IoTの活用事例をカテゴリー別に紹介|IoTが可能にする4つの機能も解説
「IoTってどんな分野で活用されているの?」
「身近なIoTの事例が知りたいな」
と思うことはありませんか?
IoTの話題を振られても詳しくわからず返答に迷ってしまいますよね。
では、IoTの実際の活用事例はどのようなものがあるのでしょうか?
そこで今回は、
- 医療や農業などさまざまな場面でのIoT活用事例
- わたしたちの身近なIoT事例や商品
について詳しく解説します。
この記事を見ればIoTを活用して伸びている分野や、身近に取り入れたい商品などこれからの時代に知っておきたい知識が得られます。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
そもそもIoTとは「モノのインターネット」という意味である
IoTとは「Internet of Things」の略で、日本語では「モノのインターネット」という意味です。
これまでインターネットに接続されていなかった
- センサー機器
- 建物
- 車
- 家電製品
といったいろいろなモノがネットワークを通じてつながり、それぞれのモノ同士で情報を交換する仕組みです。
モノがインターネットとつながることで、これまではできなかったデータの収集や分析が可能になりました。
IoTによってデータが集められ、農業や物流、製造業などの分野でこれまで以上に質の高いサービスが生まれるのではないかと期待されている新しい技術です。
また、IoT市場のような需要急上昇中のIT業界に転職・就職を考えている方は、【DMM WEBCAMP】でプログラミング学習をすることをおすすめします!
国内最大規模プログラミングスクール【DMM WEBCAMP】は、未経験者向けのカリキュラムやライフコーチによる学習サポートなど、安心して学習が続けられる環境が整っています。
3つのコースから学習スタイルを選ぶことができるので、あなたに合った学習方法でIT業界の転職・就職の夢を実現させてください。
IoT技術で活用できる4つのこと
ここからは具体的に、IoTの技術ではどんなことができるのかを解説していきます。
IoTでとくに活用が期待されているのは
- 遠隔操作ができる
- 機器や物体の状況を把握できる
- リアルタイムでの進行状況を確認できる
- 複数の機器を同時に起動できる
という4つです。
IoTを活用することによって、人々の生活の利便性が昔と比べてとても高くなるといえます。
企業においても、例えば製造ラインでIoTを取り入れて稼働状況をデータで把握して効率化やコスト削減を図るということも可能となるのです。
以下でさらにイメージしやすいように活用事例を紹介していきます。
1.遠隔操作ができる
IoTの活用で多くの人がイメージしやすい代表的な機能が「離れたところにあるモノを遠隔操作すること」です。
外出先でスマホを使って、
- 自宅の照明などのON/OFFをおこなう
- ドアやシャッターの開閉をおこなう
- エアコンの温度調整をおこなう
- ペット用のフードサーバーから遠隔でえさをあげる
といったことが可能です。
単に電源のON/OFFだけではなく温度調整といった細かな操作にも対応できます。
生活の中ですでに多く取り入れられており、暮らしの利便性を高めることに役に立っているといえるでしょう。
今後は、このような遠隔操作の技術が自宅だけではなく、学校や病院などでも広く利用されていくと考えられています。
2.機器や物体の状況を把握できる
搭載されたセンサーで離れた場所にあるモノや人の状況を把握できるのも活用方法のひとつです。
例えば、遠く離れたところに住む家族の電気ポットにIoTが搭載されていた場合、遠くにいても使用状況を把握することができます。
これによって、単なる使用状況だけではなく家族の安否の確認ができるということにもつながるでしょう。
モノや人の状況が把握できることで、
- ユーザーにとってはモノを適切に操作するための情報が得られる
- 企業側にとっては、ユーザーの利用頻度などの情報を得られる
というユーザーの立場とビジネスの立場の両方でメリットがあります。
3.リアルタイムでの進行状況を確認できる
最近ではモノや人の動きから、周辺の環境がどんな状況なのかをリアルタイムで確認できるようになりました。
これもIoTの活用方法のひとつとして忘れてはならないポイントです。
この活用方法によって
- 自動運転技術が向上して、事故の減少が期待されるようになった
- 公共交通機関でバスの運行状況をリアルタイムで把握できるようになった
- 農業の分野で温度や湿度などを自動で最適な環境にできるようになった
というようにさまざまな分野でメリットがもたらされています。
モノの動きを検知することで、これまでは不可能だったすばやさで異常を発見し、問題に対して適切なアクションをとることが可能になりました。
4.複数の機器を同時に起動できる
インターネットに接続したモノ同士で複数の機器を同時に起動することもできるようになりました。
例えばAIスピーカーとさまざまな機器を連携させて
- エアコンの起動をする
- 照明をつける
- カーテンを開閉させる
といったことをおこなうのがそのわかりやすい例です。
この機能でとくに注目されているのが、自動運転の車。
信号機と車がデータの送受信をすることで渋滞を緩和させる取り組みがおこなわれています。
現在広まってきている、次世代通信技術「5G」によって今後もますます複数機器を連携させて動かしていく仕組みが増えていくでしょう。
交通機関におけるIoTの活用事例3選
ここからはIoTの技術をいかして交通機関で活用されている代表的な例を3つ紹介していきます。
交通機関では、
- QRコードでバスの運行状況を知る
- アプリを使ってタクシーを呼ぶ
- 高速道路の渋滞状況を知る
という3つが主な活用事例です。
交通機関は多くの人にとって身近ですので、イメージしやすい事例といえるでしょう。
地域によっては紹介する内容はまだ普及していないかもしれませんが、これから日本でも確実に広まっていく技術です。
今のうちに今回の記事を読んでおいて、ぜひ今後に役立つ知識を深めていきましょう。
1.QRコードでバスの運行状況を知る
Webサイトやバスの停留所などにあるQRコードの読みとりして、利用者が知りたい運行情報を把握できる仕組みです。
バスは電車と比べてダイヤが乱れやすいので、
- バスの位置情報
- 遅れ状況
- 到着予定時刻
をリアルタイムで把握できるとバス利用者も安心して利用することができます。
単に位置情報だけではなく、音声や文字情報・ポイント情報などさまざまな情報をインターネット経由で利用者に伝えることも可能です。
バスがいつ来るかわからない、乗り継ぎが不安といった声を解消する仕組みとなっています。
2.アプリを使ってタクシーを呼ぶ
スマホのアプリで、自分の現在地から一番近いタクシーを呼び出せる機能もIoTの技術が利用されています。
Webで簡単に調べても10社以上のアプリが検索でき、市場はどんどん広まっているので、すでに利用したことがある人もいるのではないでしょうか。
代表的なものはUBERやJapanTaxiといった会社のアプリです。
このタクシー配車アプリによってタクシー業界は革新が起きているといわれています。
このIoT技術の仕組みを簡単に説明すると
- GPS機能を使って、自分の位置情報をアプリ元(UBERなど)に通知
- タクシーのGPS情報をもとに一番近いタクシーに通知がいく
という内容です。
もし身近にあればIoTを体感するために実際に利用するのもよいでしょう。
3.高速道路の渋滞状況を知る
渋滞が発生するとついイライラしてしまいがちな高速道路でも、渋滞を解消するため画期的なIoT技術が導入されています。
この技術では、今では多くの車に搭載されているGPSのデータを分析・利用しています。
具体的には各高速道路の
- 混雑状況
- それぞれの区間の所要時間
をわかりやすく地図に色分けして表示し、迂回路を利用者に教えて誘導し渋滞を解消するといった内容です。
さらに今後は気象情報などのデータとの連携やAIを活用して交通需要を予測するといった機能も広げられていく計画となっています。
高速道路の利用もIoTによってますます便利になっているのです。
こういった市場で活躍できる「ITエンジニア」はとても需要が高いです。 この記事をご覧の方の中にも「ITエンジニア」を目指すことを視野に入れている方も多いのではないでしょうか。
プログラミング未経験からエンジニアを目指す方には、【DMM WEBCAMP】がおすすめです、
受講生の97%がプログラミング未経験・初心者の【DMM WEBCAMP】では、初心者のために開発した独自のカリキュラムがあるため安心して学習が進められます。
あなたにあった学習スタイルで「ITエンジニア」を目指してみてください。
[it_3]医療におけるIoTの活用事例3選
次に医療の分野において活用されているIoTの技術を3つ解説します。
よりイメージしやすい例としては、
- 身体データを測定してリモート診断
- 医療用ベッドで健康管理
- 電動歯ブラシへの導入で歯の磨き方を改善
というものがあります。
医療の分野でIoTを導入することで患者へのサービス向上や医療過誤の抑制という患者側へのメリットがあるのです。
病院側にとっても医療事務作業の効率化が図れて収益アップにもつながります。
またIoTを導入することで、患者のデータの蓄積ができビッグデータとして分析できれば新たな医学の知見も獲得できるのではないかと期待されています。
1.身体データを測定してリモート診断
コンピューターやタブレット、スマホなどを使用することで、リモートでの診断が導入されるようになってきました。
またウェアラブル端末をもちいて、心拍数や体温などの収集と管理が簡単にできるようになっています。
リモートでの診断では
- 過疎地や災害地
- 寝たきりや病気などで病院に来られない人の診断
といったことが可能です。
実際に妊婦検診や眼科医療など幅広く導入されています。
病院外では事業所でも熱中症予防などに活用例があります。
従業員が身につけたセンサーで体調の変化を事務所の管理者に知らせることができ、熱中症を予防するといった方法です。
2.医療用ベッドで健康管理
ベッドにいる患者の睡眠や心拍数を計測して確認できるシステムです。
多くの患者の方を見なければならない医療現場や介護現場でも、
- 患者の状態を一覧にして確認できる
- データで表示されて異変にも気づきやすくなる
という点がメリットです。
患者が立ち上がろうとする瞬間やからだを起こすタイミングでナースステーションに連絡されるので転倒防止につながる効果もあります。
将来的には、バイタルサインなどの患者のデータを病院や家族、地域の介護スタッフで共有できて、地域全体で患者のケアできるようになるとされています。
3.電動歯ブラシへの導入で歯の磨き方を改善
IoTの活用事例は歯科の分野でも進んでおり、虫歯や歯周病治療に役立てられています。
歯ブラシをスマホと連携させることで
- 歯磨きの頻度や所要時間
- 磨き方の癖
- 磨き残しの状態
などがアプリに送信されて管理できるようになっています。
この情報を歯科医院と共有して、適切な歯磨きの指導につなげられているのです。
さらには電子カルテも患者と共有することが可能で、転院することになってもスムーズに歯科治療を受けられるようになっています。
患者にとってよい指導を受けるのが簡単になるので、将来的にも健康な歯を維持していけるというメリットもあるのです。
製造・物流におけるIoTの活用事例3選
製造現場や物流ではIoTの技術を活用することで、生産性アップや業務効率化につなげられています。
今回は具体的な活用例として
- 物流倉庫内での負担を軽減
- 配送ルートの最適化
- 製造工場での作業を改善・効率化
という3つを解説していきます。
IoTによって、これまではできなかった製造現場の詳細な稼働状況の把握ができるようになり、製品の品質を高められることが期待されているのです。
製造・物流現場は人力にたよることも多い業界でしたが、この業界でもIoTによってさまざまな技術の革新が起きています。
最新の製造・物流現場でのIoTの実態もぜひ把握しておきましょう。
1.物流倉庫内での負担を軽減
IoTを物流倉庫で利用することで、作業や管理の効率化がおこなえます。
具体的には
- 現場作業者やフォークリフトの動きを把握して作業やムダの把握ができる
- 伝票を持ち倉庫内を移動していた人の負担を削減できる
- ムダな作業の把握によりコストが削減できる
- 倉庫内の温度変化や不審者を検知してアラートできる
といったことがIoTの技術により可能です。
IoT技術を導入することで実際に人件費の削減や、ピッキングミスによる商品被害の削減につなげている会社も増えてきています。
伝票入力やピッキングなど正確な作業が求められる物流倉庫でIoTの技術はおおいに役立っているのです。
2.配送ルートの最適化
これまで熟練した人が膨大な時間をかけて作成していた配送ルートの計画をIoTやAIの技術を活用して自動で作成することができるようになりました。
物流業界では、ネットショッピングや配送ニーズの多様化によって人的負担が増加しているため、効率的な配送計画がかかせないものとなっています。
これを
- AIによるデータ分析
- IoT技術による走行記録の取得、データの蓄積
をおこなうことで配送計画の自動立案や配送実績の比較ができるようになっているのです。
実際の実験では10%のトラック削減に成功した事例もあり、IoTを導入する効果も確認されています。
3.製造工場での作業を改善・効率化
製造工場の現場でも、IoTを導入して工場にまつわるさまざまなものを数値データで確認できるようにし作業の改善・効率化につなげています。
例えば
- 工場の電気やガスなどのエネルギーを計測してまとめて管理できるようにする
- 作業者それぞれの作業時間を計測し、最適な配置にする
- 設備の異常を検知するデバイスをもちいて異常を即座に発見する
といったことが可能をなっているのです。
製造工場でIoTを導入することによって、工場の保守や運用にかかる人のコストも削減でき従業員のワークライフバランス改善も今後さらに期待できるでしょう。
農業におけるIoTの活用事例3選
農業分野においてもIoTの技術は活用されています。
日本の農業では、後継者がいないことや新規での参入が難しいこと、仕事の負担が大きいことなどさまざまな問題が存在していました。
IoTの技術が農業分野にも導入されたことにより、それらの問題の解消が期待されています。
ここからはIoT活用の具体例として
- 農業機械へのIoT導入で生産性向上
- リアルタイムで土壌の状態を確認
- 気象データをもちいた農場管理
の3例を解説していきます。
昔からある農業の仕事のなかでIoTがどのように活用されているのか、ぜひ読んで知識を深めてみてくださいね。
1.農業機械へのIoT導入で生産性向上
農業機械へのIoTの導入は
- ビニールハウスへのセンサー導入
- 自動運転トラクター
- ドローンによる農薬散布
といったものが海外ですでに取り入れられています。
農業従事者の高齢化が進んでいる日本でも徐々に浸透してきており、今後さらに拡大していくはずです。
自動運転トラクターでこれまでではできなかった広さの土地が耕せて、センサー管理されたハウスで栽培することで品質が良い農作物をたくさん作ることが可能となります。
人がおこなう作業の負担が減ってこれまで以上に農業の生産性向上が実現できるのです。
2.リアルタイムで土壌の状態を確認
IoT技術では、土壌のセンサーをつかって、リアルタイムで土壌の観察をして作物の収穫量や品質を高められます。
いろいろな場所で土壌をサンプリングして分析するということは本来であれば何回もおこなう必要がありますが人が継続的におこなうのは多くのコストがかかります。
しかしセンサーを地面に突きさして分析をすれば人の労力がかからず継続して土壌の観察ができるのです。
センサーなら15分ごとの間隔で
- 気温
- 通気性
- 地温
- 三大栄養素
などが労力をかけずに分析可能です。
作物の品質をあげるのにかかせない土壌づくりがリアルタイムにできる画期的なIoTの技術といえます。
3.気象データをもちいた農場管理
最近では毎年のように豪雨が発生し、猛暑になるなど異常気象で作物が被害を受けるケースも少なくありません。
そこで農業向けの気象予報システムの導入が注目されています。
気象庁の気象ビッグデータを解析して農地ごとに気象予報や気象リスクを配信するのです。
この技術によって生産者は
- 適切な災害対策
- 薬剤散布時期の判断
- 農作業の日程
などを気象にあわせて調整することが可能です。
農業と気象は切っても切り離せない関係にあるので、IoTの技術でベストな日に農作業ができれば作業者の負担を減らすことにつながります。
日常生活でIoTが活用されている身近な事例5つ
ここからはわたしたちにとって身近な、日常生活でのIoT活用事例を紹介していきます。
わたしたちの身近なところでは、
- Qrio Lock |スマホが家の鍵になる
- SwitchBot|リモコン・スイッチをスマホで一括操作
- MAMORIO|落とし物をスマホに通知
- FridgeCam|スマホで冷蔵庫の中を確認
- Nest Thermostat|最適な室温調整を学習する
といった内容の活用事例があります。
実は現在では家の中でたくさんのIoT技術が利用されているのです。
どれもイメージしやすいので、IoTがよくわからなかった人もこの5つの活用例を見れば、IoTをさらに身近に感じることができるでしょう。
1.Qrio Lock |スマホが家の鍵になる
ドアに取りつけた機器とスマホアプリが連携し、スマホを持っているだけでハンズフリー解錠できるシステムです。
スマホのGPS機能と機器本体の電波受信によって、スマホを持っている人がドアに近づいたことを正確に判断できるのがQrioLockの強みといえます。
- オートロックで閉め忘れ防止
- 工事不要で賃貸でも後づけが簡単にできる
- アプリをダウンロードすることで合カギ発行可能
といった使い勝手のよさが特徴です。
スマホを持たない人のためにボタン操作で使えるリモコンキーやネットワーク経由で外出先からも解施錠できるアクセサリもあります。
公式サイト:Qrio Lock(キュリオロック)- カギが自由になる生活。 | Qrio(キュリオ)
2.SwitchBot|リモコン・スイッチをスマホで一括操作
SwichBotはアプリをダウンロードしたスマホから家のなかのさまざまなスイッチを遠隔操作できる小型機器です。
- 照明の壁スイッチ
- 家電のスイッチ
- お風呂の給湯器
- コーヒーメーカー
などのさまざまなスイッチに設置することができ、スマホ操作によって、物理的にスイッチを押すことができます。
SwichBotにも専用アクセサリがあり、外出先からの操作やスマートスピーカーと接続し音声で操作することが可能です。
こちらの機器も取りつけるのに工具などは必要なく、強力テープで電源スイッチの付近に取りつけるだけなので古い家であっても利用できます。
公式サイト:SwitchBot(スイッチボット)| スマートホームにらくらくスイッチ
3.MAMORIO|落とし物をスマホに通知
MAMORIOはタグ型やボタン型の小型機器で、財布などの大切なものにつけて落とし物を防止することができる機能をもっています。
- 持ち物が近くにあるかわかる持ち物チェック機能
- 持ち物がどこにあるかスマホカメラで探せる機能
- 人が多く集まる場所で持ち物を検知するMAMORIOSpot機能
- MAMORIOユーザー同士で落とし物を探せる機能
といった機能があります。
MAMORIOが飛ばすBluetoothの電波をスマホに接続させることで、つけたものがどこにあるかを把握できる仕組みです。
こちらはGPSではなくBluetoothを利用することで、バッテリーの消費を少なくし電池の寿命が長いというメリットもあります。
公式サイト:MAMORIO | あなたの大切なものを守る世界最小クラスの紛失防止デバイス
4.FridgeCam|スマホで冷蔵庫の中を確認
カメラセンサーで冷蔵庫内にある食料品情報を自動で撮影してモニタリングする機器です。
- どの食料品がいつごろ賞味期限切れになるのか
- 次にどの食料品を買うべきか
- 冷蔵庫の食材でつくれるレシピの提案
を利用者にアプリを通じてお知らせしてくれます。
この機器によって利用者は冷蔵庫内の食料品のリストを自分で点検しなくても細かく確認・管理することができるのです。
またFridgeCamは家庭内の食料品の廃棄データを食品製造企業へ販売し食料品の生産量が最適化されることも目指しています。
イギリスで開発されて、日本ではまだサポート対象外ですが食料品廃棄は日本でも問題となっているので今後注目の機器です。
公式サイト:Smarter | FridgeCam – Make your Fridge Smart
5.Nest Thermostat|最適な室温調整を学習する
家の温度をセンサーで監視し、エアコンやヒーターで適温になるように自動で調整してくれる「サーモスタット」と呼ばれる機器です。
日本ではあまり使われていませんが、欧米では家全体で温度管理するのが主流でアメリカやヨーロッパではサーモスタットは一般的に利用されています。
NestThermostatとは別の旧型のサーモスタットは人が在宅していなくても常に家の温度が一定に保たれるので、その分の光熱費がムダです。
NestThermostatの場合は、家に人がいる時間帯を自動的に学習するので
- 不在時はオフになりムダな光熱費が削減できる
- Auto‐Awayという機能で温度の下限も設定でき極寒の地域でも安心
といったメリットがあります。
Nestはグーグルによって2014年に買収されており、今後の展開にもさらに注目されます。
公式サイト:Nest Learning Thermostat – Programs Itself Then Pays for Itself – Google Store
まとめ:ますます発展するIoT技術の活用を要チェック!
IoTは「モノのインターネット」という意味で、
- 交通機関
- 医療
- 製造・物流
- 農業
といったあらゆる分野で技術が活用されているということを解説しました。
また私たちの身近でもその技術がどんどん活用されていて、IoTのおかげでスマホひとつでさまざまなことができる時代になってきています。
といってもまだまだ開発途中で今後もIoTの技術開発は進み、世の中にはさらに普及していくでしょう。
とても便利な技術なのは間違いないので、今後も技術をチェックして身近なものから取り入れてはいかがでしょうか。
DMM WEBCAMPは転職成功率98%※1の全コースオンライン対応の転職保証型のプログラミングスクールです。短期間で確実にスキルを身につけて、ひとりひとりに寄り添った転職サポートで、未経験からのエンジニア転職を叶えます!
外出自粛中でも、自宅にいながらオンライン学習でスキルを高めることができます。
キャリアに迷ったら、まずはビデオ通話で無料キャリア相談を受けてみませんか?
自宅で過ごす時間が増えた今こそキャリアアップを目指しましょう!この機会を活用し、ぜひDMM WEBCAMPの無料カウンセリングをご利用ください。
無料カウンセリングに申込む