プログラマーの職種とは?仕事内容や言語・年収・おすすめ試験を徹底解説

2024.01.17
プログラマーの職種とは

「プログラマーはどんな職種があるんだろう」
「プログラマーになるための方法や必要なスキルが知りたい」

と思うことはありませんか?

プログラマーになりたいと考えても、どの職種を選べば良いのか迷ってしまいますよね。

では、実際にプログラマーにはどのような職種があるのでしょうか?

そこで今回は、

  • プログラマーの職種について
  • プログラマーに求められるスキル
  • 初心者がプログラマーになるための方法

について詳しく解説します。

この記事を読めば、プログラマーの職種やなるための方法について知れます。

ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

プログラマーとは

プログラマーの男女

プログラマーとは、プログラミング言語を活用して、システムやソフトウェアの開発をおこなう職種のことです。

取り組む仕事内容によって、使う言語や業務の難易度が変わることも多め。

複雑な案件に関わるほど、年収も上がることは多いため、近年では人気のある転職先にも挙げられます。

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プログラマーの職種8選を解説

Web系プログラマーという職種の男性

ここでは、プログラマーの具体的な仕事内容や年収について解説していきます。

どのような言語を学ぶべきか、悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

プログラマー名 仕事内容 使用言語 おすすめの試験 年収
Web系プログラマー SNS、Webアプリなどのプログラミングに携わる
  • PHP
  • Ruby
  • Perl
  • Java
  • JavaScript
  • 基本情報技術者試験
  • 応用情報処理技術者試験
  • Ruby技術者認定試験
  • Oracle Certified Java Programmer
約500〜600万円
通信系プログラマー ネットワーク機器や通話システムなどの開発
  • Java
  • C
  • C++
  • シスコ技術者認定
  • ネットワークスペシャリスト試験
約500〜800万円
ゲーム系プログラマー ゲームアプリ、オンラインゲームの開発や制作
  • Unity
  • C++
  • C#
  • JavaScript
  • Swift
  • Ruby
  • Objective-C
  • HTML5
  • 基本情報技術者試験
  • 応用情報処理技術者試験
  • Ruby技術者認定試験
  • Oracle Certified Java Programmer
約300〜700万円
組み込み系プログラマー 電子機器、電化製品などの制限に関するプログラムの開発
  • C
  • C++
  • C#
  • Java
エンベデッドシステムスペシャリスト試験 約400〜700万円
オープン系プログラマー データベースや顧客情報のアプリ開発・構築
  • Java
  • C#
  • C+
  • PHP
  • Ruby
  • Python
  • JavaScript
  • VB.NET
  • Oracle認定Javaプログラマ(Oracle Certified Java Programmer)
  • PHP技術者認定試験
  • データベーススペシャリスト試験
約500〜600万円
汎用系システムプログラマー 幅広い情報処理作業のプログラム開発・システム構築
  • COBOL
  • Java
  • FORTAN
  • RPG
  • PL/SQL
  • 基本情報技術者試験
  • 応用情報処理技術者試験
約450〜600万円
セキュリティ系プログラマー 機器の導入やネットワークの開発・構築
  • C
  • C++
  • JavaScript
  • 情報処理安全確保支援士試験
  • CompTIA Security+
約400〜700万円
アプリケーション系プログラマー 幅広いアプリの開発
  • Java
  • C
  • C#
  • Ruby
  • PHP
  • Swift
  • Kotlin
  • システムアーキテクト試験
  • プロジェクトマネージャ試験
  • アプリケーション技術者認定試験
約400〜700万円

1.Web系プログラマー

Web系プログラマーは、WebサイトやSNSを制作・開発する方を指します。

通販サイトで入力された言語の商品表示したり、おすすめ一覧に表記される機能を追加したりと、ユーザーが扱う機能向上をおこないます。

また、Webプログラマーは下記の3種類に分類され、スキルや仕事内容によって名称が変わることも。

  • ユーザーが接触する、フロントエンド
  • 見えない部分の開発・修正をおこなう、バックエンド
  • システムの全体的な開発に取り組む、フルスタック

Webサイトに特化した仕事をおこなう方をWeb系プログラマーとして、ひと括りにすることは多いです。

2.通信系プログラマー

ネットワークに関わるプログラム開発をおこなう方を「通信系プログラマー」と言います。

仕事内容では、ネットワーク機器や通話システムの作成・開発をおこないます。

能力を活かすために、給料システム・請求書などの電子書面の開発に取り組む会社も少なくないでしょう。

データの送受信に関連するプログラミングを扱うので、企業の規模によっては高収入も可能な職種です。

3.ゲーム系プログラマー

ゲーム系プログラマーは、プログラミング言語を使ってゲームの制作・開発をします。

家庭で扱われるゲームから、

  • パソコンのオンラインゲーム
  • VRゲーム
  • スマートフォンのゲームアプリ

など、幅広く作成され、キャラクターを魅力的に動かしたり、BGMや効果音のコードを書いていきます。

開発するだけでなく、デザイナーやクリエイターと円滑に打ち合わせをおこなえるヒアリング能力を求められますが、達成感が大きい仕事です。

4.組み込み系プログラマー

電子機器に対して制限・制御のコードを書く人を「組み込み系プログラマー」と言います。

制御機能を組み込むことで、家電製品や電化製品のエラーや故障の原因を防ぐことが可能。

具体的には、

  • 冷蔵庫を開けっ放しにすることで音がなる
  • テレビやエアコンなどのリモコンでの遠隔操作
  • 洗濯機の中の水が規定の量に到達したときに水を止める

といった、プログラムの開発をおこなっています。

私たちの生活でも活用されている家電製品の開発に取り組まれているため、組み込み系プログラマーは需要が高いです。

5.オープン系プログラマー

オープン系プログラマーは、複数のパソコンや電子機器からインターネットの情報にアクセスできるようにシステムの開発をします

アクセス権のシステム開発をおこなうと、幅広いサービス業界や病院での業務が円滑におこなえます。

オープン系システムを用いることで、

  • 病院の患者のカルテや情報
  • 店舗の顧客の情報

など、利用ユーザーについて確認が可能。

仕事をスムーズにおこなったり、待ち時間を短縮したりと、日常生活に必須のシステムを構築します。

6.汎用系システムプログラマー

1台のコンピューターを利用しながら、多種多様な情報処理のシステム開発をする人を「汎用系システムプログラマー」と言います。

下記のように、重要な情報を取り扱うことが多いため、安全性を求められます。

  • 大企業の顧客情報
  • 公共機関のデータ
  • 金融機関の重要な非公開情報

莫大なデータの中から必要な情報を適切に抜き取り、安全に処理する必要があるため、緊張感の強い仕事です。

7.セキュリティ系プログラマー

セキュリティ系プログラマーは、情報セキュリティを取り扱うプログラマーです。

安全保障に特化したシステムの構築や運用、サイバー攻撃を防ぐための改善をおこないます。

ほかにも、依頼者からの要望を聞きながらシステムの提案・企画をしたり、システムが脆くなっていないかテストをおこないます。

そのため、セキュリティ系プログラマーは、責任感の高い方に向いている業務と言えるでしょう。

8.アプリケーション系プログラマー

パソコンやスマートフォンのアプリを開発するプログラマーを「アプリケーション系プログラマー」と言います。

スマートフォンが登場したことで、アプリケーション系プログラマーの需要は膨大です。

作成するアプリには、下記の4種類が存在し、分野にあった専門的スキルが求められます。

  • 会社での売上管理や計算などの作業を円滑にする「業務系アプリ」
  • ブラウザにあるChromeやSafariなどの「Webアプリ」
  • パソコンやスマートフォンでインストールされて利用できる「ネイティブアプリ」
  • ネイティブアプリとWebアプリを取り入れた「ハイブリッドアプリ」

プログラマーの中でも、iPhoneやAndroid端末で動作するスマホアプリの開発は、将来性の高い仕事です。

職種関係なしにプログラマーに求められる3つのスキル

プログラマーのスキルを磨く男女

職種を明確にして目標を決めることは大切ですが、プログラマーには共通するスキルが挙げられます。

ここでは、プログラマーに必須の能力や技術について紹介していきます。

  1. 協調性
  2. 論理的思考
  3. プレゼンテーション能力

どのスキルも必要不可欠な能力になるため、順番に見ていきましょう。

1.協調性

プログラマーに必要な能力として、協調性は必須です。

なぜかというと、プログラマーはプロジェクトチームで作業をおこなうことも多いからです。

具体的には、

  • スケジュールの調整
  • クライアントとの会議や打ち合わせ

など、プロジェクト単位で共有することが多いため、連携や報連相は必要不可欠。

協調性を持っていることで、会社内だけでなくクライアントとも円滑なやり取りをおこなえるので、大切なスキルと言われています。

2.論理的思考

論理的思考とは、別名ロジカルシンキングとも言われ、プログラマーに必要な能力と挙げられます。

その理由は、常に考えながら仕事をすることによって、新しい気づきを得られるから。

例えば、発生したエラーやトラブルに対して、

  • どうすれば作業が早く終わるか
  • 同じミスをしないために、どこを修正すればいいのか
  • 問題について、どのように社内に共有すべきか

といった、論理を立てる冷静な判断力が、プログラマーを成長させる糧となります。

プログラマーの仕事は、バグの問題が発生することが日常茶飯事なので、論理的思考は重要になるでしょう。

3.プレゼンテーション能力

プログラマーに必要なスキルは、プレゼンテーション能力です。

なぜかというと、会社によってはプログラムを開発するだけでなく、開発者自らが交渉をする事例もあるからです。

プレゼンテーション能力を持っていることで、

  • クライアントとの打ち合わせ
  • 上司や先輩との会議
  • 同期、後輩への相談

といった、状況の際にスムーズな情報提議や意思疎通が可能でしょう。

取引先だけでなく、社内での信頼や評価を得るためにも、必要なスキルと挙げられます。

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初心者がプログラマーになるための方法3選

プログラマーを目指す男女

では、未経験者や知識が無い方がプログラミングを学ぶためには、一体どうしたらいいのでしょうか。

ここでは、プログラマーになるための失敗しない学習方法について、解説していきます。

  1. 参考書で学ぶ
  2. 動画や学習アプリを活用する
  3. プログラミングスクールに通う

ひとつずつ紹介していきます。

1.参考書で学ぶ

初心者がプログラマーになるための学習方法として、参考書を読みながら学ぶことです。

本で学習することで、プログラマーという職種に対して具体的に知れるからです。

ほかにも、メリットとして下記が挙げられます。

  • プログラミングを体系的に学べる
  • IT用語や知識を吸収できる
  • ポケットリファレンスなど索引から調べやすい

プログラマーという職業に興味がある方は、プログラミング言語の書籍をひとつ買ってみると良いでしょう。

2.動画や学習アプリを活用する

動画や学習アプリを利用して学ぶ方法もおすすめです。

プログラマーになるためには、知識を吸収するだけでなく、実践のアウトプットも必要だから。

培った知識をすぐ行動に移すことによって、脳に記憶され、学んだことを忘れにくくします。

現役プログラマーも活用していた動画・学習アプリでは、

  • 専門的な動画講座が幅広く揃っている「Udemy」
  • 3分動画での学習と質問可能な「ドットインストール」
  • 初心者向きで分かりやすくヒント付きで学べる「Progate」

など、さまざまなアプリが存在するため、自分に合うものを見つけていくと楽しみながら学べるでしょう。

3.プログラミングスクールに通う

初心者・未経験者がプログラマーのなる学習方法のひとつとして、プログラミングスクールが挙げられます。

その理由は、挫折せずに最短で専門的知識を身に付けられるからです。

プログラミング言語を学ぶことは簡単ではないため、挫折率は約80%以上と言われています。

ですが、プログラミングスクールに通うことで、

  • プロのエンジニアや講師が具体的に教えてくれる
  • モチベーションの低下がしづらく、前向きな姿勢で学べる
  • 就職・就職の支援だけでなく、副業やフリーランスのサポートもしてくれる

といった、豊富なメリットを得られながら学習が可能なので、失敗せずに学べるでしょう。

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プログラマーや職種に関する、よくある4つの質問

男性プログラマーの疑問

ここでは、プログラマーに関係する質問について解説していきます。

  1. プログラマーの将来性は?
  2. 実際にプログラマーの仕事はきついのか
  3. 初心者がなりやすいプログラマーの職種とは
  4. プログラマーとエンジニアの違いが気になる

実際にどのような質問が挙げられているのか、気になる方はぜひご参考ください。

順番に見ていきましょう。

1.プログラマーの将来性は?

プログラマーの将来性は不安定ではないのかと思われがちですが、需要は右肩上がりで伸びると言われています。

なぜかというと、IT人材の不足は今後も続くと予測されているからです。

例えば、プログラマーがいなくなってしまうと、

  • SNS、アプリなどのWebサービス
  • テレビや冷蔵庫などの家電製品
  • スマートフォンやパソコンの電子機器

など、生活を支えている必需品の存在が足りなくなってしまいます。

このようなことから、プログラマーは日本だけでなく世界にも必要不可欠な存在のため、将来性が下がる確率は低いでしょう。

2.実際にプログラマーの仕事はきついのか

プログラマーと検索すると「仕事内容がきつい」と表記されることが多いです。

その理由は、納品が完了するまでは、残業してでも働かなければいけないから。

クライアントとの期日を守るためには、仕方がないとも捉えられますが、1年以上続いてしまうと嫌気が差す方は多いでしょう。

ほかにも、仕事がきつい理由として、

  • 人手が足りない
  • 学び続ける必要があるため、モチベーションを保ちにくい
  • プログラムのエラーが解消できないときつい

などが挙げられるため、自分で上手くやっていく工夫が求められます。

3.初心者がなりやすいプログラマーの職種とは

未経験者におすすめの職種として、以下が挙げられます。

  • Web制作や開発をおこなう「Web系プログラマー」
  • アプリ開発をする「アプリケーション系プログラマー」

なぜかというと、副業向けの案件が確保しやすいため、自分の力量を確かめやすく実践しやすいからです。

最近では、クラウドソーシングといった業務発注があることから、本職以外にも稼げる対象は多く存在します。

実務経験を積み、継続案件を維持できることでフリーランスの道にも近づけるでしょう。

そのため、初心者がプログラマーを目指す際は、Web系プログラマーやアプリケーション系プログラマーがおすすめです。

4.プログラマーとエンジニアの違いが気になる

プログラマーとエンジニアの違いは、任される仕事の範囲や求められる能力が違うことです。

プログラマーは、プログラムの開発など実践内容が多いですが、エンジニアはクライアントとの窓口から仕様書作成、状況によっては開発まで携わります。

スキルとしては、下記がそれぞれ重要視されます。

  • プログラマーは、プログラミングに関する専門的知識や技術
  • エンジニアは、コミュニケーション能力や管理力

また、エンジニアはシステム開発の工程に広く関わるため、年収もエンジニアの方が少し高めと挙げられることも。

このようなことから、プログラマーからエンジニアを目指す方は多いため、キャリアアップを目標にしてみるのもおすすめです。

まとめ:プログラマーの職種は多種多様に存在している

本記事では、プログラマーの職種や仕事内容、気になる質問について解説しました。

  • プログラマーは、職種によって求められる言語が変わる
  • プログラミングの理解だけでなく、社交性も求められる
  • プログラマーになるために学習は必要不可欠

IT業界の需要は高いため、未経験や初心者でもプログラマーに挑戦してみることはおすすめです。

ですが、簡単な道ではないため「どのようなプログラマーになりたいか」職種を明確にした上で学んでいくと、挫折せずに学習できるでしょう。

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