クラウドソーシングで働くフリーランサーに向けた履歴書の書き方|コツや注意点を解説

2024.01.29
クラウド-ソーシング-履歴-書

「クラウドソーシングで稼ぎたいけど、履歴書って必要なの?」
「フリーランスで働いてることって履歴書に載せても良いのかな?」

と思うことはありませんか?

クラウドソーシングで働いていることを履歴書に書こうとしても、何を載せれば良いかやどうやって書くのかで迷ってしまいますよね。

では、履歴書に書くべき内容はどのよう項目があるのでしょうか?

そこで今回は、

  • クラウドソーシングに履歴書は必要?
  • 履歴書の書き方
  • 履歴書を書く際の注意点

について詳しく解説します。

この記事を見れば、フリーランスの適切な履歴書の書き方がすべて理解できます。

ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

クラウドソーシングでの経歴を履歴書に書く3つの理由

履歴書

履歴書を書く場面があったとしても、クラウドソーシングで働いている期間は記載する必要がないと思っている方も多いのではないでしょうか?

確かにフリーランスとして働いている間は案件ごとに契約をするので、一つ一つ経歴として記録する必要も感じなければ、整理するのも大変です。

ただし以下の理由で、フリーランス期間中の経歴も履歴書に記載しておくことをおすすめします。

  1. フリーランスの期間が空白となってしまうから
  2. 企業が知りたいのはあなたのスキルや実績だから
  3. フリーランスという働き方がマイナスではないから

書かないことで、マイナスの印象を与えてしまうこともあります。

また単に自分の業務経験やスキルを整理しておくことで、強みや弱みを把握できるなどのメリットもあります。

ポイントをおさえて、定期的に履歴書を作成・アップデートしていきましょう。

1.フリーランスの期間が空白となってしまうから

フリーランス期間を履歴書に載せないと、履歴書上に一定の空白ができてしまいます。

履歴書が空白の期間は、何もしていないと判断され、マイナスに働く可能性が高いです。

書類審査を通過し面接に進むことになると、結局何をしていたかの説明を求められることでしょう。

そうなる前に、事前に請け負った業務を整理して、空白にならないよう履歴書に記載することをおすすめします。

2.企業が知りたいのはあなたのスキルや実績だから

企業があなたの履歴書を見るときは、あなたがどんな人物でどんなスキルがあるか、をチェックします。

フリーランスであったかどうかは思っているほど重要ではなく、経験やスキルの有無が重要です。

フリーランスの期間中に経験した業務や身に付けたスキルを中心に、実績として履歴書に記載しましょう。

3.フリーランスという働き方がマイナスではないから

「フリーランスで働いてたことを知られないほうが良いのでは?」と心配されている方も多いのではないでしょうか?

実はフリーランスとして働いていたことが、良い印象を与えるケースはたくさんあります。

なぜならフリーランスで仕事をするには、業務を遂行するスキルだけでなく、

  • 営業力
  • コミュニケーション力
  • 自己管理力

などが必要になるからです。

フリーランスで働いていたことを示すことにより、即戦力であると判断される場合もあります。

フリーランスとして、どのように案件を獲得し、どのようにクライアントとコミュニケーションを取り、どのような成果を残したのかを明確にしておきましょう。

クラウドソーシングを利用するフリーランスにとって履歴書が必要な場面

握手

履歴書を書くときには、フリーランス期間の業務もできるだけ記載しましょう。

ただそもそも、どのような場面で、履歴書が必要とされるのでしょうか?

フリーランス期間中は、必ず提出を求められるものでもありませんが、以下のような場面で必要となります。

  1. 社員として働くとき
  2. 業務委託契約をするとき
  3. フリーランスエージェントなどのサービスを利用するとき

自分自身の業務や経験を整理しつつ、必要な場面に備えておくことはとても重要といえるでしょう。

1.社員として働くとき

正社員やパート、アルバイトなど、雇用契約を結ぶ社員となるときには履歴書が必要です。

一般的な就職活動や転職活動と同様、書類審査や面接時に提出を求められることがほとんどです。

勤め先の企業によっては、履歴書だけでなく、業務内容を細かく載せた職務経歴書が必要になる場合もあります。

フリーランスとして携わった業務の整理をしておきましょう。

2.業務委託契約をするとき

大手企業からの案件を、月や年単位の長期で受注する場合、事前に履歴書の提出が求められる場合があります。

長く仕事を依頼するパートナーとして、あなたの素性や最低限の経歴を、発注時の参考としたいからです。

長期案件の獲得を希望する方は事前に用意しておきましょう。

また案件に応募するときは、書類として何が必要かをきちんと把握しておくことをおすすめします。

3.フリーランスエージェントなどのサービスを利用するとき

企業と実際にやり取りをしていなくても、長期雇用や契約を前提としたエージェントサービスを利用する際に、履歴書が必要な場合があります。

エージェントが、客観的にあなたの経歴を理解する必要があるからです。

履歴書だけでなく、職務経歴書が必要な場合もありますので、事前に準備しておきましょう。

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クラウドソーシングを利用するフリーランスの履歴書の書き方

書類

クラウドソーシングの経歴は、履歴書でどのように書けば良いでしょうか?

必ず載せるべき項目と、場面により載せるべき項目を分けて考えることをおすすめします。

以下1から6は、場面に関わらず必ず必要になる項目です。

7から9は、あなたの場面に合うものをお選びいただく項目です。

  1. 基本情報
  2. 学歴
  3. 職歴・実績
  4. 資格
  5. 志望の動機
  6. 自己PR
  7. 開業届を提出している場合に必要な項目
  8. 開業届を提出していない場合に必要な項目
  9. クラウドソーシングを利用している場合に必要な項目

一つ一つ見ていき、履歴書作りの参考としてください。

1.基本情報

基本情報とは、あなたの名前や住所など一般的な情報のことをいいます。

主には以下の6つです。

  • 氏名
  • 生年月日(満年齢)
  • 性別
  • 現住所
  • 連絡先
  • 本人証明写真

記載する際の注意点は、以下のとおりです。

  • 「ふりがな」であればひらがなで、「フリガナ」であればカタカナで、氏名や住所を記載する
  • 年齢は満年齢で記載する
  • 証明写真でスキャンしたデータはNGである
  • 証明写真は撮影から3ヶ月以内のものが好ましい

満年齢とは、生まれた年を0歳とする一般的な数え方になります。

七五三などで使う数え年で計算しないよう気をつけましょう。

採用に大きくプラスとなるポイントはありませんが、書いていなければ印象が悪くなってしまう可能性があります。

きちんともれなく書いておきましょう。

2.学歴

学歴を書く際のポイントとして、以下をおさえておけば良いでしょう。

  • 学校名や学部、学科名を省略しない
  • 高等学校の入学から記入する
  • 入学年や卒業年は、和暦か西暦表記のどちらかに統一する

大学院を出られた方は、大学院は卒業ではなく、修了となりますので、間違えないようにしてください。

もし中退した場合は、「家庭の事情により中途退学」と記載しましょう。

学歴は最重要項目ではありませんので、最低限のポイントだけ押さえて、間違えないようにだけ心がければ良いです。

3.職歴・実績

履歴書には、職歴・実績を要約して記載する必要があります。

正社員として勤めた職歴では、以下に気をつけて書きましょう。

  • 短期間でも正確に書く
  • 雇用形態や所属部署まで明記する
  • 和暦・西暦表記を統一する

フリーランス中の実績を記載するときは、

  • 業務を開始した年月
  • 業務の内容
  • 実績・成果

などを書きましょう。

細かく書きたい場合は別紙に記載する方法もおすすめです。

4.資格

保有している資格があれば、必ず履歴書に記載しておくべきです。

資格記載のポイントとして、

  • 正式名称で書く
  • 最初に運転免許関連の資格を記載し、そのほかを時系列で書く
  • 和暦・西暦表記を統一する
  • 最後に「以上」で締める

ことがあげられます。

もし免許・資格がない場合は、「特になし」とだけ記載しましょう。

業務に関連する資格は、書類審査でも有利となるので名称を間違えないように記載してください。

5.志望の動機

志望の動機は、最重要ともいえる項目です。

なぜなら一度フリーランスとなった人が就職をしたいというと、前向きでない理由が想像されてしまうからです。

応募先の企業は、

  • 即戦力として採用できるスキルを持っているか
  • 勤めるのに適している性格であるか
  • 金銭以外にも応募する目的があるか

などを気にしています。

後ろ向きな理由を避けて、なぜその企業に応募しているのかを明確にし、履歴書に記載しましょう。

6.自己PR

自己PR欄は、スキルはもちろん、経歴・職歴に載ってこない性格面を判断するために設けられています。

主に採用者は、

  • 組織やチームに属して働けるか
  • コミュニケーションが円滑に取れる性格か

を判断したいと思っています。

きちんと企業が求めている人材を把握したうえで、あなたがチームの一員として力になれることをアピールしてください。

自己PR記載のポイントとして、

  • 企業が求めている能力・スキルを把握する
  • アピールポイントに対して具体的な根拠を示す
  • 得意分野や成功体験を見つける

ことをおさえておきましょう。

7.開業届を提出している場合に必要な項目

開業届を出しているフリーランスの方の場合、

  • 開業日を届け出の日付と一致させる
  • 開業日をもって、「個人事業主として開業」という文言をいれる
  • 活動を辞めた日を、廃業日とする

というポイントを押さえて履歴書を書きましょう。

開業から廃業までの間は、従事した仕事を時系列に並べてください。

個人事業主としての屋号がある場合は、屋号の記載も忘れずに。

8.開業届を提出していない場合に必要な項目

開業届を出していない場合は、開業ではなく、活動という文言を使います。

明確な開業日が記載できないため、業務を開始した日付を、活動開始日として記入すれば良いでしょう。

また仕事を辞めた場合は、廃業ではなく、活動停止という文言になります。

9.クラウドソーシングを利用している場合に必要な項目

クラウドソーシングを利用した場合は、以下の項目を書くようにします。

  • クラウドソーシングのサイト名
  • 登録期間
  • 受注した案件名
  • 受注した案件数

サイトに登録した日を登録日、退会した日を退会日として、スキルや経験がわかるように時系列で記載しましょう。

クラウドソーシングを利用するフリーランスが履歴書を書く際のポイント

注意点

書く項目がわかっていても、正しいフォーマットがわからなければ書くことはできません

以下のとおり、履歴書のフォーマットで覚えておくべきポイントをまとめました。

  1. 正しい文字サイズは?
  2. 手書きの場合は?
  3. 数字は漢字で書くべき?
  4. 手書きで間違えてしまったら?

それぞれ見ていきましょう。

1.正しい文字サイズは?

文字サイズは、10.5ptから11ptが一般的です。

氏名については、14ptから18ptで大きくする必要があります。

色は黒、字体は明朝体で統一して書きましょう。

2.手書きの場合は?

手書きの場合は、黒ペンで記入します。

履歴書によっては、黒ペンか青ペンで記入するよう指示されていることもありますが、青ペンはインパクトがあったとしても印象があまり良くありません。

丁寧に黒ペンで記入することがおすすめです。

3.数字は漢字で書くべき?

数字の記入方法は、「1」「2」などのアラビア数字が一般的です。

もしアラビア数字以外を使用するのであれば、括弧でくくるなどほかと区別するように記載すべきです。

また全体をとおして、半角か全角のどちらかで統一することも意識しましょう。

4.手書きで間違えてしまったら?

手書きで間違えてしまったら、手間を感じても再度一から作り直すことをおすすめします。

修正液や修正テープで訂正することは絶対にやめてください。

どうしても一から書き直すのが嫌な場合は、二重線と訂正印で修正することが良いでしょう。

ただし与える印象を考えると、一から作り直すのが良い選択です。

クラウドソーシングを利用するフリーランスが履歴書の作成時に注意すること

転職

書くべき項目とフォーマットについてご説明をしてきましたが、最後に注意点をお話します。

あなたがどのような目的で履歴書を作っているのかによって、注意すべき点が変わってきます

こちらでは以下のとおり、3つの視点で解説します。

  1. 企業へ転職する場合の注意点
  2. 案件を受注する場合の注意点
  3. 秘密保持契約に注意しよう

一つ一つ見ていきましょう。

1.企業へ転職する場合の注意点

企業へ転職する場合の注意点は、志望動機で後ろ向きな理由を書かないことです。

なぜならフリーランスという働き方から転職すると、お金や安定のためではないかと思われてしまうからです。

確かにフリーランスには、

  • 不安定である
  • 営業をして仕事を獲得し続けなければならない
  • 自分で全て管理する必要がある

など、社員とは異なるデメリットがあるのも事実です。

しかしネガティブなことを避けたいから転職するという印象を与えてしまっては、書類審査や面接の通過は難しいでしょう。

言い方として、

  • 自分のスキルをより成長させたい
  • スケールの大きな仕事に携わりたい
  • 企業の方針やビジネスモデルに共感した

など、前向きな理由で転職を希望していることが伝わるように志望動機を整理して履歴書作りに臨んでくさい。

2.案件を受注する場合の注意点

フリーランスとして働いていても、長期の案件を請け負う場合などに、履歴書が必要になることがあります。

履歴書の提出時には、以下の2点に注意してください。

  • 過去の実績を正しく記載する
  • 現在進行中の案件を正しく記載する

正しく記載しないと、実力に見合わない案件やスケジュール的に無理がある案件の受注に繋がり、契約後にトラブルとなる可能性があります。

仕事の先行きが不安なために、多くの仕事を受けたくなる気持ちもわかりますが、フリーランスとして働き続けるなら、クライアントとの信頼関係を最優先におきましょう。

3.秘密保持契約に注意しよう

秘密保持契約とは、事業者が持つ情報の取り扱いを制限するための契約です。

秘密保持契約の有無などは案件により異なるため、業務内容やクライアント名を明かせる場合と、明かせない場合があることを理解しておく必要があります。

秘密保持契約では主に、

  • 情報を秘密に保持するための方法
  • 情報の使用目的
  • 適用される期間
  • 情報の返還方法

が記載されています。

契約違反により損害がでてしまうと、賠償責任まで発生してしまうので注意が必要です。

密保持契約の内容や情報の取り扱い方を正しく理解したうえで、履歴書の作成に入ることをおすすめします。

クラウドソーシングでのフリーランス経歴も履歴書に書いておくべき

本記事では、クラウドソーシングで働くフリーランサーの履歴書の必要性や書き方について解説してきました。

  • クラウドソーシングやフリーランスでも履歴書を用意しておくことがおすすめ
  • 履歴書の書き方は、目的により異なる
  • 履歴書を書く際には、記載事項に気をつけよう

クラウドソーシングやフリーランスでは、依頼主から信用を得るのがとても大切です。

客観的にスキルや実績を証明するためや、自分で何をしてきたかを整理するためにも、履歴書を上手く活用することをおすすめします。

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