アプリケーションフレームワークを徹底解説|おすすめのフレームワーク9選も紹介
「アプリケーションフレームってどんな機能があるの?」
「どんなメリットがあるのかな」
と思うことは有りませんか?
アプリケーションフレームの知識をしっかり身につければ、幅広い範囲で活用することができます。
では、アプリケーションフレームにはどんなメリットがあって活用されているのでしょうか。
そこで今回は
- アプリケーションフレームの基礎知識
- アプリケーションフレームを使用するメリット
- アプリケーションフレームを使用する注意点
この記事を読めば、アプリケーションフレームを活用する方法がわかります。
ぜひ最後まで読んでみてください。
アプリケーションフレームワークとは
アプリケーションフレームワークとは、特定のOSやプラットホーム、アプリケーションソフトなどを開発する際に必要な機能をまとめたものです。
「構造」や「枠組み」という意味の通り、汎用性の高いクラスやメソッドがまとめられていて、開発者の手間を省いて効率よく開発を進めるために使用されます。
ゼロからアプリケーションを開発すると作らなければいけない機能がたくさんありますが、アプリケーションフレームワークを使えば、それらをゼロから作る必要はありません。
一定のルールや仕組みが既に作られているので、その法則に則ってシステム開発を最短でおこなえるメリットがあります。
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アプリケーションフレームワークを利用する4つのメリット
アプリケーションフレームワークを利用することで、下記の4つのメリットがあります。
- アプリ開発がスムーズ
- コードを統一できる
- コスト削減
- コミュニケーションが図れる
Webサービスの開発を効率的におこなうために、アプリフレームワークを活用していきましょう。
それぞれ解説していきます。
1.アプリ開発がスムーズ
アプリケーションフレームワークを利用する大きなメリットはアプリ開発がスムーズになること。
プログラミングは非常に自由度が高く、ゼロから開発するとなると、システムのルールなどから設計する必要があり、非常に工数がかかります。
しかし、アプリケーションフレームワークを使えば予め設計された汎用的なルールや一定の規則を使えるため、スムーズな開発が可能になります。
また、ルールが決まっていれば一定のクオリティを保てるので、開発のクオリティ担保にもなるメリットもあります。
特に移り変わりの早いWebの世界では新サービスのリリース速度は最重要課題。
アプリケーションフレームワークのおかげで多くの新サービスが最速でリリースできているのです。
2.コードを統一できる
開発する際のコードを統一できることのもアプリケーションフレームワークのメリット。
フレームワークを利用することで、個人個人でバラバラだったコードの書き方を統一できて、プログラムの保守性も高まります。
例えば、エンジニアによってコードの書き方が変わると、バグが起きた時や運用の際の作業が非効率です。
コードが統一されていれば、こうしたエンジニア間での業務も効率化されるので、運用も楽になります。
3.コスト削減
アプリケーションフレームワークはコスト削減にも役立ちます。
アプリケーションフレームワークなしでプログラムを構築すると、まず範囲が広すぎて何から手を付ければいいかわかりにくく時間がかかります。
既にルールや枠組みが作られているフレームワークを使えば、結果的に開発の工数を削減できるので開発全体のコスト削減にも繋がりますね。
ゼロからルールや設計を行うと時間がかかるだけでなく、プログラム全体を理解したエンジニアの工数が必要不可欠ですが、アプリケーションフレームワークなら汎用的なルールの設計は既にされているのでこれらをまとめて削減できます。
4.コミュニケーションが図れる
アプリケーションフレームワークは、エンジニア間のコミュニケーションを円滑に図れるようになるのも大きなメリットです。
予め設計されたルールに則って制作することで、エンジニア同士が一定の共通認識を持てるという効果があります。
これにより、何か問題があった際の意思共有や引き継ぎだけなどもスムーズに行え、複数のエンジニアによる同時開発の手助けになるのです。
結果的に開発の時間も短縮できるので、アプリケーションフレームワークはプログラム構築をする際には必要不可欠です。
プログラミングの「フレームワーク」を徹底解説!言語別おすすめ18選も紹介おすすめのアプリケーションフレームワーク9選
アプリケーションフレームワークには様々な種類がありますが、中でも
は世界中でもよく使われるアプリケーションフレームワークです。
それぞれ紹介していきます。
1.AngularJS
AngularJSは企業や個人などのコミュニティによって開発された、JavaScriptのオープンソースアプリケーションフレームワークです。
システム開発に必要な機能が揃っており、複数のフレームワークを併用する必要がありません。
分業も取りやすい設計で、開発効率に優れているので、スピード感が求められる開発に向いています。
2.Vue.js
Vue.jsはユーザーインターフェースを構築するためのアプリケーションフレームワークです。
構造がシンプルで学習コストが低いため利用者も多く、ドキュメントや開発関連の記事もネット上に豊富なため、初心者にもおすすめです。
また、ルールや制約が少ないので開発したいアプリケーションにあった制作が可能で、非常に使いやすいフレームワークとなっています。
さらに、仮想のDOMで処理を高速にすれば遅延が起きないので、アプリ開発をスムーズに行えるのも嬉しいポイント。
3.CakePHP
CakePHPはWebページやアプリケーションを作る際におすすめなフレームワーク。
サーバ設定、動作環境の整備をほとんど必要とせず、日本語の学習サイトが豊富で導入が容易だからです。
「ケーキを焼くように簡単に開発できる」という意味で付けられた名前の通り、Webページの開発をより簡単にしてくれる機能が豊富です。
また、日本語の解説も多いため、アプリケーションフレームワークを学習したいという初心者にもおすすめです。
4.Laravel
Laravelは世界的に普及しているPHPアプリケーションフレームワークのひとつです。
ショッピングサイトや予約サイトを開発する際に重宝するフレームワークで、PHPを扱うシステム会社などでは頻繁に用いられます。
分業開発がしやすいのもLaravelの大きな特徴で、複数のエンジニアが連携してシステム開発を行う際に向いています。
また、Laravelの基となったSymphonyというフレームワークが大規模開発向きのフレームワークだったこともあり、それらの開発にも適しています。
5.FuelPHP
FuelPHPは比較的軽量で速度を重視した設計となっているシンプルなPHPフレームワークです。
規約が少ない分、コーディングの量は多くなりますが、自由度の高いプログラムを作れるメリットもあります。
大規模開発よりも小規模開発に向いているフレームワークです。
6.Ruby on Rails
Ruby on RailsはRubyを使用したフレームワークのひとつです。
Rubyはプログラム言語の中で、日本で初めて作られた言語。
そのため、日本語のドキュメントや開発記事も多く、初心者でもスムーズに学習できるフレームワークとなっています。
また、Rubyの特徴として短いコードで直感的にプログラムを書けるため、開発スピードが重要なWebアプリケーション作成に適しています。
例えば、世界的なSNSであるTwitterもRuby on Railsで設計されたWebアプリケーションのひとつです。
7.Padrino
PadrinoはRubyを使用したアプリケーションフレームワーク。
Ruby on Railsと比べ、軽量で速いPadrino。
もちろんWebサービス構築などにも使えますが、大規模なフルスタックWebアプリケーションを開発する際にも使用できます。
その理由は豊富な追加機能にあり、必要最低限の機能に加え「メール配信機能」「管理画面の自動生成」などの機能を加えることができるので、汎用性も高く様々なプロジェクトに向いています。
8.Sinatra
SinatraはRubyを使用したアプリケーションフレームワークです。
これはRuby on Railsと対をなす考え方で作成されたフレームワークで軽量且つ、必要最低限の機能を備えたフレームワークとなっています。
そのため、小規模なWebアプリケーション開発構築に向いているのが大きな特徴です。
9.Django
Django(ジャンゴ)はPythonで実装されたアプリケーションフレームワークのひとつ。
オープンソースソフトウェアとして提供されているものなので無料で利用できる点も大きなメリット。
また、簡単なWikiからSNS、ニュースサイトなどのWebアプリケーションを少ないコードで実現できるのもDjangoの特徴です。
もちろん、これらの機能を拡張して複雑なアプリケーションを作成することもでき、非常に汎用性が高いWebアプリケーションとなっています。
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是非あなたのライフスタイルに合ったプランを見つけてください。
アプリケーションフレームワークを選ぶ2つのポイント
アプリケーションフレームワークを選ぶには2つのポイントがあります。
自分のWebサービス開発などの目的に合わせて選択するようにしましょう。
- 必要な機能が搭載されているか
- 開発予定のシステムと類似の実績があるか
それぞれ解説していきます。
1.必要な機能が搭載されているか
アプリケーションフレームワークを選ぶ際は、実際に自分が使用する環境に適しているか、自分が使用する際にソースコードを理解できるか確認する必要があります。
例えば、実際に使用するデータベースやサーバーに適したアプリケーションフレームワークでなければいけません。
また、ある程度ソースコードを理解できるものでないと、スムーズに開発できないため、どの言語のフレームワークを使用するかも大切です。
2.開発予定のシステムと類似の実績があるか
フレームワークを選ぶ際は、開発予定のシステムに似た開発実績があるか、機能に関するコミュニティやドキュメントが豊富かどうかは調べておくべきです。
これらが少ない状態で開発を進めると、開発に余計な時間がかかるため注意して選んでください。
基本的には世界的にも多く使われているフレームワークを選ぶのがおすすめです。
アプリケーションフレームワークを利用する際の3つの注意点
アプリケーションフレームワークを利用する際は、下記の注意点をおさえておきましょう。
- ライブラリとの違いを理解する
- 学習が必要
- 制約の中で開発をする必要がある
業務こ効率化を図るためのアプリケーションフレームワークですが、しっかり理解をしていなければ、余計なコストや時間がかかってしまう可能性もあります。
それぞれ解説していきます。
1.ライブラリとの違いを理解する
似たような言葉にライブラリというものがありますが、それぞれ意味合いが異なります。
アプリケーションフレームワークは簡単に表すと、プログラミングをする際に必要となる枠組みやテンプレート。
それに対し、ライブラリは小さなシステム群のこと。
つまり、アプリケーションフレームワークはシステム全体の枠組みですが、ライブラリは要所要所で使えるシステム群となっています。
アプリケーションフレームワークとライブラリを使うことで、効率良くシステム開発を進めることが可能です。
2.学習が必要
アプリケーションフレームワークを使用するには、各フレームワークに関する知識が必要です。
作業に取り掛かる前にはフレームワークの規約や設定を学習しなければなりません。
また、フレームワーク毎に特徴が異なるため、開発したいプロジェクトに合わせたフレームワークの選定は必要不可欠。
フレームワークを扱うには相応のスキルが必要になります。
3.制約の中で開発をする必要がある
アプリケーションフレームワークは汎用的な構造や機能を提供してくれますが、その分フレームワークが用意した制約環境の中で開発を行わなければなりません。
そのため、事前にフレームワークに関する知識や、開発への向き不向きなどをリサーチする必要があり、さまざまなフレームワークの理解が不可欠になります。
例えば、規約の厳しいフレームワークは大規模な開発には向いていますが、自由度に欠けるなどの欠点があり、規約が少ないフレームワークは柔軟な開発を行えますが、コーディング量が多くなるなどのデメリットがあります。
このようなフレームワーク毎の特徴を理解して開発を進めることが大切です。
まとめ:アプリケーションフレームを利用すればWebサービスの開発を効率化できる
本記事では、アプリケーションフレームワークについて解説しました。
- アプリケーションフレームワークは、Webサービスの開発する際に必要な要素
- アプリケーションフレームワークは目的に合わせて選択する
- アプリケーションフレームワークは、基礎知識をみにつけて活用する
アプリケーションフレームを使用して、効率良くWebサービスを開発しましょう。
そのためにはただ取り入れるだけではなく、しっかりとどんなメリットがあるのか、どの種類のアプリケーションフレームが必要なのか明確にしておきましょう。