テレアポを辞めたい7つの理由とは。取るべき3つの行動やおすすめの転職先4選を紹介
「このままテレアポを続けていくのはしんどい」
「もう電話を取ることすらしたくない」
と思うことはありませんか?
テレフォンアポインターの仕事は非常にストレスが多く、クレーム処理やいたずら電話の対応などが、精神的に耐えられないという人も多いです。
では、テレアポを辞めて転職したい人には、どんな転職先があるのでしょうか?
今回は、
- テレアポを辞めたい理由
- テレアポを辞める前に考えるべきこと
- テレアポからおすすめの転職先
ついて詳しく解説します。
この記事を読めば、テレアポを辞めた後の転職先のイメージが持てます。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
テレアポを辞めたい理由7選
テレアポとは「テレフォンアポインター」の略称です。
電話での営業やアポイントを取る業務をおこないます。
辞めたいと感じる具体的な理由には、一体どのようなものがあるのでしょうか。
主に下記の理由で、辞めたいと感じている人が多いようです。
- 精神的にきつい
- ノルマが辛い
- やりがいを感じる瞬間が少ない
- スキルを習得できない
- 給与が低い
- バイトでもできる仕事だから
- 将来が不安になった
それぞれ順番に見ていきましょう。
1.精神的にきつい
テレアポの業務が精神的にきつく、辞めたいと感じる人は多いです。
なぜなら、顔が見えないという特殊な状況での接客をしなければならないからです。
お客様の中には、
- 高圧的な態度をとる
- 憤りをぶつける
- クレームを訴えてくる
といった、さまざまな方が多く、ストレスが溜まりやすいでしょう。
このような方との対話に、日常的に精神がすり減ってしまうため、辞めたいと感じる方は多いです。
2.ノルマが辛い
テレアポ業務のノルマや目標が高すぎることで、心や身体を害してしまう可能性があります。
高すぎる目標はやる気を無くさせ、うつ病など精神疾患の原因にもなりかねません。
たとえば、自分からお客様に営業をする場合、1日で受注できる件数はせいぜい1件から2件と挙げられます。
職場によっては、1日のノルマが50件というような、無理難題を課されることも。
どうやっても達成できないノルマを課せられ、ストレスで追い込まれて、テレアポが嫌になる人もいます。
3.やりがいを感じる瞬間が少ない
テレアポを辞めたい理由として、やりがいの無さを感じている人もいます。
決められた内容を繰り返し案内したり、ヒアリングしたりすることが主な業務のため、業務自体は単調だからです。
さらに、お客様からのクレームに晒されながら1日中電話をし続けることに、強いストレスを感じる場合もあるでしょう。
とくに、債権回収系の業務ではお客様から感謝されることは少ないので、やりがいを感じられる機会は少ないです。
4.スキルを習得できない
スキルの習得ができないことも、テレアポを辞めたい理由として挙げられます。
テレアポでは、電話でのコミュニケーションスキルや営業スキルは得られますが、そのほかのスキルは身につかないからです。
成長意欲がある人ほど「テレアポ以外のスキルが身に付けられない」と不満を感じるでしょう。
このような環境から、テレアポを辞めたいと悩む人はたくさんいます。
5.給与が低い
テレアポの給与が低いことも、辞めたい理由に繋がります。
なぜかというと、比較的高給というイメージなものの、営業職の強いアウトバウンドの場合、歩合制の成果報酬となることが多いからです。
当然、成約がとれなければ給与が低くなるため、自分の好きなことができないと不満を感じる人も多いでしょう。
また、ある程度契約を取ったとしても安い報酬しか得られない場合、割が合わなくなったと感じて辞めたくなる場合もあります。
6.バイトでもできる仕事だから
アルバイトでもできる仕事であることに自信を無くし、辞めたいと感じる場合もあります。
テレアポの業務は、学生のアルバイトと一緒におこなうことも多いです。
そのため、バイトでもできる仕事だからと、仕事への誇りを持てなくなることにも。
また、歩合制のアウトバウンドでは、経験が薄いアルバイトに歩合で負けたりすることもあるでしょう。
このような状況で自信を無くしたり、アルバイトの補充の容易さに焦りを感じて辞めたいと感じるケースもあります。
7.将来が不安になった
将来的な不安から、テレアポを辞めたいと感じている人もいます。
テレアポは、ほとんどの会社や企業ではマニュアルがあり、マニュアルどおり業務を遂行することが求められるからです。
そのため、スキルアップの機会が少なく、キャリアアップを考えたときに不安を感じる人も多いでしょう。
自分で考えて仕事をする機会が少ないので、将来に不安を感じる要因となっています。
「仕事ができないから辞めたい…」仕事ができないと思う理由と対処法5選を解説!テレアポに向いている人・向いていない人の特徴
テレアポはその特性上、向き・不向きがはっきりしていると言えます。
テレアポに向いていないのにも関わらず仕事を続けるのは、心にも体にも悪影響を及ぼすことも。
- テレアポに向いている人
- テレアポに向いていない人
あなたはにどちらに当てはまりますか、見ていきましょう。
1.テレアポに向いている人
テレアポに向いている人の特徴としては、下記が挙げられます。
- ストレス耐性に強い
- ポジティブで前向きな性格
- 人と話すことが好き
テレアポでは、クレームが来たときや罵詈雑言を吐かれたときでも、すぐに心を切り替える技術が必要です。
日々業務をこなしていく中で、クレームは付き物。
トラブルが起きてもあまり深く考えず、常に前向きに物事を考えられる人は、テレアポに向いていると言えます。
2.テレアポに向いていない人
一方で、テレアポに向いてない人は下記の特徴があります。
- 些細な言葉でも気にしすぎてしまう
- 一度クレームが来てしまうと、その後の業務ができなくなる
- 毎日同じ業務をすることが苦痛
クレームや自分の失敗について考え込みやすい人は、メンタルが落ち込むと業務継続が難しくなるため、テレアポに向いていません。
いたずら電話や理不尽なクレームなど、どんなに気を付けていても避けられないトラブルはあります。
このような状況がどうしても耐えられないという方は、テレアポに向いていないと言えるでしょう。
「仕事を辞めたい…」ストレスで限界がきたときの7つの症状や対処法を解説「テレアポを辞めたい」と感じたら取るべき3つの行動
次にテレアポを辞めたい、と感じたときに取るべき行動について解説します。
- 休暇を取る
- 信頼できる人に相談する
- 部署・配置移動を申し出る
辞めたいと思ったときに感情的に辞めるのではなく、まずは落ち着いて、自身の悩みを解決するために行動しましょう。
1.休暇を取る
テレアポを辞めたい気持ちが強くなったら、一時休暇を取ってリフレッシュをはかりましょう。
仕事から離れて心と体を休めることで、人生を前向きに考えられます。
テレアポは資格不問の就業しやすい仕事で、雇用者にとっても人員の補充がしやすいため、長期休暇も取りやすい傾向にあります。
仕事に疲れたとき、辞めるか続けるかどちらにしても一旦業務から離れて、ゆっくり考える時間を取りましょう。
2.信頼できる人に相談する
テレアポを辞めたいと感じたときは、信頼できる人に相談することも大事です。
自分だけで抱え込まずに相談することで、自分では解決できないと感じていたことも、別の良い方法が見つかる可能性もあります。
家族や恋人、友達など誰でも良いですが、自分一人だけで悩みを抱え込まないようにしましょう。
自分の思っている以上に、周りの人は自分のことを客観的に見てくれています。
3.部署・配置移動を申し出る
部署・配置移動を申し出るのも、ひとつの方法です。
仕事で最も感じるストレスは人間関係とされているので、部署が変わると途端に働きやすくなるケースもあるからです。
自分から新規のお客様に電話をかける業務が向いていない場合、既存のお客様をサポートする部署に移動することもおすすめします。
所属している部署の人間関係や、業務内容に不満があって環境を変えたいときは、上司に異動願いを出しましょう。
長く続けられる仕事に就きたい人必見!やるべきこととおすすめの仕事9つを紹介テレアポからおすすめの転職先4選
つぎに、現在の業務スキルや経験をそのまま活かせる転職先を紹介します。
- 営業職
- 事務職
- 販売職
- 技術職(エンジニア・プログラマー)
業界初心者・未経験者でも取り組みやすい職種を選びました。
ぜひ参考にしてみてください。
1.営業職
テレアポからの転職は、営業職がおすすめです。
中でも、インサイドセールスと呼ばれる、電話とメールを活用した営業方法と相性が良いからです。
業務自体は、電話やWeb上ですべて完結するので、テレアポで得た経験や能力なども大いに活かせるでしょう。
外回りの営業だと抵抗がある人も、電話やメールでの営業であれば対面することはないので、未経験でも取り組みやすいです。
2.事務職
テレアポ経験者におすすめできる転職先は、事務職です。
大きな理由として、テレアポ経験者は、
- 丁寧な言葉使いができる
- 電話でのコミュニケーション能力が高い
- 柔らかい印象の人が多い
といった、特徴をもっている方が多いでしょう。
事務職の業務は会社によって異なりますが、
- データ入力
- 書類のファイリングや管理
- 営業資料の作成
- 営業サポート
など、会社全体のサポート的な役割がメインとなります。
未経験からでも転職しやすい職種であり、サポートすることが好き・得意な方にとっては事務職はおすすめです。
3.販売職
テレアポのなかでも、新規のお客様の開拓をしていた方におすすめなのが、販売職です。
電話口での接客スキルがそのまま転用でき、即戦力として活躍できる可能性が高いからです。
たとえば、テレアポで健康食品を販売していた場合は、ドラッグストアの販売員などのキャリアチェンジもできます。
テレアポで培った経験やノウハウに自信がある方は、販売職にチャレンジしてみるのも良いでしょう。
4.技術職(プログラマー・エンジニア)
テレアポからの転職として、プログラマー・エンジニアもおすすめです。
その理由は、平均年収が高い水準だからです。
ほかにも、技術職のメリットとして、
- スキルを身に付けられる
- 場所・時間を問わず働ける
- 長期的なキャリア形成ができる
といった、やりがいを得られます。
また近年では、プログラマー・エンジニアの供給は足りていないため、需要が高め。
多くのメリットを得られることから、テレアポから技術職への転職はおすすめです。
テレアポから転職に成功する3つのコツ
テレアポに関わらず、自分の希望どおりに転職を進めていくにはコツがあります。
確実に転職を成功させるために、下記を押さえておきましょう。
- 早めに転職先を探す
- 転職先に求める条件を明確にする
- 就職してからのキャリアプランを立てる
それでは、ひとつずつ解説していきます。
1.早めに転職先を探す
テレアポを辞める決心がついたら、早めに次の転職先を探しましょう。
「思い立ったが吉日」と言いますが、辞めたいと思ったときに行動しなかったことで、辞めるタイミングを逃してしまうことがあります。
具体的には、辞めたいと思ったらすぐに転職エージェントや転職サイトに登録して、興味がある仕事の求人を見てみましょう。
早めに行動することで、驚くほど早く、理想的な転職先を探せるかもしれません。
2.転職先に求める条件を明確にする
転職に成功するコツは、転職先に求める条件を明確にすることが挙げられます。
条件を明確にすることで、転職後のミスマッチを防げます。
具体的には、
- 年収
- 福利厚生
- 休日の取りやすさ
- 雇用形態
- 働きやすさ
などの中から、自分がこだわりたい条件をピックアップしましょう。
おすすめな方法は、こだわりたい条件の優先順位を、チェックシートなどを作って整理することです。
スムーズに転職活動を進めるためにも、転職先に求める条件を明確にしておきましょう。
3.就職してからのキャリアプランを立てる
転職先に就職してからのキャリアプランを、事前に立てておくことも大切です。
キャリアプランを作ることで、面接や選考で困らないことはもちろん、自己分析にもなります。
キャリアプランを考えるときには、
- 自分の好きなこと、得意なことを書き出す
- 自分の嫌いなこと、苦手なことを書き出す
- 転職先の会社で働いた後、どんな人物になっているのかをイメージする
- その会社でないとダメな理由を書き出す
といった、さまざまな形で自己分析をしつつ、今後のキャリアについてリアリティに考えることが大事です。
転職後の人生をより良いものとするためにも、必ずキャリアプランを考えた上で、転職活動に取り組みましょう。
まとめ:テレアポを辞めたい人は、退職後のプランを考えて行動しよう
本記事では、テレアポを辞めたい人に向けて、辞めたい理由やおすすめの転職先について解説してきました。
- テレアポは精神的なダメージが強く、精神を病む場合もある
- テレアポのスキルや経験を活かせる職場はたくさんある
- 退職を決意したら、まずは退職後してからのプランを立てよう
テレアポを辞めるときには、今後のキャリアプランを考えた上で、早めの行動を心掛けましょう。
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