ITエンジニアに必要なスキルとは?おすすめの資格と効果的な学習方法について解説
「ITエンジニアに必要なスキルや知識はなにかな?」
「ITエンジニアにおすすめの資格はなにかな?」
と思うことはありませんか?
ITエンジニアを目指そうと思っても、必要なスキルがわからずなにから始めていいか迷ってしまいますよね。
では、ITエンジニアに必要なスキルはどのようなものがあるのでしょうか?
そこで今回は、
- ITエンジニアの種類と必要なスキル
- ITエンジニアとして活躍するために必要な知識やスキル
- ITエンジニアがスキルアップするための学習方法
について詳しく解説します。
この記事を見ればITエンジニアで求められるスキルや知識が必ずわかります。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
ITエンジニアに今後求められる将来像は?
ITエンジニアを取り巻く環境は日々、変化しています。
- さまざまな分野のシステム構築の需要の高まり
- 外国人技術者の受け入れ増加
- 既存サービスのIT化
そのような変化に伴い、ITエンジニアに求められるスキルも変化しているのです。
- 担当業務に関連した別分野の知識
- 外国人とのコミュニケーションスキル
- IT業界以外の業界の知識
さまざまなスキルを持つエンジニアほど、需要が高く、活躍の場も広がります。
IT知識のみならず、いろいろなことを学ぶ意欲が必要です。
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各ITエンジニアの仕事内容と必要なスキルを確認
ITエンジニアとひとくちに言っても、その種類はさまざまです。
ここでは、9つのITエンジニアについて説明します。
職業によって必要なスキルも異なります。
それぞれの業務内容や特徴について詳しく説明します。
1.プログラマー
プログラマーの仕事は、システムエンジニアが作成した設計図を元にプログラミングをおこなうことです。
プログラマーとして活躍するためには、以下のようなスキルや知識が必要です。
- プログラミング能力
- 情報収集能力
- パソコンに関する知識
- コミュニケーション能力
また、数字を扱うことが多いため数学や物理の知識があると役立ちます。
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システムエンジニアの仕事は、企業などで使われるコンピューターのシステム設計や開発です。
システムエンジニアで働く場合は、以下のようなスキルが求められます。
- ITスキル
- プロジェクト管理能力
- コミュニケーション能力
- 論理的思考力
システムエンジニアは、クライアントの問題解決のために実装可能なシステムを提案する必要があります。
また、システムの製作段階では多くのプログラマーをまとめることになるでしょう。
したがって、ITスキル以外にも、高いコミュニケーション能力が必要な仕事といえます。
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Webエンジニアの仕事は、サイトやアプリケーションの設計・開発・運用・保守です。
Webエンジニアでは、おもに以下のような力が求められる傾向があります。
- プログラミング能力
- ネットワークやセキュリティの知識
- マーケティングの知識
- コミュニケーション能力
サイトやアプリケーションを実際に使う人のニーズに合ったものを開発しなくてはいけないため、マーケティングの知識が必要になります。
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フロントエンジニアの仕事は、Webサイト上のユーザーが実際に触れる部分(フロントエンド)を作成することです。
フロントエンジニアで働く場合、プログラミング言語のうち、以下の習得が必要とされています。
- HTML
- CSS
- JavaScript
こういった画面に動きや表示に関わるプログラミング言語を使ってコードを入力します。
5.サーバーエンジニア
サーバーエンジニアの仕事は、企業のサーバーを構築し保守管理することです。
サーバーエンジニアとして活躍する場合は、以下の知識やスキルが求められる傾向があります。
- OSに関する知識
- インターネットセキュリティに関する知識
- コミュニケーション能力
どのOSにも対応できるよう、幅広い知識が求められるのがサーバーエンジニアの特徴といえます。
6.ネットワークエンジニア
ネットワークエンジニアは、企業のネットワークの設計や保守管理が仕事です。
ネットワークエンジニアとして働く場合は、以下のスキルはつけておくことをおすすめします。
- インターネットに関する知識
- コミュニケーション能力
- プロジェクト管理能力
システムエンジニアや工事業者など、さまざまな人とコミュニケーションを取りながら業務をおこないます。
7.ゲームエンジニア
ゲームエンジニアの仕事は、家庭用ゲームやスマホアプリの開発です。
活躍するには以下の知識やスキルが必要です。
- プログラミングスキル
- 流行や最先端技術への興味
- 整ったプログラミング環境
ゲーム開発は納期が非常にシビアです。
そのため、少しでも早く作業するための整った環境が必要でしょう。
また、ヒット商品を生みだすには世の中の流行や動向に敏感である必要があります。
8.セールスエンジニア
セールスエンジニアは、技術的な作業と顧客への営業どちらもおこないます。
IT関連のサービスの導入や、その後の顧客へのサポートも仕事です。
セールスエンジニアには以下の技術や知識が求められます。
- 営業スキル
- システムに関する知識
- コミュニケーション能力
技術の知識を身につけながら、顧客と密に関わる必要があります。
技術職をしながら人と関わりたい人におすすめの職業といえます。
9.データサイエンティスト
データサイエンティストは、統計学などを用いて膨大なデータの中から必要な情報を取り出す仕事です。
必要な知識やスキルは以下のとおりです。
- IT知識全般
- 統計学の知識
- 数学の知識
データ収集と解析が重視される時代です。
データサイエンティストはこれからますます需要が伸びていくでしょう。
ただし、統計学や数学などほかのエンジニアにはない知識が必要なため、難易度が高いです。
ITエンジニアに最低限必要な知識を3つ解説
ITエンジニアとして働く場合、最低限必要な知識が3つあります。
- パソコンの知識
- IT関係全般の知識
- ビジネスマナー
ITエンジニアは、さまざまな人とコミュニケーションを取りながら仕事をする必要があります。
専門知識ももちろんのこと、社会人としてのマナーも必要なのです。
それぞれ詳しく解説していきます。
1.パソコンの知識
ITエンジニアになりたいなら、パソコンの以下のスキル・知識は身につけましょう。
- ブラインドタッチ
- Word・Excelの操作
- 基本的なソフトウェアの操作
コードの入力など、文字の入力に時間がかかっていては仕事にならないため、ブラインドタッチは必須です。
また、ITエンジニアは、ほかの職種と比較して資料や設計図などをWordやExcelで作成することが多くなります。
使い方を事前に身につけておきましょう。
さらに、ソフトウェアは以下のようなものは使いこなせるようになっておくことをおすすめします。
- エディタツール
- テキスト比較ツール
- 画像圧縮ツール
- リモートアクセスツール
プログラミングの専門知識だけでなく、パソコンについての基礎知識もきちんと身につけておきましょう。
2.IT関係全般の知識
ITエンジニアは、IT関係全般の以下のような知識も最低限身につけておきましょう。
- インターネットで利用されるメールやWebの仕組み
- イントラネットとエクストラネットの仕組み
- ネットワークOSの仕組み
- 通信サービスの種類や仕組み
- モバイルシステムの仕組み
これらの知識は情報処理技術者の資格の勉強をすれば、網羅的に身につけられます。
ITエンジニアとして働きたいなら、インターネットのルールやマナーの習得が必須なのです。
3.ビジネスマナー
ITエンジニアは、グループで作業することも多いです。
また、クライアントと直接やりとりをする場面もあるでしょう。
そのため、以下のような知識やスキルは必須です。
- 名刺の受け渡し
- ビジネスメール
- 報告、連絡、相談
- 言葉遣い、身だしなみ
- 電話対応
ITエンジニアは技術職ですが、人とのコミュニケーションが必須の仕事です。
仕事を円滑に進めるためにも、最低限のビジネスマナーは身につけておきましょう。
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質の高いITエンジニアになるために大事な5つのスキル
IT業界は人材不足と言われていますが、質の高いエンジニアがとくに不足しています。
質の高いエンジニアが持つ5つのスキルは以下の通りです。
- 論理的思考力
- プログラミングの知識
- コミュニケーションスキル
- 相手の意図や要求を読み解くスキル
- 資料作成スキルとプレゼン能力
自分の得意な分野から身につけ、質の高いエンジニアを目指しましょう。
それぞれ解説していきます。
1.論理的思考力
論理的思考力は、以下のような理由でプログラマーに求められています。
- 仕事を効率的にこなせる
- 問題の解決能力が高い
- 話している内容を的確に理解できる
プログラミングの仕様や設計を決める作業は論理的にアプローチしなければ完成しません。
また、話に説得力が増すためクライアントやプロジェクトメンバーからの信頼を得られるでしょう。
2.プログラミングの知識
ITエンジニアは、プログラマーから始めるのが一般的です。
そのためプログラミング知識は必須であるといえます。
プログラミング知識が豊富なことで、以下のようなメリットがあります。
- ほかのプログラマーとのコミュニケーションが取りやすくなる
- 依頼された仕事の見通しがつきやすくなる
なかでもプログラミング言語は、求められる環境に応じて、適切な言語を身につけるとよいでしょう。
3.コミュニケーションスキル
ITエンジニアが円滑に仕事おこなうには、クライアントやプロジェクトメンバーとのコミュニケーションが必要不可欠です。
とくに、クライアントとのやり取りでは交渉術など高度なコミュニケーションスキルは欠かせません。
前職が営業職や接客業だった場合、ITエンジニアとして活躍するための大きな武器となります。
4.相手の意図や要求を読み解くスキル
ITエンジニアとして開発するシステムの多くは、クライアントの抱える問題を解決するためのものです。
クライアントからのヒアリングの際に、クライアントの意図や要求を漏れなく理解する必要があります。
そして、その意図や要求に沿ったシステムを提案しなくてはなりません。
意図や要求をきちんと理解してくれるエンジニアは、顧客満足度が高くなり重宝されるでしょう。
5.資料作成スキルとプレゼン能力
ITエンジニアは、以下のように文章で説明したり、口頭で発表する機会も多いです。
- クライアントに対する設計書の説明
- プロジェクトメンバーに対する設計書や段取りの説明
- メールでのやりとり
わかりやすい資料や、わかりやすいプレゼンテーションができる人材は重宝されます。
ITエンジニアとして更に上を目指したい!養うべき3つの能力
ITエンジニアとして更に上を目指したいなら、IT技術に直接関係のない能力も身につける必要があります。
- プロジェクトを管理する能力
- マネジメント力
- 英語力
開発するシステムの規模が大きくなればなるほど関わる人も増えていきます。
その豊富な人材をまとめられるITエンジニアは少なく、需要も高いのです。
それぞれの項目を、細かく見ていきましょう。
1.プロジェクトを管理する能力
プロジェクトの進めていくにあたって、以下のような管理能力を持つエンジニアは重宝されます。
- タスク管理能力
- リスク管理能力
プロジェクトを予定通り進めるための人員配置やスケジュール調整をおこなうのが、タスク管理能力です。
あらゆるリスクを予測し、思わぬトラブルが起きた際も柔軟に対応し、タスクを予定通り進ませるのがリスク管理能力です。
どちらも、システムを予定通りに顧客に納品するために必須の能力といえます。
2.マネジメント力
ITエンジニアとしての経験が増えてくると、プロジェクトチームのマネジメントをする側になる場合が多いです。
プログラミングやコーディングを、ベテラン社員がやることは、ほぼありません。
プロジェクトが予定どおりに進むよう、メンバーを管理できる人材は重宝される傾向があります。
マネジメント経験があると転職の際に有利な上、年収もアップする場合があります。
3.英語力
IT人材は不足しており、今後外国人労働者の受け入れが盛んになるとされています。
そのような外国人エンジニアともコミュニケーションを取れる人材は貴重な人材です。
言葉が通じることで相手を理解でき、仕事が円滑に進みます。
プログラミング言語習得の際も英語は便利なので、若いうちに習得しておくといいでしょう。
エンジニアが持っていると役に立つおすすめの資格6選
エンジニアが持っていると役に立つおすすめの資格を6つご紹介します。
- 基本情報技術者試験
- 応用情報技術者試験
- システムアーキテクト試験
- ネットワークスペシャリスト試験
- ITパスポート試験
- ベンダー系資格
1~5までに挙げた試験内容はIT系の唯一の国家資格である「情報処理技術者試験」の1つです。
資格を持っていると就職や転職で有利になったり、給与金額が上がります。
余裕があれば積極的に取得すべきなので、ここから細かく見ていきましょう。
1.基本情報技術者試験
基本情報技術者試験は、ITエンジニアの登竜門といわれる試験です。
試験内容は以下のような内容を含みます。
- アルゴリズム
- プログラミング
- ソフトウェア
- データベース
- セキュリティ
- ネットワーク
基本情報技術者試験を持っていれば、ITの基礎知識を持っている証明になります。
2.応用情報技術者試験
応用情報技術者試験は、ワンランク上のエンジニアを目指す人におすすめです。
多くのエンジニアが基本情報技術者やITパスポート試験の資格は持っているため、この資格を取得することで差別化を図れるでしょう。
また基本情報技術者試験と異なり、試験が記述式のため回答が難しくなります。
3.システムアーキテクト試験
システムアーキテクト試験は、システムエンジニアの資格です。
IT技術の知識以外に、以下のような問が出題されます。
- 経営戦略マネジメント
- システム監査
- 企業活動
- 法務
システムエンジニアとして働き、IT知識以外も網羅的に勉強する必要のある方におすすめの資格です。
4.ネットワークスペシャリスト試験
ネットワークスペシャリスト試験は、ネットワークを構築し運用するネットワークエンジニアにおすすめの資格です。
情報処理技術者試験の中で最も難しい試験の1つと考えられています。
以下の内容は出題範囲の一部です。
- プログラミング
- ネットワーク
- データベース
- ネットワーク
- セキュリティ
論述形式の問題も多いため、豊富な知識と表現力が必要になります。
5.ITパスポート試験
ITパスポート試験は、ITに関する基礎的な知識を持つことを証明できる試験です。
以下の内容は出題範囲の一部です。
- 経営全般知識
- IT技術知識
- プロジェクトマネジメント
これから社会人になる人や、若手の社会人におすすめの試験です。
6.ベンダー系資格
ベンダー系資格とは、マイクロソフトなどの企業が独自に認定している資格です。
例えば以下のようなものがあります。
- マイクロソフト「マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)」
- IBM「DB2グローバルマスター」
- オラクル「オラクルマスター(ORACLE MASTER)」
- Cisco「シスコ技術者認定」
特定商品を使いこなせる証明になる資格です。
ITエンジニアがスキルアップするために効果的な5つの学習方法
ITエンジニアになってスキルアップしたいときは以下の5つの方法で学習しましょう。
- 書籍で学ぶ
- ネットの動画などで学ぶ
- 勉強会やセミナーに参加する
- 現場で学べるように環境を整える
- プログラミングスクールを活用する
それぞれ詳しく解説していきます。
自分に合った学習方法を見つけて下さい。
1.書籍で学ぶ
IT分野の書籍は、初心者向けから上級者向けまで種類が豊富です。
自分のレベルに合った内容のものを好きな時間に、理解するまで何度でも学習できます。
自分に合った内容の本に出会うことができたら、スキルアップしやすいです。
初心者が難易度の高い書籍からはじめてしまうと挫折の原因となるため、購入前に口コミなどで書籍のレベルを調べておきましょう。
2.ネットの動画などで学ぶ
以下のような動画やサイトでもITのスキルアップを図れます。
- 無料公開されているオンラインITスキル動画
- プログラミングスクールが公開しているITスキル動画
- プログラミング学習用の専用サイト
いずれも初心者向けから、上級者向けの内容まで幅広く用意されています。
とくに初心者には、ゲーム感覚で楽しみながらできるプログラミング学習用の専用サイトがおすすめです。
3.勉強会やセミナーに参加する
実は、勉強会やセミナーを主催しているエンジニアは決して少なくありません。
そのため、スキルに自信がない人は、まずは自分から行動して勉強会に参加してみることをおすすめします。
実際に活躍しているエンジニアから学びたいなら、SNSを使ってみましょう。
同じように学びたい人とつながることもできるため、情報収集やモチベーションアップにも有効な学習方法です。
4.現場で学べるように環境を変える
やはりエンジニアとしてレベルアップできるのは、現場での実践です。
本格的に学びたいなら、ある程度知識をつけてからエンジニアとして就職することも悪い策ではありません。
すでにエンジニアとして働いていて、業務が単調になってきた場合はより高度な経験ができそうな職場を選ぶのもおすすめです。
ITエンジニアは日々スキルアップが求められるため、学びの多い環境に身を置きましょう。
5.プログラミングスクールを活用する
プログラミングのスキルを複数習得していると、キャリアアップに有利です。
ブログラミング学習は独学ではどうしても時間がかかってしまうため、時間短縮のためプログラミングスクールの利用も検討するとよいでしょう。
プログラミングスクールによって学べる言語が異なります。
自分の目指すスキルアップに合ったプログラミングスクールをきちんと選びましょう。
まとめ:ITエンジニアにスキルアップは必要不可欠!日頃のアップデートが大事
ITエンジニアとひと口に言っても、さまざまな職業があることがわかりました。
職業にもよりますが、ITエンジニアに必須の知識は以下の3つです。
- パソコンの知識
- IT関係全般の知識
- ビジネスマナー
ITエンジニアとして前線で活躍するには、ITについての知識以外にもさまざまな能力を身につける必要があります。
さらにレベルアップしたいなら以下の能力を積極的に身につけましょう。
- 論理的思考力
- プログラミングの知識
- コミュニケーションスキル
- 相手の意図や要求を読み解くスキル
- 資料作成スキルとプレゼン能力
あわせて、日々進化するIT技術の知識も身につけたいものです。
自分に合った勉強方法を見つけ、継続してスキルアップしていきましょう。