フロントエンドフレームワークのおすすめ8選|使用プログラミング言語別に細かく紹介
「おすすめのフロントエンドフレームワークを知りたい」
「フレームワークにはどんなメリットがあるのかな」
と、思うことはありませんか?
フロントエンドフレームワークを使用したくても、たくさんの種類があって迷ってしまいますよね。
では、フロントエンドフレームワークを選ぶ際は、何を重視して選ぶべきなのでしょうか。
そこで今回は
- そもそもフロントエンドとは何か
- おすすめのフロントエンドフレームワーク
- フロントエンドフレームワークを利用する際の注意点
について解説していきます。
この記事を読めば、理想のフロントエンドフレームワークを見つけられます。
ぜひ最後まで読んでみてください。
フロントエンドとバックエンドの違い
Webサイトは、フロントエンドとバックエンドの双方の仕組みを取り入れて機能します。
本記事では、「フロントエンドフレームワーク」を紹介しますが、2つの違いを改めて理解しておきましょう。
- フロントエンドとは
- バックエンドとは
それぞれ解説していきます。
1.フロントエンドとは
フロントエンドとは、Webコンテンツ上で直接ユーザーの視界に入る部分のこと。
具体的には、下記のような箇所を示します。
- Webサイトの文字入力
- Webサイト上のクリックできるボタン
これらには、バックエンドのソフトウェアと繋げる役割があるのです。
また、フロントエンドを担う職種を「フロントエンドエンジニア」といいます。
HTMLやCSS、その他プログラミング言語などを用いて、Webコンテンツ開発に携わっています。
2.バックエンドとは
バックエンドとは、Webコンテンツ上でユーザーが直接目に触れない部分のこと。
具体的には下記を示します。
- サーバーサイド(Webコンテンツのサーバー上で動くもの)
- データベース(データの集まりのこと)
要するに、フロントエンドの指示をもとに、データ処理や出力、保存をおこなっているのです。
これらはWebコンテンツを見ているユーザーからは見られないですよね。
また、バックエンドを担う職種を「バックエンドエンジニア」といいます。
JavaやPython、Rubyなどのプログラミング言語を用いてWebコンテンツ開発に携わっています。
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フロントエンドフレームワークを使用する2つのメリット
多くのフロントエンドエンジニアは、フロントエンドフレームワークを利用して開発に取り組みます。
「フレームワーク」はフロントエンドフレームワークに限らず、利用すると下記2つの共通するメリットがあります。
- 作業効率が高まる
- 信頼性が高まる
それぞれ解説していきます。
1.作業効率の向上
なぜ作業効率が高まるかというと、豊富なコンポーネントを利用できるからです。
コンポーネントとは、「特定の機能を持つプログラムの部品」。
単体でなく、複数を組み合わせることで機能します。
つまり、このコンポーネントが利用できるためゼロからプログラミングをする必要がありません。
よって、エンジニアや開発者の負担を減らし、開発期間を大幅に短縮できます。
2.信頼性が高まる
フレームワークを利用することで、コードを統一できます。
コードが統一されることで、バグの発生を防止して保守性を高められるのです。
例えばエンジニアがそれぞれ個人のやり方で好き勝手にプログラミングをしてしまうと、どこかでミスが発生してそれがバグを起こす原因になります。
しかし、全員が共通のコードを使用すれば、保守性をたもてます。
要するに、ユーザーは安心してWebコンテンツを利用できるため、信頼性が高まるということです。
フロントエンドフレームワークのおすすめ4選【JavaScript】
JavaScriptは世界で多く使われている言語であるため、クオリティの高いフレームワークが多く開発されています。
下記4つの項目は、JavaScriptのフロントエンドフレームワークです。
- Angular
- Vue.js
- Ember.js
- jQuery
それぞれのフレームワークを紹介していきます。
1.Angular
Angularは、「AngularJS」というフレームワークの改良版です。
アプリケーションを開発するための豊富なツールが揃っています。
具体的には下記のような特徴があります。
- Microsoft社開発のTypeScript(プログラミング言語)を推奨
- 環境構築のためNode.jsのインストールが必要
また、豊富なコンポーネントを提供するため、大規模なプロジェクト開発にも適しています。
2.Vue.js
Vue.jsはシンプルに設計されているため、複雑な記法を覚える必要が無く、初心者でも扱いやすいです。
また日本国内ではVue.jsが多く使われているので、ウェブ上にも分かりやすい教材がたくさん掲載されています。
つまりVue.jsを使っていて分からないところがあれば、すぐにネットで調べられるのです。
3.Ember.js
Ember.jsは開発者たちの多くが利用しており、現在も改善が図られています。
そのため、開発環境に安定性があるフレームワークです。
一般的はフレームワークよりもコストはかかりますが、その代わりにアプリケーション開発に必要な仕組みをすべて手に入れられます。
Ember.jsを利用するには、ある程度学習をおこなわければなりません。
よって、素早く開発に取り組みたい、という方は別の選択性を検討する必要があります。
4.jQuery
jQueryはJavaScriptのフレームワークの一つです。
米国のプログラマー、ジョン・レシグ氏によってJavaScriptのコードを容易に記述するために開発されました。
もともとのJavaScriptを使うより簡単にプログラミングできます。
しかし、これはデメリットでもあります。
なぜなら、JavaScriptが簡単に実装できるからこそ、JavaScriptの理解が疎かになってしまう可能性があるのです。
デメリットを踏まえたうえで検討してみてください。
また、このようなフレームワークを使いたくても、未経験の方は不安を感じますよね。
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ぜひあなたのライフスタイルに合ったプランを見つけてください。
フロントエンドフレームワークのおすすめ4選【CSS】
CSSとは、Webサイトのデザインを整えるためのスタイルシート言語であり、フロントエンドの開発に用いられます。
具体的には、文字の色やサイズ、表示スタイルなどの箇所に使用します。
下記4つはCSSのフレームワークです。
- Bootstrap
- Foundation
- Milligram
- Materialize
それぞれ解説してきます。
1.Bootstrap
Bootstrapは、2011年にTwitter社が開発した世界的に人気があるフレームワークです。
具体的には、下記のような特徴があります。
- Webサイト開発の工数の削減(見た目の調整・動作をつけるファイルが用意されている)が可能
- 開発に必要なツールや、テンプレートが豊富
初心者でも簡単に、トレンド感のあるフロントエンドを作成できます。
2.Foundation
Foundationは、2011年に開発されたCSSフレームワークです。
数多くのCSSフレームワークの中でもカスタマイズ性が高いことで人気も高く、デザインの高速化ができると評判です。
また、さまざまなデバイスで安定して動作するWebアプリなどを簡単に設計できます。
大手SNSでもFoundationを利用している実績があり、その人気の高さがうかがえますね。
3.Milligram
Milligramは、超軽量のCSSフレームワークです。
動画が非常に軽いので、ストレスなく使用できるできるところが魅力的です。
具体的には、たくさんの機能が備わっているわけではありません。
つまり、必要最低限であるため、初心者の方や、作業スピードの速さを求める方にはおすすめのフレームワークです。
4.Materialize
Materializeは、使いこなせるようになるまでに繰り返し練習する必要があります。
しかし、慣れれば豊富な機能が使用できるため、効率的に開発がおこなえます。
最大の魅力は、Google社が推奨するデザインに準じてCSSを組み込めるため、SEO対策になるということです。
Bootstrapをすでに利用している人であれば、問題なく操作できます。
フロントエンドフレームワークを選ぶ際の3つのポイント
フロントエンドフレームワークは、下記3つのポイントをおさえて選択しましょう。
- 環境が適しているか
- 実績があるか
- ソースコードは理解できているか
それぞれ解説してきます。
1.環境が適しているか
プログラミング言語はより使いやすく、読みやすくするために改良される場合があります。
例えばスマートフォンの場合、定期的にiOSのアップデートがおこなわれ、より利便性の高い機能が備わりますよね。
この際、スマートフォン内にインストールしていたアプリケーションも、同時にアップデートしなければ使用できない場合があります。
つまり、フレームワークもこれと同様です。
プログラミング言語が改良され場合、フレームワークもそれに準じて改良されている必要があるということです。
2.実績があるのか
近年、新しいフレームワークはどんどん開発されています。
しかし、新しいからといって機能が優れているとは限りません。
もし目的とする機能がなければ、導入コストの無駄になってしまいますよね。
そのような状況を防ぐためにも、幅広く使用され、実績のあるフレームワークをおすすめします。
また、有名なフレームワークであれば、開発者たちがWebサイトで使用方法などを解説しているため、困ったときもすぐに解決できます。
3.ソースコードは理解できているか
フレームワークは、ソースコードを書く手間が省けるといっても理解しておく必要はあります。
なぜなら、ソースコードを理解できないと、トラブルに対処できないからです。
すべて理解しなければならない、というわけで訳ではありませんが、全体の6割程は読めるようになりましょう。
フロントエンドエンジニアになるための勉強時間は?効率の良い学習方法や継続のコツを紹介まとめ:フロントエンドフレームワークは目的を明確にして選択する
本記事では、おすすめのフロントエンドフレームワークを紹介しました。
- フロントエンドとは、Webサイト上でユーザー目に直接触れる箇所
- フレームワークはプロジェクト開発に多く用いられる
- フロントエンドフレームワークは使用言語に合わせて選択する
フレームワークには多様な種類がありますが、汎用性や利便性の高さだけで選んでしまうと、思わぬ障壁にぶつかる可能性もあります。
まずは使用する言語や開発の目的を明確にし、それに準ずるフレームワークを選択しましょう。