MOSが役に立たない資格って本当?理由やよくある疑問を解説
資格取得は、スキルの向上や証明に役立ちます。
就職や転職で専攻を有利に進めるために、資格取得を目指しているという方も多いでしょう。
そんななか、
「MOSの資格は取得しても役に立たないと聞くけど本当?」
「実際にMOSの資格が役に立たない人って?」
「MOSの資格を取得するメリットは?」
という疑問を抱えていませんか。
今回は、
- MOSが役に立たない資格と言われる理由
- MOSの資格取得をするメリット
- MOSの資格取得が役に立たないケース
などについてご紹介します。
「MOSの資格を取得しようか迷っている」「MOSが役に立つのかどうか知りたい」という方は、ぜひ最後まで読み進めてください。
MOSが役に立たない資格と言われる理由3つ
「MOS資格は取得しても役に立たない」と聞いたことがあるのではないでしょうか。
せっかく資格取得に向けて行動しようとしているときに、「役に立たない」と聞くと不安ですよね。
MOSの資格取得を目指そうか、それともやめようかで迷ってしまいます。
確かかどうかわからない情報を鵜呑みにしていては、情報にただ振り回されてしまうだけ。
なぜ役に立たない資格と言われるのか、理由を知ることが大切です。
ここでは、MOSが役に立たない資格と言われる理由3つをご紹介します。
- 難易度が低いため取得しやすい
- 資格取得が目的化してスキルが身につかない
- 受験料が高くコスパが悪い
詳しく見ていきましょう。
1.難易度が低いため取得しやすい
MOSは、ほかのIT系の資格のなかでも特に難易度が低めで取得しやすいです。
合格率は公式からは公開されていないものの、プロフェッショナル(一般)レベルで約80%、エキスパート(上級)レベルで約60%と考えられています。
そのため、「合格して当たり前」「取得してもしなくても変わらない」というイメージを持たれがちです。
他人との差別化にならず、選考でも有利に働きにくいでしょう。
資格は就職や転職時にスキルの証明以外にも、努力や意欲のアピールとして使われます。
しかし、難易度の低い資格は簡単に取得できるので、アピールになりにくいです。
そのため、取得しても役に立たない資格と言われてしまいます。
2.資格取得が目的化してスキルが身につかない
MOSの資格取得のみを目的にするとスキルが身につかないため、役に立たないと感じやすいです。
資格取得は、合格を目標に勉強するなかで知識やスキルを身につけるもの。
あくまでスキルアップの手段として上手に活用すべきであるといえます。
しかし、試験に合格することだけが目的になると、問題の解き方を覚えるだけのような勉強になり、実用的な知識やスキルが身につきにくいのです。
資格だけ取得してもスキルが身についていなければ意味がありません。
資格取得が目的化してスキルが身につかなかった場合、合格したとしても役に立たないと言われてしまいます。
3.受験料が高くコスパが悪い
MOSの資格試験は受験料の高さに対して得られるメリットが見合わないと考える人も多く、コストパフォーマンスが悪いという理由で「役に立たない」と言われます。
MOSの受験料は、スペシャリスト(一般)レベルで10,780円、エキスパート(上級)レベルで12,980円です。(2021年7月時点)
もし「Word」「Excel」「PowerPoint」の3つの資格を取得するなら、少なくとも30,000円以上はかかることになります。
数万円を支払うことに対して、Officeソフトの基本操作が身につくだけでは費用対効果が低いので「役に立たない」と言われるのです。
企業によっては、仕事に役立つ資格取得に対して手当を出してくれることもあるでしょう。
しかし、手当の対象資格にMOSが含まれることは少ないです。
IT業界なら、ITスキルの資格取得に手当を出す企業も多くなります。
資格獲得を目指している方へ!
スキルを身につけることで、現在の仕事のスキルアップや転職活動が有利になる可能性があります。
スキルはさまざまありますが、ITスキルはどの業界・会社でも通用するため特におすすめです。
そんなITスキルを勉強するにあたり活用できる情報をLINEで発信しています!
興味のある方はぜひ登録して活用してみてください!
MOSはパソコンの基本操作を習得できる資格
MOSが役に立たないと言われる理由について見てきました。
難易度が低いことによる差別化のしにくさや手段の目的化、コスパの面から「役に立たない」と言われることがわかりますね。
しかし、MOSによってOfficeソフトの基本操作を学べることは確かです。
仕事でOfficeソフトを使うのに、知識がまったくないという人にとっては役立ちます。
ここからは、MOSがどういう資格なのかを理解し、いまのあなたにとって役立つかを見極めましょう。
1.MOSとは
MOSは、「Microsoft Office Specialist(マイクロソフトオフィススペシャリスト)」の頭文字をとったもので、Microsoftが提供しているOfficeソフトのスキルを証明する民間資格です。
受験者は20代から30代が中心で、若い世代が取得を目指しています。
MOSを取得することで、パソコンスキルの向上や証明が可能です。
MOSはOfficeソフトごとに資格取得ができ、それぞれに「スペシャリスト(一般)」「エキスパート(上級)」のレベルがあります。
仕事で使用しているOfficeソフトに合わせて学習を進め、エキスパートを目指すといいでしょう。
仕事でよく使われるOfficeソフトには次のものがあります。
- Microsoft Office Word(ワード)
- Microsoft Office Excel(エクセル)
- Microsoft Office PowerPoint(パワーポイント)
有名なOfficeソフトなので、使ったことがある方もいるでしょう。
MOSでWordやExcelのスキルを習得すれば、仕事におけるパソコン業務に役立ちます。
2.仕事に役立つ実用性の高い資格
MOSは仕事に役立つ実用性の高い資格です。
仕事では、次のようにOfficeソフトを活用するシーンがたくさんあります。
- Word:書類や資料の作成、議事録の作成など
- Excel:収支計算書の作成、データの管理など
- PowerPoint:プレゼン資料の作成など
Officeソフトは多くの会社で採用されており、仕事のあらゆる場面で利用されるツールです。
しかし、実際にWordやExcel、PowerPointの機能を十分に使いこなせている人はほんの一部。
「何度か使ったことはあるけど、便利な機能はよく知らない」という人が大半です。
MOSの資格を取得することで、Officeソフトを使って業務をスムーズに進められます。
機能を最大限に活用すれば、短時間で高品質な業務遂行が可能となり、業務効率化にもつながるでしょう。
需要急上昇中のIT業界に転職・就職を考えている方は、【DMM WEBCAMP】でプログラミング学習をするのがおすすめです。
未経験者向けのカリキュラムやビジネス研修を通して、安心して学習が続けられる環境・転職後の仕事の流れが掴めます。
✔️最短3ヶ月でエンジニアに!
✔️キャリアアドバイザーとメンターが勉強と転職活動の双方を徹底サポート!
✔️転職成功率98%!転職後の離職率2.3%!
少しでも気になる方は、ぜひチェックしてみてください!
無料カウンセリングはこちらから!
3.世界中の人がスキル向上のために受験している
MOSは世界中で試験が実施され、多くの人が取得を目指す資格です。
2021年6月30日時点では、累計受験者数が460万人を超えました。
あなたの職場にもMOSの資格を取得する人がいるかもしれません。
Officeソフトは、パソコン業務をするなら基本ともいえるスキルですが、だからこそしっかりと身につけることが大切です。
MOSで認定されるスキルがあれば、Officeソフトを使ったパソコン業務は難なくこなせます。
MOSの資格取得をするメリット
MOSの資格取得は「役に立たない」と言われる一方で、仕事に役立つ実用的な資格であることをお伝えしました。
MOSの資格を取得するとどんなことに役立つのか、さらに詳しく見ていきましょう。
ここからは、MOSの資格取得をするメリットをご紹介します。
- Officeソフトを実践的に使える
- Officeソフトを使ったパソコン業務を効率化できる
- 事務系の仕事なら即戦力として働ける
- 就職・転職時に一定以上のOfficeソフトスキルがあることをアピールできる
順番にご説明します。
Officeソフトを実践的に使える
MOSの資格を取得する大きなメリットは、Officeソフトを実践的に使いこなせるスキルが身につくことです。
Officeソフトを使ったことがある方は多いでしょう。
一方で、Officeソフトを仕事で実践的に使える人は、限られます。
Officeソフトを実践的に使えると、仕事の事務作業などがスムーズです。
Officeソフトを使ったパソコン業務を効率化できる
MOSの資格を取得すると、Officeソフトを使ったパソコン業務を効率化できるというメリットがあります。
Officeソフトのスキルが身についていないうちは、どこにどんな機能があるかがわからず、業務に必要以上の時間がかかることも少なくありません。
正しい知識を身につけることで、無駄な動作が少なく、スムーズに業務を進められます。
より便利な機能を活用して、手間のかかる作業を一度にこなすことも可能です。
結果として、業務を効率化でき、時間短縮を実現できるでしょう。
「パソコン業務がいつまでも終わらず残業ばかり」「業務を効率化したい」という方はおすすめです。
事務系の仕事なら即戦力として働ける
事務系の仕事では、WordとExcelは必須スキルです。
WordとExcelのMOS資格があれば、スキルを活かして即戦力として働けます。
WordやExcelには、文書作成や表作成などで必要なあらゆる機能が備わっていますが、使いこなせている人はほんの一部です。
MOSの資格取得を通して、WordやExcelのあらゆる機能を使う力が身につきます。
Officeソフトのスキルがあることで、事務系の仕事を円滑に進められ、重宝される人材となるでしょう。
事務系の仕事でOfficeソフトを使っていて、即戦力として働きたいなら、MOSの資格取得をおすすめします。
就職・転職時に一定以上のOfficeソフトスキルがあることをアピールできる
MOSの資格を取得するメリットとして、就職・転職時に一定以上のOfficeソフトスキルがあることをアピールできます。
企業によっては、Officeソフトスキルを評価してくれるところもあるでしょう。
事務職ならWordとExcel、企画営業職ならPowerPointを使うことが多いです。
また、特に事務や企画営業などの職種ではなくても、あらゆる業界でOfficeソフトを使う職種はあります。
就職・転職時には、Officeソフトスキルをアピールして自分に合った企業に就職することに役立てましょう。
急成長中のIT業界の中でも、「ITエンジニア」はとても需要が高いです。
皆様の中には、「ITエンジニア」を目指すことを視野に入れている方も多いのではないでしょうか。
プログラミング未経験からエンジニアを目指す方には、【DMM WEBCAMP】がおすすめです。
受講生の97%がプログラミング未経験・初心者の【DMM WEBCAMP】では、初心者のために開発した独自のカリキュラムがあるため安心して学習が進められます。
あなたにあった学習スタイルで「ITエンジニア」を目指してみてください。
MOSの資格取得が役に立たないケース
MOSの資格取得をするメリットについてお伝えしました。
仕事でOfficeソフトを扱うなら、MOSの資格取得は役に立ちます。
しかし、人によっては実際にMOSの資格取得が役に立たないケースもあります。
次のケースに当てはまるなら、MOSの資格を取得してもそれほど役には立たないでしょう。
- 仕事でパソコン業務をしない
- パソコン業務はするが、Officeソフトを使わない
- Officeソフトのスキルがすでに十分に高い
業務のなかでOfficeソフトを使わない場合、MOSの資格を取得してOfficeソフトのスキルを高めても活用できません。
また、すでにOfficeソフトを使いこなす高いスキルを身につけている人は、資格取得するまでもないといえます。
むしろ、資格取得にかける時間やお金が見合わないでしょう。
上記に当てはまらない人なら、MOSの資格を取得する価値は十分にあります。
あなたのいまの状況を振り返り、自分にとってMOSの資格が役立つかを考えてみてください。
MOSの資格についてよくある疑問2つ
MOSの資格取得が役に立たないケースについてお伝えしました。
Officeソフトを使っていない、使う予定がない、すでに十分にスキルが高いという人は資格取得が役に立たないというのも事実です。
一方で、それ以外のケースなら基本的にMOSの資格取得は役立ちます。
MOSの資格取得や資格活用にあたり、悩むこともあるかもしれません。
ここでは、MOSの資格についてよくある疑問2つを見ていきましょう。
- 履歴書に書くのは恥ずかしいからやめるべき?
- MOSは独学で資格取得できる?
それぞれご説明します。
1.履歴書に書くのは恥ずかしいからやめるべき?
「MOSはパソコン業務の基本スキルで履歴書に書くのは恥ずかしいことだからやめるべき?」という疑問を持つ人もいるでしょう。
結論からお伝えすると、MOSの資格を履歴書に書くことは、決して恥ずかしいことではありません。
MOSの資格を書くことで、一定以上のITスキルの証明に効果的です。
求人によっては「Officeスキル歓迎」「MOS資格があれば優遇」と記載されていることもあります。
Officeソフトを業務で使用する職種なら、履歴書に書くと選考を円滑に進められるでしょう。
ただし、取得難易度は低めのため、努力ややる気のアピールとしては効果が期待できないことも理解しておく必要があります。
2.MOSは独学で資格取得できる?
「MOSは難易度が低めと聞くけど、独学でも資格取得できる?」という疑問を持つ方も多いです。
MOSは認知度が高い資格で教材も豊富にあり、初心者でも独学で資格取得できます。
わからないことがあっても、インターネットで検索すれば情報が出てくるので、解決しやすいです。
独学は挫折しやすいというリスクもありますが、目的や目標を明確に持ち、日々の学習時間を確保することで合格が近づきます。
MOSに独学で合格するために必要な勉強時間の目安は、初学者なら1日2時間で1ヶ月程度、パソコンに慣れている人なら2週間程度です。
まとめ:MOSの資格取得はITスキル向上とパソコン業務に役立つ
今回は、MOSの資格取得が役に立たないと言われることについてご説明しました。
確かに、仕事内容や本人のスキル次第では、資格取得が役に立たないケースもあります。
しかし、仕事でOfficeソフトを扱う人やITリテラシーを身につけたい人にとって、MOSは大いに役立つ資格です。
大切なのは、自分にとって役に立つ資格なのかどうかを見極め、うまく活用すること。
現在の状況や仕事内容を踏まえて、資格取得を役立ててください。