【2022年版プログラミング資格】難易度・職業別に紹介
プログラマーやエンジニアへの就職や転職、またはプログラミングを副業とする際、資格を取得していると有利になる場合があります。
しかし、プログラミング関係の資格は種類も多く、習得には時間がかかるものです。
そこで今回の「DMM WEBCAMP MEDIA」では、プログラマーやエンジニアにおすすめな資格7と、資格取得ができるスクール7つをご紹介します。
「資格取得をして就職を有利にしたい!」
「自分に合った資格がどれかわからない、、」
「プログラミング関係の資格習得のためのスクールが知りたい!」
そんな方は、こちらの記事で自分に合った資格とスクールを見つけ、就職やスキルアップを目指しましょう!
エンジニア・プログラマ―におすすめの資格
それぞれのプログラミング言語におすすめな資格を7つご紹介します。
資格の活かせる職業も合わせて、紹介しているので自分にあった資格を探してみてください!
❶基本情報技術者試験
概要
「基本情報技術者試験」はIPA(情報処理推進機構)が行なっている試験です。
経済産業省が認定する国家試験の1つで、情報処理技術者としての知識や技能が一定以上の水準であることを認めるものです。
この試験を通ることで、しっかりと基礎を身につけている状態だと言えます。
ITエンジニアを目指しているのであれば取得しておきたい資格の1つです。
試験内容
- 基礎理論
- コンピュータシステム
- 技術要素
- 開発技術
- プロジェクトマネジメント
- サービスマネジメント
- システム戦略
- 経営戦略
- 企業と法務
上記のように、基本的な知識やプログラムの作成日必要な考え方だけではなく、戦略や法務に関することまで問われるような幅広い試験内容です。
午前が暗記系、午後が思考系という分類になっています。
各2時間半ずつの試験時間なので、長期戦になります。
試験日程と手数料
毎年春と秋の年2回実施
5,700円
オススメの参考書
❷応用情報技術者試験
概要
「応用情報技術者試験」はIPA(情報処理推進機構)が行なっている試験です。
基本情報技術者試験と知識面は大差はなく、午後の試験形式が記述式になることが大きな違いです。
「応用情報技術者試験」は、技術だけでなく経営技術も身につけることができます。
高度なIT技術者やプロジェクトリーダーを目指す人におすすめの資格になります。
試験内容
- 基礎理論
- コンピュータシステム
- 技術要素
- 開発技術
- プロジェクトマネジメント
- サービスマネジメント
- システム戦略
- 経営戦略
- 企業と法務
基本情報技術者試験と内容は同じですが、午後の試験形式が記述式になります。
試験日程と手数料
毎年春と秋の年2回実施
5,700円
オススメの参考書
❸Java SE 8 認定資格
概要
Java 言語を使用したオブジェクト指向プログラミングの基本的な知識があるかどうかを評価する資格です。
bronze、silver、goldとレベルによって難易度が異なります。
Javaは就職に有利な言語の一つです。
2015年5月から認定試験に位置付けられ、Javaを扱っている企業で評価されやすい資格です。
几長的なコード削減、コレクションまたはアノテーションの改善、並列処理のプログラミングなどによって企業内のシステムやデバイスなどに活用するアプリケーションの開発目的に効果的な資格となっています。
試験日程と手数料
随時
13,600円/ネット
26,600円/会場
オススメの参考書
以下の記事では、さらに詳しくJavaの資格と勉強方法を紹介しているので参考にしてみてください。
Javaのおすすめの資格を紹介!メリットや難易度・勉強方法も解説
❹Ruby技術者認定試験制度
概要
Ruby技術者認定試験は非営利団体Ruby Associationが行う試験です。
エンジニア・プログラマ―、Rubyでシステム提案を行うコンサルタント、Rubyを学ぶ学生などに向けた試験です。
silverとgoldの2つのコースが用意されており、内容が異なります。
Rubyは開発コストを抑えられるため、ゲーム以外にも多くの企業で使われているプログラミング言語です。
ベンチャー企業ではRubyを採用していることが多いため、この資格を取得していると実力主義者として有利になります。
Rubyから他の言語に変えることも少ないため、Rubyの需要はこれからもあり続けます。
試験内容(silver)
文法
- コメント
- リテラル(数値、真偽値、文字列、文字、配列、ハッシュ等)
- 変数/定数とスコープ
- 演算子
- 条件分岐
- ループ
- 例外処理
- メソッド呼び出し
- ブロック
- メソッド定義
- クラス定義
- モジュール定義
- 多言語対応
組み込みライブラリ
- よく使用されるクラス、モジュール
(Object、数値クラス、String、Array、Hash、Kernel、Enumerable、Comparable等)
オブジェクト指向
- ポリモルフィズム
- 継承
- mix-in
goldの資格を取るためには、silverも受験する必要があります。
試験日程と手数料
随時(試験会場による)
16,500円(税込)
オススメの参考書
①Ruby技術者認定試験合格教本 Silver/Gold対応
❺PHP技術者認定試験
概要
PHP技術者認定試験は、PHP技術者認定機構が行なっている試験です。
『PHPの専門技術取得能力を正当に評価できる技術者認定試験を実施することにより、「認定者の雇用機会」や「認定者が所属する会社のビジネスチャンス」の拡大を図ることを目的とする。』とされています。
試験内容(PHP7)
- PHPの特徴
- テキストの数の操作
- ロジック:判定と繰り返し
- データのグループ:配列の操作
- ロジックのグループ:関数とファイル
- データとロジックの結合:オブジェクトの操作
- ユーザとの情報交換:Webフォームの作成
- 情報の保存:データベース
- ファイルの操作
- ユーザの記憶:クッキーとセッション
- 他のWebサイトやサービスとのやり取り
- デバッグ
- テスト:プログラムが正しく動作するようにする
- ソフトウェアで心得ておきたいこと
- 日付と時刻
- パッケージ管理
- メールの送信
- フレームワーク
- コマンドラインPHP
- 国際化とローカライゼーション
「初めてのPHP」が主教材に使われています。
試験日程と手数料
随時
13,200円(税込)
オススメの参考書
❻Python3エンジニア認定試験
概要
基礎試験では、あくまでも基礎的な問題を中心にし、比較的やさしい問題になっています。
スキルがないPython初心者でも割と簡単に基礎学習を学ぶことができるので、自信につながります。
データ分析はPythonを使ったデータ分析の基礎や方法を問われます。
Pythonを使うAIエンジニアは、スキルがあれば就職・転職が容易な将来性の高い職業です。
試験内容
主教材であるオライリー・ジャパン「Pythonチュートリアル 第3版」の掲載内容が出題されます。
また、一般的な知識からも出題されます。
試験日程と手数料
通年受験
10,000円(税込)
オススメの参考書
❼C言語プログラミング能力認定試験
概要
3級・2級に関しては、基礎的な問題が多く出題されるので実務経験がない人でも合格する確率は高いです。
1級に関しても応用問題は多少あるものの、きちんと学習対策を行っていれば独学でも合格できる可能性も高いです。
実務経験がなくても独学で学習すれば合格圏内に入ることができる資格です。
基礎からプログラミングのスキルを学んでいきたい人は、段階的に学習していくこともできる試験になっています。
試験内容
実技試験(1級)
- 事前に公開しているテーマプログラム(1,700行程度)に対する仕様変更、仕様追加に対応したプログラム作成(コーディング・入力・コンパイル・デバッグを含む)、および変更仕様書の作成を行う。
筆記試験(2級)
- C言語プログラミングに必要なプログラミング知識・技能を出題範囲に従って出題
試験日程と手数料
年二回
7,800円/一級
6,400円/二級
5,200円/三級
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プログラミング資格習得のメリット
実は、プログラマーやエンジニアは資格がなくてもできる職業です。
資格があるに越したことはありませんが、プログラマ―・エンジニアという職種は、言語や書き方、知識というものが仕事によって違ってくるので、資格さえあれば信用されるということではありません。
企業によっては、就職後の研修を受けて未経験からすぐにプログラマ―・エンジニアに配属されるケースも珍しくありません。
しかし、資格があることで大きな利点を得ることができる場合があります。
資格の種類を紹介する前に、まずは資格習得のメリットを紹介します。
資格があると有利になることもある
下記のようなメリットをプログラミング関係の資格から得ることができます。
- スキルの証明ができる
- 評価に繋がる
- 自分のレベルの確認
1つずつご紹介していきます。
スキルの証明ができる
一番のメリットとして、資格があることで基礎的な知識が身についていることが証明できます。
現在何も資格のない方は、国家試験やトップベンダー資格を持っていると就職に有利になることは間違いありません。
また、働き手の実際のプログラミングスキルがわからないクラウドソーシングでは、資格の提示をすれば案件を受けやすくなります。
特に実務経験のない方がプログラミングで仕事をする場合、資格はスキルの証明の1つになります。
評価に繋がる
企業によっては技術力が一つの評価の指標とみなされる場合があります。
そのため、積極的に資格取得ができる環境作りをしていたり、資格が昇給や昇格に繋がることもあります。
また、資格取得のために努力をしたというのも評価のポイントです。
資格取得は仕事への姿勢の高さをアピールすることへ繋がります。
自分のレベルの確認
独学でプログラミングを学んでいる方は、自分のスキルがどれほど実務において通用するのか疑問に思ったことはありませんか?
そんな方には、自分のプログラミングスキルを確認する目的での資格習得をおすすめします。
資格の勉強によって、次のレベルやキャリアアップの目標を立てることができます。
プログラミングを独学でする際のポイントが詳しく理解できますので、下記の記事をご覧ください。
プログラミングは独学で大丈夫?初心者向けに習得手順とコツをわかりやすく解説
プログラミングの資格取得後に何をすべきか
ここまで数々の資格を紹介してきました。
しかし、取得した資格を職業として使って行かなくてはただの知識になってしまいます。
そこでプログラミング経験を積むことが資格取得後に重要になります。
経験を積み、スキルを磨いていく
プログラミングを職業として仕事をしていくために、一番大事なのはプログラミング経験を実戦で積んでいくことです。
資格という知識があるだけでは、プログラミングを仕事にすることはできません。
経験を積む方法は、プログラミングを学び自分で仕事を請け負ったりすることでスキルを磨いていけます。
次に、実戦的なプログラミング経験を積む方法を3つ紹介します。
- インターンシップやアルバイトでスキルアップ
- クラウドソーシングで実務経験
- スクールでさらに学習
インターンシップやアルバイトでスキルアップ
インターンシップを通じれば、プログラミングの知識を学ぶだけでなく、実戦的な業務を任してもらえる企業もあります。
そのような、学びと経験を積める手段は就職に役立つでしょう。
在宅でできるプログラミングを使ったアルバイトは以下の記事でご紹介しています。
【在宅バイトが大学生におすすめな理由】職種6つと稼げるスキル
クラウドソーシングで実務経験
クラウドソーシングでは、プログラミングの案件が多数掲載されています。
実際に自分で案件を取り、実践でプログラミングスキルを磨いていくことも可能です。
資格の提示をすることで、実務経験がない場合であっても案件を獲得することが容易になります。
クラウドソーシングを利用したプログラミングを使った仕事は以下の記事でご紹介しています。
プログラミングの副業で稼ぐには?クラウドソーシングの活用が不可欠
スクールでさらに学習
プログラミングの知識が問われる資格の習得は、就職や転職に有利です。
しかし、資格習得には時間がかかります。
資格習得に時間をかけるより、短い期間で実務経験を積むことのできるプログラミングスクールに通うことをおすすめします。
スクールを使うことで、学生以外でもプログラミングの経験を積み、スキルを効率的に伸ばしていくことが可能です。
ここからは、プログラミング資格の取れるスクールの紹介をしていきます。
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資格が取得できるプログラミングの学校7選!
資格取得を目的にプログラミングスクールへ入学する方は多くいます。
ここからは、プログラミング知識や技術の証明ともいえる資格取得を目的としたおすすめのスクールを7つ紹介していきます。
❶リナックスアカデミー
リナックスアカデミーはIT技術に特化しており、エンジニア講師の設備が備わっていることで資格合格実績が非常に高くなっています。
大手企業からの信頼も厚くYahoo!やdocomoといったIT企業からの研修依頼が来ることもあります。
4週間の最短コースで資格を取得することができますが、万が一不合格になっても無料で再度授業を復習することができる「合格保証制度」があるのでプログラミング初心者でも安心して学ぶことができるでしょう。
❷N-Academy(エヌ・アカデミー)
エヌ・アカデミーは、オンライン授業によってIT現場で活躍する講師陣から高品質な授業を受けることができます。
パソコンを開かなくてもタブレットやスマートフォンなどの情報機器により対応できるので、忙しいビジネスマンや主婦の方でも気軽に学習することが可能です。
仕事後やスキマ時間を使って自ら学べる環境を作ることができるでしょう。
わかりやすい授業内容と、理解できるまで授業映像を繰り返し見ることができるのも魅力の一つです。
資格取得の実績が豊富な人気講座も多数ラインナップされているので、目的に合わせた講座を選択することができます。
講師への質問や課題の添削サービスも充実しているため、受講生の満足度「95%」と非常に高評価となっています。
❸Winスクール
Winスクールでは、ウェブ解析士・PHP5技術者認定試験・Webクリエイター能力認定試験・基本情報技術者試験・OCJ-P・ETEC・LPIC・CCENT/CCNAなど多数の資格案内があります。
1回の試験で確実に合格できるよう、受講生のレベルに合った個人指導を行うことで苦手意識を克服することができます。
年間1,073社もの企業研修によって積み重ねてきた実績があり企業からの要望をリアルに講座に反映できるため、最新のスキルを身につけることができるでしょう。
❹KENスクール
KENスクールでは、就職や転職を成功させるためには資格取得が一番の最短ルートと考えているため、資格ごとに受講コースが用意されています。
例えばデータベースのバックアップの実行方法を習得したい人や、セキュリティ管理方法をマスターしたい人、データベースのモニタリング実行方法を学びたい人のために「ORACLE MASTER Silver」という講座環境を整えています。
初級ウェブ解析士認定講座では実際に現場でWeb解析を扱っている講師により直々にアドバイスがもらえるので資格取得以上の価値が期待できるでしょう。
また、学習したい時にいつでも取り組める環境を提供するためフリータイム制を設けているのも大きな特徴です。
好きな時間帯に好きな校舎で毎回スケジュールを組むことができるので、仕事と両立しながらレッスンを受けることができます。
各校舎一人につき一台の無料パソコンが開放されているので、自宅にパソコンがなくても安心です。
❺Asialスクール
Asialスクールの技術者認定試験対策講座は、1日みっちり集中型の試験対策勉強を行うことができ試験に出やすい関数の動作やPHP独特の変数解釈についてライブ形式で学んでいくことができます。
PHP技術者に有利な資格取得にも力を入れていて、PHPの学習支援がとても充実していることが人気を集めている点です。
この他、HTML5×CSS入門講座やJavascript&jQuery入門講座も人気です。
エンジニア経験を持つ講師が試験でつまずきやすいポイントを見極めながら指導を進めていくので、試験本番に向けた対策を十分にマスターすることができます。
❻ヒューマンアカデミー
30年もの実績を持つヒューマンアカデミーの魅力は、32万人以上の修了生を誇る実績と、資格取得に厚待遇なサポートが整っていることです。
全国で614社もの企業研修を行っている現役講師から、現場ならではの経験やノウハウを伝授することができ、30年間のデータや分析が詰まったオリジナルテキストは、市販されている教材にない情報がたくさん掲載されています。
また、全国に展開している55校はどこも駅から近いので、通うのにも非常に便利です。
パソコンが苦手な人やプログラミング初心者でも安心して学べるコースも充実しているので、自分のペースで通うことができるでしょう。
❼日本プログラミングスクール
日本プログラミングスクールは、資格対策講座のeラーニングを無料で受講することができます。
国家資格として有名な情報処理技術者試験は多くの企業で高い評価を得ている資格です。
就職や転職に向けて即戦力につなげるための資格を取得したいという方におすすめのスクールです。
受講形態も通学・通信学習・宿泊の3種類から選択することができます。
最初に選択した受講形態を途中で切り替えることもできるので、自身のライフスタイルに合わせて受講してみてください。
また、プログラミングスクールでは稀少なC言語講座も開講しているので開発部門や仕組み作りに関わる技術を学びたい人にも便利です。
以下の記事では資格習得が目的ではないプログラミングスクールを料金別や言語別にまとめています。
非公開: 【2022年】プログラミングスクールおすすめ9校を項目別に紹介
まとめ【プログラミングの資格を取ろう!】
今回の「DMM WEBCAMP MEDIA」で説明してきた項目を下記にまとめました。
- エンジニアにおすすめのプログラミングの資格
- プログラミング資格習得のメリット
①スキルの証明ができる
②評価に繋がる
③自分のレベルの確認 - プログラミングの資格取得後にすべきこと
①インターンシップやアルバイトでスキルアップ
②実務経験
③スクールでさらに学習 - 資格取得ができるおすすめのプログラミングスクール
プログラマ―やエンジニアに特化したプログラミング関連の資格は、自分自身のスキルアップや就職に必ず効力を発揮します。
資格が就職に有利に働くと、入社してからの資格手当や合格報奨金を支給してくれる企業もあります。
また、企業の採用条件の中に資格取得をするための資金援助をサポートしているところもあるくらいなので、やはり資格取得はエンジニアとして重要なことを意味しているようです。
純粋にキャリアアップや昇給を目的に受験してみましょう。