クラウドソーシングで受注する5つのコツを紹介|案件が取れないときの対策3つも解説
「クラウドソーシングで受注される案件は、どんなものがあるのかな」
「受注のコツとして、覚えておくべきことがあれば知りたい」
と思うことはありませんか?
クラウドソーシングで稼ぐために、仕事を取ろうと思っても何から始めるべきなのか、不安に感じますよね。
では、多くの案件を受注するためには、どうすればいいのでしょうか?
そこで今回は、
- クラウドソーシングでよく受注される案件
- クライアントの信頼を得るためのポイント
- クラウドソーシングで、受注する前に気をつけること
について詳しく解説していきます。
この記事を読めば、クラウドソーシングを使って、多くの案件を受注できます。
ぜひ最後まで読んでくださいね。
クラウドソーシングで主に受注される案件5選
クラウドソーシングでは、多くの企業がネット上で、多種多様な案件を常に依頼しています。
ここでは、クライアントがよく募集する仕事について、紹介していきます。
- Webライティング
- データ入力
- Web制作
- 写真・動画編集
- イラスト・デザイン
ひとつずつ紹介していきます。
1.Webライティング
クラウドソーシングでは、初心者でもよく受注される案件として、Webライティングの仕事があります。
Webライティングは、インターネットを使える環境で文章を書き、納品することで稼げる仕事です。
クライアントから指定されるテーマを、決められたマニュアルに沿って執筆するので、特別な資格は必要ありません。
依頼される案件の内容として、
- 資料の編集
- 商品の口コミ
- ブログ記事の執筆
- 翻訳や体験談の編集
- 商品やサービスのネーミング
など、多くの募集がされます。
Webライティングの案件は、常に集められ、案件数が尽きることは少ないので、自分の書きやすいテーマの案件を選びましょう。
2.データ入力
データ入力とは、機械を使ってフォーマットになっている画面に、依頼内容を入力していく仕事です。
パソコンがない場合でも、スマホがあれば入力できる案件もあるので、隙間時間を効率よく活用できます。
入力する内容は、
- 名刺・名簿
- 顧客情報・売上伝票
- アンケートの回答
- 手書きの原稿の入力
- 音声データの書き起こし
など、事務系の案件から顧客に関連する、さまざまな案件が取り上げられます。
特別な専門知識が必要な場合は少ないですが、簿記やExcelのスキルを求められる場合は、報酬が高くなることもあります。
3.Web制作
クラウドソーシングでは、Web制作がよく受注されます。
Web制作とは、クライアントの要望に合わせ、
- Webサイトの設計
- Webサイトのリニューアル
などHTMLやCSS、JavaScriptのプログラム言語を使う仕事です。
プロの外注先に依頼すると金額が大きくなるため、クラウドソーシングを通じて、案件の募集がされます。
ほかの案件と比較して高報酬であるため、プログラミングスクールに通うことを考える人もいます。
初心者には難しい案件ですが、実績を積めば、高単価の仕事なので人気です。
4.写真・動画編集
画像や動画を編集・加工できるソフトが使って、クライアントの要望通りに修正や加工をしていく仕事です。
クラウドソーシングで、よく受注される理由は、
- 結婚式の写真加工
- YouTubeの動画編集
- オリジナル動画の作成
など幅広い案件が募集され、動画市場が拡大しているからです。
案件によっては、
- 色味や明るさの調整
- デザインに対する知識
- クリエイティブセンス
- 効果音やBGM、音響に関するスキル
など、幅広いスキルや、編集ソフトへの理解が求められます。
YouTubeなどのSNSで需要が高まっているため、個人や企業からの案件はこれからも増えていくことでしょう。
5.イラスト・デザイン
クラウドソーシングでは、イラスト・デザインの案件もよく受注されています。
なぜなら、依頼する企業や人材にとって、オリジナリティが生まれる作品ができるからです。
クラウドソーシングの案件では、
- ロゴ制作
- 人物の似顔絵
- 漫画のネーム作成
- 企業のキャラクター制作
- 新商品のパッケージデザイン
といった内容に携われます。
ほかの会社には真似できないような作品を作ることで、クライアントは継続依頼を考えるので、おすすめの案件でしょう。
クラウドソーシングの3つの受注形式を解説
クラウドソーシングでは、さまざまな案件が取り上げられますが、案件によって報酬の支払いが異なります。
ここでは、知っておくべき報酬形式について、解説していきます。
- タスク形式
- コンペ形式
- プロジェクト形式
順番に解説していきます。
1.タスク形式
クラウドソーシングでは、タスク形式という報酬形式があり、比較的気軽に受けられる案件です。
クライアントから選ばれて正式に受注するのではなく、募集内容に対して制作物を提出し、承認を受ければ報酬を得られます。
タスク形式では、
- データ入力
- アンケート
- 情報収入の収集
など、単純作業を中心に、よく集められています。
隙間時間に仕事を完結できるので、手軽に取り組める受注形式です。
2.コンペ形式
受注形式のひとつに、コンペ形式があります。
コンペ形式とは、集めた内容に対する成果物の提案を、サイト上で集める形式のこと。
多くのデザインやアイデアを集めることで「企業のイメージと合うか」「成果物から優れたものを選びたい」ときに、クライアントが活用します。
募集例として、
- ロゴマーク
- ネーミング
- キャッチコピー
など、制作してもらう商品をクライアントが事前に決め、多様なアイデア性を求めるときに、使われます。
集まった提案の中から作品が選ばれた人のみが、報酬を受け取れます。
3.プロジェクト形式
仕事内容をサイト上に載せ、応募してきた中から契約を結び、仕事を依頼する形式。
応募者と報酬・業務の進め方などを最初に交渉してら、取り組んでもらうため、最適な人材を選び、スムーズに契約できます。
プロジェクト形式では、
- 時間ごとの報酬、時間単価制
- 成果物に応じて報酬が貰える、固定報酬制
といった、2パターンに分かれています。
- 時間単価制は、事務業務や顧客管理など
- 固定報酬制は、プログラミングに関連する業務
など、支払われる制度によって、仕事内容も変わります。
金額が変わる時給計算のシステムよりも、事前に報酬を決めておく方が、クライアントの経費計算が楽になるので、固定報酬制の方が多いです。
クラウドソーシングで受注する5つのコツ
多くの案件を承るためには、さまざまな工夫が必要です。
ここでは、クライアントの信頼を得るために必要なポイントを、解説していきます。
- プロフィールを簡潔に書く
- プロフィール画像を登録する
- 得意分野の仕事を探す
- 仕事に積極的に応募する
- コミュニケーションを徹底する
ひとつずつ解説していきます。
1.プロフィールを簡潔に書く
クラウドソーシングを使うとき、プロフィールは大切なポイントになります。
クライアントは、応募者の情報を何も知らず、知るすべがプロフィールしかありません。
依頼する際に、プロフィール内容が見づらい文章や、少なすぎる情報だと、依頼者は不安に感じます。
そのため、クライアントの不安を取り除き「この人に頼みたい」と思われるような、以下の必要な情報を掲載しましょう。
- 受注可能な仕事内容
- 実績・経験数
- 稼働時間
- 返信可能な時間帯・曜日
- 持っているスキル・技術
- 得意なテーマ・ジャンル
プロフィールを見やすく、簡潔な情報を載せることで、クライアントは応募者の詳細を知れます。
2.プロフィール画像を登録する
クラウドソーシングにおいて仕事を受注するためには、プロフィール画像の登録は重要なことです。
プロフィール画像を登録している方が、登録していない方に比べて、クライアントに好印象を与えます。
たとえば、InstagramやTwitterに置き換えると、プロフィール画像がない人からフォローリクエストされることがあります。
画像の登録がされていないことから、情報の少なさから、本人かどうかも認識しづらくなり、不信感を抱くこともあるでしょう。
クラウドソーシングについても同じで、文章のみのやり取りが多いため、少しでも信頼感を得ることが大切になります。
プロフィール画像で、顔写真の登録が嫌な方は、
- イラスト
- アイコン
- 自分の好きなもの
- 自分が飼っている動物
など、自分のイメージに合うものを登録しましょう。
3.得意分野の仕事を探す
クラウドソーシングで仕事をするときは、自分に合う仕事を探しましょう。
得意分野の案件なら、仕事もスムーズに進み、クライアントの要望に柔軟に応えられます。
つまり、数ある案件の中から「これは得意だからできる」という案件をピックアップし、受注することで、仕事の効率を良く実績を上げられるでしょう。
クライアントにも「この人はこの分野が得意なんだ」と知ってもらうことで、次の仕事にも繋がります。
ですので、得意な案件を優先的に探し、応募する際に強く自己アピールするといいでしょう。
4.仕事に積極的に応募する
クラウドソージングでは、積極的に仕事に応募することをおすすめします。
たくさんの仕事に応募することで、クラウドソージングの仕事に慣れ、実績も作りやすくなるからです。
最初のうちは理解できるものが少ないので、できるだけたくさん応募して、クラウドソージングのシステムを理解しなければなりません。
また、実績がないうちはあまり採用されないことも多いので、簡単な案件に多く取り組み、実績を積むことも大切です。
5.コミュニケーションを徹底する
クラウドソーシングの受注するためには、コミュニケーション能力を高めましょう。
オンライン上でやり取りするので、食い違いや納品期日の確認ミスなどが発生すると、トラブルになるからです。
大きなトラブルに発展する前に、
- レスポンスを早く返す
- 報告・連絡・相談の徹底
- クライアントの要望に耳を傾ける
など、自身で対策を取っておきましょう。
憶測だけでものごとを進めてしまうと、依頼者の予想とは違うものを納品してしまうので、必ず確認は必要です。
未経験でクラウドソーシングを始めたい方へ|利用方法や收入を得るコツを徹底解説初心者はクラウドソーシングで受注できない?3つの対策
初心者や未経験者は、案件をなかなか取れないと言われています。
ここでは、案件を取るための対処法を解説していきます。
- 自分のスキル・実績を見直してみる
- 失注した際、クライアントに聞いてみる
- ひとつのサイトだけでなく、複数のサイトに登録する
順番に見ていきましょう。
1.自分のスキル・実績を見直してみる
クラウドソーシングで受注できないと感じるときは、自分のスキル・実績を見直してみましょう。
なぜなら、自分の実績数が、ほかの応募者と比べて少ない可能性があるからです。
クラウドソーシングでは、知識量と実績が判断基準になり、より多くの実績数を積んでいる人の方が、クライアントにとって惹かれます。
また「未経験者ですが、やる気はあります」といった内容で応募がされても、依頼者は本当に仕事ができるのか不安に感じます。
受注がなかなか取れないと思ったときは、自分のスキルや実績が少なくないか、見直しが必要不可欠です。
2.失注した際、クライアントに聞いてみる
クラウドソーシングの受注するときに、失注した際は、クライアントに聞いてみましょう。
依頼者に「なぜ失注したか」という理由を聞くことで、自分に足りなかった部分が理解できます。
失注した理由が、
- クライアントと自分の仕事内容がマッチしなかったから
- ほかに応募していたワーカーの方が稼働時間が多く納品が早いから
- 自分のポートフォリオがクライアントのイメージと離れていたから
などの意見を貰えれば、今後の解決策を見つけ出せます。
自分が案件から外れてしまった理由を知ることで、納得できるだけでなく、次回受注する際に改善できます。
ただし、返事の来ないクライアントに、しつこく失注について聞くことは、迷惑になるのでやめましょう。
3.ひとつのサイトだけでなく、複数のサイトに登録する
クラウドソーシングで受注がうまくいかないときは、複数のサイトに登録してみましょう。
さまざまなサイトを使うことで、自分に合う仕事が見つかるからです。
クラウドソーシングのサイトは、それぞれに特化した特徴があるので、
- 案件の種類、数
- クライアントの質
- 運営側のサポート
など、比較しやすく、サイトによる使いやすさがあります。
自分のスキルにあった案件や、得意分野の仕事に出会える確率を高められ、報酬に繋がります。
ひとつのサイトに縛られず、興味のあるサイトに登録して、自分のスキルが活かせやすいサイトを活用しましょう。
クラウドソーシングで受注する前に注意点3つ
クラウドソーシングは便利ですが、受注する上で気をつけなければいけないことがあります。
ここでは、受注前に知っておかなければいけない注意点について紹介していきます。
- サービス手数料について理解する
- 確定申告について知っておく
- 副業の場合は、会社の規約を確認する
ひとつずつ、紹介していきます。
1.サービス手数料について理解する
クラウドソーシングサイトで案件を受注し、報酬が発生すると、サービス手数料を引かれることを知っておきましょう。
もし知らなかった場合、実際の報酬と振り込まれた金額に、誤差が生まれてしまいます。
サービス手数料として引かれる金額は、サイトによって違うので、手数料を比較してから、案件探しがおすすめです。
手数料について理解しておかないと、トラブルの原因や、今後のモチベーションにも関わるので、気をつけておきましょう。
2.確定申告について知っておく
会社員での副業やフリーランスとして、クラウドソーシングで収入を得た場合、確定申告について理解しなければいけません。
確定申告をしなかったときは「無申告」の状態となり、
- 延滞税
- 無申告加算税
など、罰金が課される恐れがあります。
つまり確定申告が遅れた場合、支払うべき金額から15%〜20%の上乗せが発生する可能性があります。
確定申告を知らなかったという言い訳では、免れられないので事前に知識を付けておきましょう。
3.副業の場合は、会社の規約を確認する
副業でクラウドソーシングの受注する場合、本業の会社側にある就業規則や、規約に目を通しておきましょう。
企業によっては、副業を禁止していたり、詳細を書いていないことがあります。
もし禁止されている状態で副業を知られたときは、本業に支障をきたすと見なされ最悪、懲戒免職になることも。
円満に副業をするためにも、本業との両立が可能か見極めましょう。
受注数の多いおすすめサイト3選
クラウドソーシングを使うものの、なかなか仕事が取れず、悩む方もいるでしょう。
そのときは、多くの企業や人材が登録しているサイトを選ぶとおすすめです。
ここでは、案件数が豊富なサイトについて、解説していきます。
- クラウドワークス
- ランサーズ
- ココナラ
ひとつずつ、解説していきます。
1.クラウドワークス
クラウドワークスは、約76万社の企業が登録している、大手クラウドソーシングサイトです。(2022年5月30日調べ)
そのため、多くの業者が常に案件を募集しているため、仕事の数も充実しています。
案件数が多いと、申し込みしやすい案件も増えるので、その分、受注しやすくなるのが特徴です。
ほかにも、
- 30秒で作成できる、スキル販売ショップ
- 在宅業務に特化した案件のマッチングサービス
- 個人の働き方を支援する、オンラインコミュニティの学びの場
といった、多様なマッチング事業にも力を入れています。
豊富なサービスに特化しているので、クラウドワークスはおすすめです。
2.ランサーズ
ランサーズは、日本初のクラウドソーシングサービスとして、2008年のサービスを開始したサイトです。(2022年5月30日調べ)
「働き方の変革」を目指しているので、未経験でも取り組みやすい簡単な案件が豊富で、比較的簡単に受注も可能。
安心して活用できる仕組みとして、
- 秘密保持の徹底
- トラブルに対して、24時間365日サポート
- ウィルス対策や、セキュリティ状況を随時チェック
など、多くの機能をサイト上で提供しています。
Webライティングや、デザインの案件が充実しているので、ライターやデザイナーを目指している方に特におすすめでしょう。
3.ココナラ
ココナラは、約230種類以上の豊富なカテゴリを揃えた、サービス購入型のプラットフォームです。(2022年5月30日調べ)
受注者が、案件に対して見積もりを出し、クライアントから依頼するシステムになっています。
そのため、自分が得意なスキルを格安から高額で、自分の好きな値段で受注できます。
ココナラでは、ほかのサイトでも募集される、イラスト・デザインだけでなく、
- 占い・電話占い
- 悩み相談・恋愛相談
- オンラインレッスン
- 住まい・美容のアドバイス
など、通常のサイトでは取り扱われないものを、商品として出品可能。
自分の特化したスキルを収入にしたい人には、おすすめの案件です。
まとめ:クラウドソーシングで受注するために複数のサイトに登録する
本記事では、クラウドソーシングを使って受注するためのコツや、受注前に気をつけることを解説しました。
- プロフィールの充実さと実績数が、依頼者の判断基準になる
- 報連相やレスポンスの速さが、優秀な受注者と認識される
- サービス手数料、確定申告には事前に理解をしておく
クラウドソーシングで、受注ができないと感じたときは、さまざまなサイトで自分に合うものを見つけましょう。
サイトや案件数は、インターネット上で豊富にあるので、得意なスキルを活かせる仕事を探すことで受注の確率も高くなります。