クラウドソーシング有名4社のビジネスモデルを徹底解説|クラウドソーシングがもたらす影響も紹介
「クラウドソーシングのビジネスモデルは、どんなものなんだろう」
「ビジネスモデルは、どのサイトも同じなのかな」
と思うことはありませんか?
クラウドソーシングを利用するときに、どのような仕組みで企業からの依頼を掲示しているのか考えてしまいますよね。
では、一体どのようなビジネスモデルがあって、成り立っているのでしょうか?
そこで今回は、
- クラウドソーシングのビジネスモデルとは
- さまざまなサイトのビジネスモデルについて
- クラウドソーシングのビジネスモデルがもたらす影響
について解説してきます。
この記事を読めば、クラウドソーシングのビジネスモデルについて、より深く理解できます。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
クラウドソーシングのビジネスモデルとは
ビジネスモデルとは、
- 事業で利益を生み出す
- 企業の勝ちを高め、事業を継続する
という、事業の将来設計図のこと。
ビジネスモデルを上手く構築させることで、その企業をいかに成長させるかという基礎が決まります。
基礎をしっかりと決めておかないと失敗する事例も少なくありません。
クラウドソーシングは、このビジネスモデルが上手く構築されているので企業として成り立っています。
- 不特定の多くの人材を活用する
- いつでもどこでも、場所に縛られない働き方
- アウトソーシングで成り立つお互いの利益
ここでは、クラウドソーシングのビジネスモデルについて解説していきます。
1.不特定の多くの人材を活用する
クラウドソーシングのビジネスモデルは、不特定多数の限定されない人材を取り扱っています。
なぜかというと、「Cloud(クラウド)」は「群衆」という意味を持ち、限定しない多数の人に案件依頼や発注できるように作られたものだからです。
不特定多数の人に受注することで、
- 学生・会社員
- 定年退職後のシニア層
- 家事・育児の間を活用したい主婦
など、固定の時間に働けない、多くの人材の隙間時間を活用できます。
老若男女が働けるメリットは、人材不足の日本に大きいと言われています。
2.いつでもどこでも、場所に縛られない働き方
自分のライフスタイルに合わせた働き方を実現できるのが、クラウドソーシングのメリットです。
具体的には、
- 通勤・出勤の概念がない
- スマートフォン、もしくはパソコン1台で仕事が可能
- 電車内・出先のカフェなど自分の働きたい場所で好きなだけ働ける
など、自由な働き方が魅力的であるため、副業や本業にするフリーランスもいます。
そのため、仕事内容の知識さえあれば、いつでもどこでも活躍できるでしょう。
3.クラウソーシングで成り立つお互いの利益
クラウドソーシングを使い企業と個人間を結びつけることは、
- 会社に属さないフリーランスや若者に収入の機会を設ける
- 同時に、企業は人材調達をする時間とコストが削減される
という、お互いに利益のある関係として成り立っています。
利益が成り立つことで、収入以外にスキルが身についたり、企業はコスト削減からさらに利益を増やせたり、多くのメリットが発生します。
利益以外にもモチベーションが上がることから、クラウドソーシングの利用者は年々増加しています。
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クラウドワークスのビジネスモデル
クラウドソーシングには、さまざまなサイトがあります。
ここでは、最も利用者の多いクラウドソーシングサイト「クラウドワークス(CloudWorks)」について解説してきます。
正式名称 | 株式会社クラウドワークス |
---|---|
設立日 | 2011年11月11日 |
資本金 | 約27億円 |
クライアント数 | 約78万社 |
登録ユーザー数 | 約480万人 |
仕事形式 | タスク方式、コンペ方式、プロジェクト方式 |
インターネットを活用した働き方に注目した結果、業界一の大きな会社になりました。
クラウドワークスのビジネスモデルは、以下の2つがあります。
- プラットフォーム
- エンタープライズ
詳しく見ていきましょう。
1.プラットフォーム
プラットフォームとは、システムやサービスを提供したり運営するために、必要な共通の土台となる環境のこと。
- クライアントが案件をサイトに掲示し、ワーカーは案件に応募するシステム
- 納品完了後、契約金額の約20%をシステム手数料としてクラウドワークスが徴収
このような仕事の受注をする企業と、それを請け負う個人を結びつける環境を整えることで運営をしています。
またクライアントは緊急募集の場合、人材が集まるように追加オプション料金を支払うことも可能。
システム手数料を徴収することで、トラブルが発生したときも親身な対応がメリットに挙げられます。
2.エンタープライズ
エンタープライズとは、法人や個人向けの製品のことです。
クラウドワークスの場合は、法人向けの市場や製品になり、「規模の大きい法人」という意味で用いられます。
つまり大手企業がクライアントの場合、エンタープライズというサービスを展開し、企業から進行管理手数料を取っています。
プラットフォームとエンタープライズの2つの収益モデルがあり成長した結果、成功したと言えるでしょう。
初心者におすすめのクラウドソーシング8選|受注する際のポイントや注意点も解説ランサーズのビジネスモデル
「Lancers(ランサーズ)」は、安心安全なマッチングができる日本最大級クラウドソーシングサイトです。
ここでは、ランサーズのビジネスモデルについて解説してきます。
正式名称 | ランサーズ株式会社 |
---|---|
設立日 | 2008年4月 |
資本金 | 1,522万円 |
クライアント数 | 約3万社 |
登録ユーザー数 | 約110万人 |
仕事形式 | タスク方式、コンペ方式、プロジェクト方式 |
ランサーズは、「オンラインスタッフィングプラットフォーム」というビジネスモデルで取り組んでいます。
オンラインスタッフィングプラットフォームとは、
- 専門性の高い業務を依頼したいクライアント
- 仕事を探している専門知識や専門技術をもったワーカー
をオンラインで依頼された案件と優秀な人材をマッチさせるシステムのこと。
このシステムの見どころの理由は、設定単価が高いので、他社のクラウドソーシングと比べて専門性の高い依頼が多いのが特徴であるところです。
つまり、
- 知識が多く必要
- 高度な技術を要する
- 専門的な業務を依頼したい
- 外注よりもコストを削減したい
と考えている企業は、クラウドソーシングではなく、このシステムを使用するサイトが有効的です。
満足度の高いシステムのため、ランサーズは最大級のサイトと挙げられます。
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ココナラのビジネスモデル
「ココナラ(coconala)」とは、自分のスキルをサービスとして価値をつけ、売買できる会社のこと。
別名「サービス業のフリーマーケット」とも言われています。
正式名称 | 株式会社ココナラ |
---|---|
設立日 | 2012年1月4日 |
資本金 | 約1億円 |
登録ユーザー数 | 約242万人 |
仕事形式 | タスク方式、コンペ方式、プロジェクト方式 |
ココナラのビジネスモデルは、「スキルを売り買いココナラ」というキャッチコピーのもと、
- 作業をおこなうスキル自体を販売するプラットフォーム
- ほかのクラウドソーシング事業とちがう「売り手目線での設計」
からビジネスをおこなっています。
たとえば、クライアントがワーカーに対して、依頼内容を伝えるのが通常です。
ですが、ココナラの場合は、ワーカーが依頼に対して自ら値段設計をおこない、仕事を受注するシステム。
この案件システムから、案件の提案・募集といった幅広いニーズにも応え、満足度が上がり累計取引数は480万件を突破しています。
リモートワークにおすすめ厳選グッズ&ツール25選|働きやすい環境作りについても解説Upworkのビジネスモデル
Upwork(アップワーク)とは、ElanceとoDeskの2社が合併した世界最大規模のクラウドソーシングサイト。
日本では、あまり聞いたことがないサイトですが、グローバルなクラウドソーシング仲介サービスとして有名です。
毎年100万以上の案件の投稿や、本国のアメリカ以外でのフリーランスの売り上げが76%とも言われています。
正式名称 | Upwork Inc |
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設立日 | 2013年12月 |
資本金 | 約5億円 |
クライアント数 | 約9.5万社 |
登録ユーザー数 | 約1億人 |
仕事形式 | プロジェクト形式 |
Upworkのビジネスモデルは、「マーケットプレイス」と「マネージメント」の2本立てです。
2本立てである理由は、受注者と依頼者をつないだときに発生する手数料・収入以外に、専任のコンサルタント付のサービスも提供しているから。
具体的には、クラウドワークスとランサーズを合わせた形態・規模で、世界中のワーカーと企業を結びつけています。
悩みの種の「中抜け」を防止する施策がとられているのが特徴的な、国際クラウドソーシングサイトです。
マネジメントの定義や役割とは?4つの必要スキルや今後の動向も分かりやすく解説クラウドソーシングのビジネスモデルがもたらす影響
ここまで、
- 誰を対象に
- 何をおこない
- どうやって収益を上げていくのか
というシステムから、企業によって結果が異なることが分かりました。
では、クラウドソーシングを利用することで、両者にどのような大きな利益や生活に影響があるのでしょうか。
- クライアント側
- ワーカー側
順番に解説していきます。
1.クライアント側
クラウドソーシングを活用することで、クライアント側は、
- コストを安く抑えられる
- 高い外注を依頼しなくて済む
- 必要な人材を見つけることが早くなる
- 事前にワーカーの評価を確認でき、質の高い仕事を得られる
など従来の人材採用よりも、メリットが多いからです。
たとえば、従来の人材採用だと履歴書の提出・面接などで最低2ヶ月、外注の場合は2週間かかるでしょう。
クラウドソーシングであれば、ワーカーとの契約に最短15分で契約が可能。
時間と労力も削減もできるので、多くの企業はクラウドソーシングを利用します。
2.ワーカー側
ワーカー側への影響としては、多くのメリットが挙げられます。
なぜかというと、
- 本業以外にも収入・スキルを増やせる
- 期限内に納品できれば、働く時間に縛られない
- オンラインで完結できるため、人間関係のストレスが少ない
といった、自分のライフスタイルに合わせた働き方を実現できるから。
- 仕事の副業として休日のみ働きたい人
- 定年退職後の時間を有意義に使いたい人
- 家事・育児・介護で決まった時間に家を空けることができない人
など手が空いたときに老若男女問わず、インターネットを繋ぐだけで自分の条件に合った仕事ができます。
今の時代にあった新しい仕事として注目され主婦やシニア層、クリエイターなどさまざまな人々が登録し、収入や可能性の幅を広げています。
まとめ:クラウドソーシングのビジネスモデルは、会社によってそれぞれ異なる
本記事では、クラウドソーシングのビジネスモデルや、クライアントとワーカーへの影響について解説しました。
- クラウドソーシングは主にシステム手数料で利益を得ている
- 老若男女関係なしで、クラウドソーシングを活用できる
- クラウドソーシングを利用することで多くのメリットが発生する
スキルを持て余している人々に仕事を与えることで、企業は人材調達やコストを削減できます。
お互いの利益が成り立つクラウドソーシングで、新たな経験や収入を増やすことも可能でしょう。
クラウドソーシングで稼ぎたい場合は、プログラミングを学ぶこともおすすめです。
DMM WEBCAMPに通うことで、スキルと経験を身につけることができます。