プログラマーを辞めたい方必見|辞める前にやるべき4つのことを解説

公開日: 2022.07.18
更新日: 2024.01.29
プログラマー-辞めたい

「プログラマーの仕事が思ったよりも大変」
「プログラマーとして自分は向いていないかもしれない」

と思うことはありませんか?

プログラマーを辞めるべきかを考えても、本当に辞めるべきなのかや、辞めるとしても次はどうしたら良いのかで迷ってしまいますよね。

では、プログラマーとしての悩みを解決する方法はどのようなものがあるのでしょうか?

そこで今回は、

  • プログラマーが悩む理由やその対処法
  • プログラマーを本当に辞めるべきなのか
  • 転職やフリーランスのためのおすすめスクール

について詳しく解説します。

この記事を読めば、プログラマーとして悩んでいる方の進むべき方向がわかります

ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

プログラマーを辞めたいと感じさせる5つの理由

悩む男性

多くのプログラマーが「辞めたい」と感じるときに、共通した理由が存在します。

こちらでは、プログラマーを悩ませる理由である、

  1. 長時間労働
  2. 人間関係
  3. 苦手意識
  4. 覚える量が膨大でついていけない
  5. キャリアップに不安がある

について見ていきます。

今あなたが悩んでいることも多くの方が経験し、克服してきたことかもしれません。

それぞれ見ていきましょう。

1.長時間労働

プログラマーとして働くと、長時間労働で残業が多いことに悩まされます。

とくに未経験で入社したり、得意でない言語でのプロジェクトに関わったりすれば、仕事が思うように進まないこともあるでしょう。

そのため、会社が想定している時間よりも多くの時間を費やすこともあります。

また、プロジェクトの納期も決まっているため、必然と残業が増えてしまうことに繋がるのです。

2.人間関係

プログラマーとしての働き方は、一般的に想像されているよりも、チーム内での連携が必要です。

新人からベテランまでを含めたチームで作業を進めるため、チームメンバーとの相性により、ストレスを感じてしまう方も多いのが現状です。

人間関係に嫌気が差してしまうと、報告・連絡・相談などの基本的なことまで億劫になり、結果として仕事が上手くいかず悪循環となってしまいます。

3.苦手意識

プログラマーはさまざまなプログラミング言語を扱って、業務を遂行します。

システム開発の際にはエラーやバグはつきものです。

なかなか思い通りに作業を進められないこともあるため、苦手意識を感じやすい職種といえるでしょう。

一度芽生えた苦手意識が拭えずに、自分は向いてないと決めつけて辞めたいと感じる方が多いです。

4.覚える量が膨大でついていけない

プログラマーは、膨大な知識量を習得しなければなりません。

Webコンテンツはユーザーに合わせて改良していくため、れにともなって新しい技術を取り入れる必要があるからです。

  • ホームページ制作なら、HTML・CSS・JavaScript・PHP・WordPressなど
  • Webアプリケーションであれば、上記に加えて、ReactやVue.js、Djangoなどのフレームワーク
  • スマートフォンアプリでは、JavaやSwiftなど

加えて、システム構築のためにはデータベースやSQL言語に関する知識。

開発を進めていくためには、Visual Studio CodeやGitHubなどのツールに関する知識を身に付けます。

日常の業務に追われる中、平行して学習をしなければならない環境にストレスに感じる方は多くいるでしょう。

5.キャリアップに不安がある

プログラマーを続けていると、キャリアップに不安を感じる方もいらっしゃいます。

とくにプログラマーの中でも、コーディングやテストのみの担当であれば毎日同じことを繰り返すのが仕事となってしまいます。

上流工程やお客様とのやり取りも学ばなければ、キャリアアップができないのが、プログラマーの世界です。

プログラマーを辞めたいと感じたらやるべき4つのこと

くつろぐ男性

プログラマーとして働いているが、今後どうすれば良いかわからないという方のために、やるべきことをまとめました。

大きく分けてやるべきことは以下の4つです。

  1. ポジション(職種)を変えて働く
  2. IT関連講師やICT支援員として働く
  3. 休日は仕事を忘れてみる
  4. プログラミングを学び直す

勤めながらでもできることや、実際に転職先として考えてみることなど幅広くご紹介します。

できることから順番にでもやってみることをおすすめします。

1.ポジション(職種)を変えて働く

今の仕事で悩んでいる方は、業界は変えずに職種だけ変更すれば、問題が解決するかもしれません

なぜならIT業界にも以下のようなさまざまな職種があるからです。

  • システムエンジニア
  • プログラマー
  • ITコンサルタント
  • セールスエンジニア
  • プロジェクトマネージャー
  • プロジェクトリーダー
  • Webプロデューサー
  • Webディレクター
  • Webデザイナー
  • データアナリスト

現在関わっているプロジェクトでも、さまざまなメンバーでチームとなり、取り組んでいるはず。

自分のやりたいことに近いものがあれば、部署異動などで解決できるか試してみてください。

2.IT関連講師やICT支援員として働く

経験を活かして、別業界へ転職する方法です。

とくにワークライフバランスを重視して働きたい方には以下のような選択肢が向いているでしょう。

  • プログラミング講師
  • ICT支援員

プログラミング講師は、学びたい人を直接指導します。

対してICT支援員は、主に小中高等学校の先生に向けて、幅広いITに関する知識を指導します。

それぞれフルタイム制とシフト制による働き方を選べるので、時間に融通がきくのがメリットです。

3.休日は仕事を忘れてみる

もし今の仕事でストレスを感じているのなら、新しいことをやるのではなく、休みを有効に使うのも大切です。

今までご紹介した方法とは大きく異なりますが、これも仕事を長く続けるためには大切な考え方といえるでしょう。

仕事が上手くいかないからといって、休みの日に無理をしてしまうと疲れが取れずに逆効果です。

集中して仕事に臨めるよう、休みは趣味や習いごとなど楽しいと感じることに時間を費やしましょう

4.プログラミングを学び直す

「仕事でわからないことが多く、ついていくのが大変」と考えている方は、プログラミングをもう一度学び直してみるのはいかがでしょうか?

もちろん働きながらでは大変ですが、プログラミングスクールによっては、仕事終わりや土日にオンライン学習の機会も提供しています。

普段先輩には聞きにくいことも、スクールの講師であれば気兼ねなく質問できるでしょう。

今の悩みが知識不足からきているのなら、学び直すことが解決策となるはずです。

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プログラマーが仕事を辞め前に考えるべき3つのこと

お金の心配をする男性

「プログラマーを今すぐ辞めよう」と即決してしまうのは、非常にもったいないといえます。

辞めるべきでない理由をまとめましたので、今一度ご確認ください。

  1. IT業界はまだまだ人材不足の業界
  2. 収入がなくなる・減る可能性がある
  3. 今の会社と合わないだけかもしれない

1.IT業界はまだまだ人材不足の業界

IT業界では、2030年までに約79万人の人材が不足するといわれています。

これは単純に少子高齢化で働く人口が少ないことももちろんですが、各企業で機械化や電子化が進んでいるのが理由です。

多くの人材が不足するのであれば、転職などでの選択肢も広がるため、今辞めてしまうのはもったいないといえます。

2.収入がなくなる・減る可能性がある

仕事を突発的に辞めてしまうと、収入がなくなります。

もしくは辞めたいがために、正しい選択をせずに転職をしてしまうと収入の減少に繋がります。

プログラマーの収入は日本全体の平均より高水準であることから、未経験で収入がアップする転職先を見つけるのは難しいです。

本当に今すぐ辞めるのが良い選択かどうかは、今一度検討する必要があるでしょう。

3.今の会社と合わないだけかもしれない

プログラマーとして自信をなくしてしまうと、辞めたいと感じる方も多いことでしょう。

ただあなたが嫌な気持ちになっているのは、あなたの能力とは関係なく、会社と合わないだけかもしれません。

もし今の会社に以下のような特徴が見られる場合、プログラマーとして別の会社に転職をすることをおすすめします。

  • 同じような業務ばかりさせる
  • 社員を大切にしていない
  • IT大手の子会社で下請け業務ばかりを請け負っている

このような会社であれば、思い通りに動く人が良い社員として扱われ、長く続けていても成長が難しい可能性が高いです。

せっかくプログラマーとしてのキャリアを歩み始めたのであれば、会社を変えて試してみるのが良いでしょう。

プログラマーを辞めるべきか迷う人の判断基準

悩む男性

プログラマーを辞めるべきか迷っている方のために、判断する基準を紹介します。

  1. 今後の目標はなにか?
  2. 新しいことを覚える気はあるか?
  3. 勤めながらできることは全ておこなったか?

上記と自分の状況を照らし合わせて決断しましょう。

それぞれ見ていきます。

1.今後の目標はなにか?

プログラマーをどうしても辞めたいと思ったなら、今一度自分の目標を考えてみましょう。

今後の方向性が明確になれば、退職する決断もできるはず。

今の仕事が将来の目標に繋がっているのなら、方法を変えてでも続けていくのが良い選択といえるでしょう。

2.新しいことを覚える気はあるか?

プログラマーを辞めるということは、ほかの仕事をするということです。

ほかの仕事をするということは、新しいことを一から覚え直す必要があります。

どのようなことに悩んで、プログラマーを辞めたいのかにもよりますが、新しい場所でも最初のうちは知識不足で悩んでしまうこともあるでしょう。

どうせ学ぶ必要があるのなら、経験のあるプログラミングと全くの新しいものとどちらのほうが良いかを今一度考えてください。

3.勤めながらできることは全ておこなったか?

今の会社を辞めると決断する前に、何が嫌で辞めたいのかを整理して、その問題が解決可能かを一度考えてみましょう。

例えば、

  • 人間関係が問題なら、部署を異動できないか
  • 疲れが溜まっているのなら、有給休暇を長めに取得して休んでみたらどうか
  • 職場環境に疑問を感じるのなら、システムの導入や教育制度の改善で解決できないか

などがあげられます。

今まで積み上げたキャリアを離れることは、少なからずデメリットもあるでしょう。

もし辞めずに解決できることがあるなら、すべて試してみることをおすすめします。

プログラマーがフリーランスになるための4STEP

ステップアップ

どうしても会社を辞めたいのであれば、フリーランスという働き方はいかがでしょうか。

フリーランスとはあなた個人が、企業などの事業主と業務委託契約を結び、指定された業務をおこなうという働き方です。

同じプログラマーでもフリーランスであれば、自由な働き方ができるので検討しても良いかもしれません。

具体的にフリーランスとなるためには、以下のようなステップで進みましょう。

  1. スキルを身につける
  2. 実務経験を身につける
  3. 副業からコツコツ始める
  4. フリーランスとして独立する

隙間時間からでも準備はできるので、将来の目標の一つとして始めてみませんか?

1.スキルを身につける

フリーランスとなるためには、スキルを身につけることが第一です。

スキルを身につけるためには、

  • 独学
  • プログラミングスクールに通う

と、大きく2通りあります。

独学の場合、疑問点を一人で解決する力がなければ挫折に繋がってしまいます。

一人で学習を続けられる自信がない人は、プログラミングスクールに通うことをおすすめします。

2.実務経験を身につける

フリーランスで仕事を受注するためには、スキルだけでなく経験も必要です。

経験の目安は、1年以上が妥当といわれています。

つまり今の業務に最低1年以上関われば、フリーランスとして案件が獲得できるかもしれません。

もしくは今の業務とは別の分野で案件を受注したいなら、プログラミングスクールのフリーランス向けコースを受講するのも一つの手法です。

自分の目標に合う方法で始めてみましょう。

3.副業からコツコツ始める

スキルと経験が一定以上になりましたら、副業からスタートしてみることをおすすめします。

自分で案件を獲得できない場合でも、クラウドソーシングサービスなどを利用すれば、隙間時間で案件の受注が可能です。

案件のボリュームや納期などもさまざまなので、無理のないものから始めてみるのが良いでしょう。

4.フリーランスとして独立する

副業としてある程度経験を積めば、フリーランスとしての独立が見えてきます。

独立するかどうかは以下を目安にすると良いでしょう。

  • クラウドソーシングサイトなどで目に見える実績がある
  • 継続した案件をもらえるクライアントが数社ある
  • 生活費の1.2倍から1.5倍の売上がある

フリーランスとしての収入はあくまでも売上です。

毎年確定申告をし、売上に応じた税金を収めなければなりませんので、収入に少しゆとりを持たせておくのが良いでしょう。

プログラミングを学び直すのにおすすめのスクール3選

Eラーニング

IT業界は今後も人材不足であることを考えると、今のIT業界に居続けるのが良い選択でしょう。

転職するとしても、フリラーンスになるとしても、改めて必要な知識を身につけることが大切です。

こちらでは学ぶのに適した3つのスクールをご紹介します。

  1. DMM WEBCAMP
  2. サムライエンジニア
  3. Code Camp

無料体験もありますので、迷ったら今の状況を相談してみるのも一つでしょう。

1.DMM WEBCAMP

DMM WEBCAMPは、動画配信やオンライゲーム、オンライン英会話などを展開するDMM.comグループが運営するプログラミングスクールです。

主な特徴は以下のとおり。

  • 現役のエンジニア講師による学習サポート
  • 完全無料の転職・副業サポート
  • 学びたい内容に応じて選べるコース

フルタイムで学習するコースだけでなく、仕事をしながらでもスキルを身につけられるコースも魅力の一つです。

厚生労働省指定の専門実践教育訓練給付金制度の対象にもなっているので、最大で70%(限度額は56万円)のキャッシュバックもあります。

2.サムライエンジニア

サムライエンジニアは、株式会社SAMURAIの運営するオンラインでも受講可能なプログラミングスクールです。

主な特徴は以下のとおり。

  • マンツーマン専門のプログラミングスクール
  • 指導実績35,000名突破
  • 独自開発の学習管理システムと質問掲示板

転職を前提とした転職保証コースやフリーランスを目指すためのフリーランスコーが用意されています。

目的に合わせて利用方法もさまざまなので、まずは無料で相談してみることをおすすめします。

3.Code Camp

Code Campは、コードキャンプ株式会社が運営するオンラインプログラミング学習サービスです。

主な特徴は以下のとおり。

  • 学習後のキャリアサポート
  • 受講者数50,000名以上
  • アプリをゼロから作れる実践的なカリキュラム

主なコースとして、プログラミングをマスターするための「Webマスターコース」とデザインスキルを身につけるための「Webデザインマスターコース」が用意されています。

また2つを合わせた学び放題のオーダーメイドコースや、言語に特化したコースの選択も可能です。

自分の弱点をピンポイントで克服したい方は一度無料相談してみるのが良いでしょう。

まとめ:プログラマーを辞めたい人も、視点を変えればできることはたくさんある

本記事では、プログラマーをなぜ辞めたいと思うのかや、辞めたいときはどうすべきなのかを解説してきました。

  • プログラマーとして悩んでいるなら、何が原因かを特定しよう
  • プログラマーは今後も需要がある仕事なので、辞めるのはもったいない
  • プログラマーとして成功する道はたくさんある

「プログラマーの仕事を続けるのが辛い」と思っている方も多いでしょう。

ただ今の職場が合わないだけで、プログラマーとしてのキャリアを捨ててしまうのはもったいないです。

転職やフリーランスも視野に入れればできることはたくさんあります。

必要であれば、学習をし直して、新たなスタートを切ってみるのも良いのではないでしょうか?

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