【初心者向け】アプリ開発のプログラミングに役立つXcodeについて徹底解説
「iOSアプリを作るにはどうしたらいいんだろう」
「Xcodeって何?どうやって使えばいいの?」
と思うことはありませんか?
いざXcodeを使うとなっても、使ったことがない人はXcodeがどんなものか、わかりづらいですよね。
では、Xcodeとは一体どういうものなのでしょうか。
そこで今回は、
- Xcodeの役割
- Xcodeの特徴
- Xcodeの使い方
について詳しく解説します。
この記事を見れば、Xcodeの使い方がわかり、iOSアプリの基盤までが作れるようになります。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
Xcodeとは何か?プログラミングにおける役割を解説
ソフトウェアやアプリを作るのに必要な「開発ツール」の1つにXcodeというものがあります。
Xcodeの役割は以下のとおりです。
- Apple製品向けのアプリ開発ツール
- Apple公式の開発ツール
iOSのアプリを開発するならXcodeは必須です。
Xcodeのプログラミングにおける役割を1つずつ詳しく解説していきます。
1.Apple製品向けのアプリ開発ツール
XcodeはApple製品に特化したアプリ開発ツールです。
実際に開発できるアプリは4種類あります。
- iPhone・iPadアプリ
- Macアプリ
- Apple TVアプリ
- Apple Watchアプリ
今あるApp Storeのアプリのほとんどが、Xcodeで作られたものです。
Apple関連のアプリを作りたい人は、Xcodeは必修科目でしょう。
2.Apple公式の開発ツール
Xcodeは、Appleが公式で提供している開発ツールです。
どのような開発ツールなのかご紹介します。
- Windowsではインストールできない
- Appleのアプリを開発するために必要なものがすべて備わっている
- 公式なだけあり、サポートがしっかりしている
Apple社のツールなので仕方ないのですが、Macのみの対応なので注意が必要です。
なのでiOSアプリ開発をしたいと思ったら、まずはAppleのPCを購入するところから始めましょう。
Xcodeの提供元はAppleという大きな会社だけあり、サポートが手厚く、使い方がわかりやすく書いてあったり、疑問点が出たときにすぐに聞けるのが良いところです。
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アプリ開発のプログラミングに欠かせないXcodeの特徴6つ
iOSアプリを開発するのに欠かせないXcodeには、6つの特徴があります。
- Swiftと相性がいい
- コードが編集しやすい
- ソースの管理がしやすい
- アプリのテストがしやすい
- 直感的に操作しやすい
- ドキュメントの検索機能がついている
全体的に見ると、誰でも使いやすい開発ツールだということがわかります。
非常に高性能で、あなたのアプリ開発をサポートしてくれることでしょう。
特徴を1つずつ見ていきます。
1.Swiftと相性がいい
iOSアプリを開発する際に使われるプログラミング言語にSwiftがあります。
XcodeはSwiftと相性がよく、一緒に使うことで簡単にiOSアプリが開発可能です。
アプリ開発においてのそれぞれの役割をご紹介します。
- Xcode:アプリのレイアウトを作る
- Swift:プログラムをして、アプリに動きを与える
XcodeとSwiftは、Webアプリを作る際のHTML&CSS(アプリデザイン)とJavaScript(プログラミング)に取って代わる要素となるわけです。
【初心者向け】Swiftでアプリ開発をする7つのステップ2.コードが編集しやすい
Xcodeはコード編集がとてもしやすい開発環境です。
コード編集機能の例を挙げます。
- コードを自動で補完してくれる
- プロジェクト内のコード検索機能が高く、検索範囲や検索条件、文字列などを指定して検索できる
- 画面分割が瞬時にでき、複数のファイルを比較しながらのコード編集がしやすい
全体的に動作が速く、コードの編集もしやすいので、ストレスを感じることなくアプリ開発ができます。
ここまでスムーズにコード編集ができるのはXcodeくらいでしょう。
3.ソースの管理がしやすい
バージョン管理のシステムである「Git」をXcode内で使えるので、ソースの管理がしやすいです。
「Git」でできることをまとめました。
- ソースコードの共有
- 編集履歴の管理
- あらゆるファイルの管理
Xcodeは「Git」が使えるので、上記の項目をすべてXcode内でおこなえます。
ソース管理がしやすいと、チームで作業をするときに非常に便利です。
4.アプリのテストがしやすい
アプリ開発において、正常に作動するかどうかのテストはとても大切です。
Xcodeにはアプリのテストがしやすい機能が備わっています。
- コードを入力すると、そのコードに対するテストを自動でおこなう
- コードとテストが常に同期される
これらの機能が備わっていることにより、コードを編集したときにもテストがおこなわれ、エラーが起きづらくなります。
Xcodeのアプリテスト機能があれば、質の高いアプリが作れるでしょう。
5.直感的に操作しやすい
Xcodeには「Storyboard(ストーリーボード)」という機能が備わっており、誰でも直感的に操作ができます。
ストーリーボードとは、ドラッグ&ドロップで背景の色や文字色・サイズ、画面遷移を簡単におこなえる機能です。
以下、ストーリーボードの優れているところです。
- 難しいコードを書かなくても、単純な操作でカスタマイズできる
- 簡単に操作できることで、スムーズにアプリ開発できる
- 変更する項目を視覚的に確認しながら作れる
コードが書けない初心者や、開発に慣れていない人でも使いやすい機能です。
ストーリーボードがあることで、自身の理想的なデザインのアプリが作れるでしょう。
6.ドキュメントの検索機能がついている
Xcodeの内部にはたくさんのドキュメントが内蔵されています。
しかも、それらのドキュメントをカテゴリー別や目的別に簡単に検索する機能も付いており、とても便利です。
内蔵されているドキュメントは、以下のようなものがあります。
- プログラミングガイド
- APIリファレンス
- プロジェクトのサンプル
これらのドキュメントを見れば、コードの意味や使い方などもXcode内で瞬時に調べられます。
「わざわざネットを開いて調べる」という作業が省かれるので、作業効率がよくなるでしょう。
Xcodeのインストール方法を解説【誰でもできる】
Xcodeのインストール方法はとても簡単で、誰でもできます。
以下、Xcodeをインストールするまでの流れです。
- App Storeを開く
- カテゴリーから「開発ツール」を選択し、Xcodeを選択
もしくは検索窓で「Xcode」と入力し、出てきたXcodeを選択 - 入手(インストール)をクリックし、インストールが完了
Appleが公式で提供している無料ツールなので、料金は一切かかりません。
容量が約4GBとかなり大きいので、PCの容量はたくさん開けておきましょう。
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Xcodeのインストールできないときの解決策
まれにXcodeがインストールできないことがあります。
インストールができないときは、以下の方法を試してみましょう。
- macOSを最新版にアップデートする
- PCの容量が足りているか確認する
- Apple Developerからダウンロードしてみる
これらを試せば、ほとんどの場合インストールできます。
原因としては特にOSがアップデートされていないことが多いです。
XcodeはOSのバージョンごとにアップデートされているので、インストールできないときは、まずOSのバージョンを確認してみましょう。
Xcodeの基礎的な使い方を解説
Xcodeの基本的な使い方を解説していきます。
- 画面の見方
- プロジェクトを作成する
Xcodeは画面が見やすく、操作もシンプルです。
上記2つの項目ができたら、アプリ作成の準備が完了します。
それでは使い方を一緒に見ていきましょう。
1.画面の見方
Xcodeの画面は大きく分けて以下3つのエリアに分けられています。
- ナビゲーション:画面の左側、編集するファイルの選択をするエリア
- エディタ:画面の中央、ファイルを編集するエリア
- インスペクタ:画面の右側、アプリのパーツ設定がおこなえるエリア
まずは画面のどこに何があって、どんなことができるのかを覚えましょう。
Xcodeが持っている機能を最大限に使えれば、作り上げるアプリの質も上がります。
2.プロジェクトを作成する
実際にプロジェクトを作成する際の手順をご紹介します。
まずはアプリを起動し「Create a new Xcode Project」から新しいプロジェクトを作成しましょう。
iPhone・Apple Watch・Apple TV・Macのうち、どの機種でアプリ制作するのかを選択し、さらにその中からゲームアプリ・多機能アプリ・読み物アプリなど、目的とするアプリのもととなるテンプレートを選択します。
テンプレートを選択したら、次はアプリの情報を設定していきます。
以下、設定項目です。
- Product Name:プロジェクト名
- Organization Identifier:開発者、開発組織のID
- Bundle Identifier:アプリを識別するためのID
- Interface:インターフェースを選択
- Life Cycle:アプリケーションのトップViewを生成する箇所を調整する
- Language:使用するプログラミング言語
- Use Core Data:Core Dataを使うかどうかを選択
- include Tests:UIテストを設定するかどうかを選択
これらが設定できたら、保存先を選び、「Create」をクリックします。
これでプロジェクトが作成され、アプリ開発に必要なファイルも自動的に作成されます。
プロジェクトの型ができたので、その後は自分の目標とするアプリを作っていきましょう。
Xcodeを利用してつまずいた場合の解決策3つ
いくらXcodeが使いやすく設定されているとはいえ、プログラミングは難易度が高く、つまずくこともあります。
そんなときの解決策をご紹介します。
- 動画や書籍で学ぶ
- 学習ツールを使う
- プログラミングスクールを利用する
アプリ制作でつまずいてしまって先に進まないときは、一旦インプットの作業に移りましょう。
新しい知識が付けば、意外にも簡単に解決することもあります。
1.動画や書籍で学ぶ
現在は独学でもプログラミングを学ぶ環境が整ってきています。
動画や書籍は誰が見てもわかりやすく学べるものが多く、知識をインプットするのにはうってつけです。
- Swiftなどのプログラミング言語
- Xcodeの使い方
- iOSでのアプリ開発
上記のことはすべて本やYouTubeチャンネルで学べます。
無料もしくは低価格で気軽に学習できるのが魅力です。
2.学習サイトを使う
オンラインで学べる学習ツールを使うのも1つの手です。
例えば「ドットインストール」は学習サイトの中でも利用者が多く、コンテンツも豊富で安心してプログラミングを学べるサイトです。
以下、ドットインストールの特徴です。
- 基礎内容は無料で学べる
- プレミアム会員(月額¥1,080)になれば451レッスン・6,777 本の動画が学び放題
- 「iPhoneアプリをつくってみよう」というレッスンでは、実際にアプリを作成しながら学べる
基礎的な内容のレッスンが多いので、アプリ制作の基礎固めには最適です。
つまずいてしまったときは、初心にかえって基礎から学ぶのもよいでしょう。
3.プログラミングスクールを利用する
Xcodeでつまずいたら、プログラミングスクールも利用してみましょう。
プログラミングスクールで学ぶメリットは以下のとおりです。
- カリキュラムが充実しており、Xcodeの使い方、iOSアプリ制作がしっかりと学べる
- 挫折しづらい環境で学習できる
- わからないことがあったら、講師(メンター)にすぐ聞ける
プログラミングスクールはオンラインと通学(オフライン)型のどちらもあるので、自分に合ったスタイルで学習できるでしょう。
ほとんどのスクールが基礎から難しい応用まで幅広く対応しているため、本格的にアプリ制作を学びたい人はプログラミングスクールがおすすめです。
まとめ:Xcodeを利用してアプリ開発のプログラミングを快適にしよう
iOSのアプリを作りたい人にはXcodeが必須だということがわかりました。
Appleが公式で提供しているツールなので、サポートも手厚いのが嬉しいポイントです。
以下、この記事のまとめです。
- XcodeはApple製品向けのアプリ開発ツール
- Xcodeは高性能で直感的に操作でき、誰でも使いやすい
- アプリ制作でつまずいてしまったら、インプットに時間を費やす
iOSアプリを作るときはXcodeを利用して、快適にプログラミングをしましょう。