ITリテラシーを高めるテスト5選|ITリテラシーを身につけるメリットも紹介
「自分のITリテラシーのレベル感を知りたい」
「ITリテラシーはどうやって高めるのだろうか」
と思うことはありませんか?
ITリテラシーは高いほうが良いと耳にします。
しかし、どのようにして自分のITリテラシーを知ることができるのでしょうか?
そこで今回は、
- ITリテラシーの基礎知識
- ITリテラシーを知る・高めるための試験
- ITリテラシーを高める方法
について解説していきます。
この記事を読めば、ITリテラシーを身につけるメリットを知ることができます。
ぜひ最後まで読んでみてください。
ITリテラシーとはIT技術を使いこなせる能力
ITリテラシーとは、IT技術に関して理解したり操作したりする能力のことです。
つまり、ITについての知識を持っている、実際に使った経験がある人はITリテラシーがある人と言えます。
例えば、「コピー&ペースト」という言葉を知っているかどうか、また実際にしたことがあるかどうかで理解できるかどうかが決まる、これがITリテラシーです。
また、具体的にIT技術とは、以下のことです。
- 通信
- ネットワーク
- セキュリティ
近年では、急速にデジタル化が進み、このようなIT技術が多くの企業に取り入れられるようになりました。
そのため、どんなビジネスパーソンでも最低限のITリテラシーは必要となってきています。
もしも、ITリテラシーが低いといろいろなビジネスにおいて会社に多大な損失を招きかねません。
そのような事態を未然に防ぐために、ITリテラシーは高めておく必要があります。
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ITリテラシーは3つに細分化できる
ITリテラシーは3つに細分化することができます。
- 情報基礎リテラシー
- コンピュータリテラシー
- ネットリテラシー
これらの能力は重なる要素もありますが、それぞれ詳しく解説していきます。
1.情報基礎リテラシー
情報リテラシーは情報を正しく読解する能力です。
具体的には、情報を集めて自分の中で噛み砕き、アウトプットすることをさします。
例えば、Aという情報を知りたいとき、現代ではインターネットで検索をすればすぐに調べることができます。
しかし、その検索結果が常に正しいとは限りません。
他のWebページや、本、雑誌などさまざまな情報を収集し、自分で正確な情報を導き出す力が情報リテラシー力だといえます。
2.コンピュータリテラシー
コンピュータリテラシーとはパソコンを操作する能力です。
得た情報を自分で噛み砕き、コンピュータを用いて表現することを言います。
具体的に、コンピュータのアプリケーションを用いた表現とは、
- Officeソフト
- イラストツール
これらで使用して表現をすることです。
例えば、現在多くの営業(などの会社員)は、コンピュータを用いてお客様へ提出する資料を作成しています。
要するに情報を集め、分析し、コンピュータのツールを使って自分なりの表現をするコンピュータリテラシー力が求められています。
3.ネットリテラシー
ネットリテラシーとは、ネットワーク・セキュリティに関する知識を理解する能力です。
具体的には、下記のようなことをいいます。
- インターネット上に溢れている情報の真偽を冷静に判断すること
- インターネットの利点と脅威を理解した上で、節度をもって発信すること
例えば、SNSを見ていた時に噂話を目にした際は、情報を鵜呑みにせず自分で真相を確かめなければなりません。
その結果を踏まえて、発信する必要があります。
そして、どこでどのような形で発信するか(自分のSNSで発信する/相手のSNSへ返信するなどを含む)をしっかりと考え、内容も吟味した上で発信することが、ネットリテラシー力といえます。
ITリテラシーを高める試験5選
自分自習のITリテラシーのレベルを確かめたい、または高めたいという方におすすめの試験を紹介します。
- P検5級
- ITパスポート試験
- 情報セキュリティマネジメント試験
- IC3
- 情報検定(J検定)
それぞれ解説していきます。
1.P検5級
P検5級とは、初心者でもできる無料のパソコン検定で、ICTプロフィシエンシー検定試験の略称です。
パソコンの基本的な知識を学ぶにはうってつけの試験です。
具体的には
- コンピュータ知識
- 情報通信ネットワーク
- 情報モラルと情報セキュリティ
これらから各10問、計30問が出題されます。
毎回問題が変わり無料で何度でも受けられるので、繰り返し受講することでパソコンの知識がつきます。
2.ITパスポート試験
ITパスポートとは、情報分野における初級の国家試験です。
情報処理技術者試験の一環で行われるもので、情報分野の専門家でなくても仕事をする上で身につけておくべき情報分野の知識があつかわれています。
具体的には、
- ハードウェアからソフトウェアまで幅広い分野における言葉の理解
- ITの仕事では必ず必要になるプロジェクトマネジメントの知識
これらが問われる試験になっています。
要するに、ビジネスに最低限必要な知識があるかのテストです。
3.情報セキュリティマネジメント試験
情報セキュリティマネジメント試験は、IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)が行う、国家資格の1つで、IITを安全に活用していくために、正しい知識を身につけてもらうための試験です。
具体的には、ITはとても便利なものであると同時に、脅威にもなるということを理解し、楽観視して使うでもなく、敬遠するでもなく、適切に使っていくことを目指します。
- どのようなルールを決める必要があるのか
- どのようなことに注意してIT技術を使うのか
このようにネットでおこりる危険を未然に防ぐ方法や、何か起きた時にどのような行動を取る必要があるかと、適切な知識を得るための試験です。
4.IC3
IC3とは世界78ヵ国で実施している、パソコン、インターネットの基礎知識を持っていることを証明するための世界的に認知された民間資格です。
パソコンを駆使するIT業務以外でも十分役立つ資格です。
具体的には、パソコンの基礎知識はもちろんのこと
- ワープロソフト
- 表計算ソフト
- ネット環境での操作法
上記に関しても知識を身に付けることができる、現代社会で生活する上で役立つ資格です。
また、IC3の資格を取得し、IT系の上位の資格を取得するステップとしてもおすすめです。
5.情報検定(J検定)
情報検定(J検定)とは、文部科学省が後援する情報技術分野に関する検定のことです。
学生向けのレベルの3級から用意されており、1級までの試験だけではなく、情報デザイン試験などの上級編が別途用意されています。
試験の難易度は、以下のようになっています。
- 3級・2級:自身のITリテラシーを高めるための知識や情報化社会の流れを理解するための基礎的な知識
- 1級:実践的に社会の中で活かしていくために必要なこと
それぞれのレベルで上記の内容を身につけることができます。
急成長中のIT業界の中でも、「ITエンジニア」はとても需要が高いです。
皆様の中には、「ITエンジニア」を目指すことを視野に入れている方も多いのではないでしょうか。
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「今の働き方に不満はあるけど、日々の業務が忙しくてゆっくり考える時間がない…」
そんな悩みを持つ方に向けて【DMM WEBCAMP】では無料のキャリア相談を実施しています。
ビデオ通話で相談をすることができるため、仕事で忙しい方でもスキマ時間に気軽にカウンセリングを受けることも可能です!
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ITリテラシーを高める本2選を紹介
ITリテラシーを高めるためにおすすめの本を2冊紹介します。
- 基礎からわかる情報リテラシー
- イラスト図解式この一冊で全部分わかるWeb技術の基本
どちらも、基礎からITリテラシーを学ぶことが可能なので、ぜひ参考にしてみてください。
1.基礎からわかる情報リテラシー
「基礎からわかる情報リテラシー」は、奥村晴彦と森本尚之によるコンピューター関連の汎用的な知識をまとめた本です。
2007年に初版が出版され、2020年には改訂4版が出るベストセラー。
具体的には変化の激しいIT分野において、改訂され続けるのは基礎となる知識を取りあつかっているからです。
またこの本は、基礎知識をあつかいつつも改訂時に最新の社会傾向を反映して書かれているので、日々進化するIT技術の知識を習得することができます。
2.イラスト図解式この一冊で全部分わかるWeb技術の基本
Web関連の基礎知識を広く浅く、図解を用いて初心者でも理解できるように丁寧に記載されています。
具体的には以下のような特徴があります。
- 知識がない人もWebの全体像がわかる
- よく使われる用語の意味がわかる
- IT技術の仕組みがスムーズにまかる
用語の解説だけではなく、実務的な知識が豊富なので業務に活かすことできます。
つまり、知識と技術をバランス良く身に付けたい方におすすめの一冊です。
ITリテラシー身につける3つのメリット
ITリテラシーは、これからのビジネスパーソンに求められる基礎スキルです。
知識を身につけると、下記のようなメリットがあります。
- コンピュータを効率良く操作できる
- 正確な情報を判断できる
- ネット炎上を未然に防止できる
それぞれ解説していきます。
1.コンピュータを効率良く操作できる
ITリテラシーを高めれば、コンピュータを効率良く操作することができます。
具体的には社内で最新のIT技術を取り入れたときでも、スムーズに操作ができるということです。
もしも、新しくIT技術を取り入れたのに、それを操作できる人いないなら、コストの無駄になり、導入した意味もなくなってしまいます。
日々進化するIT技術の対応する力を身に付けて、社内の生産性を高めていきましょう。
2.正確な情報を判断できる
ITリテラシーを身につけることは、正確な情報を判断できるようになるというメリットがあります。
なぜなら、ITリテラシーと必要な情報を探し出し、その情報が正しい情報かどうかを見抜く能力だからです。
例えば、インターネット上ではデマと呼ばれる嘘の情報もたくさんあります。
そんなときにITリテラシーがあれば、情報の根拠を調べることによって、その情報が誤っているかどうかを判断できます。
3.ネット炎上を未然に防止できる
ITリテラシーが高いことで、ネット炎上を未然に防止することができます。
なぜなら、ネットの危険性を理解することができているからです。
ネットを使用する人のなかには、危険性を理解しておらず、SNSサイトに不適切な情報や、秘密情報を載せてしまい企業ブランドの価値を下げてしまう場合もあります。
それらを未然に防ぐためにも、ITリテラシーを高めてネットの危険性や正しい利用方法を理解する必要があります。
ITリテラシーとは?高めるメリットと今からすべきことをわかりやすく解説ITリテラシー低いことで起きる3つのデメリット
ITリテラシーが低いままだと、さまざまなデメリットが発生します。
- 企業の情報を漏らす可能性
- 詐欺被害に合う可能性がある
- 仕事の効率が悪くなる
このようなデメリット起こさないように、ITリテラシーが低いと感じた方はすぐに改善に取り組みましょう。
1.企業の情報を漏らす
ITリテラシーが低いことでのデメリットとして、企業の情報を漏らす可能性があげられます。
なぜなら、ネットの正しい情報と誤った情報を選別することができずに
- フェイクニュースに惑わされる
- 詐欺被害にあう
- 個人情報の流出
などのトラブルが発生します。
それにより普段使用しているメールやSNSから企業の機密情報が漏れる危険性があるからです。
具体的には、インターネットやSNSで公開してもいい情報の良し悪しが判断できず意図せず個人や第三者の情報漏洩をしてしまいトラブルを起こす可能性があります。
インターネットを利用するときは、不特定多数が画面の向こう側にいるということを常に意識して利用することが大切です。
2.詐欺被害に合う可能性がある
ITリテラシーが低いと、詐欺被害に合う可能性が高くなります。
なぜなら、情報弱者となってしまい一般生活だけではなくビジネスの世界でも不利益を受けることがあるからです。
また一般生活では嘘の情報に振り回されたり、自分が嘘の情報を流してしまったりしますし、フィッシング詐欺にかかることもあります。
近年の詐欺者たちは、巧みな手を使ってさまざまな詐欺をおこなっています。
3.仕事の効率が悪くなる
ITリテラシーを高めなければ、仕事の効率が悪くなり、組織に所属している場合は生産性を下げることになります。
なぜなら、IT機器の活用スキルが低い或いは十分に使いこなせないので、て必要な情報の収集能力が劣るからです。
具体的には
- 疑問点を自分で検索できない
- 必要なデータファイルがどこにあるのかわからない
- 取引先とのメールや、顧客管理データを見つけられない
- ネットから正しい情報をえることができない
上記で記載したようなことがひとつでも当てはまると、仕事の効率が悪くなります。
自分ばかりではなく、周りにも迷惑をかけてしまうので、IT技術としっかり向き合いましょう。
リテラシーを高めるために社内でおこなうべき3 つのこと
特にITリテラシーが低いのは、IT技術をいままで使用してこなかった上司や、年齢が上の世代の社員の方たちに多くみられます。
社内でIT技術に関する知識の差をなくすためにも、下記項目に取り組んでいきましょう。
- 社内研修の実施
- マニュアルの作成
- 資格習得のサポート
それぞれ解説していきます。
1.社内研修の実施
まずは、社内で一環して「IT技術に関する社内教育」を実施しましょう。
なぜなら
- 社員のIT理解力・活用力には個々人でバラツキがある
- 社員の向上心・モチベーションも違う
このように、社内でIT技術に対する意識がことなるからです。
そのためには、社内研修を通じて社員全員を一定の水準まで持ち上げることが必要です。
つまり、まずは社員教育を実施することで、ITを介して個々の業務効率化を推進し、ひいては、社内全体の効率化に繋げることができます。
2.マニュアル作成
ITリテラシーを高める方法しては、社内でマニュアルの作成をすることが重要です。
なぜかというとマニュアルがあることで、社内で教育が終わったあとも、疑問があれば見直したり、復習することが可能だからです。
また、間違った知識を身につけてしまう可能性が低くなります。
つまり、IT部門の社員だけではなく
- 経営者
- 管理者
- 一般社員向け
これら、各部署に向けたマニュアルを作成しておくことが大事です。
要するに研修をする時や、理解度テストをする時などにもマニュアルは必要不可欠なのです。
3.資格習得のサポート
社内のITリテラシーを高めるには、会社側がサポートをしてあげることが大切です。
具体的な資格習得のサポート内容としては、
- 受験費用
- 教材費の負担
- 合格した場合の報奨金の支給
などがあげられます。
また、初学者でも勉強しやすい資格としてはITパスポートやP検がおすすめです。
サポートにより社員のモチベーションを維持することで資格習得し、社内のIT人材を増やし、ITリテラシーを向上させましょう。
子供向けのITリテラシーテスト2選
近年では、小学校でもIT技術を学ぶための授業があります。
なぜならその知識がなければ、ネット犯罪に巻き込まれてしまう危険性があるからです。
そこで、ここではこども向けのITリテラシーを紹介します。
- 情報通信白書 for Kids
- ネットスキル診断 | KDDI株式会社
ぜひお子様と試してみてください。
1.情報通信白書 for Kids
「情報通信白書 for Kids」は総務省が提供している、小学生向けに情報通信技術について解説したサイトです。
インターネットの使い方や注意事項を分かり易く解説しているサイトで、児童だけでなく万人に向けても有用なサイトといえます。
インターネットおよびそこに付随する様々なツール(SNSなど)は、今や誰でも使える時代になりました。
しかし「使える」と「理解している」は異なります。インターネットは便利であるが故に危険を孕んでおり、特に児童はその危険に晒されがちです。
このサイトを使えば、児童および彼らを保護する大人も、インターネットについて正しい知識を身につけることができます。
2.ネットスキル診断 | KDDI株式会社
KDDI株式会社が提供する「ネットスキル診断」は小学校四年生から高校三年生まで向けに作成された診断サービスです。
インターネットやSNSを使用するにあたり
- やってはいけないこと
- 気をつけるべきこと
これらを設問形式でわかりやすく学ぶことができます。
子供にスマホやパソコンを買い与える場合、機器の使い方と別にインターネットやSNSを使用する際のルールや注意事項を説明してあげる必要があります。
ルールを破ってしまうと最悪法律違反になる可能性や、危険なサイトに接続してトラブルに巻き込まれる可能性があるからです。
この「ネットスキル診断」を使用すれば、それらのことを非常に分かり易く学ぶことができます。
まとめ:ITリテラシーが低いといろんなデメリットがある
本記事ではITリテラシーについての基礎知識や、おすすめの試験を紹介しました。
- ITリテラシーとはIT技術に関する能力のこと
- ITリテラシーが低いと、仕事の効率が下がる
- 子供でもITリテラシーを高めておく必要がある
ITリテラシーを基礎から高めておくことで、これからの新しいIT技術にも対応することが可能です。
反対に能力が低いままでいると、どんどん社内や周りの人についていけなくなってしまうので、「ITリテラシーが低いな」と感じた人は、すぐに改善に取り組みましょう。