プログラミングの知識を忘れることがないようにしたいなら|知識定着に繋がる4つの解決策
「プログラミング学習をしても知識を忘れてしまう」
「プログラミングの知識を定着させるためにいい方法を知りたい」
と思うことはありませんか?
プログラミング学習をしても、しばらく使わないと忘れてしまいますよね。
では、プログラミング知識を定着させるにはどのような方法があるのでしょうか?
そこで今回は、
- プログラミングの知識を忘れてしまう理由
- プログラミングの知識を忘れないための対策
- プログラミングの知識を定着させる勉強法
について詳しく解説します。
この記事を見ればプログラミングの知識を忘れてしまう理由がわかり、プログラミングの知識を定着させる勉強法が理解できます。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
プログラミングの知識を忘れてしまう5つの理由
プログラミングの知識を忘れてしまうのには、共通した理由が挙げられます。
知識の抜け漏れが生じてしまうメカニズムを正確に理解し、知識の定着を図りましょう。
- プログラミングスキルは使っていないと衰えるから
- 目的と手段が逆転してしまっているから
- 「何もかも理解しようとする」と忘れやすいから
- 正しい学習計画が立てられていないと忘れやすいから
- そもそも脳の構造から見て忘れるのは自然なことだから
これらの要素を正確に理解したうえで、定着させやすい学習方法を構築していきましょう。
それでは、それぞれの詳細を解説していきます。
1.プログラミングスキルは使っていないと衰えるから
プログラミング言語は使用していないと、忘れてしまいます。
なぜならば、人間の記憶力には限界があるからです。
そのときに必要なものだけを残して置いて、使わないものは記憶の奥底に放置されるか、忘れてしまいます。
- 毎日プログラミングで自分のプロダクトを作る
- プログラミングに関する副業に携わる
せっかく学んだものなのですから、忘れてしまってはその時の労力や時間が無駄になってしまいます。
プログラミングスキルを得たならば、自分で工夫しながら、忘れない努力をすることが必要なのです。
2.目的と手段が逆転してしまっているから
プログラミング言語を忘れる人でありがちなのが、目的と手段が逆転してしまっていることです。
具体的には下記のとおりです。
- 専門書を全て終わらせることが目的となっている
- 決められた学習をすればスキルが得られると思っている
上記の通り、専門書はあくまで実践で使う際に必要な知識を身につけるためのものです。
また、学習自体が受け身になっていると習得までの時間は遠のいてしまうでしょう。
プログラミング言語をなんのために学ぶのかを常に意識しながら、学習することが大切なのです。
3.「何もかも理解しようとする」と忘れやすいから
プログラミング言語を学習する時に初心者がよくやりがちなのが、コードのすべてを理解しようとすることです。
たしかに全部を理解できていれば作業しやすいですが、この行為は例えるならば、英単語を全て覚えてから英語を学習しようとしているようなものです。
これでは、いつまで経っても英語は身につきません。
必要な部分、分からない部分をその都度調べて学習した方が効率的です。
コードも一緒で、実際に使っていきながら、分からない部分、行き詰まった部分をひとつずつ調べながら作業した方が効率的です。
4.正しい学習計画が立てられていないと忘れやすいから
プログラミングを学ぶうえで「学習計画を立てること」は重要です。
下記例のように、段階を踏んだ順序で学習を進めていかないと、何をしているのか漠然としてしまい、学習中の内容も忘れてしまいます。
- 何をしたいのかまず設定する
- 次にどの言語を使用するのか定める
- 目的を意識しながら身に着けるべきスキルを洗い出しリストアップする
- 実際に取り組む
目標に向かった正しい学習計画が立てられないと、漠然とした学習になってしまいます。
何のために学習するか意識できれば、目標から逆算ができるため、現在学習中のプログラミング言語を忘れずにすむでしょう。
5.そもそも脳の構造から見て忘れるのは自然なことだから
私たち人間の脳は、時間が経つと記憶したことを忘れてしまいます。
1時間後には56%、1日後には74%、1週間後には77%、1カ月後には79%を忘れてしまいます。
これはエビングハウスの忘却曲線といい、私たちの脳は短期的に覚えたものは忘れてしまいがちなのです。
「繰り返し学習することが大切」という話がありますが、これはまさにエビングハウスの忘却曲線を踏まえたうえでも正しい考え方といえるでしょう。
脳の構造から見ても、新しい知識を瞬時に覚えることは難しいことを覚えておきましょう。
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プログラミングスキルを忘れる人の5つの共通点
プログラミングスキルの習得に難航している人は、あなた自身が「忘れやすい性質」を持っていないかを確認しておくべきです。
もし、これからお伝えする内容に心当たりがある場合は、そのおこないがプログラミングを忘れやすくしている可能性はあります。
- 毎日手を動かしていない
- ひとつのことを長時間できない
- そもそもプログラミング自体に強い興味がない
- 言われたことしかできない
- 論理的思考が苦手
これらの要素について細かくまとめていくため、あなたの状況に該当していないか照らし合わせてみてください。
1.毎日手を動かしていない
日々プログラミングの学びをアウトプットしていないと、知識の抜け漏れが目立つようになります。
知識はアウトプットしなければ定着しにくいため、座学が続いてばかりの学習形態を続けていると、過去に学んだことを次第に忘れていくものです。
- 本を読んで勉強した気になっている
- 毎日の学習は動画を見るだけ
- 課題も自分で手を動かさずにすぐに答えを見て、わかった気になっている
こういった日々が続いていると、いざ本格的な作業に移った際に、知っていると思っていたことができないとなりかねません。
そのため、常日頃から手を動かしていない人はプログラミングスキルの定着が難しくなる傾向があります。
2.ひとつのことを長時間できない
ひとつひとつのコードがどのように作動するのかを覚えることは地道な作業です。
プログラミングでは、このような細かな作業を何時間も続けられる精神力が求められます。
したがって、同じ作業を黙々と続けられない性質であれば、プログラミングの学習は難航することでしょう。
プログラミングを志す人の多くは平均月収以上に稼げる自分を想像します。
もちろん長期的な目標を持つことは何よりも大切です。
しかし目の前のコツコツとした作業ができないのなら理想の姿になることは難しいでしょう。
目の前にある「一見些細なように見えること」でも何時間も徹底的にコミットできない人は、プログラミングの知識定着が難しい傾向にあります。
3.そもそもプログラミング自体に強い興味がない
プログラミングを学ぶ際は強い意欲とモチベーションがあることで、日々の学習が継続できるようになります。
言い換えるとプログラミングに興味がない人は、プログラミングを忘れやすい人ということになります。
たとえば、以下のような感情を持ってプログラミングの学習を始めた人は要注意です。
- 「稼げる」という話を聞いて始めてみた
- 今後需要があるらしいので、食いっぱぐれないだろうと思った
まとめると「プログラミングを使って何かを成し遂げたいわけではない人」ということになります。
こういう人はプログラミング自体が興味がないことなので頭に入ってこず、やる気が出なくなりがちです。
そもそもプログラミング学習は毎日コツコツと学んでいかなければならないため、短時間でマスターできるものではありません。
そのためプログラミング自体に強い興味を持っていないと、一度定着させたスキルもすぐに抜けてしまうのです。
4.言われたことしかできない
いわゆる「指示待ち人間タイプ」はプログラミングを学んでもすぐに忘れてしまいます。
こういった人は、自分で実践したり、試行錯誤してみたりするアウトプットの経験が圧倒的に足りません。
教科書や上司の言われたままプログラミングをするだけの人は実践や試行錯誤を繰り返さないため、いつの間にかプログラミングを書き写しているだけになります。
写経ひとつでも「なぜそういう構造なのか」を考えながらまとめるか否かで結果は大きく変わるのですが、その目線がない「言われたことしかしない人」はどうしてもスキルの定着は難しくなります。
5.論理的思考が苦手
プログラミングには論理的思考力が必要不可欠です。
言い換えるとこの論理的思考力が乏しい場合は、プログラミングの習得が難しくなります。
論理的思考がある人は、たとえば以下のような場面が頭の中で描けます。
- 計画を練る際にどのような方法や手順を取るのか考え出せる
- 料理を作るのに、3品を並行して効率よく作る流れがわかる
このような論理的思考力がないと、プログラミングを学習してもすぐに忘れてしまうのではなく、学習している過程で物事の本質を掴めなくなりがちです。
サンプルコードを模写し学習してできたような気になっても、すべてのオブジェクト、メソッド、プロパティを暗記するのは不可能です。
すこし、中身を変えられると自分自身で筋道を作れないので、スキルの定着が全くできない結果となってしまいます。
プログラミングは記憶力がない人でも可能?2つの観点から解説
プログラミングは覚えることが多いため、記憶力がない人はついていけないのではないかと思う方もいるでしょう。
もちろん記憶力があるに越したことはありませんが、結論を言うと「記憶力に自信が無くてもプログラミング学習は可能」です。
そう言える根拠として、下記2つの観点から解説していきます。
- 検索して情報を引き出す力が重要
- 物事を論理的に考える力が大切
現代のIT業界において、この2つの力が備わっていれば、多少記憶力に自信が無くても問題ありません。
それぞれの内容を詳しく回答していきます。
1.検索して情報を引き出す力が重要
日常生活において記憶力が重視されることは多いでしょう。
ですが、プログラミングにおいては、記憶力はあった方が良いですが無くても大きな問題にはなりません。
なぜならプログラミングで作成した構文はデータの中に残り続けるからです。
文字の一部分ででも検索をかけると出てきますし、記憶で入力するよりも確実に対応できます。
プログラミングをはじめとしたIT業界では、覚えている量よりも「いかにして情報を検索して引き出すか」が求められます。
したがって「記憶力がない」ことにコンプレックスや引け目を感じる必要はありません。
2.物事を論理的に考える力が大切
プログラミングは記憶力よりも論理的に考える力の方が大切なので、記憶力に自信がなくても問題ありません。
なぜならプログラミングにおいて活用されるのは「情報を論理的に組み立てる力」だからです。
プログラマーとして現場の業務に携わっていると、どんな理解度の高いエンジニアでも、見たこともない要件を目の当たりにすることがあります。
そういった場面で冷静に、そしてロジカルに情報を組み立ててシステムを作っていく力が求められます。
物事を筋道立てて冷静に組み立てられる論理的思考力があれば、記憶力に自信がなくても問題ありません。
プログラミングスキルだけでなく、論理的思考力を身につけたい方には、基礎からプログラミングが学べる【DMM WEBCAMP】がおすすめです。
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また転職保証付きのプランもあり、プログラミング学習も転職活動も安心して取り組めます。
厚生労働省認定のコースでは、高いスキルが身につく上、受講料最大56万円のキャッシュバックもついてきます。
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プログラミングで忘れることを防ぎたいときに取るべき4つの対策
せっかく学んだプログラミングのスキルは、できる限り忘れずにしたいものです。
貴重な時間で学んだスキルに抜け漏れがないように、以下の4つの対策を取り入れてみましょう。
- そもそもプログラミング学習を楽しむことが大切だということを知る
- 1週間おきに復習をする
- 学んだことを人に話してみる
- 実践したことをブログに書いてみる
いずれの方法も知識の定着には欠かせないことです。
それぞれの項目を深堀りしていきましょう。
1.そもそもプログラミング学習を楽しむことが大切だということを知る
プログラミングの学習に「楽しさ」を見いだせると、スキルの定着は早いでしょう。
プログラミング学習で避けたいことは「義務感から学ぶこと」です。
- 学んでスキルをつけなければ
- できなければ周りに取り残される
という焦りによって「理解する楽しさ」が抜けてしまうと、プログラミング学習は苦痛になるでしょう。
プログラミングは小学校から学ぶ教材となりました。
論理的に考える思考を養うためでありますが、考えたものが実際に動いてクラス皆で楽しめる仕組みは、プログラミング学習を楽しむことが大切であることを教えてくれています。
まずプログラミング学習をすることでどのようなことができるのかを知り、最初は遊び感覚で始めれば長続きするでしょう。
2.1週間おきに復習をする
学んだことを1週間後に復習することで、プログラミングスキルを忘れるリスクを減らせます。
「そもそも脳の構造から見て忘れるのは自然なことだから」で紹介したように、私たちの脳は短期的な知識の習得には向いておらず、短期記憶で得た情報は次第に忘れていきます。
そのため、忘れてしまう頃にもう一度同じ情報を理解することで、中長期的な知識の定着に繋がります。
- 先週学んだ教材を今見返してみる
- 1ヶ月後に改めて学習した内容の問題を解いてみる
こういった反復学習を続けることで、スキルの本質的な定着が可能となるでしょう。
3.学んだことを人に話してみる
プログラミングも含めてあらゆる学習は、インプットとアウトプット両方組み合わせておこなうことで学習したことが身につきます。
そのため、日々の学びを人に話すことは「アウトプット」につながります。
- 情報を思い出す
- 頭の中でまとめる
- 口に出すことで再度理解に繋がる
これらのメカニズムで自分自身のフィードバックになり、自分の記憶により深く染み込んでいくでしょう。
4.実践したことをブログに書いてみる
同じコードをブログを書くことによって、繰り返しコードを確認することができます。
ブログに複数の記事をまとめることによって、過去に自分が書いたことを思い返すことにもつながります。
また、第三者に見てもらえることで、良いフィードバックをもらえることもあるでしょう。
閲覧者が増えればそこで新たな繋がりも生まれ、プログラミング仲間と出会える可能性もあります。
着実に知識を定着させる具体的なプログラミング勉強法4選
プログラミング学習を定着させるためには、適切な勉強法をおこなうことがおすすめです。
その中でも下記4つの方法は、スキル定着につながりやすいため、可能な範囲で取り入れてみましょう。
- 写経する
- 書籍で学ぶ
- QAサイトの活用
- プログラミングスクールの活用
それでは、それぞれの項目を見ていきましょう。
1.写経する
プログラミング学習において、コードをノートなどに写経することで記憶に定着します。
また、その際に何度も同じものを書くということが大切になってきます。
理由としては、最初よくわからなかったものも何度も書き写すことによって記憶に残りやすくなるからです。
ただし、その際に「ただ写経する」のではなく、
- なぜその構造なのか
- もし別の条件でそのプログラミングを求められたときはどうすればいいか
といった観点で、思考を張り巡らせながらおこなうことが大切です。
構造を理解しながら写経すれば、論理的思考力を鍛えるきっかけにもなりますし、応用力もつくでしょう。
2.書籍で学ぶ
書籍はプログラミングの基礎から応用までさまざまなものがあります。
本はインターネットの情報よりも信憑性がある点は大きなメリットといえるでしょう。
ほかにも書籍であればいつでも見直せるという点も良いポイントです。
初心者向けから難解なものまで、自分のレベルに合わせた勉強ができるのは本の魅力的なポイントです。
3.Q&Aサイトの活用
独学でプログラミングを勉強すると、必ずといっていいほど何度も壁にぶつかり挫折しそうになります。
つまずいた時に、質問に答えてくれるQ&Aサイトを有効に活用できれば、効率よく前に進めます。
- teratail
- stack overflow
- MENTA.
これらのサービスを使えば、あなたが今まさに疑問に思っているプログラミングの悩みを解決できる手がかりとなるでしょう。
行き詰まった際に、その問題を自力でクリアするにはかなりの時間と労力が必要です。
たいていは、匙を投げたくなるものでしょう。
問題が早く解決することで、作業もはかどり楽しくも感じるようになります。
4.プログラミングスクールの活用
プログラミングスクールでは、入学前に無料カウンセリングをおこなうところもあり、希望を聞いた上で今後の学習方法を導いてくれます。
またわからないことを誰かに聞ける環境なので、すぐに解決でき、次に進むことができます。
プログラミング学習前にカウンセリングをおこなえば、以下のように学習の道のりが明確になるので効率的な知識習得が可能です。
- 余計な言語を学んで時間を潰さずに済む
- 次は何をしたらいいのかわからない状態にならない
また、わからないことを自分で考えるのはとても大事なことですが、わからないまま何時間も何日も過ごす時間がかかってしまうのも良くありません。
そこで立ち止まってしまう時間をなくすためにも、効率的に早く仕事につけるプログラミングスクールで学ぶことをおすすめします。
まとめ:プログラミングの知識を忘れがちならスクール受講も検討しよう
プログラミングスキルが忘れがちな場合は、忘れる原因を正確に把握しておくことがおすすめです。
どの人にも共通していえるのは「短期的に覚えよう」としてはいけません。
脳の構造上、瞬間的に覚えた内容はすぐに抜け落ちてしまうため、少しずつ、コツコツと学んでいくことが大切です。
- 少なくてもいいのでコツコツ学習する
- アウトプットする機会を用意する
- モチベーションが保てないならプログラミングスクールの受講も検討すべき
このような形で、私たちのメカニズムを理解したうえで学習を続けていくことが、無理なく、無駄なくスキル定着ができるためおすすめです。
もし個人での学習に限界を感じたのならプログラミングスクールの受講も視野に入れつつ、学習を続けていきましょう。