エンジニアのインターンに未経験で参加するメリット・デメリットを解説
「エンジニアのインターンは未経験でも参加できるか知りたい」
「未経験者向けエンジニアのインターンとはどんなものがあるのだろうか」
と思うことはありませんか?
エンジニアのインターンを申し込もうとしても、未経験で大丈夫なのかどうかで迷ってしまいますよね。
では、未経験者がエンジニアのインターンに参加するにはどのようにすれば良いのでしょうか?
そこで今回は、
- エンジニアのインターンについて
- エンジニアのインターンに参加する企業とは
- エンジニアのインターンに参加するメリット・デメリット
について詳しく解説します。
この記事を読めば、エンジニアのインターンに未経験でも参加する方法がわかります。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
エンジニアのインターンとは
こちらでは、エンジニアのインターンについて基本事項を解説していきます。
未経験で申し込むのであれば、基本的なことから知っておかなければいけません。
- インターンの基礎知識
- 実務未経験でエンジニアのインターンは可能なのか
- プログラミング未経験者でインターン参加の方法
それぞれ見ていきましょう。
1.インターンの基礎知識
インターンとは、インターンシップのことで、主に大学生が仕事を体験する場として参加します。
エンジニアを目指す学生にとって、インターン経験は非常に貴重なので人気があるのです。
- インターンシップとは、企業や職場を理解できるよう提供されている仕事体験の場
- エンジニアのインターンでは、WEBサービスやアプリケーションのコーディングや企画・設計をおこなう
- エンジニアの種類により、請け負う業務が異なる
インターンシップを正しく認識したうえで、事前に参加方法を確認しましょう。
2.実務未経験でエンジニアのインターンは可能なのか
実務が未経験でも、エンジニアのインターンに参加できます。
実際の経験ではなく、
- ポテンシャル
- 技術やスキル
- 成果物
などにより、参加の可否が判断されるのです。
ただし、プログラミングの知識があることに越したことはありません。
自分の得意なものがひとつでもあれば、ポテンシャルで採用される可能性が高まります。
3.プログラミング未経験者でインターン参加の方法
プログラミングがまったくの未経験だと、インターンに参加するのはかなり難しいといえます。
なぜなら、インターンでは、プログラミングの現場仕事が大半だからです。
ただし短期のインターンシップであれば、以下のようなアピールにより、参加できることもあります。
- 熱意
- コミュニケーション力
- プログラミング以外の得意分野
準備できる期間があるのなら、基礎だけでもプログラミング言語を習得しておくことがおすすめです。
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エンジニアのインターンに参加する企業3選
エンジニアのインターンに参加している企業をご紹介します。
企業の種類がわかれば、対策もしやすくなるでしょう。
- Webサービス・スマホアプリなどの自社開発企業
- AI/人工機能/ブロックチェーンなどの最先端企業
- SIer系企業
ひとつずつその特徴と内容を見ていきます。
1.Webサービス・スマホアプリなどの自社開発企業
エンジニアのインターンに参加する企業として、Webサービスやスマホアプリなどの自社開発企業が挙げられます。
自社のサービスを維持したり、新規開発に携わったりできるエンジニアをいつも募集しているのです。
自社開発企業の例は以下の通り。
- Google Japan
- LINE株式会社
- 株式会社マネーフォワード
企業独自のサービスを開発・維持することに貢献できます。
2.AI/人工機能/ブロックチェーンなどの最先端企業
AI/人口機能/ブロックチェーンなどの最先端企業も、エンジニアのインターンを募集しています。
とくに最先端の技術に参入している企業は、平均年齢も若い傾向にあります。
募集している企業には、
- 株式会社ディー・エヌ・エー
- 株式会社EXIDEA
- 株式会社マクニカ
と事例があり、それぞれ募集時期もありますので、早めにチェックしておくことをおすすめします。
3.SIer系企業
インターンを募集する企業の中には、Sier系企業もあります。
Sler企業は、クライアントである企業からさまざまなアプリケーション・ソフトウェアの依頼を受けていて、人手が常に必要だからです。
SIerにも種類があり、以下のとおり。
- メーカー系
- 独立系
- ユーザー系
さまざまな案件が入ってくるので、参加すれば良い経験ができるでしょう。
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エンジニアのインターンに挑戦するメリット7選
エンジニアのインターンに挑戦するメリットをご覧ください。
インターンに参加することで得られるものは大きいといえます。
メリットを感じられれば、ぜひチャレンジを検討すべきです。
1.業界知識が自然と身につく
エンジニアのインターンに参加すると業界知識が身につけられます。
プログラミングを学習するだけでは、今の業界がどのような課題を持ち、可能性があるのかはわかりづらいです。
最前線で働く企業に身を置いてこそ、感じられるものがあります。
インターンに参加して、社員の方々はもちろん、できるだけ多くの人に関わっておくのがおすすめです。
2.自身の適性がわかる
自身の適正がわかるのも、エンジニアのインターンに参加するメリットといえます。
仕事をやってみると、イメージと違ったということは往々にしてあるからです。
インターンに参加して、以下を確認してみましょう。
- 自分のスキルや特性は、エンジニアに適しているのか
- 自分のやりたいことを、エンジニアで達成できるのか
インターンに参加することで、ほかの人よりも早く、自分の適正がわかるのです。
3.現場で役立つ技術を習得できる
エンジニアのインターンに参加すると、現場で役立つ技術を習得できます。
なぜなら、現役で働いている社会人と一緒に仕事ができるからです。
学習をしている立場と、実際にクライアントのために何かを作り上げる立場は違います。
実際に役立つプログラムやシステムを作っている現場で、自分の知識がさらにブラッシュアップされるでしょう。
4.プログラミング以外で必要なスキルがわかる
エンジニアのインターンとして働くことで、プログラミング以外にも必要なものが何かがわかるでしょう。
チームでプロジェクトを進めていたり、リモート環境で自己管理を求められたり、職場で求められることはたくさんあるからです。
例えば、エンジニアには以下のようなスキルが必要だと言われています。
- コミュニケーション力
- 自己管理能力
- 論理的思考力
- プレゼン能力
実際に働いてみると、自分の強みや弱みがわかるでしょう。
5.就職で有利になる
エンジニアのインターンとして働くと、就職で有利になる可能性があります。
なぜなら、ただ単に学習しているだけだと、客観的な評価がしづらいからです。
実際に職場で働いた実績や成果物などがあれば、客観的評価として提示できます。
インターン先企業に貢献するのは大前提ですが、参加することで就職で有利になるでしょう。
6.現役のエンジニアから直接教えてもらえる
現役のエンジニアと直接触れ合えるのも、エンジニアのインターンに参加するメリットといえます。
現役のエンジニアから直接教わったり、働いている場面を見たりできる機会は限られているからです。
将来エンジニアを目指すのであれば、現役エンジニアと関わるのは、決して無駄ではないはずです。
7.報酬が貰える
エンジニアのインターンに参加すると、報酬が貰える場合があります。
インターンで必ず報酬が貰えるわけではありませんが、一定数は報酬を支払うインターンもあるのです。
リクナビの就活準備ガイドでは、給与・報酬ありのインターンシップに参加したことある人は、全体の約16.4%というデータもあります。
きちんと探せば、報酬が貰えるインターンに参加できるかもしれません。
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エンジニアのインターンに参加するデメリット4選
エンジニアのインターンに参加するデメリットも見ていきましょう。
メリットだけだと、後々こんなはずじゃなかったと困ってしまうことにもなり得ます。
- 競争率が激しい
- 学業との両立が大変
- 選考の一部と見なされてしまう
- 時間の無駄になってしまうことがある
それぞれ解説していきます。
1.競争率が激しい
エンジニアのインターンにおけるデメリットは、競争率が激しいこと。
エンジニアは人気のある職種なため、応募する人が多いのです。
とくに、以下のようなインターンは競争率が高くなります。
- 短期
- 報酬が発生する
- 大手企業
誰もがいきたくなるようなところだと、競争も激しくなり、参加できない可能性もあります。
なので、早めに情報収集しておくのがおすすめです。
2.学業との両立が大変
学業との両立が大変なことも、エンジニアのインターンに参加するデメリットです。
長期のインターンでは、経験を積んでいくとそれだけ任されることも増えてきます。
やりがいを感じて参加できるのは良い反面、本業である学業がおろそかになってしまっては、元も子もありません。
時間管理を徹底して、両立させなければならないことを理解しておきましょう。
3.選考の一部と見なされてしまう
インターン先企業の中では、採用の材料として考えているところもあります。
なぜこれがデメリットかというと、中途半端な気持ちで参加したのが伝わると、採用でマイナスの評価となる可能性があるからです。
中途半端に参加して、受け身でいると、自発的に動けない人だという印象を与えてしまいます。
参加させてもらうことに感謝をして、前向きに取り組むようにしてください。
4.時間の無駄になってしまうことがある
ただ単にインターンに参加しても、時間の無駄になってしまうことがあります。
なぜなら、目的や目標がないと、ちょっと嫌なことがあるだけで、投げ出したくなってしまうからです。
良いことばかり考えて、自分に明確な目標がないと、つまらなくなったときに、ただ時間を潰すだけになります。
しっかりと目標を立てて、参加しましょう。
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エンジニアのインターン:長期と短期での違い
エンジニアのインターには、長期と短期があり、それぞれの違いを解説します。
なぜなら、長期・短期ともに良し悪しがあるからです。
- 短期と長期のインターンで異なるのは期間
- 短期のインターンで多い職種
- 長期のインターンで多い職種
あなたに向いているものを見つけてください。
1.短期と長期のインターンで異なるのは期間
短期と長期のインターンで異なるのは、参加する期間になります。
インターン先の企業により、募集条件が異なるのです。
短期・長期の目安は以下のようになります。
- 短期インターンの期間:1日〜3ヶ月未満
- 長期インターンの期間:3ヶ月〜2年
学業との両立やご自身のやりたいことを考えて、適切なものに応募しましょう。
2.短期のインターンで多い職種
短期のインターンでは、
- フロントエンジニア
- システム構築のエンジニア
といった職種が多いです。
ですが、1週間程度の短い期間では、職種や会社の説明を聞いたり、簡単な職場体験だったりと、任せられる開発案件がほとんどないでしょう。
もし本格的にエンジニアを体験したいのであれば、1ヶ月以上のものを選ぶことが大切です。
3.長期のインターンで多い職種
3ヶ月以上の長期インターンでは、以下のような職務内容が多いです。
- チームの一員として開発業務に携わる
- Webアプリケーション制作
- プロダクト作り
長いインターンでは責任も発生しますが、より具体的なエンジニアとしての仕事を経験できます。
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未経験のエンジニアインターンでよくある3つの質問
未経験でのエンジニアインターンについて、よくある質問に答えていきます。
みなさんが抱えている問題がわかれば、あなた自身の問題解決も早まることでしょう。
- コーディングテストってどんなものが出るのか知りたい
- 文系でもAI系の開発インターンに参加できるのだろうか
- 学生でエンジニア向けインターンって申し込めるの?
ひとつずつ見ていきます。
1.コーディングテストってどんなものが出るのか知りたい
コーディングテストに出る問題は、以下のようなスキルを問われるものです。
- プログラミングのアルゴリズムを理解しているか
- 計算量をしっかりと抑えられているか
結果はもちろんですが、問題を解く過程や考え方が見られています。
例としては、初乗り◯円で、距離毎の加算料金が△円としたときの、タクシー代を計算するプログラムの作成などが挙げられます。
プログラミング学習から、さまざまな問題にチャレンジして備えましょう。
2.文系でもAI系の開発インターンに参加できるのだろうか
文系でもAI系の開発インターンへの参加は可能です。
実際に、AI系の開発をしている会社で、未経験者向けの募集は存在します。
ただし、経験できる仕事が限られたり、応募しても通過しにくかったりすることもあるでしょう。
できる限りアピールできるよう、ご自身でもプログラミングを学習しておくことをおすすめします。
3.大学生でエンジニア向けインターンって申し込めるの?
エンジニア向けのインターンには、大学生でも申し込めます。
インターンシップは、働く前の学生に向けたものだからです。
なので、大学1年生や2年生の方は、インターン枠を勝ち取るために、プログラミング学習とポートフォリオ作りに取り組んでおくのがおすすめ。
募集要項を確認し、興味のあるものはドンドン応募してみましょう。
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まとめ:未経験でエンジニアのインターンに参加できれば、メリットはたくさん
当記事では、エンジニアのインターンに未経験で参加するための情報をお伝えしてきました。
- エンジニアのインターンとは、実務未経験の学生でも参加できる
- エンジニアのインターンに参加する企業はさまざま
- エンジニアのインターンに参加するときは、メリット・デメリットどちらも理解して応募しよう
エンジニアのインターンは人気のあるインターンシップです。
未経験でも参加できる先もありますが、持っているスキルやご自身の強みを正しくアピールすることが大切。
参加できれば、日々のインプットに加え、成長がさらに早まります。
いろいろな企業が募集しているので、まずはどんなものがあるかチェックしてみましょう。