基本情報技術者試験のアルゴリズム問題の勉強法や解き方を徹底解説
「基本情報技術者試験のアルゴリズム問題って難しい」
「そもそも、アルゴリズムについて詳しく知りたい」
と思うことはありませんか?
基本情報技術者試験を勉強しようとしても、アルゴリズム問題の勉強方法や解き方で迷ってしまいますよね。
では、基本情報技術者試験のアルゴリズム問題はどのようなものがあるのでしょうか?
そこで今回は、
- 基本情報技術者試験とアルゴリズムの基本
- 基本情報技術者試験のアルゴリズム問題の重要性
- 基本情報技術者試験のアルゴリズム問題の学習法と対策
について詳しく解説します。
この記事を見れば基本情報技術者試験アルゴリズム問題の解き方がわかります。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
基本情報技術者試験について
こちらではまず、基本情報技術者試験について解説します。
- 基本情報技術者試験とは
- 基本情報技術者試験合格のメリット
試験に合格することで、さまざまな分野で役立つでしょう。
1.基本情報技術者試験とは
試験の運営機関である情報処理推進機構は、
基本情報技術者を高度IT人材となるために必要な基本的知識・技能をもち、実践的な活用能力を身につけた者
と定義しています。
つまり、基本情報技術者試験とは、ITエンジニアとして一人前といえる最低限の知識を有しているかを問われる試験といえるでしょう。
厚生労働省が創設した若年者就職基礎能力支援事業に認定されるなど、年間約6-7万人が応募し、受験資格不要で認知度がとても高い試験の一つです。
2.基本情報技術者試験合格のメリット
基本情報技術者試験の受験・合格のメリットは下記のとおりです。
- 資格取得者に対して、約250校の学校が入試優遇制度を利用している
- 資格取得者への手当や一時金がもらえる企業がある
- プログラミングに必要とされる論理的思考能力の向上が見込める
具体的に、株式会社野村総合研究所などの有名企業は、
情報処理技術者試験を知識や能力を客観的に証明する重要なツール
として位置づけています。
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アルゴリズムの基本
こちらでは、アルゴリズムの基本について解説していきます。
- アルゴリズムとは
- アルゴリズムの実例
- アルゴリズムの勉強方法
アルゴリズムの基本をきちんと理解したうえで、アルゴリズム問題対策へ進みましょう。
1.アルゴリズムとは
アルゴリズムとは、問題を解決するための手順や計算方法のことをいいます。
広義では、問題や手法などに条件はなく、解決のための手順全てを指します。
対して、一般的には、コンピューターを使って問題解決をするための手順として使われます。
プログラミング開発において、基礎の重要な部分といえるでしょう。
2.アルゴリズムの実例
アルゴリズムの一例として、時間同士の足し算があげられます。
日常的ではありながらも、時刻の計算には解答を求めるために明確な手順が必要です。
全て分数に変換してから足し算する方法や、時間と分数それぞれを足し算する方法など、アルゴリズムが複数見つかるケースも少なくありません。
より計算量が少なくて、計算式が短くて済むものが、効率的で良いアルゴリズムとされることを覚えておきましょう。
3.アルゴリズムの勉強方法
アルゴリズムを学習するには、時間をかけて基本を理解し、手を動かして学ぶことが大切です。
なぜなら、問題解決の手法を考えるのは、方程式があるわけではなく、経験がものをいうからです。
アルゴリズム問題の対策を一つ一つ理解して、アルゴリズム学習に臨みましょう。
次章以降でそれぞれ丁寧に解説していきます。
基本情報技術者試験アルゴリズム問題の重要性
基本情報技術者試験において、アルゴリズム問題はとても重要です。
- アルゴリズム問題は解答が必須の問題である
- アルゴリズム問題の配点が高い
重要性を理解して、しっかりと試験対策をおこなう必要があります。
それぞれ詳しく見ていきます。
1.アルゴリズム問題は解答が必須の問題である
基本情報技術者試験は午前中に全80問、午後に全11問の形式となっています。
アルゴリズム問題は午後の第6問目で、情報セキュリティ問題やプログラミング言語問題と同様に、解答必須の問題です。
得意・不得意に限らず解答しなければいけませんので、重要な問題の一つといえるでしょう。
2.アルゴリズム問題の配点が高い
基本情報技術者試験を合格するには、午前と午後のそれぞれで100点満点中60点が必要です。
そのうち、アルゴリズム問題1問の配点は25点になります。
落としてしまうと残り75点中60点を取らなくてはいけないため、できれば落としたくない重要な問題の一つです。
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基本情報技術者試験のアルゴリズム問題対策
ここでは、アルゴリズム問題の対策方法を解説します。
事前対策では、下記の2つを理解しましょう。
- アルゴリズム問題の種類を理解する
- 過去問を解く
1.アルゴリズム問題の種類を理解する
過去の傾向を見ると、アルゴリズム問題には3種類が存在します。
種類と難易度をまとめると下記のとおりです。
- プログラムの穴埋め(難易度 中)
- 途中経過と実行結果を問う問題(難易度 高)
- その他の問題(難易度 問題による)
このうち、プログラムの穴埋めが約36%、途中経過と実行結果内容に関する問題が約33%と、全体の7割を占めています。
これらを認識して学習していくことをおすすめします。
2.過去問を解く
知識を身につけることも大切ですが、試験対策としては、たくさんの問題を解くことがとても重要になります。
なぜなら、アルゴリズム問題は知識を問う問題ではなく、その場の応用が問われる問題だからです。
とくに下記の手順を意識して過去問を解いていきましょう。
- 時間を計り、制限時間内で解くように努める
- 解いた直後に、わからない問題や自信のない問題に印をつけておく
- ◯✕を付けつつ、全ての解答解説を読む
- 間違えた部分を重点的に学習する
- 再度問題を解く
繰り返していくことで、自分の弱点がはっきりとわかり、勉強すべき箇所が明確になってきます。
【初心者必見】基本情報技術者試験のおすすめ参考書7選と勉強法を紹介基本情報技術者試験のアルゴリズム問題を解くためのポイント
きちんと準備をするのはもちろんですが、ここでは試験で解答する際の方法やコツをお伝えします。
- データを当てはめて処理を追う
- プログラム内容からデータを予測する
- 選択肢の中からありえないものを削る
- 当てはめるデータを入れ替える
- 問題のヒントとなる部分をメモに取る
- 他の解きやすい問題から先に回答する
いざというときに役立つので、学習時から意識しておくことをおすすめします。
1.データを当てはめて処理を追う
データを当てはめて処理を追う方法は確実性が高い反面、時間がとてもかかります。
しかし、通常のプログラムが実行されているように処理をしていくため、結果の信頼性がとても高い方法です。
残り時間を見極めて活用することをおすすめします。
2.プログラム内容からデータを予測する
プログラム内容からデータを予測する方法は、解答までの時間は短くなるものの、解答自体が不確実な方法です。
予測により解答が不確実なので、他の方法と組み合わせることをおすすめします。
とくに次に記載している、選択肢を狭めていく方法と組み合わせて、少しでも確実性を高める必要があるでしょう。
3.選択肢の中からありえないものを削る
選択肢を削る方法では、どのくらい確信をもって選択肢を削れているかがとても重要です。
選択肢が間違っていることを確信できるときや、そもそも問題の解き方が全くわからないときなどが、この方法を試す場面になります。
他の方法と組み合わせて使うことで、解答の確実性をあげられます。
一つの方法として頭に入れておきましょう。
4.当てはめるデータを入れ替える
当てはめるデータを入れ替える方法は、最初に取るべき方法ではありません。
データを当てはめても上手くいかない場合や、どうしても正解に行きつけない場合に値を入れ替えて試してみましょう。
優先順位が低いですが、どうしても困ったときにはとても使える便利な方法です。
5.問題のヒントとなる部分をメモに取る
解答中にヒントと思えるものや理解したことは必ずメモに取りましょう。
なぜなら、その場で一気に解ける問題ばかりではないからです。
メモにより自分のたどった形跡がわかるようにしておくことで、解答までたどり着く時間が短くなります。
勉強時から意識して、メモを取るようにしてください。
6.他の解きやすい問題から先に回答する
いろいろな方法を駆使しても解答にたどり着けない場合は、他の解きやすい問題を先に解答しましょう。
配点が高いとはいえ、時間をかけ過ぎてしまい、他の簡単な問題が解けないのは非常にもったいないです。
考えすぎて立ち止まるようであれば、一度他の問題にも目を通し、確実に正解できるものから終わらせることをおすすめします。
基本情報技術者試験のアルゴリズム問題対策におすすめの書籍
アルゴリズム問題を学習をしていくにあたりおすすめの書籍をご紹介します。
- 情報処理教科書 基本情報技術者試験のアルゴリズム問題がちゃんと解ける本
- 基本情報技術者 大滝みや子先生のかんたんアルゴリズム解法 ~流れ図と擬似言語
- うかる! 基本情報技術者 [午後・アルゴリズム編] 2022年版 福嶋先生の集中ゼミ
- 令和04年【上期】基本情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集
- 令和04年 イメージ&クレバー方式でよくわかる 栢木先生の基本情報技術者教室
どれもアルゴリズム問題を扱っていますが、特徴が異なります。
自分に合うものをまずは一つ見つけてみましょう。
1.情報処理教科書 基本情報技術者試験のアルゴリズム問題がちゃんと解ける本
基本情報技術者試験の中でも、アルゴリズム問題に特化して解説をしている書籍です。
過去問を中心に解説し、知識はもちろんですが、解答するためのテクニックも学べるところが特徴です。
アルゴリズム問題に苦手意識をもつ方や、過去問が制限時間内に終わらない方におすすめの書籍です。
2.基本情報技術者 大滝みや子先生のかんたんアルゴリズム解法 ~流れ図と擬似言語
第4版まで出ているアルゴリズム問題についてのロングセラー書籍です。
基本情報技術者試験で出題される流れ図や擬似言語などのアルゴリズム問題について基本から丁寧に解説しています。
第4版では擬似言語の応用問題が追加され、これまでより更に充実した内容となっているところもおすすめのポイントです。
プログラミング初心者の方におすすめできる、アルゴリズム問題で正解するための書籍です。
3.うかる! 基本情報技術者 [午後・アルゴリズム編] 2022年版 福嶋先生の集中ゼミ
うかる! 基本情報技術者 [午後・アルゴリズム編]は、プログラミング初心者の方に向けてわかりやすくアルゴリズム分野を解説した書籍です。
特徴としては、2022年11月30日まで視聴可能な解説動画付きであることと充実したまとめページにより復習がしやすいことです。
試験自体も初めてで、プログラミングもよくわからないという文系出身の方におすすめです。
4. 令和04年【上期】基本情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集
こちらは、過去問をまとめた書籍になります。
合計で21回分の演習ができる問題集となっており、過去問3回分に加え、厳選して作成された対策問題が載っています。
ネット上で過去問と解説が公開されているので、必要なものをダウンロードできるのも特徴です。
ある程度知識がついたので、実践メインで学習をスピードアップさせたい方におすすめです。
5.令和04年 イメージ&クレバー方式でよくわかる 栢木先生の基本情報技術者教室
こちらは、参考書と問題集を統合したオールインワンタイプの書籍です。
初心者向けにイラストを豊富に載せて解説しているところがポイントになります。
インプットとアウトプットのバランスが良いため、ひとまず最初の取っ掛かりとして学習していきたい人におすすめです。
まとめ:アルゴリズムを理解して、基本情報技術者試験に合格する
本記事では、基本情報技術者試験のアルゴリズム問題について解説してきました。
- 基本情報技術者試験のアルゴリズム問題は、配点が高く、解答必須で超重要
- アルゴリズム問題対策では実践を重視
- 試験では一つの手法にこだわらず、いろいろと試すことが大切
基本情報技術者試験で、アルゴリズム問題はとても重要です。
難しくてとっつきにくいですが、きちんと対策すれば他と差がつけられるチャンスです。
根気よく、正しい方法で学習に臨みましょう。