アプリケーション開発を徹底解説|目的別のプログラミング言語や開発手順も紹介
「アプリケーション開発ができるようになりたい」
「必要なプログラミング言語ってなんだろう」
と、思うことはありませんか?
わたしたちは普段何気なく、スマートフォンやWebでアプリを使用しています。
この無数にあるアプリは、どのようにして開発されているのでしょうか。
そこで今回は
- アプリケーションの種類
- アプリケーション開発に必要なプログラミング言語
- 未経験からで、アプリケーション開発は可能なのか
について解説していきます。
この記事を読めば、アプリケーション開発の基礎知識から学習方法まで知ることができます。
ぜひ最後まで読んでみてください。
アプリケーションの3種類を解説
アプリケーションと一口に言っても、アプリケーションには種類があります。
- Webアプリ
- ネイティブアプリ
- ハイブリッドアプリ
自分が学びたいアプリケーションの種類を明確にしておきましょう。
それぞれ解説していきます。
1.Webアプリ
Webアプリとは、簡単にいうと、Web上で操作するアプリケーションのことです。
具体的にはWeb上操作できるので、下記のようなことが可能になります。
- さまざまな情報を一斉に共有
- 一度に沢山の人とのやり取りを可能
これらの代表者的なものにTwitterがあります。
つまり、Webアプリが複数の人とのやり取りを可能とするのは、インターネットを使ってネットワークを多くの人や端末と結び合わせて、操作するからです。
最近のSNSはWebアプリに当たります。
2.ネイティブアプリ
ネイティブアプリとは、スマートフォンやタブレット端末にアプリケーションストアからインストールして使うアプリのことをさします。
Webブラウザ上で使われるWebアプリと比較すると、ネイティブアプリには多くのメリットがあります。
具体的には、ネイティブアプリは特定のプラットフォーム専用に開発されているので
- その端末の機能(カメラやGPS、OS機能など)を最大限に活用可能
- 端末に1度アプリをダウンロードをしてまえばオフラインでアプリを使うことが可能
- 端末で直接アプリを起動させてるのでWebアプリよりも起動が高速
このように、一度インストールしてしまえば、ストレスなく操作できることがネイティブアプリのメリットです。
3.ハイブリッドアプリ
ハイブリッドアプリとは、iOSやAndroidのアプリのうちWebサイトを作成する技術を利用して作成されたもののことを言います。
Webアプリの技術を利用するものの、動作にはWeb技術だけではなくOSに搭載された機能を使用するのでハイブリッドと言われています。
具体的には、以下のような技術を組み合わせたiOSやAndroidアプリをさします。
- HTML5
- CSS
- JavaScript
- スマートフォンに搭載されているGPS機能
- スマートフォンに搭載されているカメラ機能
アプリに関する新たな言語の習得せずに開発できるため、人材コストや教育コストを削減できます。
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Webアプリ開発に使用されるプログラミング言語5つ
アプリケーション開発には、開発したいアプリの種類によって必要となる言語がことなります。
Webアプリには、下記の項目のプログラミング言語が必要です。
- Java
- JavaScript
- Ruby
- Python
- Go言語
それぞれ解説していきます。
1.Java
Javaは「オブジェクト指向」と呼ばれる言語であり、他のプログラミング言語に比べると難易度が高い言語です。
しかし、人気もあるプログラミング言語あります。
なぜなら、Javaは言語として学習難易度が高いのですが
- 高性能
- 日本語の参考記事や書籍が多い
- 活用できる幅が広い
ということもあり仕事に直結しやすいためです。
つまりJavaを習得していれば、アプリケーション開発の幅を広げることができます。
2.JavaScript
JavaScriptはwebページを動かせるプログラミング言語であり、Web上でのイベント処理もおこなえ、Webサイト・Webアプリ・Webゲームなどを作成できます。
具体的には
- 画面拡大・縮小
- スライドショー
など、このような単体の画面でサイトの魅力を十分に伝えることができます。
他の知識を必要とせず、JavaScriptだけでWebアプリが作成できるところが魅力です。
また、JavaとJavaScriptは名前が似ているため、混乱しやすいですがそれぞれ意味が異なるのでしっかり区別ができるようにしておきましょう。
3.Ruby
Rubyはコードが非常に簡単であるため、プログラミング未経験の方にもおすすめです。
具体的には、Rubyは「Ruby on Rails」という人気のフレームワークのベース言語です。
- ショピングサイト
- ブログ記事サイト
- SNSサイト
など、Ruby on Railsを使用すれば、このようなWebサイトを構築することが可能です。
4.Python
Pythonはモジュール(特定の機能を持ち合わせた構成要素)が豊富であり、今注目を集めてるプログラミング言語です。
なぜなら、実際にWebアプリケーション開発に使われる際に画像の読み込みや音声認識などの、さまざまな機能を要しているからです。
具体的に、Pythonを使ったWebアプリケーションを作りたい時はWebフレームワークを使う方法があります。
例えば、フレームワークを使用して、
- You Tube
- Dropbox
など、身近なアプリケーション開発に利用されいます。
5.Go言語
Go言語とはGoogleが開発したプログラミング言語であり、シンプルでありながら高速で処理をおこなえます。
Webアプリの開発におすすめの理由は、マルチプラットフォーム対応のため、対応OSを選ばずに動作が可能であるからです。
また「誰が読んでも理解できるプログラムを書きやすい」という特徴があり、複数人でひとつのアプリケーションを開発するときにおすすめな言語です。
ネイティブアプリに使用されるプログラミング言語4つを解説
ネイティブアプリの開発に必要なプログラミング言語を解説します。
- C言語
- C++
- C#
- Visual Basic
それぞれ開発したいアプリや、自分の目的にあわせて言語を習得してください。
1.C言語
C言語は凡庸性の高いプログラミング言語です。
なぜならC言語にはメモリ領域の管理や、その他さまざまなハードウェアとの関係があり、使い勝手の良さがあるからです。
具体的には、
- OSの開発
- 組み込みソフト
- ソフトウェア
このように、さまざまな分野で活用されています。
しかし、C言語は専門的な知識が必要となるため、他のプログラミング言語と比較して習得が難しいです。
とはいえ、難しからこそ習得することができれば、他のプログラミングにも応用することができるので、習得するべき言語でもあります。
2.C++
C++は、C言語の機能を拡張した言語です。
C言語は基幹システムの開発ができる言語でしたが、C++は、スマホアプリや、業務管理システムなどを開発することができます。
具体的な特徴としては、下記の項目があげられます。
- C言語を機能拡張した言語
- 処理速度が速い
- 多様なバージョンがある
また最近では人間の行動をロボットに学習させるような、ロボット業界の最先端な技術にも活用されています。
3.C#
C#は、Microsoft社がC やC++などから派生して作った言語です。
人気はありますがコンパイラ言語であり、複雑であるため初心者には難しい言語です。
なぜなら、C#は文法が多いからです。
そのかわりできることが多く、
- アプリ開発
- VR
- 機会学習
これらの開発もできます。
言語はシンプルでありますが、その分自由度の高いプログラミングを組むことができるため、基礎からしっかりと知識を習得しておく必要があります。
4.Visual Basic
Visual Basicも、Microsoftが自社のソフトウェア製品向けに開発したプログラミング言語および開発、実行環境のことをさします。
具体的には、
- グラフィックやマウスの操作を多用
- シンプルにこだわられた文法
このような特徴があるため、プログラミング初心者でも簡単に使用しやすい言語と言われており、ネイティブアプリに使用されています。
しかし反対に、簡単な操作方法のみでの開発がメインなので、高度な技術が求められる開発には向いていません。
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スマホアプリ開発に必要な言語を対応OSごとに紹介
ここでは、スマートフォンアプリにおすすめのプログラミング言語を紹介します。
- iOSアプリは「Swift」
- Androidアプリは「Java」
- 両方に対応するアプリは「Unity C#」
対応OSによって必要なプログラミング言語はことなります。
なので、上記3つのプログラミング言語の中でUnity C#はどちらも対応しているのでおすすめです。
1.iOSアプリは「Swift」
SwiftはApple社が開発したプログラミング言語です。
iOSやMacOS向けのアプリ開発可能でオープンソース化されており、なおかつMacと開発環境があれば気軽に取り組むことが可能です。
具体的な特徴として、Swiftは安定性が高く不具合などのトラブルが起こりにくいことです。
また、コードがシンプルで初心者にも挑戦しやすい、リアルタイムで動作確認が可能な点もあげられます。
2.Androidアプリは「Java」
Javaは昔からあるプログラミング言語で、応用力も高いので人気があります。
なぜなら、OSに依存することなく使用でき、幅広いシーンで活用可能です。
また、いろんなシーンで使用できるので制限が少なく、Androidアプリをプログラミングするのに向いています。
扱いやすい言語で昔から根強く、初心者の方にもおすすめです。
3.両方に対応するアプリは「C#」
iOSアプリやAndroidアプリには「C#」と「Unity」のセットアップで学びましょう。
具体的に、Unityとはゲームエンジンことであり、2つを組み合わせることでさまざまなゲームアプリを開発することができます。
ゲームができたら、それをAndroidとiOSに公開できるという流れになります。
つまり、UnityでプログラミングしたC#言語は、AndroidとiOSに必要なもの、ということです。
アプリケーションを開発する2つのメリット
アプリケーション開発には、下記の2つのメリットがあります。
- スキルが身につく
- ポートフォリオとして利用できる
アプリケーション開発をとおして、実践的なスキルを身につけていきましょう。
1.スキルが身につく
アプリケーション開発には色々なプログラミング言語を使用し、それに付随するスキルも自ずと学ぶ必要があるので、アプリケーション開発者として、総合的なスキルが身につきます。
具体的にはプログラミング言語の他に、
- サーバー
- データベースなどのインフラ関連
- アプリ開発に最適なフレームワーク
- 運用にあたる企画力
このように多くのスキルを身につけられます。
つまりアプリケーション開発を学べば、他業務にもたずさわることができてキャリアアップにもつながります。
2.ポートフォリオとして実績を残せる
アプリケーション開発をおこなえば、ポートフォリオとして今までの実績を残すことができます。
具体的には、
- 転職時のポートフォリオとして提出できる
- 取引先にこれまでの実績として公開できる
このようにポートフォリオを使用することができます。
また、転職活動の際や営業をおこなうときにも利用することができるので、しっかりと実績は残しておくようにしましょう。
未経験からでもアプリ開発は可能なのかを解説
未経験でも、アプリケーション開発は可能です。
- アプリケーション開発を学ぶための費用
- アプリケーション開発を学ぶための学習時間
- アプリケーション開発を成功させる秘訣
上記項目は、未経験の方がアプリケーション開発を学ぶためにしっておく知識です。
それぞれ解説します。
1.アプリケーション開発を学ぶための費用
未経験から学ぶ場合には独学でおこなう場合と、スクールに通う場合で費用は変わります。
独学であれば必要機材や書籍を揃えるくらいなので初期投資はそこまでかかりません。
また、独学の場合は、費用はかなり抑えられますがひとりで勉強する分、必要な時間はかなり多くなります。
一方、スクールに通う場合にはそれ相応の費用がかかります。
高額な費用が発生しますが、効率よく学べて上達も早いというメリットがあります。
2.アプリケーション開発を学ぶための学習時間
アプリケーション開発に学習に必要な勉強時間は、約200〜300時間といわれます。
なぜなら、専門的な知識だけではなく、技術力も身につける必要があるからです。
また、プロに到達するまでには1,000時間必要と言われるほど、経験を多く積まなければなりません。
効率良く学ぶことで、より早く知識を習得することができるので、自分に合った学習方法を見つけましょう。
3.アプリケーション開発を成功させる秘訣
アプリケーション開発を学習するときの成功の秘訣は、まずは簡単なものから作ってみることです。
その理由は、いきなり大掛かりなものを作ろうとすると、時間もかかるし、うまくいかないとやる気も削がれてしまうからです。
具体的には、以下のような手順で進めていくのがよいでしょう。
- 簡単なアプリを練習しながら作る
- アプリ開発の流れをひと通り経験する
- より難易度の高いアプリ開発に挑戦
要するに、モチベーションアップしつつ、レベルアップしていくことが大切です。
アプリケーション開発を学ぶための学習方法2つ
アプリケーション開発の知識を身につけるには、下記の2つの方法があります。
- 独学
- スクール
それぞれ違った特徴があるので、自分が学習を継続できる方を選択しましょう。
1.独学
アプリケーション開発を独学でするには、まずどんなアプリを作りたいかを決めることが大切です。
なぜかというと、作るアプリによって、学ぶべきプログラム言語が異なるからです。
例えば、Webアプリを作りたいなら「HTMLやCSS、JavaScript」といった、作るアプリに適した言語の学習が必要です。
そのため、作りたいアプリを決めた上で、動画や本を活用して学ぶことが大切です。
2.スクール
アプリケーション開発をスクールで学ぶ方法は、まず、受講方法をオンライン受講か対面かを決めることです。
それぞれには、下記のような特徴があります。
- オンライン型:場所を選ばず、自宅などで受講可能
- 通学型:疑問点をすぐに、直接講師に質問可能
また、どちらか選択する際はコースや値段を調べることも重要です。
さまざまなコースがあるので、自分がどのコースで学びたいかを検討して学びたいコースを選択しましょう。
プログラマーは働きながら目指せる!社会人おすすめスクール10選アプリケーションエンジニアの将来性
アプリケーションを開発する人を、アプリケーションエンジニアといいます。
近年、アプリに関する技術はどんどん進歩していまうすので、アプリケーションエンジニアの需要はますます高くなっていると言えます。
具体的に、アプリケーションエンジニアに求められる能力は
- プログラミング言語
- インフラ系スキル
- ビジネススキル
- 業務にたずさわる知識
これらが求められます。
要するに、プログラミング言語のような専門的な知識だけ習得していても需要はありません。
アプリケーション開発は、チームでの作業になるため、コミュニケーションスキルも必要になります。
まとめ:アプリケーション開発は必要な言語を選択しよう
本記事では、アプリケーション開発について解説しました。
- アプリには、Webアプリ・ネイティブアプリ・ハイブリッドアプリがある
- プログラミング言語によって、得意・不得意なアプリ開発がある
- アプリ開発は未経験でもできる
まずは、自分がどんなアプリを開発したいのか目的を明確にしましょう。
そこから、目的に合わせて必要なプログラミング言語や、学習方法を選択してください。