかる
新しい環境では、まずは積極的にコミュニケーションを自分から取ってみるのがおすすめです。
そうしないと、いつまでも職場で孤立してしまい、メンタル的に辛くなり、仕事どころではなる可能性もあるからです。
コミュニケーションの取り方としては、
- 飲み会やイベントには参加する
- お昼休みにランチを誘ってみる
積極的にコミュニケーションを取り、人間関係の構築に役立てましょう。
そうすることで、相談などもしやすくなり、業務ももっと慣れていけるようになります。
「今の働き方に不満はあるけど、日々の業務が忙しくてゆっくり考える時間がない…」
そんな悩みを持つ方に向けて【DMM WEBCAMP】では無料のキャリア相談を実施しています。
ビデオ通話で相談をすることができるため、仕事で忙しい方でもスキマ時間に気軽にカウンセリングを受けることも可能です!
プロのキャリアカウンセラーと一緒に、今後のキャリアについて考えてみませんか?
肩の力を抜こう!仕事に慣れるまでの5つのストレス対処法
新しい環境で業務するのですから、ストレスはつきものです。
とはいえ、ストレスが溜まりすぎると業務に悪影響を及ぼします。
そのため、うまくストレスに対処していかなければなりません。
ここでは、ストレスに対処するための5つの方法を紹介します。
- 最初は仕事に慣れないのはあたりまえだと考える
- ミスをしても成長のために必要なことと捉える
- 悩みを周囲に相談してみる
- ストレスを発散する
- しっかりと休息をとる
今ストレスに悩まされている新人の方はこれらの方法を取りいれてみてください。
1つずつ見ていきましょう。
1.最初は仕事に慣れないのはあたりまえだと考える
社内で輝かしい業績を残している人でも、最初から仕事ができていたのではありません。
そのため、仕事に少々慣れないからといって焦る必要はないのです。
新しい環境で働くのですから、始めのうちは
- どうして自分だけこんなにできないのか
- 自分が仕事に慣れていないせいで迷惑をかけているのではないか
しかし、仕事に慣れないことを悩んでいても仕事ができるようにはなりません。
それどころか、余計な不安で業務が手につかなくなることもありえるのです。
なので、環境が変わったのだから最初は仕事に慣れてないのが当たり前と割り切れば、余計なストレスを抱えずに楽になるはずです。
2.ミスをしても成長のために必要なことと捉える
犯したミスはチャレンジした証で、成長のためには必要という風に考えられると、ストレスは大きく軽減されます。
こうした考えができると
- 上司の叱責などにおびえずに、打ち合わせや会議で堂々と意見を言える
- どんどんチャレンジできるので、結果としてこなせる業務の種類が増える
入社直後の段階のミスは、まだ多めに見てもらえることもありますし、そこまで気にする必要はありません。
仕事に慣れるまでに犯したミスはすべて糧になるとポジティブに捉えられると、気持ちも楽になります。
3.悩みを周囲に相談してみる
1人で解決できない悩みや不安は頼れる人や身内に相談するといいでしょう。
誰かに相談できるだけでぐっとストレスは軽減されます。
1人で溜めこみすぎて、心身に影響が出てからでは遅いのです。
相談するときは
- 自分が何に悩んでいるのか伝える
- 相手に何か手伝って貰えることはないか聞いてもらう
ありきたりですが、やはり悩みや不安は相談して解決することも多いのです。
4.ストレスを発散する
自分なりのストレス発散方法を確立しておくのが大切です。
平日は慣れない作業ばかりするのですから、休日は仕事のことを考えずにリラックスすることを重視してもよいでしょう。
ストレスの発散方法はいくつもありますが
- 趣味に没頭する
- 誰かと食事に行く
- 身体を動かしてみる
ストレスの発散方法を早いうちから理解しておけば、ストレスにもうまく対処できるのです。
5.しっかりと休息をとる
慣れないことをしているのですから、疲れが溜まるのは当たり前です。
慣れてないときは、慣れているときの倍くらいは疲れやすいと考えておきましょう。
とくに慣れない外回りの営業や、プレゼンをした日は下記のことを意識してみましょう。
- 普段より少し多めに寝てみる
- 休憩をこまめに取る
慣れないのは自分だけが原因?どうしても慣れないときにチェックしたい3つのポイント
仕事に関する悩みや不慣れによるミスは、基本的に時間がたてば解決することが多いです。
しかし半年ほど時間が経っても、仕事に慣れないときは自分以外に原因がないかを考えてみましょう。
つまり、会社やそもそもその職種に合っていない可能性もあるということです。
具体的には以下の3つを確認しましょう。
- 仕事が自分にあっているか
- しっかりとした教育・引き継ぎがなされているか
- 職場の人間関係は健全な状態か
1.仕事が自分にあっているか
仕事に慣れない1つの原因にその仕事自体が向いてない可能性が考えられます。
その職種に向いていなければ、慣れるまでに余計に時間がかかる、もしくはいつまで経っても成長できないのは当然です。
半年ほど仕事をやってみて、
- まったく業務が覚えられない
- 大きな仕事をしてもまったく充実感がない
そうした場合は無理に続けても、あとでストレスを抱えることにもなるのであまりおすすめできません。
仕事が慣れないのは、あなたが原因ではなくそもそもその仕事に向いてないこともありえるのです。
2.しっかりとした教育・引き継ぎがされているか
上司などの指導が適切でないせいで、あなたがうまく業務をこなせてないことも十分考えられます。
新人なのですから、ミスや疑問点が出るのは当然でしょう。
しかし、そんなときにしっかりケアしてくれる先輩がいなければ、仕事に慣れるのは非常に困難です。
とくに以下のような状況の場合は教育体制に問題があると考えていいでしょう。
- 分からないことがあり質問しても、突き返される
- なんのフィードバックもなしにダメ出しだけされる
- 一度もほめてもらったことが無く、叱責しかされない
教育体制に問題がありそうなら、仕事に慣れないのはあなたが原因ではありません。
3.職場の人間関係は健全な状態か
職場の人間関係や雰囲気は、あなたの業務にまで影響している可能性もあります。
例えば、下記のような状態なら、職場の人間関係に問題があるでしょう。
こうした人間関係はあなたが個人で解決できる問題ではありませんし、ストレスも溜まります。
すると業務のパフォーマンスが落ちるので仕事にも慣れづらくなります。
仕事になかなか慣れられないと感じたら、職場の雰囲気を一度見直してみましょう。
どうしても仕事に慣れないときに考えたい3つの対策
どうしても今の仕事に慣れるのが困難、もしくは今の仕事が辛すぎるときは環境を変える準備をするのがいいでしょう。
先述したようにあなた以外に原因がある場合は個人の力ではどうすることもできませんし、そのまま残っていてもストレスが溜まる一方です。
具体的な環境を変える準備としては以下の3つがあります。
- 転職も視野に入れて転職エージェントに相談する
- 転職したてでやめづらければ、退職代行サービスを利用する
- スキルを身につけるために学習する
1.転職も視野に入れて転職エージェントに相談する
転職は勇気が要ることですが、もっとも手っ取り早く環境を変えられる手段になります。
転職することで、
- 以前の会社よりも勤務時間が短いのに給料もよくなった
- 以前の会社よりも人間関係が良好で働いていて楽しいと感じられる
転職して8割ほどの人は不満が解消されたと答えているアンケートもあるくらいです。
転職は不安な人も多いかもしれませんが、そうした人は転職エージェントを利用しましょう。
転職エージェントの利用は以下のようなメリットがあります。
- 無料で利用できる
- なんでも気楽に相談できる
- 履歴書などの必要書類の作成も簡単にしてくれる
2.転職したててやめづらければ、退職代行サービスを利用する
転職したばかりだからといって、環境を変えるのを我慢する必要はありません。
我慢したところで、環境が悪ければいつまで経ってもあなたにとってプラスにはならず、貴重な人生における時間を浪費してしまうからです。
転職したばかりでやめづらい人は、退職代行サービスを使ってみてはいかがでしょうか。
料金は多少かかりますが、退職代行サービスを利用すれば、
- うまくいけばすぐに退職もできる
- 代理人のおかげで、心的なストレスも軽減される
とくに上司の教育体制や職場の雰囲気などに悩まされている人は、脅し文句などを言われて引き留められる心配もないためおすすめです。
今の仕事にどうしても慣れずに不満がある人は、退職代行サービスを利用するといいでしょう。
3.スキルをつけるために学習する
どうしても現状の仕事に慣れない人は、自主的にスキルを磨くのも1つの手段です。
スキルを磨くとはあなたの市場価値を高めることですが、それには以下のようなものがあります。
- 本を読み営業のテクニックなどを学ぶ
- 英語力を身につけるためにオンライン英会話を始める
- エクセルやパワポ、ワードといった扱いの勉強をする
- プログラミングなど需要の高い分野の勉強をする
こうした自己学習は
- 現状の業務の改善に役立つことがある
- 市場価値が高まったことで、大手から引き抜かれる
- 需要のあるスキルを磨いているためいつでも転職先が見つかる
このような状態にまでスキルが身につけば、現状勤めている会社に依存することもなくなり精神的な余裕が生まれる可能性もあります。
あまりにも仕事に慣れないときは、現状の仕事とは別でスキルを身につけ始めるのも選択肢の1つに検討しておきましょう。
まとめ:仕事に慣れるまでは時間が必要!難しければ転職も視野に入れよう
最初から仕事ができる人などいませんし、慣れるまでには時間がかかるのは当然です。
仕事に慣れない人がおさえておくべきことは以下の3つです。
- 慣れるまでには半年ほど時間がかかることもある
- 業務に慣れないときの原因は自分か周りの環境の2つ
- 自分に改善する余地がなければ環境を変える準備もする
もし、勤続期間が半年を超えていても、業務に違和感があるようなら環境を変えるのも1つの手です。
慣れるまでの原因を突き止め、今の自分の段階に合った対策をおこないましょう。