リモートワークが原因で発症するうつとは|その4つの原因と防止策まで徹底解説
「リモートワークは気持ちが憂鬱になりがち」
「なんだか最近疲れやすい」
とお悩みの方はいませんか?
もしかしたら、その症状は「うつ」を引き起こす前兆かもしれません。
近年、リモートワークの増加にともない、うつを患ってしまう方が増えています。
少しでも心当たりがある方は、いますぐ解決方法を見つけましょう。
そこで今回は
- リモートワークによる「うつ」とは
- リモートワークによる「うつ」を防止する方法
- 「うつ」を放置するとどうなるのか
について解説していきます。
この記事を読めば、自分がうつの傾向があるのか確認をすることもできます。
ぜひ最後まで読んでみてください。
リモートワーク(テレワーク)によってうつを引き起こす4つの原因
リモートワークは私生活を充実させられたり、生産性を高める働き方として注目を浴びています。
しかし、実はリモートワークならではの働き方は、うつを引き起こすリスクを高めることもあるのです。
下記4つの項目は、その原因になります。
- 心が休まる場所がなくなった
- 孤独感がある
- 自分の必要性が感じられくなる
- 仕事をしている実感がない
それぞれみていきましょう。
1.心が休まる場所がなくなった
リモートワークは基本的に自宅で仕事をしますよね。
つまり、自宅=職場になるわけです。
従来型の働き方では職場と自宅が別れていました。
家はリラックスして心を開放し、くつろげる場所として機能するものです。
しかしリモートワークは自宅が職場になるため、勤務時間外でも心が休まる場所がなくなってしまったのです。
2.孤独感がある
リモートワークは、孤独感を感じる人が多いです。
これには、下記のような環境に原因があります。
- 一人で過ごす時間が増えた
- 外出することが減った
つまり仕事上で困ったことがあっても、それを相談する気軽な相手がいません。
結果的に困ったこと・つらいことを一人で抱えてしまい、うつになる可能性が高まるのです。
3.自分の必要性が感じられくなる
リモートワークでは社員それぞれが自宅などで仕事をしているため、企業側は業務の様子が把握しにくくなります。
社員も自分の仕事が会社や上司、同僚に対してどのような貢献をしているか実感できません。
成果が数値などでわかる場合もありますが、見えない成果の場合もあるため、自分が正しく評価されているのか不安になります。
結果、ストレスを感じてしまうのです。
これらが原因で会社にとって自分の必要性はあるのだろうか、と悩んでしまう社員がいます。
4.仕事をしている実感がない
在宅で仕事をすると通勤時間がなくなり、プライベートと仕事の切り替えが難しくなります。
そして自宅での業務はプライベートの延長という感覚になり、そういった環境で仕事をしていると、いろんなことに気を取られて仕事どころではなくなります。
そのような状態では、仕事の能率も落ちて、仕事をしている実感が減ってしまいますよね。
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「うつ」の傾向を示すサインとは
最近、風邪でも無いのに怠くて食欲が無くなったな。
そう思うことありませんか?それは、うつのサインかもしれません。
- 自分でわかるうつのサイン
- 周囲がわかるうつのサイン
いくつか当てはまる人はすぐに医師に相談をしてください。
それぞれ解説していきます。
1.自分でわかるうつのサイン
うつのサインを見逃してはいけません。
「疲れているだけかな」「睡眠不足だろう」とあしらわないでください。
下記項目に当てはまっていないかチェックしてみましょう。
- 物事に対して興味がない・楽しめない
- 気分が落ち込む・絶望的になる
- 疲れた感じがする・気力がない
- 食欲がない、または食べ過ぎる
- 死にたい・自傷行為をしたい気持ちがある
自分はうつではない、と思い込んでしまっては重症化してしまうリスクがあります。
しっかり自分自身と向き合いましょう。
2.周囲がわかるうつのサイン
うつは、なかなか自分自身では実感を持てない病気であり、周囲の人の適切な行動や理解が非常に重要になります。
具体的に周囲が気づく、うつのサインは、
- 表情が暗い
- 反応が遅い
- 涙もろくなる
などがあります。
これらの状態が1日中あり、2週間ほど続くようであればうつが疑われます。
表情が暗かったり反応が鈍い、涙もろいという状態は、脳が感情を作り出す作用が上手く機能しなくなっていることが原因で起こっています。
リモートワーク(テレワーク)による「うつ」を自分で防止する方法
うつを引き起こす前に、自分であらかじめ環境を整えたり、対策をおこなっておくことも大切です。
自分はうつにならない、と思わずに下記項目に取り組んでみてください。
- 仕事とプライベートを明確にわける
- 運動をおこなう
- コミュニケーションを取る
また、これらを実施するとうつに関係なく仕事の効率化も図れます。
それぞれ詳しく解説していきます。
1.仕事とプライベートを明確にわける
リモートワークでのうつを防止するためには、仕事とプライベートを明確に分けることが大切。
なぜなら、仕事の区切りをつけないと、気づいたら長時間労働をしているなんてことがあるからです。
生活リズムも乱れますので、体調管理と時間管理をしっかりして、プライベートを確保しましょう。
2.運動をおこなう
自宅でリモートワークをしていると、出勤することが減り、外出する機会が減ります。
そのような生活を繰り返すことで、運動不足となり免疫力の低下につながるのです。
体を動かす機会が減り、筋肉が衰えたりすると、血液循環も滞り結果的に体調が悪くなります。
さらに、不調を感じると気分もへこみがちにななりますので、リモートワーク中はできるだけ体を動かすことを心がけましょう。
3.コミュニケーションを取る
リモートワークでのうつを防止するには、積極的にコミュニケーションをとることが大切です。
なぜかというと、リモートワークでは、自宅で一人で仕事をすることが多く、会話をしなくなるので感情の動きが少なくなります。
とくに独身の人だと、気づくと一日声を出していないということもあるでしょう。
感情の起伏が少なくなると、表情も乏しくなり、何に対しても反応が鈍くなっていきます。
対策として、下記を取り入れてみてください。
- オンラインで同僚とコミュニケーションをとる
- 仕事の進捗を報告し合う
このように、できるだけ会話を増やしましょう。
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リモートワーク(テレワーク)によるうつを防止する企業の取り組み
社員がうつを引き起こさないように、企業側が事前に取り組みをおこないましょう。
下記2つの項目は企業側がおこなえる、うつ防止策です。
- 交流ができる機会を設ける
- 人材育成に力を入れる
社員のメンタルを細かく把握しておくことで、企業の生産性を高めることにも繋がるでしょう。
それぞれ解説しいきます。
1.交流ができる機会を設ける
従業員同士が相談や雑談など、交流ができる機会を得られるシステム作りをしましょう。
例えば、従業員が各自宅で作業していてもコミュニケーションが取れるように、休憩時間にオンラインで雑談ができるようにするといいです。
リラックスできる会話をすることで、うつのリスクは軽減されます。
2.人材育成に力を入れる
2015年から労働安全衛生法に基づき、労働者が50人以上いる企業に義務付けられた制度が始まっています。
それは労働者のメンタル不調の予防のためのストレスチェックです。
50人未満の企業では努力義務になります。
企業はその対応をするべく、リモートワークでのうつを防止する人材育成に力を入れる必要が生じています。
なぜなら、担当者は、法令・指針に沿ったストレスチェックを労働者に実施し、ストレスが高い状態であれば、
- 仕事量を減らす
- 医師に助言をもらう
など、職場改善をするための知識やスキルが必要になるからです。
リモートワークで生じるコミュニケーションの5つの課題|円滑に業務を進めるための解決策も紹介「うつ」を放置するとどうなるのか
うつと気づいた場合、放置しないでください。
「気の持ちようで治るだろう」と甘く考えていると、最悪の自体を引き起こす可能性があります。
具体的には、下記のような状態です。
- 症状が悪化する
- 仕事・人間関係に影響する
- 自殺に至る可能性がある
それぞれ解説していきます。
1.症状が悪化する
うつを放置していると、他の病気のように症状は悪化していきます。
つまり、状態が悪くなると治療も困難になるのです。
また、自分の殻に閉じこもり、仕事に行けなくなるばかりではありません。
食欲が減り、不眠など心体的に辛くなっていく可能性もあります。
2.仕事・人間関係に影響する
症状は日常生活と深く繋がっており、仕事・人間関係に影響します。
つまり、うつの症状は心の弱さと言ったものが原因ではなく、身体の病気と同列に考えるべきです。
例えば、高熱を出したとき。
仕事が捗らない、人と話す気力もでない、といった状態になりますよね。
うつも同じで、さまざまな場面で悪い影響を及ぼしてしまうのです。
3.自殺に至る可能性がある
うつを放置すると自殺に至る可能性があります。
なぜなら無力感や虚無感が続き、身体にも影響が出るからです。
その状態が続く事で判断力もなくなり、自殺に至ります。
具体的には思うように体が動かないといった、うつの症状のせいで自己嫌悪感や無力感が増大します。
力も欠如しているので「自分は何もできない」と思い込んでしまい、絶望の末、自殺を選んでしまいます。
「うつ」の可能性があった場合
うつ可能性があった場合、下記項目を実施しましょう。
- すぐ医師に相談をする
- 休養をしっかりとる
ひとりで悩まず、頑張らないといけない、という意思は捨ててください。
それぞれ解説してきます。
1.すぐ医師に相談をする
メンタル面のセルフチェックをしてみて、心当たりがあった場合は、うつを発症している可能性があります。
そしてメンタル面だけでなく、うつになると頭痛や肩こり、動機やめまい、胃もたれなど、体調にも症状が出ます。
メンタル面と体調面を総合的にみて、大きな変化を感じたら早期発見するためにすぐに医師に相談しましょう。
医師に相談することで
- 薬物療法
- 精神療法
など、個人の症状に合わせた適切な療法で治療をおこなえます。
2.休養をしっかりとる
うつと診断されたら、医師と相談しつつ焦らずに治療していきましょう。
大切なのは休養です。
治療は時間がかかるので、疲弊した心体をしっかり休ませましょう。
例えば治療中に、会社を休んでいると仕事のことが気になったり、会社の人に怠けていると思われないかと、不安になることもありかもしれません。
しかし、早く復帰するためにも、仕事のことは一旦忘れて治療に専念しましょう。
医師に休養の取り方などアドバイスしてもらうのもいいですね。
リモートワーク(テレワーク)の現状とこれから
リモートワークの現状は、コロナウィルスの未然予防対策の一環として大企業を中心に普及していきました。
しかし現在では、コロナウィルスの第6波が終息しかけた段階であり、少しずつ出社して働くという形にシフトチェンジしている企業もあります。
なぜなら、
- 社員がサボってしまう
- 評価が難しい
- コミュニケーションが取れず、仕事が進まない
などの原因により、出社という形態を取らざるを得ないからです。
また、新たな就業形態を模索している企業もあります。
例えば、緊急事態宣言下ではフルリモートワークであったが、徐々に出勤日を増やし、週の稼働日にリモートと出勤の両方を選択できるような形態です。
まとめ:リモートワークでうつを引き起こす前に環境づくりをおこなう
本記事では、リモートワークで引き起こす「うつ」について解説しました。
- 孤独や、やりがいの無さが原因で「うつ」のリスクが高まる
- 社員自身だけではなく、企業側も防止策を考えることが大切
- 「うつ」の可能性がある場合、放置しない
リモートワークは、これまで解説したように「うつ」の原因になる可能性があります。
しかし、しっかりと体制を整えることで生産性を高められ、社員の私生活まで充実させられる働き方です。
導入する場合は、社員のメンタルや評価基準、働き方を考慮して取り入れましょう。