CADとは?CADの種類やおすすめソフトウェア5選も紹介
「CADってなんだろう?」
「CADの種類は色々あるけど、どう違うのだろう」
と、思うことはありませんか?
CADはさまざまな業界で役立っているシステムソフトのことです。
では、CADにはどんな役割やメリットがあるのでしょうか?
そこで今回は、
- CADの基礎知識
- 人気のCADソフトウェア
- どんな業界で役立っているのか
について解説してきます。
この記事を読めば、CADの重要性を理解することができます。
ぜひ最後まで読んでみてください。
CADとは設計図を容易に作成できるソフトウェア
まずは、そのCADの基礎知識と特徴から解説していきます。
- CADとは
- CADの特徴
CADを使用すればさまざまななメリットが発生します。
設計図を作成する業種なら、CADを取り入れることがおすすめです。
それぞれ解説していきます。
1.CADとは
CADとは、Computer-Aided Designの略で、設計者(利用者)をコンピューターが支援するシステム、アプリです。
効率的に正確な設計図面を作成するために利用され、生産性を向上させます。
具体的には、以下を目的として使用されています。
- 作業の効率化
- 製図品質の統一化
- 図面修正作業の効率化
- 設計データの応用
CADのはその業界に特化した「専用CAD」があり、さまざまな現場で使用されています。
2.CADの特徴
CADの特徴は、操作や管理が簡単なところです。
具体的には、以下のような特徴があります。
- Web上でデータの共有ができる
- 製図や修正が簡単
- 手書きよりも時間を短縮できる
すべてソフトウェアならではのメリットになります。
以前は手書きで設計図を作っていましたが、ソフトウェアを使用することによって、大幅に時間短縮できるようになりました。
また、クライアントとのデータ共有もおこなえるので、お互いのイメージの方向性を統一することが簡単です。
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2DCADと3DCAD違い
CADは、データの表現の方法によって2つに分けられます。
- 2DCAD
- 3DCAD
それぞれの違いを抑え、目的にあったソフトウェアを選択しましょう。
1.2DCAD
2DCADとは、2次元で製品の製図をする表現の方法です。
平面的な図となっており、奥行きなどの立体感が少し分かりずらくなります。
そのため建物など、全方向からの設計を確認する必要がある場合には向いていません。
2DCADで表現するには、空間を把握できる能力が必要になります。
2.3DCADとは
3DCADは、立体的な描写となっており、奥行きや背景などを分かりやすく表現することが可能です。
2DCADのような平面図では表現できない箇所も、3DCADでは可能になります。
しかし、3DCADには、無料のソフトウェアはあまりありません。
また、3DCADはスペックの高いPCを使用する必要性があるので、2DCADよりも初期投資がかかってしまいます。
CADと混同してしまう「CAM」と「CAE」との違いを解説
CADとされやすい、「CAM」と「CAE」について解説していきます。
- CAMとは
- CAEとは
どちらもCADと繋がりのあるシステムなので、一緒に覚えて置きましょう。
1.CAMとは
CAMとは、CADで作成された設計図をもとに加工データをつくるシステムです。
具体的には設計図をもとに「製造するため加工手順」を機械に伝えるためのソフトのことをいいます。
2DCADなのか3DCADによって、CAMも「2DCAM」か「3DCAM」を選択する必要があります。
2.CAEとは
CAEとは「Computer Aided Engineering」の略で、コンピューター上で、開発の初期段階から製品の設計や製造など事前検討をおこなうシステムです。
以下がCAEを行うメリットになります。
- 時間短縮
- コストカット
- 再現が難しい環境での結果を得る
- 環境に優しい
CAEを導入することによって、設計段階で「製品に問題がないか」シュミレーションをおこなうことが可能になります。
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人気のCADソフトウェア5選
人気のCADソフトウェアを紹介します。
- OnShapeOnShape
- FreeCADFreeCAD
- TrimbleSketchUp Free
- SiemensSolid Edge 2D Drafting
- DesignsparkDesignspark Mechanical
それぞれ、ソフトウェアには違った特徴があるのでしっかり比較をおこないましょう。
それぞれのソフトウェアを紹介していきます。
1.OnShape
OnShapeは、さまざまなメリットを持ったオンラインクラウド3DCADソフトです。
オンラインクラウド3DCADソフトは、データの共有が容易で作業をおこないやすい特徴があります。
OnShapeの具体的な特徴は、以下になります。
- セキュリティ管理の徹底
- 分析、レポート機能
- データ管理
データを共有するとなると、セキュリティ面が心配ですがしっかり管理してくれます。
つまり、大勢の人間がリモートワークで同時にリアルタイムで仕事をするのに最適です。
2.FreeCAD
FreeCADは、大変人気のあるソフトです。
理由としては、高額な有償ソフトに比べ遜色のない機能性を兼ね備えているかです。
また、基本的な製図やデザインに加え、製造プログラミングなどの作業もできます。
非商用目的の使用であれば1年間使うことができ、教育目的の使用であれば3年間も無料で使えます。
これからCADソフトの導入を考えている方、またこれから操作を学びたいという方、ソフトの無料期間を活用してみてください。
3.SketchUp
SketchUpは、Webベースのため、オンラインさえあれば3Dをどこからでも設計することが可能となります。
ソフトウェアを機器上にダウンロードする形だと、場合によっては場所・使用機器が限られることがありますが、SketchUpはインターネット接続さえあれば場所を選ぶことなく使用できます。
また、アプリもあるので、モバイルデバイスでも使用できるのが利点となります。
4.Solid Edge 2D Drafting
Solid Edge 2D Draftingは毎年無料のバージョンアップ版を使用できるうえに、学習ツールもあるので、CAD初挑戦の方でも使用できます。
また、保証期間もあるため、安全して使用可能です。
また、操作が簡単で、初心者にもわかりやすい直感的な操作で使用できます。
5.Designspark Mechanical
Designspark Mechanicalは、無料で3DCADを使用できます。
Designspark Mechanicalの特徴として、以下のようなものがあげられます。
- プリント基板CADと連携
- 部品ライブラリの提供
- 部品速やかな手配
- 製造図面の手配
- CAM用ファイルの出力
- 電気図面との連
各種のサービスと連携しているため、スムーズに製図をおこなうことができます。
また、3DCADの無料ソフトは珍しくもあり、十分な機能が搭載されていることがおすすめの理由です。
CADのソフトウェアの選び方で注意すべき点
CADのソフトウェアは目的に応じて選ぶようにしましょう。
選ぶときに注意すべき点は、以下の5つです。
- タイプ
- 機能
- サポート体制
- 費用
- 対応OS
機能性の高さを求めて、あまり難易度の高いソフトウェアを選ぶと設計がスムーズにできないこともあります。
もしソフトウェアを使いこなせる人がいないなら、無料の操作が簡単であるものから使用してみましょう。
また、操作に行き詰まったときのためにも、サポート体制がしっかりしているかは重要になります。
CADが活用されている5つの業界を紹介
CADを使用することで、さまざまな業界は時間やコスト削減に成功しています。
- 建設業界
- 家具・インテリア業界
- 土木業界
- 機械業界
- アパレル業界
どんな業種で活躍しているのかを紹介していきます。
1.建設業界
建築業界でCADは、建築物の図面や設計を描画するために活用されています。
理由としては、CADは修正が簡単で、設計した人による大きな違いがなく、作成した図面などの共有が楽という機能があるからです。
また、図面の修正が紙なときはやり直しが大変で、紙が図面な時はかいた人によって書き方やフォーマットがバラバラになります。
建設業界では多くの人で、一つのものを作り上げていくため、全体のイメージ共有が大事です。
そんなときCADを使えば、データで統一された図面の共有ができるのです。
2.家具・インテリア業界
CADは家具・インテリア業界でも活用されています。
活用シーンとしては、インテリアコーディネーターや、インテリアデザイナーが設計したものを図面に起こすために使われています。
CADが登場する前は、手書きによるものでしたが、簡単にデータの修正が可能になり、データの共有や管理が簡単になりました。
3.土木業界
土木エンジニアがあつかうCADは、公共施設の工事や整備をする仕事に活用されています。
土木CADとは、設計業務にて使用するソフトのことです。
設計者の指示をもらい、エンジニアが図面を作成、修正をしたりすることに使用されています。
具体的に以下の作業で活用されています。
- 一般道路工事
- 高速道路工事
- 土木図面の作図
- 図面の修正作業
- 事務作業
CADを扱うことができれば、女性でも土木の業界で活躍することができます。
4.機械業界
機械業界でのCADは、機械設計用に特化されています。
図面に用いられている記号や部品のデータ、加工用データを自動的に生成する機能を有しています。
例えば、
- 航空機
- 自動車
- 家電製品
などの設計に携わる業務や、工作機械を利用する製造企業で使用されます。
5.アパレル業界
建築や機械系と同じくアパレルでも、服のデザイン設計をCADでおこない洋服を作り上げます。
なので、アパレル業界でも活用することで作業の効率化が進んでいます。
具体的には、デザイナーが作成したデザインをパターンという型紙におこす作業工程があります。
その工程をCADを利用することにより、データとして残ることは簡単に情報を保存、複製、移動させることができるのです。
CADオペレーターについて4つの項目で解説
CADを使用して業務をおこなう、「CADオペレーター」という職種があります。
- 仕事内容
- 必要なスキル
- 未経験からでも可能なのか
- 今後の需要について
上記4項目について解説していくので、CADオペレーターについての理解を深めていきましょう。
それぞれの項目を解説していきます。
1.仕事内容
CADオペレーターの仕事内容は、CADを使用して製図をおこなうことです。
CADオペレーターは、建築や製造だけでなく、インテリア業界でも必要とされています。
なぜなら、製図はものづくりの過程で重要であるからです。
CADオペレーターを目指すのであれば、CADを使用する業界は多くあるので、自分がどんな業界で製図をおこないたいのかを明確にしておきましょう。
2.必要なスキル
CADオペレーターに必要なスキルは、以下の3つです。
- パソコンの基本的なスキル
- CADソフトを使用できるスキル
- 業界知識
CADがあつかえるスキルに加えて、業界の知識がもとめられます。
また、CADオペレーターには必要な資格はありませんが、CAD利用技術者試験の資格があることで転職や就職に有利になります。
3.未経験からでも可能なのか
CADオペレーターは技術職です。
その為、「経験がないと転職は難しそう」と考える方も多いですが、CADオペレーターは未経験でも可能な仕事です。
以下が、未経験者でも働く事ができる理由です。
- 人手不足
- 年齢が関係ない
- 独学でも学ぶことができる
CADオペレーターの仕事は、本や動画で独学することが可能であり、実務をとおしてスキルをつけていくことが可能です。
なので、未経験でもCADオペレーターとして働くことができます。
未経験でIT業界に転職する4つの方法を解説!成功の秘訣やおすすめの職種も紹介4.今後の需要について
CADオペレーターの将来性は明るいといえます。
なぜかというと、日本社会がこれからもものづくり社会であるならば、設計やデザインの需要はなくならず、それはAIで代用できるものではないからです。
例えば、設計者や依頼人の意向を汲み取って繊細な創造や提案が可能であれば、CAD作業しかできない人材が不要となったとしても、コンサル力という付加価値をもつ人材として生き残れますよ。
つまり、CADオペレーターはこれからも必要とされる職種なのです。
まとめ:CADはさまざまな業界の効率化を実現している
本記事では、CADについて解説しました。
- CADは製図するためのソフトウェア
- 建築業界のみならず、さまざまな業界で使用されている
- 目的に応じたソフトウェアを選択する
製図で時間が取られていたり、社内でうまくイメージの共有ができない場合はぜひCADを取り入れることをおすすめします。
無料ソフトウェアでも十分に活用できるので、まず試してみましょう。