クラウドソーシングとクラウドファンティングってなに?|それぞれのメリットやおすすめのサービスを紹介

公開日: 2022.07.19
更新日: 2024.01.29
クラウドソーシング クラウドファンディング

「クラウドソーシングとクラウドファンディングってなにが違うの?」
「名前がよく似ていてわからない」

と思うことはありませんか?

近年、クラウドソーシングとクラウドファンディングはさまざまな企業に取り入れられています。

一体それぞれどんな特徴があるのでしょうか。

そこで今回は

  • クラウドソーシングとクラウドファンディングの違い
  • それぞれのメリットやデメリット
  • サービスを選ぶときのポイント

いついて解説していきます。

この記事を読めば、社内の生産性を向上させるサービスを見つけられます。

ぜひ最後まで読んでみてください。

クラウドソーシングとクラウドファンティングの違いを解説

解説者

クラウドソーシングとクラウドファンディングはよく似た名前ですが、それぞれ違うサービスを提供します。

  1. クラウドソーシングとは
  2. クラウドファンディングとは

順番に解説していきます。

クラウドソーシングとは

クラウドソーシングとは、通常インターネットを介して、多くの人々から仕事やアイデアを調達するプロセスとして定義されます。

群衆の力を活用することで数人でおこなうよりも効率的・効果的に物事を成し遂げる方法であり、さまざまな種類のサービスがあります。

代表的なクラウドソーシングは、マイクロタスクと呼ばれるものです。

これは、大きな仕事を、コンピュータとインターネット接続環境があれば誰でも完了できるような、扱いやすい小さな仕事に分解していきます。

例えばAmazonのMechanical Turkは、マイクロタスクのプラットフォームとして有名です。

クラウドファンティングとは

クラウドファンディングとは 多くの人々から寄付を募り、プロジェクトや目的のために資金を調達することができるサービスです。

寄付者は、プロジェクトに資金を提供することを選択し、寄付した金額に応じて見返りを受け取ることができます。

個人的な活動から慈善活動まで、さまざまな目的のために資金を集めることができる素晴らしい方法です。

また、プロジェクトや活動に人々を巻き込み、その周辺にコミュニティを形成するのに最適といえるでしょう。

クラウドソーシングを利用するメリット・デメリット

コスト削減

近年、クラウドソーシングを利用した働き方が注目されているめ、登録する企業やワーカーの数は増えています。

利用する際は、しっかりメリット・デメリットを把握しておきましょう。

  1. クラウドソーシングのメリット
  2. クラウドソーシングのデメリット

それぞれ解説していきます。

クラウドソーシングのメリット

クラウドソーシングを利用するメリットは数多くあります。

おそらく最も明白なのは、潜在的な労働者や貢献者の大規模なプールへのアクセスをビジネスに提供することです。

これは、あるタスクやプロジェクトを迅速に完了させる必要がある場合や、現在の従業員では見つけることが難しい特定のスキルを活用する必要がある場合に、とくに役立ちます。

クラウドソーシングのもう一つの利点は、コスト削減につながることです。

正社員や外注を雇うより、わずかな金額で仕事をしてくれる人がたくさんいるので、費用対効果の高い方法で仕事をすることができます。

クラウドソーシングのデメリット

情報やアイデアを得る方法として、クラウドソーシングを利用することには、いくつかのデメリットがあります。

最も大きなデメリットの1つは、結果に偏りが生じる可能性があることです。

あるトピックについて大勢の人に意見を求めると、結果に偏りが生じる可能性が高くなります。

これは、人々がそのトピックについて強い意見を持っている場合、質問に答える可能性が高くなるためです。

また、クラウドソーシングのデメリットとして、意見を提供する人がそのトピックの専門家であることを確認することが難しい場合があります。

クラウドソーシングの目的は、集団から最適なアイデアや情報を得ることなので、これは重要なことです。

もし、その集団がそのトピックの専門家でない場合は、望んでいた結果とは異なるケースがあります。

クラウドソーシング-始め方クラウドソーシングの始め方を徹底解説|初心者が稼ぐ3つの方法も紹介

おすすめのクラウドソーシング4選

サムズアップ

下記5つは、多くの有名企業が取り入れているクラウドソーシングです。

  1. クラウドワークス
  2. ランサーズ
  3. ココナラ
  4. シュフティ

それぞれ紹介していきます。

1.クラウドワークス

クラウドワークスは、日本のクラウドソーシングプラットフォームおよびサービスプロバイダーです。

登録ユーザー数は150万人を超えており、世界最大級のクラウドソーシングプラットフォームとなっています。

具体的には、

  • Webやアプリの開発
  • デザイン
  • オンラインマーケティング
  • カスタマーサービス

など、さまざまな業務について、企業や個人とフリーランサーのグローバルネットワークをつなぎます。

企業はプロジェクトを投稿してフリーランサーから入札を受け、一緒に仕事をしたいフリーランサーを選択できます。

公式サイト:クラウドワークス

2.ランサーズ

ランサーズは、企業が世界中のフリーランスとつながることができるサービスです。

登録者の中には専門スキルを持ったワーカーもいるため、質の高い成果物を納品してもらえます。

導入企業は、すでに35社を突破しており、信頼できるクラウドソーシングといえるでしょう。

発注する際も、専門のアドバイザーがサポートしてくれるので初めての方でも安心して利用できます。

公式サイト:ランサーズ

3.ココナラ

ココナラは自分の持つスキルを売ったり、買ったりできるクラウドソーシングです。

Web制作やイラストなどの一般的なスキルもあれば、占いやファンションアドバイスまでと、少し変わったスキルを提供する人もいます。

このように、あるスキルに特化したワーカをすぐに見つけられるのがメリットです。

ただし、ほかのクラウドソーシングと比較して手数料が高いので注意しておきましょう。

公式サイト:ココナラ

4.シュフティ

シュフティとは主婦層向けのクラウドソーシングサービスです。

登録者の多くは、育児や家事、介護などで外に働きに出れない主婦たちになります。

主婦の在宅ワーカーは就業意識高い人、優秀な人が多いのが特徴です。

また、社会経験が豊富な方が多く、コミュニュケーション能力にも長けているため、安心して業務を依頼できるでしょう。

公式サイト:シュフティ

クラウドソーシングを選ぶ3つのポイント

手数料

クラウドソーシングの会社を選ぶのは、大変な作業です。

自社にあったサービスを選択できるよう、下記3つのポイントを参考にしてください。

  1. サービス手数料
  2. 案件の数
  3. ジェネラリスト型かスペシャリスト型か

1.サービス手数料

クラウドソーシング会社を選ぶ際のポイントは、サービス料金です。

高すぎず、安すぎず、適正な価格であるサービスをおすすめします。

高いサービス料の場合、得られる報酬は少なくなりますが、料金が安すぎる会社はどこかで手抜きをしている可能性が高いです。

クラウドソーシングによって報酬から引かれる料金が異なるので、利用する前に必ず確認しておきましょう。

2.案件の数

クラウドソーシングを利用する際は、案件数を確認しておきましょう。

一番大きな理由は自分の能力や得意分野にあった案件を探すことが必要だからです。

案件数が多いクラウドソーシングほど、いろいろな種類の案件があり、自分の能力や得意分野にあった案件を見つけやすいです。

反対に、案件数の少ないクラウドソーシングは、自分の受注できる案件が見つからない可能性があります。

そのため、なるべく案件数が多いクラウドソーシングを選ぶようにしてください。

3.ジェネラリスト型かスペシャリスト型か

クラウドソーシングには、大きく分けて「ジェネラリスト型」と「スペシャリスト型」の2種類があります。

ジェネラリスト型は幅広いサービスを提供し、スペシャリスト型は特定の分野や業界に特化したサービスを提供します。

つまり、両者の主な違いは提供するサービスの範囲です。

もう一つの違いは、価格です。

ジェネラリスト型は、より幅広いサービスを提供するため、スペシャリスト型よりも高価になる傾向があります。

この2種類から、自社にあったサービスを選択するようにしましょう。

クラウドファンティングを利用するメリット・デメリット

クラウドファンティング

クラウドファンディングの市場規模は年々伸びており、今後も拡大すると予想されています。

利用するにあたって、募集する側・支援者側の双方にメリットとデメリットが挙げられますので、あらかじめ把握しておきましょう。

  1. クラウドファンディングのメリット
  2. クラウドファンディングのデメリット

それぞれ解説していきます。

クラウドファンディングのメリット

クラウドファンティングのメリットは、会社で扱う商品やサービスのPRやプロモーションの一つとして使えることです。

何故かというと、クラウドファンディングを扱うサイトでは新商品やサービスなどを必要としている人が大勢集まるからです。

具体的には、このような人は通常の通販サイトのように単に商品を買うのと違い、市場には出回ってない良い商品などを見つけて先に購入したいと思うからですよね。

こうした人へ効率よく働きかけられることは、購入型タイプのクラウドファンディングの魅力です。

クラウドファンディングのデメリット

クラウドファンディングのデメリットは、お金を出す側から見た場合、出したお金が返ってこないことやキャンセルができないことが挙げられます。

購入後起案者から全く連絡が取れなくなることが発生した場合も、出したお金は必ず返ってくる保証はなく、一度支援や投資をするとキャンセルできません。

一方、お金を受け取る側から見た場合、多くの手続きや業務が発生し管理が難しいこと、一度プロジェクトを公開するとWeb上から削除できない点が挙げられます。

不特定多数の方を対象にしているので多岐にわたる業務をミスなく管理することが必要で、達成してもしなくてもweb上に残るので後悔することもあるので十分に考えてスタートする必要があります。

クラウドファンティングおすすめサイト5選

評価比較

下記5つは、登録者数が多く、これまでのプロジェクト成功率の高いクラウドファンディングです。

  1. CAMPFIRE
  2. Makuake
  3. kibidango
  4. Readyfor
  5. Good Morning

それぞれ紹介していきます。

1.CAMPFIRE

あまり知られていないクラウドファンディングのプラットフォームとして注目されているのが、CAMPFIREです。

日本を拠点とするCAMPFIREは、アジアで最も人気のあるクラウドファンディング・プラットフォームの一つであり、数多くの著名なプロジェクトの資金調達に貢献しています。

他のプラットフォームと異なるのは、コミュニティ形成とエンゲージメントに重点を置いている点です。

CAMPFIREに参加するプロジェクトは、プロジェクト参加者とどのように関わっていくのか、明確な計画を立てることが求められています。

2.Makuake

Makuakeは、日本の人気ソーシャルネットワーキングサイト「mixi」の創設者に開発されたクラウドファンディングです。

これまでにも、

  • インスタントラーメンの開発
  • ペットの飼い主のためのソーシャルネットワーク
  • 音声で操作できるスマートウォッチ

など、さまざまなプロジェクトがMakuakeによって資金調達されています。

日本語と英語に対応しており、世界中の起業家がプロジェクトを実現するために利用しています。

3.kibidango

kibidangoは成功率80%のクラウドファンディングです。

クラウドファンディングに慣れていない人でも問題なく使えるように、シンプルでわかりやすいプラットフォームになっています。

キャンペーンを作成するプロセスを説明する明確で簡潔なチュートリアルがあり、全プロセスは数分で完了します。

Kibidangoのもう一つの素晴らしい点は、資金調達の方法に関して多くの柔軟性を提供することです。

そのため、はじめてクラウドファンディングをおこなう人におすすめです。

4.Readyfor

Readyforは、支援者数90万人を超えるクラウドファンディングです。

人気の理由は、下記にあります。

  • 業界最安値の手数料
  • 完全報酬型制度
  • 早期入金オプション(早く集まった支援金を期日前に受け取れる制度)

サポート内容も充実しているため、初心者から経験者まで安心して利用できます。

 5.Good Morning

Good Morningは、社会問題に向き合っている人にクラウドファンディングを提供し、支援する社会的企業です。

自分たちが支援したプロジェクトやニーズをすべて記録できるため、お金がどこにいっているのかを正確に把握できます。

具体的には、

  • 障害者の社会参加プロジェクト
  • シニア向けスマホスクール
  • 保護犬猫を助けるコミュニティ

このように、医療支援を必要とする人々の支援から、教育資金の提供まで、あらゆる種類のプロジェクトに資金を提供しています。

クラウドファンティングサイトを選ぶ3つのポイント

クラウドファンティング

人々がクラウドファンディングを選択する理由はさまざまです。

どれが自分のプロジェクトに適しているのか、判断するのは難しいかもしれません。

ここでは、選択する際に考慮すべき点をいくつか紹介します。

  1. 利用目的
  2. 成功率
  3. 手数料

1.利用目的を明確にする

まず、あなたの目的が何であるかを決定する必要があります。

すぐに多額の資金が必要なのか、それとも必要な資金を集めるために長い期間待ってもいいのか。

もし、すぐに資金が必要なら、利用者が多く使いやすいプラットフォームを選ぶとよいでしょう。

もう少し待ってもいいということであれば、もう少しニッチなプラットフォームを選ぶことをおすすめします。

利用前にサイトのガイドラインに目を通し、あなたがやろうとしていることに適しているかどうかを確認するのに時間をかけてください。

2.成功率

正しいクラウドファンディングのプラットフォームを選択する鍵は、成功率に注目することです。

  • そのプラットフォームで成功したキャンペーンはどれくらいあるのか?
  • 平均調達額はいくらなのか?

成功率が低い場合、中途半端は資金しか集まらず、プロジェクトの評判は落ちる可能性があります。

気になるクラウドファンディングは充分にリサーチして利用しましょう。

3.手数料

クラウドファンディングによって、手数料が異なります。

集めたお金の何パーセントかを取るものもあれば、一律の手数料を取るものもあります。

トラブルを回避するためにも、利用する前にあらかじめ手数料を確認しておきましょう。

クラウドソーシングとクラウドファンディングは自社の条件にあるサービスを選択しよう

本記事では、クラウドソーシングとクラウドファンディングの違いについて解説しました。

  • クラウドソーシングはインターネットを介して、不特定多数の人に業務委託できるサービス
  • クラウドファンディングとは人々から寄付を募り、目的のために資金を調達できるサービス
  • どちらも利用する目的を明確にする必要がある

クラウドソーシングやクラウドファンディングは、今後ますます市場規模が伸びると予想されます。

利用する際は、社内のどんな業務を依頼するべきなのか、そもそも本当に必要なのか。

このような条件を明確にして、登録するようにしてください。

うまく利用できれば、社内業務の効率化を図り、生産性を高められるでしょう。

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