航空自衛隊を辞めたい4つの理由。退職前に確認すべき3つのことや転職先で活かせる3つのスキルを解説。

公開日: 2022.08.20
更新日: 2024.01.11
航空自衛隊を辞めたい

「航空自衛隊の仕事が辛くて辞めたい」
「自衛隊の仕事を退職したいけど、辞め方がわからない」

と思うことはありませんか?

航空自衛艦の仕事は精神的にも、肉体的にもきついと感じる方が多いです。

では、航空自衛隊を辞めてほかの仕事に挑戦したい、という場合はどうすれば良いのでしょうか?

そこで今回は、

  • 航空自衛隊を辞めたい理由
  • 航空自衛隊を辞めてもいい事例や辞める前に確認すべきこと
  • 航空自衛隊を辞めるメリット・デメリット

について詳しく解説します。

この記事を読めば、航空自衛隊を退職の流れや、転職先で活かせるスキルを確認できます。

ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

航空自衛隊を辞めたい4つの理由

航空自衛隊-辞めたい

航空自衛隊は、日本の平和を空から守る仕事です。

ほかの仕事では得られないようなやりがいを感じられる仕事ではありますが、離職率は非常に高い傾向にあります。

その多くの理由は、下記の4つが挙げられます。

  1. 上司の圧力が怖い
  2. 自由な時間がない
  3. 全国に転勤する可能性がある
  4. 精神的にも肉体的にもきつい

それぞれ順番に見ていきましょう。

1.上司の圧力が怖い

航空自衛隊を辞めたい理由は、上司の圧力が怖いことがあります。

民間の会社と比べて上司と過ごす時間も多く、上下関係が厳しいからです。

具体的には、

  • 度を過ぎた説教
  • いじめやパワハラ
  • 女性自衛官へのセクハラ

などが挙げられます。

体育会系の文化がある自衛隊では、上司の言うことは絶対だという風潮があり、ストレスを感じている自衛官は多いでしょう。

2.自由な時間がない

自由な時間がないことも、航空自衛隊を辞めたい理由に挙げられます。

スケジュールがきっちり管理されていたり、外出・外泊にも制限があったりするため、休みがあっても好きなように動けないからです。

また豪雨や台風などの自然災害が起きた場合、休日関係なくすぐに現場に行かなければなりません。

このような状況があるため、一般的な会社と違い、自由な時間がないケースが多いのです。

3.全国に転勤する可能性がある

航空自衛隊を辞めたい理由に、全国に転勤する可能性があることが挙げられます。

理由としては、駐屯地ごとの採用人数に限りがあるからです。

最初は希望する駐屯地に配属されたとしても、何年かすると、ほかの基地への転勤もあり得ます。

単身赴任で働いている自衛官もおり、全国転勤は辞めたいと感じる原因になっています。

4.精神的にも肉体的にもきつい

航空自衛隊の仕事は、精神的にも肉体的にもきついことが多いです。

自然災害や領空侵犯があった場合に迅速に対応すべく、日々厳しい訓練をおこなっているからです。

具体的には、下記のような訓練があります。

  • 飛行訓練
  • 遠泳
  • 長距離走などの体力訓練

このような訓練を繰り返す中で、肉体的・精神的なダメージが蓄積し、辞めたいと感じる人が多いです。

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航空自衛隊を辞めてもいい3つの例

航空自衛隊-辞めたい

航空自衛隊を辞めてもいい例について、3つ紹介します。

  1. スキルアップしたい
  2. ほかにやりたいことができた
  3. 家族との時間を大切にしたい

当てはまるものがないか、ぜひ参考にしてみてください。

1.スキルアップしたい

航空自衛隊を辞めてもいい例は、スキルアップしたい場合です。

戦略的なライフプランがあって、その上でキャリアプランを立てておけば、前向きに転職を進められるでしょう。

5年後・10年後にどんな仕事をしていたいか、といったイメージから逆算してキャリアプランを立てることが重要です。

スキルアップのようなポジティブな理由だと、辞める時に応援してもらいやすい、といったメリットもあります。

2.ほかにやりたいことができた

ほかにやりたいことができたときも航空自衛隊を辞めることで、人生が肯定する可能性があります。

人生には限りがあるので、やりたくない仕事を無理に続けるのは、時間がもったいないです。

明確に自分が目指している仕事があるなら、早い段階でその仕事に転職したほうが、やりがいを持って楽しく働けます。

使い古された表現ですが、人生は一度きりなので後悔のないような選択をしましょう。

3.家族との時間を大切にしたい

航空自衛隊を辞めてもいい例のひとつに、家族との時間を大切にしたいことがあります。

自衛隊は1日のスケジュールが決まっているため、ほとんど自由がなく、家族との時間も限られてしまいます。

たとえば、単身赴任で家庭内の関係が上手くいかなくなり、最悪の場合は離婚に繋がることもあるでしょう。

家族との時間を大切にしたいのであれば、時間の融通が利く、ほかの仕事の探すことをおすすめします。

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航空自衛隊を辞める前に確認すること3選

航空自衛隊-辞めたい

つぎに、航空自衛隊を辞める前に確認すべきことを解説します。

具体的には、下記の3つになります。

  1. 自分の適性を知る
  2. 得意分野と業種を見定める
  3. 即日退職はできないので気をつける

希望通りの転職を成功させるために、必ずチェックしてください。

1.自分の適性を知る

航空自衛隊を辞める前にやるべきこととして、自分の適性を知ることがあります。

誰しも得意な分野や不得意な分野があるように、性格・能力などにあった転職先を探すことは、人生の充実に繋がるからです。

具体的には適性を知ることで、下記のメリットがあるでしょう。

  • 才能を活かした仕事に就ける
  • 人材のミスマッチを防げる
  • 自分の強みが客観的にわかる

強みを活かしながら働くためには、自分の適性を知っておくことは、大きな武器になります。

2.得意分野と業種を見定める

航空自衛隊を辞める前に、得意分野と業種を見定めておくことも大切です。

理由としては、事前に得意分野と業種をしっかり確認しておくことで、集中して転職活動をおこなえるからです。

得意分野の見極め方としては、

  • 航空自衛隊として取得してきた資格
  • 好きな業務
  • 周りの先輩や同僚から褒められた経験

などを参考にすると良いでしょう。

また、自衛隊では再就職のための職業訓練プログラムもあるので、活用しながら興味がある仕事を探すのも良いでしょう。

3.即日退職はできないので気をつける

航空自衛隊を辞める前に気をつけることとして、即日退職はできない、というものがあります。

自衛隊法によって、退職をする際のルールが決められているからです。

具体的には、退職希望日の30日前までには、上官へ退職願いの提出が必要です。

階級によっては退職出来るまでに3〜4ヶ月かかることもあり、可能であれば半年ぐらい前から、退職の準備を進めておいた方がいいでしょう。

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航空自衛隊を辞める4つの方法

航空自衛隊-辞めたい

つぎに、航空自衛隊を辞める4つの方法について、解説します。

  1. 自衛隊法を確認する
  2. 隊長・上官に1ヶ月以上前に退職の意向を伝える
  3. 退職届を提出する
  4. 在職中から転職活動をおこなう

新しいキャリアを気持ちよくスタートさせるためにも、ぜひ参考にしてみてください。

1.自衛隊法を確認する

航空自衛隊を辞める際は、まず自衛隊法を確認しましょう。

辞めたいと思ったときに最初に確認しておくことで、退職の交渉や手続きなどが進めやすくなります。

退職については第31条や第40条に記載されており、上司が退職を承認しないケースについても記載されています。

スマートに退職するためには、自衛隊法の確認は必須です。

2.隊長・上官に1ヶ月以上前に退職の意向を伝える

航空自衛隊を辞めるためには隊長・上官に対して、1ヶ月以上前に退職の意向を伝える必要があります。

退職までに面談や各種手続があり、少なくとも1ヶ月ほどの時間がかかるからです。

階級が上がれば上がるほど、退職にかかる日数は長くなる傾向にあるため、早く伝えることに越したことはないでしょう。

円満退職のためにも、早めの連絡を心がけてください。

3.退職届を提出する

航空自衛隊を辞める方法は、退職届を提出することがあります。

自衛隊法にも記載されている通り、退職届を上申することによって、退職が認められます。

具体的には、直属の上司・さらに一階級上の上司との面談をした後、部隊長の許可が下りた段階で、退職届を提出しましょう。

また傷病などが理由で退職をするときは、診断書が必要になる場合があります。

詳しくは自衛隊法を見ながら、確認してみてください。

4.在職中から転職活動をおこなう

航空自衛隊を辞めるときには、在職中から転職活動をおこなうことが重要です。

既に転職先が決まっていれば退職もしやすくなり、退職後に次の仕事が見つからない、といったリスクも減らせます。

退職した後に転職活動をすると、生活費や転職資金を貯金から出すことになるため、余裕のある判断ができなくなるでしょう。

安定した精神状態で転職活動をおこなうためにも、在職中から転職活動をすることをおすすめします。

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航空自衛隊が転職先で活かせる3つのスキル

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ここでは、航空自衛隊が転職先で活かせるスキルについて、解説します。

  1. 協調性
  2. 忍耐力
  3. コミュニケーション能力

これらのスキルを存分に活かして、自分に合った転職先を見つけましょう。

1.協調性

航空自衛隊の転職先で活かせるスキルは、協調性があります。

自衛隊はプライベートの時間がほとんどなく、基本的にエリア内の基地で集団生活をするため、自然と協調性がつきます。

一般企業だと、部署や部門ごとにチームを組んでプロジェクト進めることが多いため、協調性は欠かせません。

集団行動を通して、高い協調性が身についている航空自衛隊は、新しく入社した会社でも問題なく働けるでしょう。

2.忍耐力

航空自衛隊が転職先で活かせるスキルとしては、忍耐力も挙げられます。

航空自衛隊は日々過酷な訓練をこなしたり、厳しい上下関係の中で生活をしたりしているため、一般のサラリーマンに比べて強い忍耐力を持っています。

転職先で理不尽なクレームや予期せぬトラブルに遭遇しても、難なく解決できるでしょう。

忍耐力のある人材を求めている会社は数多くあるため、間違いなく重宝されます。

3.コミュニケーション能力

航空自衛隊の転職先で活かせるスキルとして、コミュニケーション能力があります。

自衛隊の世界は上下関係が強く、礼儀作法にも厳しいため、目上の人とのコミュニケーションスキルが自然と身に付きます。

社会人として働く上で、コミュニケーション能力はIQや才能以上に重要です。

目上の人に可愛がられることで出世にも繋がるため、航空自衛隊で培ったコミュニケーション能力は一般企業でも十分に活かせます。

航空自衛隊を辞めた3つのメリット

航空自衛隊-辞めたい

ここでは、航空自衛隊を辞めたときの3つのメリットについて解説します。

具体的には、下記の3点が挙げられます。

  1. 仕事に楽しさを感じられる
  2. プライベートの時間が確保できる
  3. 連帯責任によるペナルティから解放される

今辛い思いをしながら働いてる人は、セカンドキャリアを考えるきっかけにしてください。

1.仕事に楽しさを感じられる

航空自衛隊を辞めたメリットは、仕事に楽しさを感じられることがあります。

一般の企業へ転職すれば、自衛官として感じていたストレスがなくなることで、これまで感じたことのなかった楽しさが見つかる可能性があります。

楽しく仕事ができることで頑張る活力も湧き、良い循環の中でキャリアを作っていけるでしょう。

仕事が楽しくなることで、人生そのものを前向きに考えられるようになる、というメリットもあります。

2.プライベートの時間が確保できる

航空自衛隊を辞めたメリットとして、プライベートの時間が確保できることがあります。

自衛隊は集団生活の時間が長く、起床・就寝時間も決まっていて、自由に使える時間がほとんど持てません。

自衛隊を退職すれば集団行動から解放されるだけでなく、休日は自分の思い通りに過ごせるため、精神的なメリットは大きいでしょう。

また、プログラミングを学ぶことでフリーランスエンジニアになれば、さらに自由な働き方も可能になります。

3.連帯責任によるペナルティから解放される

航空自衛隊を辞めたメリットとして、連帯責任によるペナルティから解放されることも大きいです。

自衛隊では常に集団行動なので、一人のミスでも連帯責任になり、規則違反として罰則も受けなければなりません。

たとえば、

  • 服装の乱れている
  • 整理整頓ができていない
  • ベッドメイクが汚い

など、一般の会社だと指摘されないような事柄でも、厳しいペナルティがあります。

連帯責任を受けるストレスが無くなると、解放的な気持ちで過ごせるでしょう。

航空自衛隊を辞めた3つのデメリット

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上記では辞めるメリットについて解説しましたが、航空自衛隊を辞めることによるデメリットもあります。

具体的には、下記の3つです。

  1. 年収が下がる
  2. 治療費や衣食住に困る
  3. 職を失うリスクが発生する

退職を考えている方は、辞めたときにこれらのデメリットを許容できるか、という視点でチェックしてみてください。

1.年収が下がる

航空自衛隊を辞めることで、年収が下がることがあります。

一般企業は自衛隊と違い、年収が市場の経済に影響されるためです。

自衛隊は公務員のため、安定した収入が得られますが、一般企業だと業績不振で年収が大幅に下がることも。

転職先を探すときは、業績が伸びていて年収が安定している会社を選ぶようにしましょう。

2.治療費や衣食住に困る

航空自衛隊を辞めたデメリットは、治療費や衣食住に困ることがあります。

自衛隊では衣食住や治療費に関して支援があり、自分で費用を支払うことがありません。

しかし、一般企業に転職すると食費や家賃、医療費などはすべて自己負担になります。

自衛官のときは考える必要のなかった費用が発生するようになるため、退職するときは、今後の生活費のことも視野に入れておきましょう。

3.職を失うリスクが発生する

航空自衛隊を辞めたデメリットは、職を失うリスクが発生することがあります。

自衛隊は公務員なので、何かしらトラブルを起こさない限りは、解雇になることはまずありません。

しかし、一般企業だと業績悪化により会社が倒産し、否応なく職を失うリスクがあります。

倒産リスクは常に頭に置いた上で、市場価値のあるスキルを身につけることが重要でしょう。

まとめ:航空自衛隊を辞めるときは、辞めるリスクを考えた上で決断しよう

本記事では、航空自衛隊を辞めたい方に向けて、退職するための方法や転職先で活かせるスキルについて、解説しました。

  • 航空自衛隊は精神的・体力的な辛さで、辞めたい人がたくさんいる
  • 航空自衛隊を辞める前に、辞めたときのリスクを考えておくべき
  • 航空自衛隊のスキルを活かせる転職先は、豊富にある

安定した公務員を辞めることで、家族や友人から反対されることもあるかもしれません。

今回の記事を参考に、メリットとデメリットをしっかりと考えた上で、悔いのない選択をしましょう。

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