バックエンドエンジニアの今後は?予想される5つと必要とされ続けるためのスキルを解説
「バックエンドエンジニアは今後どうなっていくんだろう」
「バックエンドエンジニアは今後厳しくなる?」
と思うことはありませんか?
バックエンドエンジニアを目指そうとしても、今後の見通しがわからないと不安になりますよね。
では、今後のバックエンドエンジニアはどうなることが予想されるのでしょうか?
そこで今回は、
- バックエンドエンジニアの今後・将来はどうなるのか
- 今後厳しくなるバックエンドエンジニアの特徴
- バックエンドエンジニアに今後必要となるスキル
- バックエンドエンジニアの今後のキャリアパス
について詳しく解説します。
この記事を見れば、バックエンドエンジニアがどうなっていくのか、今後に備えてどのようにするべきなのかが理解できます。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
バックエンドエンジニアの仕事内容
バックエンドエンジニアは、Webサイトやアプリのユーザーの目には見えないバックエンドの開発を担当する職種です。
バックエンドエンジニアの主な仕事内容は、以下の3つです。
- サーバーの構築
- データベースの構築
- システム開発と保守運用
それぞれの仕事内容に対して、必要なスキルがことなるため、幅広いスキルを身につけなければいけません。
また、ほかのエンジニアとコミュニケーションを取りながら開発を進めていく必要があるため、ほかの領域の知識も知っておく必要があります。
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バックエンドエンジニアの今後は?予想される5つのこと
バックエンドに限らず、今後エンジニアは自動化の技術の登場により需要が減っていくと思われています。
一方で、今後も需要は増え続けていくという意見もあります。
そこで、ここではバックエンドエンジニアが今後予想される下記の5つを紹介していきます。
- クラウドやプラットフォームの登場
- 既存のサービスの保守運用業務は続く
- 修正や改正にはスキルのあるバックエンドエンジニアが必要
- 幅広い知識やスキルが必要なため需要は底堅い
- WebサイトやWebアプリの市場は伸び続けている
それぞれの予想について理解を深め、バックエンドエンジニアの今後について考えていきましょう。
1.クラウドやプラットフォームの登場
バックエンドエンジニアの仕事は今後自動化され、将来性が低いという意見もあります。
なぜならクラウドやプラットフォームの登場によって、バックエンドエンジニアの業務が自動化される可能性があるからです。
しかし、一部の業務が自動化されるだけであって、幅広い業務をおこなうバックエンドエンジニアの需要自体がなくなる可能性は少ないと予想されます。
極端に言ってしまうと、Webサイトやアプリの開発においてフロントエンド以外はバックエンドエンジニアの担当領域です。
そのため、一部の業務が自動化されても、担当領域の広いバックエンドエンジニアの需要がなくなることは考えにくいと予想されます。
2.既存のサービスの保守運用業務は続く
クラウドやプラットフォームが登場したとしても、今使用されている言語で開発された既存のサービスの保守運用業務はつづきます。
いくら新しい技術が出てきたとしても、既存のサービスのシステムを全て最新のものに変更するのは現実的ではないからです。
また、新たなクラウドやプラットフォームが登場しても、既存のシステムの兼ね合いから古い技術が開発現場で使われることもあります。
そのため、すぐにバックエンドエンジニアの需要がなくなることは考えづらいのです。
3.修正や改修にはスキルのあるバックエンドエンジニアが必要
既存システムの修正や改修には、スキルのあるバックエンドエンジニアが必要になります。
なぜなら、Webサービスやアプリはリリース後も修正点や仕様変更が出てくるため、随時対応しなければいけないからです。
そのため、スキルのあるバックエンドエンジニアは今後以上に需要が高くなると予想されます。
システム改修も新たなシステム開発と同じように、以下の流れですすめていきます。
- 打ち合わせ
- 設計
- 開発
- 納品
- 保守運用
システム改修では、新たな修正を加えたことで、今まで正常に動いていた部分が動かなくなるなどのトラブルもおこるため、スキルのあるバックエンドエンジニアが求められます。
4.幅広い知識やスキルが必要なため需要は底堅い
バックエンドエンジニアは、幅広い知識やスキルが必要なため、今後も需要は底堅いと予想されます。
テクノロジーの進化によってWebサイトやアプリの種類や形態が変わっとしても、バックエンド開発そのものは不可欠です。
需要は底堅いといっても、バックエンドエンジニアに求められる役割が変化していくことは意識しておきましょう。
今後もこれまで通りに求められるのではなく、時代に合わせてスキルを更新していくことで市場価値の高いエンジニアでい続けられます。
5.Webサイトやアプリの市場は伸び続けている
Webサイトやアプリケの市場が伸び続けていることから、バックエンド開発の需要も伸び続けていくことが予想されます。
また、バックエンド開発は領域が広いため、案件の単価は高い水準になっています。
そのため、バックエンドエンジニア市場価値も合わせて高いものになっています。
Webサイト・アプリの市場が伸び続けることと並行して、バックエンドエンジニアの需要も伸びるといえるでしょう。
今後厳しくなるバックエンドエンジニアの特徴3つ
バックエンドエンジニアは今後も需要があると考えられるため、時代の流れに合わせてスキルを更新していくことが重要です。
では、今後厳しくなるバックエンドエンジニアにはどのような特徴があるのでしょうか?
ここでは、今後厳しくなるバックエンドエンジニアの特徴を3つ紹介します。
- 仕様書に沿ったコーディングしかできないバックエンドエンジニア
- 自分なりに工夫しないバックエンドエンジニア
- 古い技術のスキルしかないバックエンドエンジニア
厳しくなるバックエンドエンジニアの特徴に当てはまっていないか確認しながら読んでみてください。
1.仕様書に沿ったコーディングしかできないバックエンドエンジニア
今後、システム構築においてはクラウドやプラットフォームの登場により、コーディング作業はなくなっていくことが予想されます。
そのため、仕様書に沿ったコーディングしかできないバックエンドエンジニアの今後は厳しくなります。
今後はこれまで以上に単純作業は自動化されていく流れが強まるため、いかに最新技術を使いこなせるかが重要です。
ツールに取って代われるスキルしか持っていないバックエンドエンジニアは、スキルアップをおこなっていきましょう。
2.自分なりに工夫しないバックエンドエンジニア
今後、自分なりに工夫しないバックエンドエンジニアは、言われたことしかできない人材になってしまうため厳しくなります。
自分なりに工夫しないということは、問題や課題を見つけて解決するロジカルシンキングができていない状態です。
物事を分解して本質を正確に捉える能力は、どのエンジニアにも求められるスキルです。
自分で考えて行動できないバックエンドエンジニアは、ツールに取って代わられてしまいます。
ロジカルシンキングはすぐに身につくものではないため、今から鍛えていく必要があります。
3.古い技術のスキルしかないバックエンドエンジニア
バックエンド開発は需要も高く、今後も将来性が見込めますが、開発現場で使用される技術は常に変化しています。
そのため、常に新しいスキルを習得しようとしないバッグエンドエンジニアは今後厳しくなっていくでしょう。
常に新しいものが開発されている現代において、バックエンドエンジニアの担当領域や知識も広範囲になっています。
新しい時代に合わせたスキルがなければ、対応できなくってしまうかもしれません。
古い技術をがあることはマイナスになるわけではないので、時代に乗り遅れないように、常にIT関連にはアンテナを張るようにしておきましょう。
IT業界は変化がはやく、最新の技術を身につけておかなければいけません。
そのためには、バックエンドエンジニアになった後も勉強し続けられるように学習習慣を身につけておきましょう。
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バックエンドエンジニアに必要なスキル3つ
バックエンドエンジニアは、Webサイトの裏側やアプリの中身を構築していくため、幅広いスキルが必要になってきます。
ここではとくにバックエンドエンジニアに重要なスキルを3つ紹介していきます。
- サーバーやデータベース構築スキル
- プログラミング言語のスキル
- 保守運用のスキル
それぞれ下記で詳しくみていきましょう。
1.サーバーやデータベース構築スキル
バックエンドエンジニアは、Webサイトやアプリ開発を進めるためのにサーバーやデータベースを構築しなければいけません。
サーバーとデータベースの役割をWebサイトを例に説明すると、それぞれ以下のようになります。
- サーバー:Webサイトのデータを保管し、アクセスしたユーザーにWebサイトを表示させる
- データベース:Webサイト上で条件を絞り込んだ該当の商品データを表示させる
スムーズにアクセスできるシステムや適切なデータ処理ができるシステムを開発するために、バックエンドエンジニアは欠かせない存在です。
2.プログラミング言語のスキル
バックエンドエンジニアは、プログラミング言語のスキルも必要になります。
バックエンドエンジニアがおもに使用する言語は、以下の5つです。
- PHP
- Java
- Ruby
- Go
- Python
ただし、開発するシステムやプロジェクトによって使用する言語が異なります。
そのため、関わる案件が増えていくほど、学ぶべき言語が増えていきます。
それぞれの言語で特徴は異なりますが、ひとつの言語を身につけておけば、ほかの言語の習得もスムーズです。
基本のプログラミング言語のスキルを覚えながら、その都度必要な言語を身につけていきましょう。
3.保守運用のスキル
保守運用のスキルは、バックエンドエンジニアに必要なスキルです。
サーバーを安定稼働させるためには、具体的に以下のようなスキルが必要になります。
- バグの修正
- 最新の技術に合わせた仕様変更
- 障害が起きたときの調査スキル
また、万が一に備えて、障害が起きた際の連絡のフローも確認しておきましょう。
システムの開発だけでなく、開発後の運用スキルもバックエンドエンジニアには必要になります。
バックエンドエンジニアに今後必要となるスキル3つ
バックエンドエンジニアとして今後も生き残るためには、スキルアップが重要です。
そのためには、今後必要となるスキルを把握しておきましょう。
ここでは、バックエンドエンジニアが今後必要となるスキル3つを紹介していきます。
- フロントエンドのスキル
- クラウドのスキル
- フレームワークのスキル
それでは、バックエンドエンジニアに今後必要となるスキル3つを解説していきます。
1.フロントエンドのスキル
バックエンドエンジニアが今後身につけたいスキルとして、フロントエンドのスキルがあげられます。
なぜなら、バックエンドエンジニアがフロントエンドのスキルを身につけることで、Webサイトやアプリ開発におけるスキルを全て身につけることができるからです。
フロントエンドで身につけたいスキルは、以下の3つです。
- HTML
- CSS
- JavaScript
フロントエンドエンジニアは上記3つのスキルを活用して、Webサイトやアプリのフロントエンド部分を開発します。
バックエンドエンジニアがフロントエンドの知識を知っておくだけでも、スムーズにシステム開発を進められるメリットがあります。
2.クラウドのスキル
これまではサーバーを自社で持つことが普通でしたが、現在はクラウドを利用することが多いです。
そのため、バックエンドエンジニアはクラウドの運用スキルをもっていると重宝されるようになっています。
以下のようなクラウドサービスを利用できるスキルが求められます。
- AWS(Amazon)
- Azure(Microsoft)
- GCP(Google)
代表的なクラウドサービスであるAWSでは、複数の認定資格が用意されているため、スキルを身につけるために取得してみるのもおすすめです。
3.フレームワークのスキル
フレームワークとは、Webアプリやサービス開発でよく使われる雛形のことです。
フレームワークを使うことで、バックエンド開発の効率を上げることができます。
バックエンドでよく使われるフレームワークは、以下の3つです。
- Django(Python)
- Ruby on Rails(Ruby)
- Spring Boot(Java)
フレームワークは数多くありますので、まずは使うことができる言語のフレームワークから身につけていきましょう。
バックエンドエンジニアのスキルを活かした今後のキャリアパス5選
すでにバックエンドエンジニアとして実務経験を持っている方であれば、すでに持っているスキルを活用したキャリアパスを考えるとよいでしょう。
バックエンドエンジニアの技術が活きるキャリアパスは、以下の5つがあります。
- マネジメント職
- フルスタックエンジニア
- ITコンサルタント
- セキュリティエンジニア
- インフラエンジニア
それぞれのキャリアパスを解説していきます。
1.マネジメント職
システム開発において、これまでチームリーダーの経験がある方は、より上の役職であるマネジメント職を目指すのもキャリアパスのひとつです。
企業の規模によってマネジメントする人数は異なりますが、メンバーをまとめるマネジメント力が必要とされる役職です。
バックエンドエンジニアとしてマネジメント職を目指すキャリアパスは、以下のとおりです。
- 開発現場の経験を積む
- 上流工程の経験を積む
- 数人規模のチームでマネジメント経験を積む
マネジメント職になると、複数のプロジェクトを進めていかなければならないので、自分自身のスケジュール管理能力も必要になります。
また、メンバーとのコミュニケーションが多くなるため、コミュニケーションスキルも必須です。
2.フルスタックエンジニア
フルスタックエンジニアは、ひとりでWebサイトやアプリの開発をおこなえるエンジニアです。
フルスタックエンジニアは。フロントエンドからバックエンドまで幅広いスキルと知識を持っています。
バックエンドエンジニアがフルスタックエンジニアを目指すキャリアパスは、以下のとおりです。
- バックエンドエンジニアとして開発経験を積む
- バックエンドだけでなく、フロントエンドの開発にも関わる
- 上流工程に携わる
フルスタックエンジニアになった後はそのまま独立し、開発業務の全てに携わるエンジニアとしてフリーランスになる道もあります。
ひとりでマルチに対応できるスキルや知識があるため、どこにいっても活躍できる人材です。
3.ITコンサルタント
ITコンサルタントは、クライアントから相談された業務課題において、アドバイスやシステムの導入支援を提案します。
これまで経験してきたバックエンド開発のスキルを活かして、クライアントの要望に沿ったシステムの提案ができます。
ITコンサルタントには、エンジニアとして持っているスキルに加えて、以下のスキルが必要です。
- 提案力
- 交渉力
- 問題解決力
ITコンサルタントは、クライアントへの提案や交渉がメインになります。
そのため、ITコンサルタントは、よりビジネスサイトで活躍したいと考えるバックエンドエンジニアにとってよいキャリアパスとなるでしょう。
4.セキュリティエンジニア
セキュリティエンジニアは、情報セキュリティを専門にしているエンジニアです。
バックエンドエンジニアは、開発業務の中でセキュリティにも関わるため、キャリアアップとしてイメージしやすい職種です。
セキュリティエンジニアにキャリアアップするなら、普段バックエンドエンジニアとして関わっている知識に加えて、以下の知識やスキルを身につけましょう。
- ネットワークインフラセキュリティ
- アプリケーションセキュリティ
- 情報セキュリティマネジメント
バックエンドエンジニアとして経験を積んでおくことで、スムーズにセキュリティエンジニアへキャリアアップできます。
5.インフラエンジニア
インフラエンジニアは、バックエンドエンジニアと業務での共通点の多いエンジニアです。
そのため、バックエンドエンジニアで得たスキルを活かしたキャリアアップが可能です。
インフラエンジニアを目指すために必要なスキルを紹介します。
- ITインフラの知識とスキル
- 設計書作成スキル
- 障害対応スキル
- 仮想化、クラウド化のスキル
プログラミングスキルとインフラエンジニアのスキルを併せ持つエンジニアは貴重です。
専門性の高いスキルを掛け合わせることで、ほかのエンジニアとの差別化がはかれます。
Webエンジニアのキャリアパス13選|将来性のある人材になるためにやるべきことを解説まとめ:バックエンドエンジニアの今後は明るい
バックエンドエンジニアは、幅広いスキルと経験が求められるため、今後も需要の高い職種といえます。
バックエンドエンジニアも今後を見据えて、どうやっていくかを具体的にイメージして業務に取り組んでいきましょう。
以下、この記事のまとめです。
- バックエンドエンジニアは今後も需要が高い
- バックエンドエンジニアとして今後も活躍するにはプラスアルファのスキルが必要
- バックエンドエンジニアのスキルや経験は今後のキャリアパスにもつながる
今後のことも見据えて新たなキャリアアップを考えていきましょう。